渡辺製麺「風来軒 宮崎とんこつ」 - 渡辺製麺

渡辺製麺「風来軒 宮崎とんこつ」



湖池屋の「スティックカラムーチョ 特製ホットチリ味」を食べました。2日前に紹介した「激辛選手権」の湖池屋サイドですね。こちらも激辛企画の割に刺激は全然だったんですけど、焙煎したような唐辛子の芳ばしさとエスニック感の漂う香辛料の複雑味が印象深く、オリジナルの路線を尊重しつつ実直にブラッシュアップさせたような仕上がりが実に好印象。ことスパイス感に関しては特有の粉っぽさを感じるほどで、先日の「ポテとんがらし ドッとチリチキン味」が一瞬で霞んでしまいましたw カラムーチョらしく絶妙な酸味が旨味を引き立てていて、まさにワンランク上のスティックカラムーチョ、って感じですね。今回の企画、私は湖池屋に一票です。(後で調べてみたら、やはり優勝したのは湖池屋だったみたいですね。)

さて、本日の一杯は、渡辺製麺の「風来軒 宮崎とんこつ」です。月一で定期的に発売されている渡辺製麺のローソン専売カップ麺で、「ラーメンデータバンク有名店コラボ」の第4弾。ちょっと面白いのが、「一般的な監修商品は『店の味に近づける』というものが多いなか、本商品は『店の味をベース』にコンビニ向け商品として、『風来軒』の大きな特徴である『こってりとしたとんこつスープ』という個性を最大限に活かしたおいしい商品を完成させ」たというコンセプト。つまり、お店のメニューを再現しているのではなく、あくまでも店主が監修したオリジナルカップ麺ということですね。実際のラーメンを知らない私としては好都合なのですが、そうなってくると単純にカップ麺として価格に見合った価値が見出せるかどうか、という部分に総評のスポットが当たります。相変わらず税込298円という強気な価格設定なので、それなりのハードルで行きますよ。





は、「氷結乾燥したノンフライ麺」で、「生めんに近いもちもち感が楽しめ」るとのこと。いつもの旧世代感が否めない氷結乾燥ノンフライ麺で、湯戻し4分の段階だとゴリゴリとした食感や、ネガティブなノンフライ麺らしいクセを感じます。で、今回のスープと合わせるには随分と麺勝ちしているような印象を受けました。氷結乾燥ノンフライ麺は小麦の風味と香りが強いんですけど、それが前半から思いっきりスープに滲み出していて、いかにも戻し湯で作りました的なカップ麺のネガティブさがスープに強く反映されてしまっているというか、今回は小麦感の強さが仇となっていました。時間が経てばスープの馴染みも向上してくるのですが、馴染んでくる頃合いには強い小麦感が必然的に増長して更に幅を利かせてくるし、麺の加水率に豚骨が追い付いてなかったので、やっぱりバランスが悪かったです。

スープは、「クリーミーでこってり濃厚な豚骨スープ」とのこと。おっと…随分とタレ勝ちしている豚骨スープですね。もはや豚骨控えめな醤油豚骨スープと言っても過言ではなく、むしろ体感的な割合としては、醤油(タレ)7:豚骨3。製品説明にあるような豚骨の “クリーミー” さとか、 “こってり濃厚” なエッセンスは微塵も感じられませんでした。税込298円のスープにしては個性の無い仕上がりで、旨味やコクに欠ける浅い味わいにガックリ…。それなりに動物性の油脂成分による油脂感はあるのですが、ベースに豚骨の濃度を感じない為、豚脂の相乗効果は得られず。そして麺の項目でも触れましたが、旨味やコクが希薄だったせいで、初っ端から滲み出していた小麦の戻し汁的な風味が安っぽい雰囲気を増長させていて、まさに負のスパイラルに陥っているような状態。タレ押しということで塩気も強く、これをキレと取れなくもないのですが、ここまで塩分を効かせなければいけないほど豚骨が濃厚ではなかったので、単純にバランスが悪いというか、このスープに豚骨ラーメンとしての価値が自分には見出せませんでした…すいません。

