サンヨー食品「サッポロ一番 田子ノ浦部屋監修 がっぷり鶏塩ちゃんこラーメン」 - サンヨー食品

サンヨー食品「サッポロ一番 田子ノ浦部屋監修 がっぷり鶏塩ちゃんこラーメン」



遅れ馳せながら、「カマンベールてりたま」を食べました。てりやきマックバーガーに玉子という安定の “てりたま” ですから、まぁ美味しいわけなんですけど、新登場となったカマンベールチーズの存在感が…w いや、カマンベールチーズ特有のまろやかさは感じられるのですが、どうもそれを活かしきれていないというか、まろやかさがボンヤリとしたイメージを与えてしまっているというか、ちょっとイメージと違ったんですよね。通常版が単品で360円、カマンベール版が単品で390円になるので、30円プラスでチーズ入りが食べられるのですが、良くも悪くもメリットが感じられなかったです。いつものスライスチーズなら、印象も違っていたかもしれません。私はクーポンを使って購入したので、370円の支払いだったんですけど、これなら通常版20円引きのクーポンでよかったかなー、って。そう考えたらカップ麺って基本的にコスパが高いですよね! 一般的なカップ麺なら高価格帯の製品でも基本的に値段設定は300円が限界値ですし、それで1食が満たせると思えば、なーんだ安いもんじゃないか…って、こういうこと書いてるとコスパの基準がブレそうw

さて、本日の一杯は、サンヨー食品の「サッポロ一番 田子ノ浦部屋監修 がっぷり鶏塩ちゃんこラーメン」です。エースコックに負けず劣らず、コラボ商品の多いサンヨー食品ですが、まさか相撲部屋とのタイアップとは予想外の展開でしたw 田子ノ浦部屋監修ということで、相撲部屋らしく “ちゃんこ鍋” がテーマになっているようです。いやいや、面白いじゃないですか。こういう遊び心がサンヨー食品らしいですよね。私は相撲部屋のリアルちゃんこは未体験なので、あくまで一般的なイメージを思い浮かべての実食です。で、「がっぷり」という単語が聞きなれないものだったので、何だろう…と、疑問に思って調べてみたら、「相撲などで、しっかりと組み合うさま。」という意味なんですね。ガッツリとか、食べ応えがあるぞ、みたいな意味合いの単語かと思ってましたw 日本の国技なのに、お恥ずかしい…





は、「張りとコシがある幅広の麺」で、「スープとよく絡」むとのこと。250円オーバーのノンフライ麺なので、さすがに美味しいですね。断面の四角い存在感のあるノンフライ麺で、表面の張りがサンヨー食品らしいノンフライ麺です。小麦っぽい風味も強いのですが、あくまでも自然に香っていて、存在感がありながらも嫌味に感じられません。躍動感のある力強い食感と強めの風味から、ベースのスープだけで言えば少し主張が強いようにも思えるのですが、今回は黒胡椒のインパクトがあったので、バランスとしては良かったです。ただ、麺自体の塩気が強めだったので、そこが少し気になりました。麺の量は60gと意外に少なくて、相撲部屋のイメージとしても控えめな麺量に思えたのですが、今回は具材にボリュームがあったので、結果的に量的な物足りなさは感じなかったです。

スープは、「チキンエキスのうまみをベースに、ガーリックやジンジャーをきかせ、あっさりとしていながらしっかりとうまみが強い清湯系スープに、野菜を煮込んだ風味を合わせ、鍋で煮込んだような味わいに仕上げ」たとのこと。今回は具材に野菜が多かったので、それもイメージとして繋がったのですが、方向性はタンメンに近いような印象を受けました。ただ、ガーリックやジンジャーなどの香味野菜が強めに効いていて、やや塩分濃度も高めだったので、味付としては濃いめ。やっぱりハードな相撲部屋監修なので、それなりに塩分も必要なのかなー、って(漠然としたイメージw)こってり感はありませんが、なかなか飲み応えのある太いスープに仕上がっています。香味食用油によるものと思われる調理感も印象的で、それがタンメンらしさを増長させているようでした。さらに具材のキャベツや椎茸から滲み出る旨味もスープの味として寄与していて、押しが強くありながらも様々な旨味が感じられるというか、繊細さも垣間見せてくれるというか、なんかこう、お相撲さんらしいなー、って(漠然としたイメージw)鍋っぽいかと言われれば微妙な感じだったんですけど、調理感のあるタンメンっぽい雰囲気の塩スープで美味しかったです。フリカケの主張(特に黒胡椒)も強かったのですが、もともと私は黒胡椒が好きで耐性も強いので、爽やかな刺激を素直に楽しめました。

