日清食品「日清 DEEP STYLE 担々麺」



サッポロの「ヱビス<ザ・ホップ>2016」を飲みました。ギフト限定の緑色したヱビスです。ずっと気になってたんですけど、ギフト限定だから普通には売ってないし、かと言って自分に送るのも切ないし、待ってても誰も送ってくれないしw と、指を咥えて見ていたのですが、たまたま6缶パックが普通に販売されていたので、ここぞとばかりにw 「ザ・ホップ」というタイトルの通り、ホップの瑞々しさが確かに感じられるのですが、ホップの爽やかさやフルーティな香りを前面に押し出すのではなく、あくまで適度な主張に留め、ヱビスらしい余韻の続く上品で深みのある味わいにウェイトを置いているような印象。昨今流行りの鮮烈な印象こそ受けなかったものの、オリジナルの良さを踏襲した仕上がりには素直に魅力を感じました。ホップ押しのビールなら他にもインパクトのあるビールが沢山ありますし、ヱビスらしさを残す方向性が確かな個性となっていて、ヱビスが好きな自分としては印象が良かったです。程良い苦味に上品な余韻、そこに交わる軽めのホップ。エッジの効いたインパクトこそ感じられなかったものの、なかなか面白い路線でした。

さて、本日の一杯は、日清食品の「日清 DEEP STYLE 担々麺」です。「日清 DEEP STYLE」は、「”ディープで濃厚、底無しの旨さ" をコンセプトにした大盛カップ麺の新ブランド」で、その記念すべき今回の第1弾は、私の好きな担担麺。基本的に日清食品は担担麺に強いイメージがありますし、大見得を切ったコンセプト的にも事前の期待値は上げてイキますよーw 大盛バケツ型のカップ麺といえば、どうしても大味に傾いてしまったり、質より量といったネガティブな印象が潜む傾向にあるので、そういった部分を払拭するだけのパワーがあるかどうかに注目ですね。日清食品の新ブランド、お手並み拝見といきましょうか。





は、「かみ応えのあるもちもちとした食感の大盛ストレート中太麺」で、「麺重量90g」とのこと。麺重量90gという量は、大盛バケツ型カップ麺の平均的な値ですね。大盛バケツ型のカップ麺といえば、エースコックの「スーパーカップ」や、東洋水産の「でかまる」が同じ土俵ですが、まず麺の質が他社とは一線を画しています。形状は日清食品の十八番でもある縮れの少ないストレート麺で、やや厚みのある平打ち麺。表面は口当たりが良く滑らかで、適度な弾力と歯切れの良さを兼ね備え、油揚げ麺特有の風味も殆ど気になりません。これまでに発売されてきた大盛バケツ型の油揚げ麺とは明らかに雰囲気が異なっていて、質より量どころか高級感さえ漂っていました。しなやかな物腰の柔らかさに適度なコシ、そんな女性的な繊細さを感じさせつつも確かな食べ応えが得られる。もしこの油揚げ麺をシリーズの汎用麺とするならば、今後かなり強力な武器になりそうです。そんな基礎クオリティの高い麺の質も然る事乍ら、今回のスープとの相性も良かったし、素直に評価できる組み合わせでした。麺量90gの大盛仕様ですが、時間経過による劣化も緩やかで、食べ終わる頃になってもダレてしまわなかったのが良かったです。大盛カップ麺として、きちんと必要な配慮が行き届いていますね。

スープは、「芝麻醤とすりごまをたっぷり使用し、花椒の香りをほのかに利かせた、濃厚でコク深い味わいの担々スープ」とのこと。まずDEEPの指針ですが、明らかに胡麻を指していますね。液体スープとは別に練りごまオイルの小袋が入っていて、そんな芝麻醤のコクも然る事乍ら、たっぷりと入っていた具材の擂り胡麻と煎り胡麻の芳ばしさが寄与している部分も大きく、かなり胡麻にウェイトを置いた担担スープです。ほのかに花椒の香りと麻味も感じられるのですが、唐辛子の辣味や花椒の麻味は控えめで、刺激的な要素に期待すると裏切られてしまうものの、そういった不満は胡麻の濃度がキッチリとカバー。粘度の低いサラサラとしたスープだったんですけど、濃度は高いです。ほどよい醸造酢の酸味も適切なアクセントとして効果的だったし、胡麻推しのインパクトを押し出しつつも相対的なバランスは整っていて、麺と同じく大盛バケツ型のスープとは思えないほど丁寧に作り込まれたスープでした。やや塩分濃度は高めだったんですけど、大盛カップ麺の弱点とも言える塩気で押して質を犠牲にしたような印象は全く受けなかったし、胡麻推しの担担スープとして本格さを感じられたのが良かったです。麺が上品な油揚げ麺だったので、本格さをマスクしていなかったのも大きなポイントでした。

