セブンプレミアム「地域の名店 博多だるま」 - セブンプレミアム

セブンプレミアム「地域の名店 博多だるま」



今年も「Mini Moto 4h耐久ロードレース」に出場するため、4月12日の本戦に備え、今日から友人と共に鈴鹿へ行ってきます。練習走行と移動時間も考慮し、3泊4日。私はお手伝いなんですけどね(笑) というわけで、本日の記事は予約投稿です。

さて、本日の一杯は、セブンプレミアムの『地域の名店 博多だるま』、製造者は明星食品です。2007年7月23日から発売されていて、最終リニューアル日は2014年9月29日とのこと。販売地域は近畿以西となっています。何を隠そう「地域の名店 博多だるま」これこそが私のマイベストオブカップ麺なんです!未だ嘗てこれを超えたカップ麺に出会ったことがありません。しかし、それは2014年に行われたリニューアル前の話。麺も今までは、バリカタ,硬め,普通(1分半,2分,3分)と湯戻し時間をユーザー側で調整できるという工夫が凝らされていたのですが、最終リニューアルから2分と固定になっているのがちょっと引っかかりますね。リニューアル後の製品は今回の実食が初となるのですが、写真で見ると焼豚も四角いものから丸型に変わっているようですし、何より最も懸念しているのは、あの豚骨特有のクセやスープのザラついた舌触り、豚脂の風味や豚骨臭などが失われていないかどうかということ…。あーなんかドキドキする。ちなみにリニューアル前の製品は記事になっていませんが、★をつけるとしたら文句無しの「★9+」です。





は、『2分で戻す硬めで歯切れのよい極細ストレート麺』で、『独自の配合で博多特有の食感を追求し』たとのこと。博多麺の質感を見事に再現しています。やはりこの手の麺に関しては、完全に明星食品の独擅場ですね。他社の追従を許さないような出来栄えです。博多麺らしい爽快な歯切れの良さに、ややボソッとした低加水麺特有の独特の粉っぽさまで再現しているのが素晴らしいですね。その粉っぽさによって小麦の甘味もより豊かに感じられ、鼻を抜けるような強い小麦感が印象深く、豚骨スープとの相性は最高でした。替え玉プリーズw ちなみに私は撮影時間などのタイムラグがあるため、この手の麺は熱湯0分調理で食べます。今回は湯戻し時間が2分と固定指定されていますが、リニューアル前は1分でも食べられた麺ですから、まあ問題ないだろうとw(※熱湯0分調理:最初にフタを完全に剥がしてしまい、あらかじめ湯煎しておいたスープなどの内容物を熱湯を注いだらすぐに入れて調理してしまうこと。)バリカタ好きにオススメの調理方法です。

スープは、『豚骨をふんだんに使用した炊き出しスープを使用し、豚背脂を浮かせた濃厚な豚骨ラーメンスープに仕上げ』たとのこと。懸念していた不安要素が見事に的中…。リニューアル前よりも明らかに豚骨臭が控えめになっていて、若干ですがスープが軽くなったような印象を受けました。そもそもリニューアル前が秀作過ぎたんですけどね。それでも既存のカップ麺の豚骨スープと比較すると、まだまだクセのある部類に入りますし、豚骨臭が控えめになったとは言え、何とか牙は残っていました。まず明確に豚骨が中心となっていることが分かり、豚骨特有のコクのある甘味、豚脂の風味、鼻につくような豚骨臭、骨粉を思わせるザラつき、こういったクセのある豚骨感は数あるカップ麺の中でも圧倒的だと思います。スープを飲み干すと底に骨粉を彷彿とさせる粒子が溜まっていて、食中もややザラついた舌触りが豚骨感をブースト。卵殻カルシウムがこのザラつきのある舌触りを演出しているのだと思いますが、スープの豚骨感が強いため、ほんとに骨粉が入っているかのような錯覚を起こすんですよね。背脂特有の甘味と粒感にも印象深いものがあります。表面には豚脂による厚みのある油膜が張っていて、油脂感の強いこってり系なクセのある豚骨スープなので、人、選びますよ。なーんて褒めてますけど、やっぱりリニューアル前ほどの勢いを感じられなかったショックは大きいですね…。