具材は、「キャベツ、鶏つみれ、人参、椎茸を組合せ」て、「田子ノ浦部屋特製ゴマふりかけ、切り胡麻、黒胡椒を使用した『特製ふりかけ』を別添」とのこと。キャベツはタンメン的なスープと相性が良く、かなり量が多くて好感が持てたし、最後までザクザクと食べ応えがあって、スープの調理感や塩気と黒胡椒のパンチから、より一層キャベツの存在感が光っているようでした。鶏つみれのクオリティも高く、きちんと鶏肉らしい旨味が感じられ、自然な食感と風味が好印象。以前もタテ型のカップ麺で出会ったことのある肉具材ですが、このクオリティであれば東洋水産の鶏肉団子にも匹敵する肉具材だと思います。人参は見た目にも鮮やかで、コリコリとした食感がアクセントになっていたし、椎茸も旨味がスープの味に寄与していて、これがまた量も多く、歯触りも風味もリアルで美味しかったです。で、別添のフリカケなんですけど、想像以上に黒胡椒の含有量が多く、黒胡椒好きとしては嬉しいポイントだったのですが、このインパクトで評価が分かれそうな気がしました。切り胡麻のアクセントは、さすがサンヨー食品、塩スープとの相性が良くて美味しかったです。私はカップ麺に黒胡椒を入れる時、こんなもんじゃ済まさないので、それなりに耐性がついちゃってるんですけど、そうじゃなかったら予想以上の刺激を感じるかもしれません。前半はフリカケを入れずにオリジナルのスープを楽しみ、途中で入れて味変するのが最良だと思います。

(標準は★3です)

カップ麺の中では強気なハイエンドプライスなので、それを踏まえたら★4が妥当かなー、とも思ったんですけど、今回は具材に対する充足感が非常に高く、それを加味して★ひとつプラスしました。黒胡椒の主張が評価を二分しそうな雰囲気ではあったものの、黒胡椒の効いた野菜たっぷりタンメンとして食べたら素直に楽しめるカップ麺だと思います。ちゃんとフリカケは別添になっているので、主張の強い黒胡椒を飼い慣らすためにも、アクセントとして機能するように各自で主張を調節するのがポイントになってくるでしょう。黒胡椒を入れるタイミングと量の調節さえ間違えなければ、値段を踏まえても納得できる仕上がりかと思います。これが相撲部屋の “ちゃんこ” なのかは判断しかねますが、黒胡椒の効いた力強い野菜たっぷりタンメン的なイメージで素直に美味しかったし、スープの調理感が印象的で、具沢山な感じがイメージに当て嵌まっていて良かったです。あとは一見して誰にでも分かるように、「特製ふりかけは途中で入れよう!」みたいな説明があったら、随分とイメージアップするように思うんですけどね。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:サッポロ一番 田子ノ浦部屋監修 がっぷり鶏塩ちゃんこラーメン
製造者:サンヨー食品
内容量:108g (めん60g)
発売日:2016年2月8日 (月)
発売地区: 全国
希望小売価格:250円 (税別)
JANコード:4901734026983

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:470㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋 (液体スープ・かやく・ふりかけ)

~標準栄養成分表~

1食 (108g) あたり

エネルギー:335kcal
たん白質:10.0g
脂質:7.9g
炭水化物:55.9g
ナトリウム:2.8g
(めん・かやく:0.9g)
(スープ:1.9g)

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:335kcal (めん・かやく:269kcal / スープ:66kcal)
食塩相当量:7.1g (めん・かやく:2.3g / スープ:4.8g)

原材料名:めん(小麦粉、植物油脂、食塩、大豆食物繊維、粉末卵)、スープ(食塩、チキンエキス、香辛料、豚脂、たん白加水分解物、糖類、植物油脂、野菜エキス、鶏脂、デキストリン、酵母エキス、香味食用油、発酵調味料)、かやく(キャベツ、味付鶏つみれ、人参、ごま、椎茸、こしょう)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、香料、クチナシ色素、レシチン、増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、(原材料の一部に乳成分を含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉

引用元URL:http://www.sanyofoods.co.jp/products/more/more_product_0512.html

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