サンヨー食品「サッポロ一番 和ラー 宮城 仙台牛使用 テールスープ風」 - サンヨー食品

サンヨー食品「サッポロ一番 和ラー 宮城 仙台牛使用 テールスープ風」



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新商品の発売日から約1ヶ月後にもかかわらず、あたかも今週新発売かの如くシレッと「新商品!!」なんてポップを掲げて売り出す戦法を駆使しているローカルスーパーにて、まんまと「すしざんまいコーンスナック うに海苔味」を掴まされたtaka :aです。これインパクトすごくないですか?w 私、実は「すしざんまい」の社長さんが怖いので、いろんな意味で衝撃だったんですけれども、うに海苔味のコーンスナックって…まぁいいだろう。ってことで袋を開封しますと…え、な、生臭い…?w なんかこう…いや、まぁウニもダイレクトに嗅いだら生臭くっちゃぁ生臭いけどw 魚醤かな? でもって味は、ウニ………じゃぁないよね?w いや、イメージは無きにしも非ずなんですが、妙にジャンクな旨み成分 with 砂糖の甘み(ジャパンフリトレーのコーンスナックあるある)がアレで、魚醤がイメージを引っ張ってくれている感じというか、うん。まぁ実際に「うに調味料粉末」なるものが(最も低い含有量でw)含まれていますし、遠からず近からず? ですかね。私は初めて口にする食べ物の匂いを食べる前に確認する習性があるので、最初に袋の中に鼻を突っ込んでビックリしたんですけどw ウニに固執しなければ、これはこれで…というか、なんか地味にリピートしたくなるようなクセになる味わいのコーンスナックでしたw


さて、本日の一杯は、サンヨー食品の「サッポロ一番 和ラー 宮城 仙台牛使用 テールスープ風」です。飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を続け、話題になったサンヨー食品の「和ラー」シリーズですが、個人的には第1弾の「能登 海老汁風」がピークでした。それから時を重ね、いくつかの新商品がリリースされてきましたが、シリーズのレギュラーラインナップは3品に絞り、現在では「博多 鶏の水炊き風」だけがリニューアルされながら古参として残っています。今回、既存の「博多 鶏の水炊き風」(左のリンクはリニューアル前の記事に飛びます)と「三重 伊勢海老汁風」は据え置きで、「秋田 きりたんぽ鍋風」がレギュラー陣から脱退し、仙台名物 “牛タン定食” に欠かせない牛テールスープの味わいをラーメンにアレンジした「宮城 仙台牛使用 テールスープ風」がニューフェイスとして登場しました。時に、仙台名物は分かるんですけれども、「テールスープ」って…思いっきり横文字w えと、コンセプトは日本の…まぁいいや。私taka :aは、テールスープだの牛骨だのという類のテイストに魅力しか感じない人種なので、期待値は高めの設定でお送りします。





スープは、「宮城県産仙台牛パウダーを使用したビーフのうまみに野菜のコクが合わさり、胡椒がアクセントとなった塩味のスープ」とのこと。一応、補足情報といたしまして、本製品に牛テールは未使用だそうです。さて、チキンコンソメパウダーがサポート要員として参戦していますが、基本の旨みはビーフ。原材料にはビーフエキスとビーフパウダーが含まれており、ビーフパウダーに使用している牛肉が仙台牛だそうです。と、そういった構成は素直に好印象だったんですが、思っていたよりも牛は大人しいですね。ベースは豚や鶏とは違うベクトルの旨みで構築されてはいるものの、牛脂系の風味やクセなどは意識されておらず、牛テールを炊き出したようなコクは感じられません。別添の調味油などは付属していないので、これが粉末スープの限界なのでしょう。牛骨を含む牛テールを丁寧に炊き出したというよりも、牛肉の赤身を煮込んで出汁を取ったような印象でしょうか。それに、和ラーシリーズとしては珍しく、徐々に油揚げ麺特有の野暮ったい風味がスープに干渉してきます。体感的な塩気は強く、胡椒のアクセントも相俟って、後味はキレのあるタイプ。味の奥に野菜の旨みも意識されていましたが、野菜の旨みよりも塩気が勝っていました。後味のキレは牛のクドさを感じさせないための工夫にも思えましたが、そもそも牛がクドさを感じさせるような濃度ではなかったので、もうちょっとテールの旨みに焦点を当てて欲しかった、というのが正直な感想です。で、後半は牛よりもコンソメのニュアンスを強く感じたんですけど…私だけですかねw

は、「しっかりとした重量感とコシがあり、湯のびが少なく密度感のあるなめらかな麺で、生めんにひけをとらない食感」とのこと。今回もシリーズ共通の汎用麺、「高密度製法めん」です。「高密度製法」とは、麺の密度を高め、湯伸びが少ない、もっちりとしたコシが特徴のサンヨー食品独自製法なんですが、これは本当に秀逸な油揚げ麺なんですよ。そして、「生めんにひけをとらない食感」というメーカーの製品説明は、決して誇張ではありません。経時劣化耐性が高く、密度の高い食感。相変わらずレベルの高い油揚げ麺で、このシリーズを成立させていく上で欠かせない存在だと再認識しました。で、油揚げ麺特有の臭いも控えめなタイプ…な、ハズなんですけれども、今回はスープとの関係か、ちょっと風味が野暮ったかったです。もっとスープが開き直ってジャンクなタイプか、牛脂の癖があったりすると、油揚げ麺特有の風味もプラスに作用するんですけどね。とは言うものの、エースコックや東洋水産のように前衛で主張してくるような風味ではありませんよ。ちょっと今回は油揚げ麺臭が気になってしまいましたが、それでも穏やかです。