かやくは、「叉焼、ネギ、海苔」とのこと。叉焼の質は低く、税込298円の肉具材として、あまりに頼りなく、チープさが否めません。おそらく汎用だと思うんですけど、今回はスープの関係か若干ケミカルな風味が鼻に付いたし、あんまり美味しくなかったです。ネギは風味があって良かったのですが、量的に飾りですね。で、海苔の存在価値が微妙。魚介の効いたスープや家系など、磯の相乗効果が得られるスープだったり、どっしりと濃厚な路線では効果を発揮するトッピングですが、今回のスープは豚骨の濃度が低かったので、海苔の必要性が見出せなかったです。海苔自体は芳ばしくて美味しかったんですけど、キミなんでココにいるの? みたいな。ちなみに大きさは特筆すべきことのないサイズで、枚数は1枚でした。

(標準は★3です)

有名店監修のハイエンド商品にしては個性が感じられなかったことと、それ以前にカップ麺として厳しいと感じたので、このような総評とさせていただきました。お店のメニューを再現したカップ麺ではないので、再現度云々は扨置いたとしても、没個性は元より、麺の小麦感がスープに悪影響を及ぼしていたり、そもそもの麺とスープの相性や、海苔の必要性など、イマイチこう全体が噛み合ってなかったというか、しかもコレで税込298円ですからね。ひとつのカップ麺として評価した場合、厳し目に見ざるを得ませんでした。いや、200円前後でも買わないかも…。せっかくカップ麺ならではの味わいというコンセプトだったので、そこを活かして欲しかったんですけどね。このような仕上がりだと、カップ麺ならではというよりも、所詮カップ麺だし…みたいな、そんなネガティブな印象が先行しそうな雰囲気が残念でした。お世辞にもコストパフォーマンスに優れているとは言えないし、これよりも完成度が高くて300円で釣りの来る豚骨味のカップ麺は他に沢山ありますから、わざわざ狙って定価で買うほどの価値は無いと思います。パッケージには “ラーメンデータバンク 味保証” の太鼓判が押してありますけど、あくまでも味の保証をしているのは実際のラーメンで、このカップ麺に対しての太鼓判ではないような気がしました。ここまで書いた段階でお店の情報を軽く調べてみたのですが、材料は水と豚骨のみで作った丁寧なスープに中太の縮れ麺を合わせているそうで、今回のタレ勝ちした豚骨スープではなく、しっかり豚骨が濃厚な一杯なんだろうなー、って。お店の豚骨ラーメンが純粋に気になったので、今度は他社から「店の味に近づける」という “一般的な監修商品” のコンセプトに基づいて再現してもらいたいです。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:風来軒 宮崎とんこつ
製造者:渡辺製麺
内容量:115g (めん60g)
発売日:2016年5月24日 (火)
発売地区:全国 (LAWSON)
希望小売価格:298円 (税込)
JANコード:4979385805356

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:-
調理時間:熱湯4分
小袋構成:4袋 (めん・乾燥具材・特製スープ・海苔)

~標準栄養成分表~

1食 (115g) あたり

エネルギー:378kcal
たん白質:16.3g
脂質:10.5g
炭水化物:54.5g

(食塩相当量:7.9g)

原材料名:めん(小麦粉、食塩)、ポークエキス(大豆・ゼラチンを含む)、醤油、チキンエキス、豚脂、食塩、味付豚肉、たん白加水分解物、砂糖、ポークパウダー、粉末油脂(乳成分を含む)、酵母エキス、ネギ、海苔 / 調味料(アミノ酸等)、かんすい、着色料(クチナシ、カラメル)、酸化防止剤(V.E、V.C)、増粘剤(グァーガム、カラギーナン)、リン酸塩(Na)、乳化剤、香料、香辛料抽出物

引用元URL:https://www.value-press.com/pressrelease/162390

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