具材は、「ミンチ肉、ニラ、すりごま、炒りごま」とのこと。麺とスープのクオリティがズバ抜けて高かったので、しわ寄せが具材の量に現れてしまいましたが、ミンチ肉は味付濃いめの肉そぼろで信頼と実績の日清食品クオリティ。青梗菜ではなくニラをチョイスしたのもコストの問題でしょうけれど、スタミナ感を演出するにあたって効果的だったし、スープに大きく寄与していた大量の胡麻は非常に好印象。価値の見出せない具材を量で誤魔化して入れられるよりも、きちんと意味のある具材を揃えてくれた今回の構成には素直に好感が持てました。

(標準は★3です)

勝手にハードルを上げて挑みましたが、なんのなんの、お見事じゃないですか。具材の貧弱さこそ否めなかったものの、それを補って余りあるほどのチカラが麺とスープにあって、これが大盛で食べられる、という部分に高い価値が見出せました。質より量とか、大味とか、そういったネガティブな印象は皆無に等しかったです。気合の入った濃厚スープも然る事乍ら、しなやかで上品な面持ちのストレート麺は他社の大盛バケツ型カップ麺と比較しても明白な差別化となっていて、その大盛商品とは思えない一線を画したクオリティには脱帽でした。スープからも大雑把な印象は微塵も感じられず、とても丁寧に作り込まれていたのが好印象だったし、敢えて具材の量を犠牲にした価値はあったと思います。辣味や麻味などの刺激的な要素に期待すると物足りなさを感じてしまうものの、その不満は胡麻の濃度が補ってくれていますし、大盛バケツ型らしからぬ質の高さから、このブランドの今後の展開が非常に楽しみになりました。早くも第2弾のリリースが待ち遠しいです。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:日清 DEEP STYLE 担々麺
製造者:日清食品
内容量:146g (めん90g)
発売日:2016年5月30日 (月)
発売地区:全国
希望小売価格:210円 (税別)
JANコード:4902105238790

麺種類:油揚げ麺
容器材質:プラ (PS)
容器胴巻:紙
必要湯量:510㎖
調理時間:熱湯4分
小袋構成:2袋 (液体スープ・練りごまオイル)

~標準栄養成分表~

1食 (146g) あたり

エネルギー:673kcal
たん白質:14.3g
脂質:37.1g
炭水化物:70.5g
ナトリウム:3.1g
(めん・かやく:0.9g)
(スープ:2.2g)
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.32mg
カルシウム:261mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:673kcal (めん・かやく:463kcal / スープ:210kcal)
食塩相当量:7.9g (めん・かやく:2.3g / スープ:5.6g)

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、大豆食物繊維)、スープ(醤油、ねりごま、豚脂、ポークエキス、植物油脂、糖類、香辛料、食塩、醸造酢、酵母エキス、香味油)、かやく(ごま、味付肉そぼろ、ニラ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸Ca、酒精、酸味料、増粘多糖類、セルロース、香料、カロチノイド色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、乳化剤、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に卵、乳成分、落花生、えび、いか、鶏肉を含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・落花生・えび・豚肉・鶏肉・いか・大豆・ごま

引用元URL:https://www.nissin.com/jp/news/5203

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コメント

No title
DEEP STYLE第1弾は確かになかなか美味しい逸品でしたね。
たしかに大味のバケツ型カップにあって
しっかり作りこまれていたと思います。

自分的にはそんなにDEEPっていうのはよくわかりませんでしたけど、
日清食品らしい無難な美味しさは感じました。

しかしシリーズ化されたこのDEEP STYLEですが
今後の方向性の持って行き方が難しそうな気がします。
DEEPというイメージがイマイチよくわからないので(^_^;)

