エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや 行列必至の塩ラーメン」 - エースコック

エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや 行列必至の塩ラーメン」



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今回の冒頭ネタは、昨日の「カラムー超」に続きまして、湖池屋の新商品「すっぱムー超 トリュフ香る帆立のカルパッチョ」です。トリュフ香る帆立のカルパッチョって…もう完全にオサレなレストランのメニューやないかいw と、テンションが上がりつつ、抑えて抑えて…でもカラムー超の件があるので、抑えきれない期待値w そんな中での実食だったんですが、いやいや…開封した瞬間からトリュフですよ。あくまでも香料とは言え、なかなかにトリュフしてます。しかも、完全に「黒」ではなく「白」をイメージしていますね。ガチのヨード臭ほど強烈ではないものの、白トリュフを思わせる特有の香りが確かに感じられました。そして、実際の味わいは…いや、これ…めちゃくちゃ美味しいですよw 白トリュフを思わせる香りも然る事乍ら、丸みを帯びた帆立の旨味も明白で、酸味の指標はビネガーではなくレモンが担い、そこにオリーブオイルの風味が繊細に重なります。まるで帆立にオリーブオイルベースのレモンソースを合わせ、そっと白トリュフソルトを添えているような、まさしく一般的なスナック菓子のレベルを超えた存在ですよ。確かにカラムー超からも一般的な “スナック菓子以上” の高級感は得られたんですが、こちらはスナック菓子 “ではない” という印象が強かったです。いやぁ…これ、ちょっと感動しちゃったかも。「カラムー超」にはビール、「すっぱムー超」には白ワインですね。


さて、本日の一杯は、エースコックの「一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや 行列必至の塩ラーメン」です。「一度は食べたい名店の味」といえば、タテ型ビッグサイズの容器に油揚げ麺がデフォルト仕様のブランドなんですが、なんと今回どんぶり型で、しかもノンフライ麺を起用した「PREMIUM」バージョンがリリースされました。そして監修店は、シリーズの第1弾としてリリースされた、埼玉・新座の有名店「ぜんや」です。希望小売価格が税抜295円という本気の値段設定なんですけど、こんな価格帯でリリースしてくるなんて、日清食品以外のメーカーからは久々なのではないでしょうか。タテ型では第9弾リリース時のリニューアルによって、随分と塩気のカドが増していると感じたのですが、全体の印象はノンフライ麺になったことで、大きく変わっているのかもしれません。とりあえず食塩相当量の数値は8.1g(スープ6.1g)か…うん、変わっていないかもしれないw ひとまず日清食品の「行列のできる店のラーメン」の希望小売価格が290円なので、それよりも定価が高いブランドになります。ちなみにコンビニでの取得価格は、税込318円でした。





スープは、「鶏と豚や野菜の旨みを加えた、シンプルながらもクセになる塩スープ」で、「ホタテや昆布の風味豊かな旨みにジンジャー等の香辛料をバランスよく利かせた」とのこと。いつもは原材料の手前に記載されていることの多い「食塩」の表記ですが、今回は鶏・豚エキス、植物油脂、動物油脂、魚介エキスの含有量が食塩を上回っています。ただ、実際の味わいはタテ型がリニューアルした時と同じく、かなり塩気が激しいテイストですね。今回は麺の存在感が凄まじかったので、それに合わせての配慮かとも思ったのですが、私には耐え難い塩気の強さでした。いや、それでも頑張って味覚か続く限りの間に受けた印象を感想に詰め込みますけど…w まず油脂成分の量が多く、液体スープを混ぜているときの芳醇な香りには食欲をそそられました。体感的な比率としては、鶏油よりも豚脂が優勢ですね。ラードで動物系の厚みを演出し、少し鶏油で芳ばしさを付与しているようなバランスです。そしてベースの旨味も重心が低く、動物性のコクも然る事乍ら、パッケージで「ホタテ」の文字が強調されているように、貝類の旨味も負けじと張っています…が、かなり塩気のキレが強かったので、ホタテの優しさを感じる余裕はなかったんですけど、ホタテ以外の貝を思わせるニュアンスが強く、アサリやシジミなどの2枚貝に近い貝の旨味を感じました。これに関しても、タテ型のスープと雰囲気が似ていますね。しかし、動物系が勝気なテイストになったことで、煮干しなどの魚介は弱くなり、香味野菜のキレが強く、製品説明にある「野菜の旨み」や、昆布の風味なんかは完全に鳴りを潜めていました。お店のラーメンも攻撃的なんですかね?

