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エースコック「わかめ油そば」



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今回の冒頭ネタは、カルビーの新商品「Natural Calbee ハードチップス ベイクドオニオン味」です。昨日一昨日と「Natural Calbee」の「ポテトチップス」を紹介しましたが、こちらはポテトチップスではなく「ハードチップス」で、雰囲気は同社の「堅あげポテト」をヘルシーにしたようなイメージでしょうか。ちなみにポテトチップスと同じように199kcal以下、着色料フリーという機能性を意識しているのですが、こちらは油分25%カットではなく、パーム油・米油使用となっています。さて、肝心の味わいなんですけど、まず食感が堅あげポテトとは別物ですね。それよりも中の気泡が多く、ザクザクとしていて、どちらかといえば湖池屋の「頑固あげポテト」に近い食感かもしれません。でもって味は…俺これ好きだーw 砂糖や甘味料の甘さも共存しているのですが、それとはベクトルの違うオニオンの甘味がきちんとあって、ちょっとフライドオニオンっぽい雰囲気のテイストです(冷静に考えたらジャガイモのチップスなのにオニオン味ってのもアレなんだけどw)いやいや、これは大いにリピートありですね。機能性を意識したが故に味が犠牲になった、などという嫌いは一切なく、むしろ味付けは濃いめ。ケトル式を思わせるザクザクとした食感も癖になる感じだったし、ほんと素直に楽しめました。オススメです。


さて、本日の一杯は、エースコックの「わかめ油そば」です。な、なんというシンプルなタイトルでしょう…しかもナチュラル過ぎて漠然と前にも食べたような感覚に陥ってしまって、全く違和感も疑問も生じなかったんですけど、「30年以上に渡り愛されてきたロングセラー『わかめラーメン』が新たな挑戦!」とメーカーのニュースリリースに書かれていたので、「わかめラーメン」が「油そば」になるのは今回が初めてなんですね。わかめラーメンらしさを継承したまま油そばになったのであれば、かなり期待できそうです。しかも、今回はノンフライ麺ということで、メーカーの気合が伝わってくるのですが、エースコックの油そばは往々にして塩気が強烈なので…w そこが個人的に心配な点なんですよね…とりあえず「わかめラーメン」らしさが感じられるかどうかに注目しながら食べ進めたいと思います。





たれは、「いりこや鰹のだしにオイスターの旨みを加えた、魚介ベースの醤油だれ」に、「ごまと白コショウの入った別添スパイスがアクセントとなり、最後まで飽きの来ない味に仕上げ」たとのこと。やや私には醤油っ気が厳しい味の濃さだったんですけど、「厚切太麺 背脂こってり油そば」のように非常識な塩気ではありませんでした。たぶん、わかめの味付けも考慮しての濃さなのでしょう。私は撮影の関係上、わかめをカップから放り出し、麺とタレを絡めてから再配置したので、わかめと麺を一緒に食べて程よい塩梅…いや、でも濃かったかな…w そして油脂の量ですが、比較して胡麻油を中心とした植物油脂の含有量が多いものの、豚脂と思われる動物油脂のコクもたしかにあって、油そばらしく唇がテカるくらいの量は入っています。ただ、カップの底でギトギトに溜まるほどではなく、油そばらしさを演出する上で必要最低限の量を押さえながら不満ではない適切な量だと感じました。味はオリジナルのスープよりも醤油が強く、魚介も濃いめに感じるのですが、本家のスープを凝縮したような雰囲気というか、それなりにアイデンティティは踏襲されていると思います。ただ、魚介エキスのニュアンスは本家よりもオイスターの旨味(オイスターソースではない)が強めで、アサリは控えめに感じました。別添のスパイスには、わかかめラーメンに必須の胡麻とホワイトペッパーが含まれているのですが、オリジナルに入っている煎り胡麻とは違う、すり胡麻が起用されています。胡麻油の香りやラードと思われる動物系のコクなど、油そばに合わせた調整が見られることと、砂糖とは違う果糖ブドウ糖液糖の舌に残る人工的な甘味が私は気になってしまったのですが、わかめラーメンの血統であることは感じられました。

めんは、「しなやかな伸びと適度な弾力を併せ持った、たれと相性の良いノンフライめん」とのこと。いやぁ…ちょっとコレは文句の付け所が見当たりませんね。熱湯4分の平打ちノンフライ麺で、エースコックお得意の多加水麺なんですけど、しっとりとした口当たりが実に心地よく、「しなやかな伸びと適度な弾力を併せ持った」などというテンプレ的な表現の説明文ですが、まさに “しなやかな伸びと適度な弾力” という言葉がピッタリな、非常にレベルの高いノンフライ麺です。麺に幅はあるものの、割と厚みはなかったりするんですけど、この適度な厚みが丁度よくて、タレとの一体感も然る事乍ら、わかめとの一体感も意識されているような、緻密に計算されたバランスを感じる適切なノンフライ麺でした。