この先、「DEEPで濃厚」というコンセプトが他の味で
どういうふうに具現化されるのがひじょうに注目しています。
No title
こんばんわ。
アサヒのレッドアイ非常に気になっています。コンビニなどに売ってなくて、ロハコで買ったのですが、月曜日に届く予定です。・・・あ、ラーメンの話をしろと言う展開ですよね?w

店らーめんいきました。記事ありです。
最近このブログを見つけて読ませてもらってます。
二つ気になったことがあります。
一つ目は改行がない文章です。
ぱっと見読む気がなくなってきます。
ここ以外でも改行無しの文章を書かれているのですか?
読み手のことを考えて、どこで改行するかを考えてながら書いてみると、頭の体操にもなるのではないでしょうか?
二つ目は総評が文章の後半にあることです。
長い文章を読んだ後で低い評価を見ると、何のために読んでしまったのかとガッカリします。
差し出がましいことを言ってしまいまして申し訳ありません。


管理人のみ閲覧できます
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No title
takaさん、こんにちは!

この「DEEP STYLE」は他社の大盛系とは一線を画してましたね!

大盛系というと全体的に大味なイメージが強いですが、
こちらはあえてスープを本格指向にして攻めてきましたね!

麺の本格度も他のメーカーの大盛系に比べると高いですし、
具材のコストを削ることで個性を出すことに成功してますね!(=゚ω゚)

これだけごまが強い担々麺のスープは他でもあまりないですし、
このブランドにかける日清の気合の入りようがわかりますね!

ただ、今後の展開がどのようになるのかは謎なところもありますね!

DEEPな本格指向を見せるのって、なかなか難しいこともありますし!

担々麺の場合はごまを強めるというわかりやすい方法がありますが、
他のラーメンではどのようにするのだろう、とは気になりますね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:たういパパ
大盛バケツ型カップ麺に有り勝ちだった
質より量な大味感の無さが好印象でしたよね!

> 自分的にはそんなにDEEPっていうのはよくわかりませんでしたけど、
自分は胡麻の濃度に「DEEP」の要素を感じました_φ(. .*)

> 今後の方向性の持って行き方が難しそうな気がします。
自分としては濃度の指標を履き違えていない
スープの丁寧な作り込みに期待しているので
しっかり濃厚な豚骨や鶏白湯を食べてみたいです!
Re:とおりすがりのかぶやんさん
こんにちは!

> アサヒのレッドアイ非常に気になっています
実はレッドアイって飲んだことないんですよね(苦笑)

多分、実際に飲んでみたら意外と違和感なく
受け入れられるのでしょうけれど…先入観がw

> 店らーめんいきました。記事ありです。
見ましたよ! 端的でしたが新鮮味を感じました!
Re:通りすがりさん
ご指摘いただいた件についてですが・・・

> 改行がない文章
学校や会社などで使われている文章や、一般の書籍などでも
改行を入れない文章が多いことは既に御存知のことかと思いますし、
文章部分の横幅を狭くすることで読みやすくなるように心掛けているつもりです。

それに頻繁な改行を入れてしまうと、この文字数ですから、
スマホなどで御覧の方には今以上のスクロールを強要させてしまうので、
そういった配慮も兼ねて不必要な改行を入れない、という様式で執筆してきました。

> ここ以外でも改行無しの文章を書かれているのですか?
私が行っている執筆作業は、このカップ麺のブログのみです。

それに執筆作業とは言え、ブログで生計を立てているわけではないので、
あくまでも個人的な趣味の範囲内であることをご理解頂けたらと思います。

> 総評が文章の後半にあること
総評は他のブログでも後ろにあることが多いですし、
自分としては後半に総評を配置した方が自然に感じています。

それに “総評” は3項目を御覧になっていただいた上での
“まとめ” として書いている部分なので、文章の構成上ご理解ください。

> 長い文章を読んだ後で低い評価を見ると、何のために読んでしまったのかとガッカリします
スマホから御覧頂いているようなので、特に総評が気になるのであれば、
3項目すっ飛ばしてスクロールしてもらえればガッカリせずに済むかもしれませんね。

そこまでして読んでいただくのは心苦しくもありますけど・・・

善処してみようとは思いますが、他の人は違う意見かもしれないですし、
一人の意見だけではブログの方針を直ぐには変えられないので、ご理解頂けると幸いです。
Re:鍵コメさん
コメントありがとうございます。

了解しました。
Re:鍵コメさん
コメントありがとうございます。

とても参考になる御意見、感謝いたします。

今後とも、宜しくお願い申し上げます。
Re:かーとさん
こんにちは!

