東洋水産「マルちゃん また食べたくなるラーメン 柚子香る塩味」(2回目)



サントリー「クラフトセレクト ビターエール」を飲みました。昨年の「スペシャルビター」を踏襲しつつ、コクと旨味を意識してブラッシュアップさせたような印象ですね。苦味は少し大人しくなったかな? アルコールの度数は5.0%から5.5%に上がっていて、香りにもウェイトを置いた模様。実際、口の狭いワイングラスに注いでみると、シトラスを思わせる柑橘系の爽やかなホップの香りが漂い、シャープでありながらも芳醇。これがレイトホッピング製法の為せる業なのか…と(セールスポイントに影響されやすいタイプw)泡はキメが細かく、泡持ちも良いですね。口に含むとファーストインプレッションでは軽めの苦味が、それから柔らかい甘味と旨味が広がり、余韻には再び苦味が残るんですけど、それでいて尾は引かず。決してI.P.A.のような攻撃的な苦味ではありませんが、既存の一般的な大衆ビールよりも苦味は強かったし、エールらしい香り立ちの良さと程良くビターなテイストが心地の良いビールでした。自分としては鮮烈な印象が強かった昨年の「スペシャルビター」の方が好みだったんですけど、一般ウケするのはコチラかもしれません。同時発売の「セゾン」も気になっていて、いろんなスーパーやコンビニで探しているのですが、一向に見当たらないんですよね…(さぁ冒頭のジンクス来いw)

さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん また食べたくなるラーメン 柚子香る塩味」です。全粒粉を14%使用したノンフライ麺と、化学調味料無添加のスープが売りのブランドなんですけど、このシリーズが私は大好きなんですよねー。当ブログで「柚子香る塩味」の紹介は2回目になるのですが、なんと今回は鯛出汁を起用しているのだとか。同ブランドの醤油味も「鴨だし醤油味」にブラッシュアップされたところですし、前回の塩味も高評価(★6)だったので、非常に楽しみです。





めんは、「全粒粉を練り込んだ、細めのノンフライ麺」とのこと。毎度お馴染み全粒粉14%練り込みノンフライ麺で、おそらくシリーズで汎用しているノンフライ麺だと思うんですけど、このシリーズほど全粒粉の恩恵を体感できるカップ麺は他に無いでしょう。自然な小麦の甘味に全粒粉特有の芳ばしさ、じっくりと意識的に味わって食べると小麦本来の旨味が口いっぱいに広がり、一般的なノンフライ麺とは風味が違うことを体感していただけると思います。スープがクリアで雑味が無い為、より麺の風味がダイレクトに伝わってくるんですよね。少しポソッ、とした低加水寄りの質感ですが、スープとの馴染みが良く、お互いの繊細さを活かし合っているような兼ね合いに今回も好感が持てました。

スープは、「鯛だしをベースに、ゆずの香りを加えたあっさりとした塩味のスープ」で、「『赤穂の塩』を使用」とのこと。前回は動物系の要素を軸に、魚介と昆布が旨味をサポートする構成だったのですが、今回は原材料に動物性食品が一切使用されておらず、鯛出汁と昆布の2本柱。ちょっとした路線変更なんて可愛らしいものではなく、完全に別物です。動物系の重厚感は感じられず、ましてや化学調味料も無添加なので、パンチのある味わいではないものの、まず香りからして鯛の濃度が濃く、後味には鯛出汁特有のクセを若干ながら感じるほど。柚子の風味は前回よりも少し控えめになったような気がしたんですけど、鯛の旨味を消さず、それでいて適度な清涼感が鯛出汁のクセを緩和しているようで、程よい主張に思えました。クリアな繊細さを売りにしている塩スープだったので、人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、雑味の無い奥床しい滋味深さに気が付いた時、きちんと価値が見出せると思います。体感的な塩分濃度にもカドは感じられず、むしろ質の良い塩の甘味を感じる塩気だったので、総じて繊細な面持ちを考慮し、お湯は指定の量よりも少なめに入れた方が楽しめると思います。