かやくは、「磯の風味豊かなわかめ、程良く味付けしたメンマ」とのこと。本家わかめラーメンには入っているコーンと深煎り胡麻は入っていませんが、わかめの存在感は相変わらず度肝を抜いてくれますね。かやくの小袋に入っている量からは想像できないほど、とんでもない勢いで膨張します。これ何倍に膨れ上がってるんだろう…と、そんな相変わらずの存在感が好印象ではあったものの、わかめが湯切り口を絶賛ブロックてきやがるんですよねw 今回の調理過程には湯切りが必須なので、少々難儀しました。とは言え、わかめに関しては素直にアッパレです。他社メーカーと比較しても、厚み、風味、食感など、全てにおいてエースコックの右に出る者はいないでしょう。代表的なスーパーカップを筆頭に、やや具材に貧弱なイメージが否めない懸念のあるメーカーですが、「ワンタンメン」のワンタン、「わかめラーメン」のワカメ、「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」のイカなど、一点集中型の具材には意外と強みがあるんですよね。あ、メンマはショボかったですw


(標準は★3です)

ちょっと値が張るカップ麺になりますが、まずオリジナルの「わかめラーメン」らしさを継承していたことと、それでいて適切に油そばらしいアレンジが感じられたこと、また文句の付け所が見当たらないハイクオリティなノンフライ麺に、大量わかめのボリュームなど、実食前の期待値を裏切らない良品でした。で、「わかめラーメン」シリーズなのに、栄養成分表の「炭水化物」が「糖質」と「食物繊維」に分けられていなかったのが少し違和感…って、まぁそれはいいんですけどw ロングセラーブランドらしい安心感、定番の大量わかめ、やや味は濃いめに感じられたものの、それも油そばを好むユーザーには必要な項目と言えるでしょう。わかめは勿論、今回のカップ麺では特に麺が印象に残りました。この製品を足掛かりに、「わかめラーメン うま辛しょうゆ」の油そばバージョン的なピリ辛アレンジや「ごま・みそ」バージョンなど、他のバリエーションにも挑戦してみてもらいたいです。


あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

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明星食品「明星 極のチャルメラ バリカタ極細麺と濃厚とんこつ」



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今回の冒頭ネタは、カルビーの新商品「Natural Calbee ポテトチップス チェダーチーズ味」です。ブランドのコンセプトについては、昨日の「フレンチサラダ味」でも触れているので、詳細は省きますが、いやぁ…これも美味しいですね。思っていた以上にチーズが濃厚。油分25%オイルカットによって、口当たりはサッパリとしているんですけど、その分だけチェダーチーズの風味とコクを直感的に味わえるというか、しかも原材料に使われているチーズパウダーは、何種類かのチーズを掛け合わせているのではなく、チェダーチーズだけだったので、それも功を奏していたのでしょう。そして、はちみつパウダーのアクセントや昆布エキスの下支えなど、チェダーチーズを引き立てる脇役を適度に効かせることで、クドくないのにコクがある、なんとも絶妙なバランスです。もちろんチーズがダメな人にはオススメできませんが、機能性を意識していることをマイナスに思わせないフレーバーだったので、幅広くオススメしたいですね。これは素直にリピートしたい系かも。


さて、本日の一杯は、明星食品の「明星 極のチャルメラ バリカタ極細麺と濃厚とんこつ」です。うーん、どうなんですかね、コレ…と、いきなりボヤきたくなってしまったんですけど、最近のチャルメラは5食入の袋麺からノンフライ麺を採用した豚骨ラーメンがリリースされたり、またカップ麺でもタテ型・どんぶり型の両方から「バリカタ麺」と題したノンフライ麺を採用している製品が売り場に並んでいるのですが、このカップ麺は完全に「バリカタ」シリーズのフィールドだと思うんですよね。でも「極のチャルメラ」というタイトルなので、あくまでも「チャルメラ」シリーズの亜種製品になるのかな? と、食べる前から中途半端な印象が否めません。とりあえず麺のクオリティが間違いないことはわかっているので、定番の「濃厚とんこつ」との違いだったり、チャルメラらしさの有無を意識してみましょう。