大盛バケツ型というと食べ応え重視のイメージが強くありますけど
この製品はそういったネガティブな印象が皆無に等しかったですよね!

具材にこそ弱さを感じてしまったものの、スープの作り込みは勿論、
大盛バケツ型とは思えない油揚げ麺の完成度も相俟って、
これまでのバケツ型とは一線を画していたと思います。

刺激的な要素に期待すると肩透かしですが
それを補って余りあるほど胡麻には力がありましたよね!

ここまで胡麻が中心にあると清々しいですし、
これによって刺激に対する物足りなさも払拭されました。

麺とスープの完成度を思えば具材の貧弱さも許容できますし、
どのようなフレーバーでも、この麺を主体にスープを作り込む
みたいな路線であれば、比較的安心して手に取ることが出来そうです。

今回は濃厚でありながらも路線は万人向けだったので
鶏油を意識した鶏白湯や表面を覆うほどの黒マー油で攻めた豚骨など
そういった大盛バケツ型らしい攻めの姿勢も見てみたいと思いました!
ご無沙汰しております。。。
管理人様,お久しぶりです。。
最近は多忙につきコメントに伺えませんでした。。。
管理人のtaka a:様の文章,私にとっては読みやすいですよ。。。

改行についてですが,管理人様が列挙された物に限らず,
Web上におきましても新聞記事などは改行は頻繁に入れず
あくまで頁の幅に任せる書式を採用されておりますからね。。。

一行の文字の数が多くなり過ぎなければ何も問題はないでしょう。。
私が数えたところでは,一行に四十五文字程しか御座いませんでしたし。。。

私は総評の数字がいくつになるのかを
文章を読みながら予想するのが好きですので,
総評は最後にあるほうが有難いですね。。。

総評をすぐに読みたければほんの一秒スクロールすれば済みますし
斯様な書き込みをするよりも,そのほうが手間も省けるというものでしょう。。。

管理人様の文章の書式はそれほどまでに奇抜でもなく
その読みやすさなど個人の感性の差異に過ぎぬと思いますが,
自身の感性が全てと思う人もいると云うことなのでしょう。。。

こちらの担々麺,私も食べましたが年のせいか少々疲れました。。
ラーメンの味もまた,個人の感性によるところが大きいと感じております。。。
Re:ラグーモさん
お久しぶりです!

肯定的な御意見を頂戴し、非常に励みになりました。

改行を頻繁に用いられているブログもあるので、
確かに区切りがあって読みやすいという利点は私も感じているのですが、
当ブログの文章構成と文字数を思えば、改行が多いと逆に読み難い気がして…。、

仰られるように新聞などでも改行は頻繁に入らないですし、
各項目では区切っているので、ストイックに気にしたことがなかったのですよ。

> 私は総評の数字がいくつになるのかを
> 文章を読みながら予想するのが好きですので,
そう言って頂けると有り難いです!
というか、この長ったらしい文章を読みながら
総評を予想していただいていることに少し感激しました(笑)

> こちらの担々麺,私も食べましたが年のせいか少々疲れました。。
> ラーメンの味もまた,個人の感性によるところが大きいと感じております。。。
これは致し方ない部分でもありますよね。、
味覚は個人の好みにも左右されますし、もちろん年齢の差にも。

(ブロ友のたういさんとの記事を読み比べると顕著に現れていたりしますw)

私は今回のカップ麺で★6をつけましたが、
人によっては無難に★3って人も居るでしょうからね。

とても丁寧なコメント、そして有り難い御意見、
今後の参考のひとつにさせていただきます。感謝です。

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