具材は、「チンゲン菜、たまねぎ、ねぎ、粗挽唐辛子、ごま」とのこと。具材の構成は、前回と大きく変わっていないようですね。相変わらず肉具材は入っていませんが、このブランドの繊細さを思えば無くても問題なし。青梗菜は特有の風味と甘味から、素直に素材の味が楽しめたし、玉ねぎのフレッシュな食感と香味感がアクセントになっていて、効果的な変化をもたらしてくれます。そして何と言っても評価すべきは、あといれかやくの薬味。風味の強い小葱が全体を引き立て、粗挽唐辛子もギミックではない適度な辣味がアクセントに効果的で、胡麻の芳ばしい風味がスープに一枚厚みを重ねます。胡麻の芳ばしさとプチプチした食感が、麺に練り込まれた全粒粉とリンクするので、そういった相乗効果を感じられるのも嬉しいポイント。スープと相性の良い青梗菜と玉ねぎに、繊細なノンフライ麺と繊細なスープを引き立てることに徹している薬味という構成は、今回も素直に好印象でした。

(標準は★3です)

麺と具材の構成に大きな変化は見られませんでしたが、動物系をベースにしていた前回のスープとは一転し、原材料には動物性食品を一切使用せず、柚子香る塩をテーマにしつつも鯛と昆布をベースにしたスープは前回と完全に別物で、同じ商品名とは思えない変貌を遂げていたことに驚きました。ほんと、完全に違うラーメンです。しかし、ひとつのカップ麺としての完成度は高く、カップ麺で化学調味料無添加という付加価値は大きいですし、それをビハインドに感じさせない工夫が相変わらず好印象で、大きな路線の変更も素直に受け入れることが出来ました。前回の秀逸なスープが自分は好みだったので、焼き直しでも全く以て問題なかったし、もう一度あのスープを味わいたかったんですけど、これはこれで嬉しいサプライズでしたね。カップ麺らしいパンチや押しの強さは感じられませんが、全粒粉を使用したノンフライ麺と、化学調味料不使用ならではの滋味深さに価値の見出せる一杯だと思います。機能性カップ麺びいきとして、個人的に推しているシリーズなので、ある程度のバイアスは否定しませんが、このカップ麺はオススメですよ。麺に練り込まれた全粒粉の恩恵と、無化調ならではの優しさや雑味の無さを意識して、ゆっくりと味わいながら食べてみてもらいたいですね。味覚だけでなく、途中で深呼吸を交えながら、嗅覚も駆使して味わってみてください。カップ麺なんて所詮ジャンクフードだろ、という認識が強い人にこそ手に取ってもらいたい一杯です。反面、ひたすらカップ麺にはジャンクさを求めている、という傾向にある人にとっては相性が悪い製品だと思うので、感想を参考に回避していただければと思います。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:マルちゃん また食べたくなるラーメン 柚子香る塩味
製造者:東洋水産
内容量:90g (めん70g)
発売日:2016年6月13日 (月)
発売地区:全国 (CVS・量販店・一般小売店 他)
希望小売価格:205円 (税別)
JANコード:4901990335928

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:440㎖
調理時間:熱湯4分
小袋構成:4袋 (粉末スープ・液体スープ・かやく・あとのせかやく)

~標準栄養成分表~

1食 (90g) あたり

エネルギー:316kcal
たん白質:8.6g
脂質:5.7g
炭水化物:57.6g
ナトリウム:2.1g
(めん・かやく:0.7g)
(スープ:1.4g)
ビタミンB1:0.25mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:178mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:316kcal (めん・かやく:286kcal / スープ:30kcal)
食塩相当量:5.3g (めん・かやく:1.7g / スープ:3.6g)