スープは、「乳化感の強いポークエキスをたっぷりと使用した、濃厚でまろやかなとんこつスープ」に、「焦がしニンニクでアクセントを付けて、パンチのある味わいに仕上げ」たとのこと。今回も昨今のトレンドとして挙げられている例に漏れず、豚骨特有の荒々しさや豚骨臭こそ鳴りを潜めていたものの、きちんと濃厚な豚骨スープです。フレームワークには鶏エキスが下支え的に組み込まれていますが、乳等を主要原料とする食品は使用されておらず、豚エキス、ラード、ポークオイルなどを駆使して豚骨の旨味を表現し、マイルドながらも強めのガーリックによるパンチと若干の焦がしによるアクセント、ペッパー系の香辛料で複雑味を演出しています。ただ、ちょっと塩気が強いかなぁ…。とは言いえ、塩気で食わせるようなスープではありませんでした。価格帯を加味しても納得できる、「バリカタ」シリーズらしいソツなくも丁寧な豚骨スープです。ただ、ここで浮上する疑問がひとつ…「チャルメラ」らしさが全く見えてこないんですよね。チャルメラといえば、シリーズを通してホタテの旨味が代表的な特徴であり、シリーズの個性になるんですけど、ここまで堂々とタイトルに「極のチャルメラ」を冠するのであれば、そのアイデンティティは継承するべきだったのではないでしょうか。

めんは、「ラーメン店の粉っぽい麺質を表現した、硬め・極細・ストレートで歯切れが良いバリカタ麺」とのこと。こと麺に関しては、相変わらず手放しに好印象ですね。博多系の豚骨に用いられることの多い、少し芯が残るような歯切れのよい低加水麺の特徴を的確に捕捉し、それを見事に体現してます。最近では各メーカーから軒並みハイレベルなノンフライ麺や新規開発の麺がリリースされていますが、バリカタ系のノンフライ麺を作らせたら明星食品に敵うメーカーは存在しないと言っても過言ではないでしょう。今回は麺の表面に若干のザラつきを感じたんですけど、個体差なのか、調理環境のコンディションなのか、それとも密かにマイナーチェンジして進化を遂げたのか…ちょっと断定はできませんが、現状この麺に対しての評価は手放しに★9を付けたいくらいです。この麺を美味しく食べるためのアドバイス的なポイントは、必ず沸騰直後の熱湯を注ぐことと、きちんとフタをして60秒待つこと、この2点でしょうか。スープの温度低下を防ぐ効果は勿論、フタを開けたままだと麺の戻りにムラを招くので、きちんとフタをして待ってください。あ、それからフタの上で液体スープを温めるようにと指示されているのですが、フタの上だと60秒では完全に温まらないと思うので、事前に大きめのコップか碗に熱湯を注ぎ、小袋ちゃぽんさせておきましょう。…もちろん小袋の封は切らずにですよw

かやくは、「チャーシュー、キクラゲ、ネギ、紅生姜チップの先入れかやくに、ニラ、切りゴマのあとのせかやく付き」とのこと。チャーシューは気持ち厚みがあって、それなりに食べ応えは得られたんですけど…ちょっと味付けが濃すぎませんかね。それに、脂身の甘味が感じられるジューシーなタイプではなく、前回の「バリカタ 濃厚とんこつ」と同じタイプで、エースコックのタテ型カップ麺に入っている丸型チャーシューを大きくしたような、ちょっと価格帯に見合っていない肉具材だと思います。キクラゲは小さいながらもコリコリとした食感が心地よく、これは素直に好印象でした。で、なぜにネギが先入れなんですかねw どうせならニラと一緒に後入れ仕様だと嬉しかったんですが。あと、ゴマは言うほど目立ってなかったかな。ニラはガーリックの効いた豚骨スープと相性がよくて、今回の具材で最も効果的だと感じました。紅生姜チップも飛び込んできた時に割と勢いがあったので、紅生姜を敵と見なしている人は気になるかもしれません。ただ、過剰な主張ではなかったので、単調さの回避に効果的だと私は感じました。ラーメン屋さんでは無用の長物(強いて使うなら替え玉時限定で)と思っているアイテムなんですけどねw


(標準は★3です)

