東洋水産「マルちゃん 縦型ビッグ 麺屋 極鶏 鶏だく」(2回目) - 東洋水産

東洋水産「マルちゃん 縦型ビッグ 麺屋 極鶏 鶏だく」(2回目)



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今回の冒頭ネタは、湖池屋の新商品「KOIKEYA PRIDE POTATO 手揚食感 長崎平釜の塩」(写真)です。あの一世を風靡したプライドポテトの新作で、今度は「手揚食感」というワードが目を引きますね。で、素材(じゃがいも)の風味を大切にした、シンプルな塩味なのかと思いきや、なんと「まぐろ節」なんかが使用されているじゃないですか。表立って主張してくるような押しの強い存在ではなかったんですけど、ふわっ…と鼻を抜けるように香る、繊細な出汁の風味が滋味深さを演出しています。手揚食感のポテトチップスは、同社の「頑固あげポテト」系ですね。正直、初版の3品を食べたときほどの感動は得られませんでしたが、層を感じるようなポテトの食感だったり、繊細な出汁の風味、まろやかな塩の旨味など、こだわりは伝わってきました。イメージとしては、「頑固あげポテト 香ばし塩味」の上位互換的な印象で問題ないのではないかと思います。驚きやインパクトこそ控えめではあったものの、塩の甘味を思わせるような塩加減だったり、繊細な国産まぐろ節の風味だったり、違いの分かるオトナの為にあるようなポテトチップスというか、食べる前に深呼吸して、噛めば噛むほど味わい深い奥行きを楽しみたくなる、シンプルかつ丁寧な姿勢が印象的な一品でした。あ、今まで通りタイトルの商品名(青字)をクリックして写真が出るのと、「(写真)」どっちが見やすいですか?w


さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん 縦型ビッグ 麺屋 極鶏 鶏だく」です。ラーメンの激戦区として有名な京都の一乗寺に店を構えている、関西が射程内のラヲタであれば、知らない人はいないと言っても過言ではない、超濃厚どろ系鶏白湯ラーメンが売りの有名店「麺屋 極鶏」昨年も東洋水産から、全く同じタイトルのカップ麺(過去記事)がリリースされていました。2016年5月発売品(以下「前作」)と比較して、鶏の旨味と濃厚感をアップさせているそうです。当ブログでは前作で★5の高評価を叩き出しているので、期待せずにはいられない…!(鼻息)





スープは、「鶏肉の旨味が凝縮された、ポタージュのような口当たりの濃厚な鶏白湯スープ」に、「粗挽唐辛子と粗挽黒胡椒を加え、味を引き締め」て、「特製スープ付き」とのこと。おや…? 前作とは様変わりしていますね。初版では動物性の原材料が鶏のみという潔い構成だったんですが、今年は豚脂やポークエキスなど、前作には含まれていなかった畜肉系の原材料が使用されています。さらに、かつおエキスも前作には含まれていなかった原材料ですね。そもそも前作では、魚介系のエキスすら使われていませんでした。原材料の構成を見る限り、純粋な鶏白湯ではなくなっています。とは言え、全くネガティブではありませんよ。実際、どちらのスープが店の味に近いのかは分かりませんし、豚骨系の原材料が増えた分、豚骨と鶏白湯のハイブリッド的なニュアンスになってはいるものの、豚骨の骨っぽさが鶏骨を彷彿とさせる演出に繋がっていたことと、また豚骨の方向性が同社の「田中商店」に通じる骨っぽさを感じさせてくれるようなタイプだったので、その濃厚さを履き違えていない濃度の高さから、超高粘度なスープでも全く違和感ありません。あ、スープの粘性レベルなんですけど、どろっどろの高粘度です。カップ麺の限界に近いw 実際、スープを意識して飲んだのは2口ほどで、麺を食べ終わる頃には底に1cm残るか残らないか。つまり、スープを残してカロリーオフ&減塩♪ などといった措置を講じることはできませんので、ご注意ください。体感的な塩気は強めでしたが、意識的に飲まなくても気が付いたら麺に釣られてスープが無くなってしまうほどの高粘度スープには「どろ系」らしさが感じられると思いますし、どろっどろの粘性も不自然に思わせない、やや特有の癖を感じる豚骨と鶏骨の骨っぽい旨味、そして適度に後口を引き締めてくれる粗挽唐辛子と粗挽黒胡椒アクセントなど、かなり前作と方向性の違う仕上がりが気になるところではあるものの、ど濃厚な白湯スープが好みだという人は、ずっしりとした満足感が得られるスープだと思います。