具材は、「牛肉、かき卵、ねぎ」で、「牛肉特有のうまみとねぎのさわやかな風味がスープのおいしさを引き立て、かき卵を加えて彩りよく仕上げ」たとのこと。一応、補足情報といたしまして、本製品の具材に仙台牛は未使用だそうです。いやぁ…なんか、めちゃくちゃ久しぶりですよ。何がって? モノホンの牛肉具材w ここ最近、当ブログで紹介してきた新作カップ麺に使われていた牛肉具材といえば、牛肉を模して作られた大豆加工品である「大豆ビーフ」(@日清食品)ばっかりでしたからね。仙台牛は使用しておりませんとは言え、さすが腐っても牛。赤身の部分は程よく繊維質を感じる食感で、噛み締める毎に旨みが広がり、脂身の部分は特有の甘みとコクが感じられます。かなり細切れだったことと、ちょっとだけ乾燥肉具材特有の癖が気になったんですが、牛の指標に不満を感じていたスープの旨みをブーストさせる要員としては素晴らしい働きぶりでした。で、仙台のテールスープには長ネギの千切りが入っているイメージだったりするんですが、刻んだ青ネギなのはカップ麺的に妥協すべき点ですね。かき卵は…混ぜたら消えましたw


(標準は★3です)

豚や鶏ではない、それらとはベクトルの違う牛の旨みが感じられたのはポイントでしたが、旨みの指標がテールスープの個性とズレているように感じました。私の期待値が高かったことも厳しめに見てしまった要因になっているかもしれませんが、あんまり記憶に残るような味ではなかったです。あ、それからチキンコンソメパウダーてめぇは邪魔だ。とは言え、相変わらず秀逸だった油揚げ麺に、ちゃんと本物の牛肉が入っていたことは素直に好印象でした。仙台牛を使用したビーフパウダーの恩恵は特筆して感じられませんでしたが、イマイチな一杯ではなかったですよ。ただ、これまでシリーズが打ち出してきた個性的な完成度を思うと、ややインパクトに欠ける面は否めませんでした。テールスープに中華麺を入れたようなスープをイメージしていると、予想と違ったギャップに物足りなさを感じてしまう恐れがあるので、そのイメージは少し外しておいたほうがいいかもしれません。ちなみに、メーカーが推奨している “おにぎり雑炊”(麺を食べた後のスープに〆のONIGIRIダイブ)という食べ方があって、今回のカップ麺に合わせる「おにぎり食べ合わせ おすすめランキング(自社調べ)」は、塩おにぎり(1位)、昆布おにぎり(2位)、梅おにぎり(3位)だそうです。以前、日清食品の「日清麺職人 梅仕立ての牛だしそば」を食べた時、牛だしと梅は合う、という新たな発見があったので(今回の牛だしは肩透かしだったけど)、もし入れるなら梅おにぎりかなー。でも塩気が強かったから、熱湯で薄めてから入れないと…って、摂取する食塩相当量の数値も薄くなるわけではないので、あんまり私は推奨したくない食べ方ですけどね(苦笑)メーカーのホームページにある特設サイトには、「青森ねぶた」や「うなぎのセイロ蒸し」(かな?)、他にも「豚の角煮」や「鯛汁」なんかの写真が掲載されていたので、これからも新作が楽しみですね。


【こんな人にオススメ】

「牛テールスープの癖は苦手だけどビーフ基調のスープが気になる人」


あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:サッポロ一番 和ラー 宮城 仙台牛使用 テールスープ風
販売者:サンヨー食品
内容量:69g(めん58g)
発売日:2018年3月19日(月)
発売地区:全国新発売(全チャンネル)
取得店舗:マックスバリュ
取得価格:170円(税込)
希望小売価格:180円(外税)
JANコード:4901734033899

麺種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:330㎖
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-

~標準栄養成分表~

1食(69g)当たり

エネルギー:293kcal
たん白質:6.3g
脂質:10.6g
炭水化物:43.1g
ナトリウム:1.8g
(めん・かやく:0.6g)
(スープ:1.2g)
カルシウム:198mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:293kcal (めん・かやく:247kcal / スープ:46kcal)
食塩相当量:4.6g (めん・かやく:1.5g / スープ:3.1g)

名称:即席カップめん

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵、チキンエキス)、スープ(食塩、ビーフエキス、糖類、デキストリン、ビーフパウダー、たん白加水分解物、チキンコンソメパウダー、香辛料、酵母エキス、野菜エキス)、かやく(味付牛肉、ねぎ、味付卵)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、香料、かんすい、クチナシ色素、レシチン、増粘多糖類、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、ビタミンB1、酸味料、カロチン色素、(原材料の一部に乳成分、大豆、豚肉を含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉

引用元URL:http://www.sanyofoods.co.jp/products/more/more_product_0703.html

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