まず結論として…チャルメラ失踪事件なうw 極めてオーソドックスな方向性ではあったものの、他社と比較してクオリティが逸脱しているバリカタ麺を筆頭に、ガーリックの効いたスープ、豊富な具材のラインナップなど、高価格帯の及第点はソツなくクリアしていたので、価格帯を加味しても “「バリカタ」シリーズとしては” 素直に楽しめる仕上がりかと思います。しかし、「極のチャルメラ」目線で評価すると、イマイチと言わざるを得ませんね。バリカタシリーズでは定番の「濃厚とんこつ」をベースにして、麺とスープのクオリティを据え置いたまま、希望小売価格が225円から230円に上昇した分だけ具材のラインナップを強化しました、みたいな。「極の」とまで豪語するのであれば、せめてチャルメラのアイデンティティであるホタテの旨味を意識して欲しかったし、それを強烈に打ち出すのが体現すべき本来のコンセプトだったんじゃないですかね。というわけで、「バリカタ」シリーズとしては値段を加味しても及第点ですが、「チャルメラ」的にはナンセンスだと感じたので、今回は厳しめに評価しています。麺のクオリティを筆頭に、味の満足度は高かったので、今回の総評は製品のコンセプトに対するものだと思ってください。単純に味だけで評価するなら、値段を加味しても及第点ないし及第点以上です。とりあえずバリカタの「濃厚とんこつ」が好きな人は、素直に楽しめると思います。


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東洋水産「でかまる じゃがバター風味コーン塩ラーメン」



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今回の冒頭ネタは、カルビーの新商品「Natural Calbee ポテトチップス フレンチサラダ味」です。1袋199kcal以下、油分25%カット、着色料フリーという機能性を意識しているポテトチップスなんですけど…実は私、 “食事” となるカップ麺では機能性を意識した健康志向の製品を贔屓する傾向にあるものの、ことスイーツだのスナック菓子などという食べ物に関しては完全なる “嗜好品” だと割り切っているので、健康に配慮するとは何事か、ナンセンスだ、などと思っていた時期があったんですよね。だから未だに糖質オフ、カロリーオフのスイーツには馴染めなかったりもするのんですけど、そろそろポテトチップスだったら手を出してみてもいいかなと…で、このポテトチップスは…うん。俺これ好きだーw いや、たぶんね、油分25%カットがツボだったんだと思います。一般的なポテトチップスと比較して、ビックリするほど油っこくないんですよね。もちろん製造工程で油が使っているのでしょうけれど、フライよりも揚げ焼きのイメージというか、アブラでギトギトしているようなクドさが控えめなんです。なので、ポテトチップス特有の油っこい背徳感を味わいたい気分の時には不向きですが、ちょっと口が寂しいときに気兼ねなく手が伸ばせそうというか、胸焼けも起きにくそうだしw 味ですか? フレンチサラダ味…なんですかね? と、ここで大きな誤解…なぜか私、勝手に「シーザーサラダ味」をイメージしておりましてw ベーコンの風味とかチーズっぽさが感じられないなぁ…などと思っていたんですけど、これ「フレンチサラダ味」ですねw うん、それっぽいですよ。オリーブオイルっぽい香りに、赤ピーマンやパセリのアクセント、そしてビネガーによる軽めの酸味がフレンチドレッシングっぽくて、セロリの隠し味に気が付いた時、ちょっと感激しました。でも非常に繊細な隠し味だったので、セロリが苦手な人でも全く問題無いと思います。ガツンと分かりやすい味ではなかったものの、機能性の付加価値を含め、なかなか面白いポテトチップスだと感じました。


さて、本日の一杯は、東洋水産の「でかまる じゃがバター風味コーン塩ラーメン」です。「でかまる」シリーズの発売当初から、毎年秋冬期向けの商品としてリリースされている定番の「コーン塩バター味」なんですが、昨年は具材のコーンにスポット当てた、「メチャ盛り!コーン塩バター味ラーメン」でした。今年は「じゃがバター」がテーマとなっていて、具材の一部がポテトに変わったようです。写真を見ても分かるように、「おなじみのバター風味に皮付きじゃがいもをプラス!」とパッケージに書かれているのですが、いつも東洋水産の皮付きポテトはホックホクで美味しいんですよね。おそらく麺やスープには大幅な変更が見られないと思うので、新鮮味やインパクトは求めず、肩の力を抜いて食べ進めたいと思います。





スープは、「ポーク・チキンをベースに、野菜と魚介の旨味を加えた、コクのある塩バター味」に、「バター風キューブを使用し、本物のバターを溶かした時の臨場感を演出し」たとのこと。フタを開けた瞬間から漂ってくる胡麻の芳ばしい香りが印象的な、優しい洋風路線の塩スープです。雰囲気はカップスープのポタージュっぽくもあるんですけど、とろみは感じられず、ポタージュほどミルキーではありません。バター風キューブも厚みのある物ですが、表立って主張してくるわけではなく、全体を包み込むように優しくコクを深めてくれています。野菜の旨味も効果的で、魚介の旨味はホタテかな? 鰹や鯖、煮干などの魚介感ではありません。この優しい丸みを帯びた魚介の旨味は、たぶんホタテ、きっとホタテ。ポークとチキンは動物系の癖を抑え、ブイヨン的に効かせてあります。総じて優しいテイストですが、ほんのちょっと黒胡椒と胡麻の芳ばしいパンチがアクセントになっていて、最後までボヤけたイメージに落ちません。で、たぶん野菜の旨味と胡麻の香りからだと思うんですけど、ちょっとサッポロ一番の塩らーめんと雰囲気が似ていました。