めんは、「生地にたっぷり水を抱かせた多加水めん」で、「プリッとした歯切れの良さともっちりとした食感を併せ持つ生めんのような品質のめん」とのこと。「『多加水めん』の技術を活用し」ているらしいのですが、例の「もちもっち多加水麺」とは違いますね。とりあえず、熱湯5分で戻るような代物ではありません。今回は、撮影時間を考慮して早めにフタを開ける、などというフライングは行わず、きっちり5分待ってからフタを開け、液体スープを入れる前に味見してみたんですけど…ひと昔前のヤマダイ(凄麺)に使われていた熱湯5分のノンフライ太麺ばりにゴリッゴリでw これはイカンと再びフタを閉め、さらに2分待ち、液体スープを投入して、撮影…で、実際に食べ始めたのは、大体お湯を注いでから9分くらい経過した頃でしょうか。この頃には程よい粘り気と、もっちりとした弾力が感じられました…が、しっとりとしたジューシーなタイプではなく、むっちりとした存在感の強いタイプで、やや時間が経過してもゴワゴワとした面持ちや、若干の粉っぽさが残るノンフライ麺です。今までの「もちもっち多加水麺」よりも、同社の「厚切太麺」シリーズに使用されている油揚げ麺をノンフライ麺化したような、とても力強いニュアンスでした。そんな存在感の強いタイプでありながら、妙にスープ馴染みが良かったので、最初は麺の小麦感が印象的だったんですけど、後半は麺を食べているときにもスープの塩気が先行して、ちょっと塩っぱかったです。タテ型の麺と比較して、角刃の縮れた太麺という形状や、麺単体としての存在感など、似通っていた点が多く、またメーカーも「強めのウェーブをつけることでお店らしさを追求し」たとニュースリリースに記載していたように、麺の再現性は高いのかもしれません。

かやくは、「食べごたえたっぷりの焼豚、程良く味付けしたメンマ、色調の良いねぎ、ほうれん草」とのこと。メーカー自ら「食べごたえたっぷりの」と豪語している厚切焼豚ですが、なかなか高品質です。とは言え、同価格帯にある日清食品の「行列のできる店のラーメン」シリーズに入っているような、あの超厚切焼豚と比較してしまうと、やはり見劣りしてしまう部分は否めません。しかし、質感は脂身の多い非常にジューシーなタイプで、同社の「(コンビニ限定)超スーパーカップ1.5倍 厚切焼豚とんこつラーメン ねぎ盛り」に入っていた焼豚よりも味付けが控えめだったこともあり、とてもナチュラルに楽しめました。エースコックは、当ブログで謂うところの通称 “スポンジ野郎” という意味不明な肉(なのか…?)具材を遠慮なく使ってくるメーカーなんですけど、ちょっと本気出したら素晴らしい肉具材が作れるんですね。まぁその本気が値段にも反映されちゃってるわけなんですけどもw これが250円だで打ち出せたら文句なし、295円なら1.5倍ほど分厚くしてもらいたいのが本音です。メンマはサイズが大きくて、しっかりと特有の発酵感を醸し出している、なかなかリアルなタイプですね。それから、これは個体差かもしれませんが、コリコリした部分とシャキシャキした部分があって、そんな繊維質のコントラストがリアルで印象的でした。ほうれん草は単体で食べると特有の風味が感じられたものの、混ぜると量的に存在感は薄かったです。ネギは少し大きめにカットされたものと、小さな小葱系が入っていました。具材の構成はタテ型の時と同じですが、厚切焼豚を筆頭に、具材に於ける満足度の高さは段違いです。