原材料名:めん(小麦粉(全粒粉14%)、食塩、卵白)、添付調味料(植物油、食塩、鯛エキス、糖類、醤油、香味油脂、デキストリン、たん白加水分解物、こんぶエキス、香辛料、酵母エキス)、かやく(チンゲン菜、たまねぎ、ごま、ねぎ、唐辛子)、加工でん粉、かんすい、炭酸カルシウム、酒精、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、香料、クチナシ色素、増粘多糖類、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分を含む)

アレルゲン情報:卵・乳・小麦・大豆・ごま

引用元URL:http://www.maruchan.co.jp/news_topics/entry/2016/05/post_1230.html

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コメント

No title
「また食べ」シリーズは今後はお正月の醤油、
この時期の塩味の2本立てになるのでしょうかね?

今回のリニューアルは別物に大変身ですか!
鯛と昆布ベースのあっさり味に柚子の風味は
この時期は食べやすそうですね。
あっ、呑み〆にも最適な雰囲気ww

これ去年バージョン食べてないし・・・、
あっ、今年バージョンのこれ、どこかに在庫あるはず!ww
記事しなくても早く食べなきゃ (^_^;)
Re:たういパパ
> 「また食べ」シリーズは今後はお正月の醤油、
> この時期の塩味の2本立てになるのでしょうかね?
現段階では、そんな雰囲気ですね。こうなってくると
味噌が無いのも不思議ですが、やはり無化調では厳しいのか…。

> 今回のリニューアルは別物に大変身ですか!
かーとさんのブログで事前に情報を得ていたとは言え
あまりの変貌ぶりには驚きました!w ほんと別物でしたよ。

たしかに軸は柚子と塩なんですけど、動物系は一切使ってなくて、
旨味のベースは完全に鯛と細やかな昆布が担っている様な構成でした。

でも、不思議とラーメンとして成立してたんですよね。

身体への負担も少なさそうなので呑み〆にも向いてると思います!

> あっ、今年バージョンのこれ、どこかに在庫あるはず!ww
> 記事しなくても早く食べなきゃ (^_^;)
しょ、賞味期限が…w ちなみに今回も秀逸でしたが、
個人的には昨年バージョンの方が好みでした_φ(. .*)
こんばんは
.
また食べたくなりましたか?
.
No title
takaさん、こんにちは!

商品名が同じなので内容も同じなのかと思っていたら、
スープの構成が全く違っていて驚きましたよね!

もともとは「このシリーズは自分としても好きだから、
昨年と内容が同じでも紹介するか」と思っていたのですが、
食べてみたらそうでないことがわかってびっくりでした!(=゚ω゚)

単純に好みだけで言えば昨年のほうが少し好きですが、
独創性という点では今年は昨年以上と言えましたね!

鯛だし+柚子、なかなか他では見ないスープですしね!

このシリーズは麺の旨さがダイレクトに感じられるのがいいですね!
あの全粒粉麺なくしてこのシリーズはないと言えるほどですし!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:匿名希望ちゃんさん
はい、また食べたくなりました(笑)

個人的には昨年の方が好みだったんですけど
しっかりと得るものはありましたね!
Re:かーとさん
こんばんは!

> 商品名が同じなので内容も同じなのかと思っていたら、
> スープの構成が全く違っていて驚きましたよね!
かーとさんの記事で事前情報があったとは言え
実際に食べてみて変貌ぶりに驚きましたよ(笑)

かーとさんも味は昨年の方が好みでしたか!

自分も初版でハマったので、再販でも良かったんですけど、
おっしゃるとおり独創性という点では昨年以上かもしれません。

それに全粒粉を練り込んだ麺は昨年よりも光っていたし
鯛だし+柚子の繊細さと無化調のイメージは当て嵌まっていて
まったく違う表情を見せながらも完成度は秀逸だと感じました!

後入れの薬味も効果的なんですよね♪

来年の変化にも期待したいと思います!

(できれば初版のスープが食べたいw)

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