めんは、「スープのりが良く、なめらかな食感の、丸刃で切ったやや太めの油揚げ麺」とのこと。熱湯3分の中太麺で、しっとりとした口当たりが心地よい油揚げ麺です。香辛料、粉末野菜、砂糖などで味付けが施されていて、スープとの馴染みがいいですね。ただ、いつもの「でかまる」にありがちなフカフカとした気泡の多い食感ではなく、プリッと弾けるような歯切れの良さにニュアンスの変化を感じました。それに、丸刃で切ったと書かれていますが、これまでの丸い汎用麺よりも角ばった平打ち麺で、また厚みも抑えられています。油揚げ麺特有の風味は袋麺に通じる雰囲気で、スープが優しかった分それなりの主張を見せてくるものの、野暮ったく思えるような存在ではなかったし、油揚げ麺ならではのホッとするインスタントらしさがプラスに作用していると感じました。有名店監修ではない油揚げ麺のカップ麺や袋麺を食べる時って、本格的なラーメンが食べたい気分の時ではないと思いますし、昔からある秋冬の定番品なので、このチープさはプラス要素でしょう。

具材は、「ポテト、コーン、ねぎ、ごま」とのこと。ご覧の通りポテトは皮付きで、ホクホクとした食感も然る事乍ら、皮の芳ばしさも感じられる、とても満足感の高い具材です。あまり数は多くありませんが、個々のサイズは大きく、一つひとつの歴とした存在感から、特に不満は感じませんでした。昨年の「メチャ盛り!」と比較して、当たり前のようにコーンの数は減っているものの、芳ばしくてホクホクした皮付きポテトの存在感と、パサつきのないコーンの瑞々しい甘味から、「じゃが」も「コーン」も明白に打ち出されていて、素直に印象が良かったです。スープの項目でも触れたように、胡麻の芳ばしさもキーマンでした。ネギは飾り(笑)


(標準は★3です)

全く派手さの感じられない仕上がりではあるものの、それでいて無難な印象には終わらせない安定した総合力の高さから、客観的に見て総評は★4が妥当かと決めかけていたんですが、今年で発売28周年になる秋冬定番のロングセラーブランドらしい安心感、タイトル通りのポテトとコーン、優しいスープと麺の相性など、この製品の立ち位置と需要を思えば上出来の★5で差し支えないと判断しました。初めて食べる人や新商品のカップ麺にインパクトを求めている人にとっては物足りなさが否めない味かもしれませんが、毎年このカップ麺を楽しみにしている人にとっては「そうそうこれこれ」という裏切りのなさが好印象だと思いますし、それを守るべき歴史の長さなので、今回は後者の印象で評価しています。ちょっと麺が良くも悪くも進化しちゃった気がしたりもしたんですけど、袋麺に通じるニュアンスのノスタルジックさは好印象だったし、ブイヨン的なポークとチキンのコク、ホタテを思わせる丸みを帯びた魚介感、そして野菜の旨味が印象的な優しいテイストに、程よくバターの風味が重なって、胡麻のパンチと黒胡椒でアクセントをつけた飽きのこないスープ、そしてホックホクの皮付きポテトに甘いコーン…と、奇抜な要素や驚きこそ感じられなかったものの、それこそロングセラーブランドらしい安心感の表れとも言えるわけで、間違いのない美味しさとギャップの無さに価値が見出せる、そんなカップ麺です。これを平凡で無難と取るか、裏切りのない安心感と取るか、それによって評価が★3と★5にハッキリと割れそうなカップ麺かもしれませんが、当ブログは後者の印象で評価しました。優しい味のカップ麺が食べたいんだけど、ちょっぴり食べ応えも欲しいな…って気分の時にはドンピシャな一杯だと思います。


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東洋水産「マルちゃん ハリガネ スパイシー豚骨」



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今回の冒頭ネタは、バカワイン氏のアンサー記事、「キリン一番搾り<黒生>レビュー/一番搾りスタウト」の紹介です。と、ここで内容の紹介はできませんのでw 記事のタイトルをクリックして、彼のレビューを直接ご覧になってくださいね。ちょっと斬新な表現が見られて、私としても非常に有意義な記事でした。いやまさか味の印象を例えるのに「か…(だからネタバレするってw)


さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん ハリガネ スパイシー豚骨」です。「ハリガネ」シリーズの新作で、今回のテーマはスパイシー。あんまり豚骨ラーメンにスパイシーな印象ってないんですけど、スパイシーさの指標はブラックペッパーみたいですね。で、パッケージにはミル付きでブラックペッパーのイラストが描かれているのですが…「※イラストは味をイメージしているものです」って、これ要ります? 「写真はイメージです」的なアレだとは思うんですけど、これが味をイメージして描かれていることは一目瞭然なわけで…と、そんなことより、このシリーズの油揚げ麺は縮れまくっているのに、いつもパッケージの写真では見事なまでに詐欺まがいのストレート麺なんですよね…こっちのほうが「写真はイメージです」必要だと思うんですけどw 兎にも角にも、お店のラーメンを意識しているような本格的な豚骨ラーメンではなく、いかにもカップ麺らしいインスタント全開な豚骨ラーメンを地で行くようなシリーズなので、そのような目線から評価いたします。





スープは、「豚骨の旨味をベースに、黒胡椒を利かせたスパイシーで濃厚な豚骨スープ」とのこと。豚骨の指標は、ザ・粉末スープといったタイプだったので、相変わらず本格さは皆無に等しかったんですが、思いの外に黒胡椒のアクセントは強いです。ヒーヒー言うほどではないけれど、確実に身体がポカポカしてくる感じ。豚骨の指標も粉末スープ的とは言え、旨味に弱さは感じられず、適度なガーリックパウダーのアクセントと思っていたよりも明白だった黒胡椒の存在感に好感が抱けました。カップの底に黒胡椒が溜まるので、定期的に混ぜながら食べましょう。

めんは、「『ハリガネ』をイメージさせる、硬く歯ごたえのある極細麺」とのこと。ご存知ない方のために補足すると、「ハリガネ」は博多系の豚骨ラーメンで麺の硬さを指定する単語で、すべての豚骨ラーメン屋さんに当てはまるわけではありませんが、硬さのランクは上から「粉落とし」「ハリガネ」「バリカタ」「カタ」「普通」「やわ」「バリやわ」が一般的と言われています。ただ、「バリカタ」から「やわ」くらいまでが一般的で、「粉落とし」や「バリやわ」なんかをラーメン屋さんで見ることは滅多にありませんね。ちなみに「バリカタ」は茹で時間が約20秒、「ハリガネ」は約10秒、「粉落とし」は約3秒だそうです。他にも「粉落とし」の上を行く「湯気通し」や、最近では「生麺」という明らかにヤバそうなレベルも出現しているとか。絶対お腹壊すってw さて、随分と脱線してしまいましたが、いつものシリーズで使い回している汎用麺…かと思いきや、おいおい…今までの麺と様子が違うじゃないですか。これまでのシリーズ汎用麺と比較して、原材料の構成は全く変わっていないんですけど、切刃が丸刃から角刃に変わっています。正直、かなりショックですね…たしかに硬めの歯応えではあるものの、それは単純にフタを早く開けたからであって、あの少し芯の残るような歯応えは感じられず、後半のプリプリとした歯切れの良さもニュアンスは別物で、全くと言っていいほど質感の異なる別物に変わっていました。「ハリガネ」シリーズの麺というよりも、日清食品の「カップヌードル シーフードヌードル」に使われているヌードルタイプの細麺というか、完全に「ヌードル」です。麺が売りのシリーズだったのに、進化するどころかヌードル系にシフトって…アイデンティティもクソもないじゃないですか。

具材は、「味付鶏挽肉、ねぎ」とのこと。いつもは胡麻が印象的なシリーズなんですけど、今回は黒胡椒との兼ね合いか、胡麻はカットされていますね。で、味付鶏挽肉とネギは普段通り、このシリーズらしい具材です。豚骨ラーメンに鶏挽肉とは何事か…という意見も聞こえてきそうですがw このシリーズに限っては、そのようなツッコミは野暮というもの。エースコックのハズレちゃん(スポンジ野郎)よりも美味しいですし、割と量も多いので、意識しなくても援護射撃的に旨味を強化してくれます。あと、スープを飲む、または捨てると底に溜まっているので、麺を食べ終わったら半分くらいスープを捨てる、からのライスダイブも間違いないでしょう。ネギも豚骨ラーメンに合う小葱で、イメージにピッタリでした。


(標準は★3です)