(標準は★3です)

通常、タテ型(油揚げ麺)で売り出されていた状態から、どんぶり型(ノンフライ麺)にリメイクされた場合、また逆のパターン(どんぶり型からタテ型)も然り、これ本当に同じ店の同じメニューがモデルなのか…? というような結果も珍しくなかったりするんですけど、今回はタテ型で再現した状態から純粋にブラッシュアップしたかのような、まるでギャップのなさには感心しました。故に塩気の壁が私の前に大きく立ち塞がってしまったわけなんですけど…w ゴツい存在感の縮れた太麺に、貝の旨味と力強いキレが印象的なスープ、そして具材のホウレン草(あんまり目立ってはいませんでしたがw)など、今回は形を変えながらも共通した点を引き継いでのリリース3回目ということもあって、私は実際のラーメンを知りませんが、そういった特徴の共通点には素直に好感が持てました。タテ型の「ぜんや」が好きだった人は、素直に楽しめる仕上がりかと思います。油揚げ麺がノンフライ麺に変わった、スープは明らかに動物性の重厚感が高まった、まぁまぁの焼豚がそれなりに美味しくなった、そして希望小売価格が205円から295円にアップしたw と、笑っちゃうくらい見事なまでにストレートなPREMIUM化でした。ここまでタテ型の印象を大きく裏切らないブラッシュアップは珍しいので、その実直さは高く評価したいと思います。が、やはりネックは値段ですね。どうしても同価格帯にある日清食品の「行列のできる店のラーメン」なんかと比較すると、コストパフォーマンスの悪さが否めなかったです…って、比較の対象先が秀逸すぎるというのもあるんですけどw 実際に行列シリーズよりも希望小売価格が高いカップ麺になるわけですし、それ相応の目線から見ざるを得ませんでした。とりあえず、エースコックにしては珍しく新作のリリースが意欲的なブランドなのでw 歴代の製品をPREMIUM化していく方向性なら、当面はネタに困ることもなさそうですね。もし歴代の製品を焼き直すのであれば、「つじ田 奥の院」(★7)、「伊吹」(★6)、「麺屋Hulu-lu」(★5+)あたりのブラッシュアップに期待したいところです。


あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:一度は食べたい名店の味PREMIUM ぜんや 行列必至の塩ラーメン
製造者:エースコック
内容量:118g (めん70g)
発売日:2017年10月2日 (月)
発売地区:全国新発売 (スーパー・コンビニ等)
取得店舗:ローソン
取得価格:318円 (税込)
希望小売価格:295円 (税別)
JANコード:4901071211608

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:460㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋 (液体スープ・かやく2袋)

~標準栄養成分表~

1食 (118g) 当たり

エネルギー:426kcal
たん白質:10.5g
脂質:17.3g
炭水化物:57.1g
ナトリウム:3.2g
(めん・かやく:0.8g)
(スープ:2.4g)
カルシウム:237mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:426kcal (めん・かやく:295kcal / スープ:131kcal)
食塩相当量:8.1g (めん・かやく:2.0g / スープ:6.1g)

名称:即席カップめん

原材料名:めん(小麦粉、植物油脂、植物性たん白、食塩、たん白加水分解物、大豆食物繊維、卵白粉)、スープ(鶏・豚エキス、植物油脂、動物油脂、魚介エキス、食塩、発酵調味料、たん白加水分解物、野菜ペースト、しょうゆ、香味油、香辛料、コンブエキス、酵母エキス)、かやく(焼豚、ねぎ、メンマ、ほうれん草)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、乳化剤、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、(原材料の一部に卵、乳成分、ごまを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごま

引用元URL:http://www.acecook.co.jp/news/pdf/1709_GXZO.pdf

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