めんは、「なめらかでコシのある、太めの角麺」とのこと。表面は口当たりの良い滑らかな質感で、もちもちとした粘り気のある食感に食べ応えが得られる、平打ち状の縮れた油揚げ麺です。原材料の構成は前作と変わりませんが、同社の「本気盛」シリーズに使われている熱湯5分仕様の汎用麺と比較して、やや幅が狭く、それほど厚みはありません。しかし、それよりも密度の高さを感じるというか、ひと回り単純に細くなったわけではなくて、ぎゅっと圧縮しているようなイメージ。それなりに油揚げ麺特有の風味が漂ってはいるものの、麺に対して執拗なまでに纏わり付いてくる超濃厚な高粘度スープが覆い被さってくるので、東洋水産の縦型ビッグ製品に有り勝ちな、麺に対するネガティブさは控えめだと思います。実際、このくらいパワフルな油揚げ麺でないと、今回のスープには太刀打ちできませんからね。それに以前ほど無骨な面持ちではなく、口当たりの良さや物腰の柔らかさも意識され始めたので、ゴワゴワふかふか孤立するような油揚げ麺ではないですよ。

具材は、「味付豚肉、めんま、ねぎ」とのこと。味付豚肉は歯応えのある赤身がメインのリアル系で、ちょっと豚臭いかも。いや、豚臭いと書いたらネガティブに見えてしまうかもしれないんですけどw しっかり豚肉、みたいな。味付けは普段の甘辛いタイプよりも、ややスパイシーな香辛料の香りを意識しているように感じました。なので、豚臭いという書き方は語弊かもしれないw(書き直せよw)メンマは風味こそ濃厚なスープに飲まれてしまっていましたが、大きめで歯応えがあり、量も多めに入っていたので、箸休めに最適でした。ネギは量こそ少なかったものの、何気に麺を食べている時ふと感じる歯触りなんかがアクセントに良かったです。


(標準は★3です)

前回とは打って変わって豚骨の要素がフィフティに近い存在感だったので、ちょっと再現カップ麺的にどうなんだ…? とも思ったんですけど…すいません、この濃度には逆らえませんでしたw これでも冷静になって評価したつもりですが、私の主観的な満足度は★6です。お湯少なめで作ったクノールのポタージュスープに匹敵する(わかります?w)高粘度スープに、己が存在感を放ちつつも孤立しない太麺、たっぷりのメンマ(今回は豚肉よりもメンマが主役だと思った)という構成から、ひとつの「どろ系」カップ麺として、非常に満足度の高い一杯でした。ひとつ不満を挙げるとするならば、必然的にスープが残せない仕様…という部分ですかねw 麺を食べているだけなのに、ぐんぐんスープが減っていくので、もう食べるスープの感覚です。そこで注意していただきたいのは、スープの粘度を確実に出すこと。今回のカップ麺は熱湯5分ですが、1分早めにフタを開けましょう。この時点で最初から入っている粉末スープが数ヶ所ダマになっていると思います…w とりあえず箸をカップの底まで突き刺し、グルッと麺を引っ繰り返して、底から縦横無尽に混ぜまくってください(推奨時間最低2分)その後、特製スープを加える流れになるんですけど、特製スープを加えてから、さらに粘度が増します。というわけで、ここから最低でも1分は掻き混ぜてください。お湯を注いでから食べ始めるまでの時間はトータル8分前後になってしまいますが、麺の食感はキープされていたので、スープのポテンシャルを最大限に活かす為にも、粘度を高めることに注力しましょう。豚骨と鶏白湯のハイブリッド的なスープに様変わりしてしまいましたが、ひとつの高粘度系カップ麺として、単純に前作からの総合力は上がったように感じました。どろ系カップ麺が好きな人は、まず間違いないですよ。同系統のカップ麺として、エースコックの「極どろ」シリーズがありますけど、あれよりも遥かに完成度は高いです。

「追伸」ブログサークルの皆様:本日はiPhone8の発売日です…察してやってくださいw


あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:マルちゃん 縦型ビッグ 麺屋 極鶏 鶏だく
製造者:東洋水産
内容量:109g (めん80g)
発売日:2017年9月11日 (月)
発売地区:全国新発売 (CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:スーパー
取得価格:170円 (税込)
希望小売価格:210円 (税別)
JANコード:4901990338813

麺種類:油揚げ麺
容器材質:紙+プラ
必要湯量:440㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋 (特製スープ)

~標準栄養成分表~

1食 (109g) 当たり

エネルギー:486kcal
たん白質:13.4g
脂質:22.8g
炭水化物:56.8g
ナトリウム:2.7g
(めん・かやく:1.1g)
(スープ:1.6g)
ビタミンB1:0.70mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:218mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:486kcal (めん・かやく:371kcal / スープ:115kcal)
食塩相当量:6.9g (めん・かやく:2.8g / スープ:4.1g)

名称:即席カップめん

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、チキンエキス、香辛料、卵白)、添付調味料(チキンエキス、豚脂、醤油、ポークエキス、植物油、砂糖、食塩、鶏脂、卵黄、香辛料、たん白加水分解物、かつおエキス)、かやく(味付豚肉、めんま、ねぎ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分、さけ、ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:卵・乳・小麦・ゼラチン・大豆・豚肉・鶏肉・さけ

引用元URL:http://www.maruchan.co.jp/news_topics/entry/2017/08/post_1432.html

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