正直、麺が変わってしまったことに対するショックが大きすぎて、いっそのこと★0にしようか本気で悩みました。とは言え、結果的に不味いわけではなかったし、テーマの黒胡椒が効果的だったので、なんとか踏み止まった感じです。しかし、今回のヌードルチックな油揚げ麺への変更は、シリーズのファンに対する裏切り行為もいいところですよ…味の評価云々という以前の問題というか、コンセプトの倒壊に愕然としてしまいました。今後どうなるかは分かりませんが、この麺を使い回すのであれば、このシリーズには一切の魅力が感じられなくなりそうです。ちなみに私は、いつも食べる前から無条件で★5を付けたいくらい、ハリガネシリーズの大ファンでした。実際、過去記事の評価も少し甘くなっていると思います。しかし、麺の仕様が大幅に変わったことで、シリーズの今後が不安でしかありません。次の新作では、麺が元の汎用麺に戻ってくれているといいんですけどね…



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まるか食品「ペヤング もっともっと激辛MAXやきそば」



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今回の冒頭ネタは、カルビーの新商品「極じゃが 焼きしお味」です。あ、この製品の「焼」には「き」の送り仮名が必要なんですねw(カップ麺の「焼そば」は基本的に送り仮名の「き」が記載されない)それは扨置き…以前、ユニーホールディングスとファミリーマートの統合記念商品第1弾として、「きわじゃが うすしお味」という製品がファミリーマート・サークルK・サンクス限定でリリースされたんですけど、間違いなく「きわじゃが」の後継品ですよね。とは言え、こちらはコンビニ限定品ではなく、今回は普通に一般のスーパーなどでも入手可能です。さて、「極じゃが」の内容量は、一年前の「きわじゃが」と同じく40gで、体感的な印象も似ていますね…って、一年前に私が書き残した自分の過去記事を読みながらの比較なんですけれどもw いや、「きわじゃが」よりも少し分厚いかな? なかなかハードな食感で、味付けは若干のアミノ酸等で旨味を補強していますが、シンプルに焼塩を活かした素材の旨味を重視しています。端的なイメージで例えると、「ポテトチップス」よりも「じゃがビー」に近い印象で、それをハードな食感に仕上げた雰囲気というか、とにかくジャガイモの美味しさを最大限に生かそうとしている姿勢です。で、とても美味しいw 堅めの食感も相俟って、じっくりと味わっていたいような、派手な味付けよりもシンプルにジャガイモの風味を楽しみたい人にオススメです。


さて、本日の一杯は、まるか食品の「ペヤング もっともっと激辛MAXやきそば」です。一応、「MAXやきそば」シリーズの新作になるのかな? カップ麺界ではトップクラスの危険物として有名な、ペヤングの「激辛やきそば」ですが、もっともっと激辛になったそうです。素晴らしいです。ところで、このカップ麺には随分と振り回されまして…というのも、メーカーのホームページには、「11月6日 : コンビニエンスストア先行発売」「12月4日 : 一般発売」と書かれていたので、もちろんコンビニを優先して探し回っていたんですけど、なかなかどうして見付からない…明らかに話題性の高い新商品ですし、こうも取り扱われていないのはオカシイ…と、疑問に思いながらも捜索を続けていました。ちなみにカップ麺の主な入手経路は、できるだけコンビニでの定価購入は避けたいので、コンビニ限定品を除いて「マックスバリュ」「イオン」「その他スーパー」を優先し、そこに無ければコンビニを探すんですけど、「セブンイレブン」「サークルK・サンクス」は遠すぎて行動圏外(車で片道1時間が限界…)なのと、行動圏内の「ファミリーマート」は新商品の品揃えが非常に悪いため、「ローソン」と「ミニストップ」が主なコンビニでの捕獲先になります。で、今回の「もっともっと激辛MAXやきそば」コンビニ先行発売とのことですが…なんと、ファミリーマート・サークルK・サンクス限定だったんですよw そりゃ見付からないw しかも、そのことに気が付いたのは、藁にもすがる思いで立ち寄ったファミリーマートの店頭で、店内のポップに「ファミリーマート・サークルK・サンクス先行発売!」って…orz どうでもいいですねスイマセン。誰かに聞いて欲しかったんです、はい。というわけで、ちゃんと本家激辛ペヤングよりも辛いのか、そして激辛でも美味しい絶妙なバランスは保たれているのか、しっかり見定めてやりたいと思います。関係ないけど「激辛ロシアンスコーン」のパッケージを思い出したw