かやくは、『チャーシュー、キクラゲ、ネギ』とのこと。チャーシューは四角型から丸型に変更されていて、おそらくコスト削減のために汎用性の高い丸型のものが採用されたのだと思います。以前の四角いチャーシューには明確な個性がありましたが、こちらは言ってしまえばハイエンドカップ麺によくあるチャーシューですね。とは言え、以前の四角いチャーシューには劣りますが、脂身の部分は特有の甘味があったし、ちょっと濃いめの味付に旨味がギュッと詰まった感じで、それなりに美味しかったです。ある程度の厚みもあったし、一応、枚数も2枚入ってます。キクラゲはコリコリ食感できちんと存在感があり、量もたっぷりで好印象。そして後入れのネギですが、これでもかー!ってくらい入ってます。後入れということで香りも風味も良かったし、麺にたっぷり絡めながら食べても、これでもかー!ってくらい入ってるので、遠慮なく楽しむことができますよ。品数はシンプルですが、たっぷりキクラゲと大量のネギが健在だったのにはホッとしました。

(標準は★3です)

「本店」ではなく「支店」で食べているような感覚に陥りました。リニューアル前のラーメンが本店のラーメンで、リニューアル後のラーメンは支店のラーメン。支店は少し大人しくなって客層を広げているが、本店はもっとすごいんだぞ、みたいな。リニューアル前よりも評価が落ちてしまったのは、豚骨臭を含め、リニューアルによって全体的に少し軽くなったような印象を受けたからです。栄養成分表の数値を見ても、全体的に各項目の数値は低くなってますし、今回のリニューアルは改良というよりもコスト調整をしたのでしょうね。これは★の数を落とさざるを得ないかと最後まで迷ったのですが、控えめになったとは言え、これほどの豚骨感を味わえるカップ麺は他にありませんし、原材料の高騰や増税、各社製品の値上げなど、煽りの厳しさは承知していますから、今回のコスト調整も致し方ないということで、現段階ではこのような評価とさせていただきます。あのTPO御構い無しに撒き散らしていた豚骨臭が控えめになったのは残念でなりませんが、スープはそんじょそこらのヘタなラーメン屋さんの豚骨ラーメンよりも美味しいと思うし、麺の出来も秀逸で、まだ嘗ての「だるま」らしさは残っていましたから。ほんとは厳しい目で見ると、★7って感じなんですけどね…。今後のリニューアルによって、これ以上豚骨の要素が控えめになるようであれば、次回は厳しく評価したいと思います。っていうかこのカップ麺のイメージをこれ以上崩したくないから、もしも落ちてたら記事にはしないかも…。今後もこのようにコスト調整されていくのかもしれませんが、この牙のある豚骨スープだけは一定のラインを何とか保ってもらいたいものです。こういったハイエンド商品は、品質を落として価格を維持するのではなく、価格を上げてでも品質と個性を維持していくことのほうが重要だと私は思うんですけどね。少なくとも私と同じようなタイプの豚骨好き&カップ麺好きは、たとえ高くてもこのカップ麺でしか味わえないようなクセとインパクトを楽しみたいと思っている筈です。このカップ麺に関しては、個人的な好みから評価に多少のバイアスがかかっていると思いますが、そこは見逃してやってください(ぺこり)

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:地域の名店 博多だるま
製造者:明星食品
内容量:149g (めん75g)
発売日:2014年9月29日
発売地区:近畿以西 (セブン&アイHLDGS.系列店舗)
希望小売価格:258円 (税別)
JANコード:4902881479691

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:520㎖
調理時間:熱湯2分
小袋構成:3袋 (かやく・液体スープ・あとのせかやく)

~標準栄養成分表~

1食 (149g) あたり

エネルギー:649kcal
たん白質:16.7g
脂質:57.5g
炭水化物:61.2g
ナトリウム:3.6g
(めん・かやく:1.1g)
(スープ:2.5g)
カルシウム:1009mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:649kcal (めん・かやく:392kca / スープ:257kcal)
食塩相当量:9.1g (めん・かやく:2.7g / スープ:6.4g)

原材料名:めん(小麦粉、植物油脂、でん粉、卵粉、食塩)、スープ(香味油、豚・鶏エキス、豚背脂、たん白加水分解物、食塩、しょうゆ、香味調味料、香辛料)、かやく(チャーシュー、キクラゲ、ねぎ)、香料、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)、かんすい、炭酸カルシウム、卵殻カルシウム、リン酸塩(Na)、乳化剤、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、(原材料の一部に乳成分、ごまを含む)

アレルギー物質:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま

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