ソースは、文句無しで激辛です。文字通り激しく辛いです。てか、痛いです。人間の舌は、唐辛子の刺激を味覚ではなく痛覚で感じ取るので、鍛えれば何とでもなりますけど、今回のレベルだと並大抵の耐性値では太刀打ちできないと思います。ちなみに本家の原材料と見比べてみると、ほぼ同じような構成ですね。言われてみれば、ほんのり赤みを帯びてはいるものの、黙って出されたら色の薄いソース焼そばにしか見えません。しかし、刺激の強さだけで言えば、本家越えは勿論、これまでにリリースされてきた数ある激辛カップ麺の中でも史上最恐クラスなのは間違いないでしょう。そして、刺激のタイプは本家よりも明らかに瞬発力がありますね。本家では最初に甘味がやってきて、食べ始めこそ大したことないと錯覚させた後、じわじわと刺激が増してゆき、急に狂犬の如く牙を剥き出して噛み付いてくる、典型的な蓄積型の戦法なんですけど、こちらは食べ始めこそ「本当に激辛なの…?」なんて思ったのも束の間、1口目の5~10秒前後で早くも刺激が頭角を現し始め、飲み込む前には激辛クラスに変貌し、その後もジリジリと口の中に残り続ける粘着性を兼ね備えた、実にタチの悪い性格w ただ、純粋な唐辛子の刺激とは少し違っていて、ちょっと薬品チックなんですよね。液体ソースを混ぜている段階から、明らかに薬品チックな香りが漂っていたので、おそらくカプサイシン抽出物的な何かで辛味を添加しているのでしょう。それは本家にも共通するニュアンスですが、今回その刺激が増している分、比例して薬品チックな香りも目立っていました。そんな自然界にはない(あったら困るけどw)刺激のベクトルではあるものの、これなら激辛党も満足できるでしょう。美味しく食べられる味のバランスで言えば、圧倒的に本家優勢ですが、このバカみたいに突き抜けた刺激には、かなりの衝撃が感じられると思います。もうちょっと甘さも強いとジャンクさアップで嬉しかったかなー。

は、いつものペヤングシリーズに使われている、あの頼りない油揚げ麺です。ブレないw そして、非常にフレキシブルな麺なんですよね。何にでも合います。合わないソースを探す方が難しいと思います。どんな味のソースを合わせても、それが「ペヤング」であることを確立させる存在となっていて、そんな存在感でありながら、ソースを打ち壊すことのないバランスが秀逸ですね。今回のソースは本家よりも刺激が強く、また甘味を控えめに感じた加減が影響してか、ファーストインプレッションではソースの味や刺激よりも油揚げ麺特有の芳ばしさが目立っていて、最初の一口だけ、ほんと最初の一口だけ「ペヤングだなぁ…」って少しホッとしました。ほんと最初の一口だけw ただ、どんなにソースの刺激が強くても、これがペヤングであることを主張し続けていた彼の声明力には少し感動してしまいました。

かやくは、キャベツ、味付け鶏ひき肉となっているのですが、小さなキャベツは激辛ソースまみれなので、刺激の緩和剤になることはありません。キャベツですら凶暴です。で、味付け鶏ひき肉…これねぇ、本当に美味しくない。ある意味、エースコックのスポンジ野郎に匹敵する肉(なのか?)具材だと思います。まるでペットフードのような見た目の物体で、食感は粉っぽく、舌触りはザラザラとした不快なもの。おそらくコスト調整によるものだとは思うんですけど、これなら入っていない方がマシです。本家の味付け鶏ひき肉は、こんな物体ではないんですけどね。


(標準は★3です)

美味しさと刺激の両立で言えば、本家の「激辛やきそば」が圧倒的に優勢ですね。しかし、この際もう味なんて気にならなくなってしまうほどの非常識な刺激には強烈なインパクトを感じたので、そこを高く評価しての総評です。ちなみにファミリーマートの新商品情報では(なんで事前にチェックしなかった俺…w)「従来の激辛やきそばの2倍以上の辛さ」と書かれていたのですが、あながち間違いではないでしょう。一定の刺激を超えると1.5倍だか2倍だか3倍だかのニュアンスは麻痺してくると思うんですけど、3口目から急に凶悪な表情に変貌する本家に対し、こちらは瞬発力を打ち出しつつ、もちろんネチッこい蓄積型の粘着質な辣味も踏襲されていたので、刺激に関しては期待していただいて大丈夫です。ただ、真の激辛党にとっては、まだまだイケる…と、逆に物足りなさを感じてしまうかもしれません。そのように期待値と耐性値で評価が分かれてしまうかもしれませんが、よほど辛い食べ物に耐性のある人でない限り、怖いもの見たさで手を出すのは控えましょう。ヤケドじゃ済みませんから。また商品化されることがあれば、次回は4倍ないし5倍くらいの内臓破壊レベルに期待したいですね。とは言え、食後のヒップは大丈夫だったんですけど、胃痛は激しかったです。内臓破壊レベルとは言いませんが、間違いなく臓器に悪いです。あんまりオススメしたくないです。でも美味しかったです。



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