寿がきや食品「伊勢志摩潮ラーメン」



5月31日発売、ファミリーマート限定の「堅あげポテト匠味 あさりバター味」を食べました。まず袋を開けた瞬間から、二枚貝特有の香りが強く漂ってきて、期待値は一気に上昇。実際に味わってみると特有のエグミが感じられるほどのインパクトは無かったんですけど、噛めば噛むほどアサリの旨味が染み出してきて、 “ちょっと贅沢な” というコンセプトに違わぬ滋味深さがありました。ホタテエキスによって貝の旨味が増幅していたし、紛れもない二枚貝特有の風味や磯の香りには好感が持てたのですが、あくまでもバターは下支えに過ぎなかったので、そこに期待すると肩透かしかもしれません。でもでも、バターの存在感が控えめだったからこそ貝の旨味がフロントで活躍することが出来ていたのだと思いますし、貝エキスの含有量の多さを物語っているような明白な貝の存在感も然る事乍ら、それを妨げない内気なバターの主張が功を奏していたと自分は感じたので、バターと貝のバランスは印象が良かったです。アルコールのお供にもピッタリだったし、リピートありですな。

さて、本日の一杯は、寿がきや食品の「伊勢志摩潮ラーメン」です。伊勢志摩サミットの記念商品として開発されたカップ麺なんですけど、もしかしてオバマさんも食べたのかなー、って。そんなことを考えている自分は能天気な人間だなとw それは扨置き、商品名になっているように、「塩」ではなく「潮」がテーマになっているので、海産物系の要素が打ち出せているかどうか、そういった部分に注目しながら食べたいと思います。でも寿がきや食品の塩系だから塩気がキツそう…(苦笑)





めんは、「しっかりとしたコシと弾力のある口当たり滑らかなノンフライ細めん」とのこと。いつもの寿がきや食品らしいノンフライ麺なので、新鮮味こそ感じられないものの、安定した品質の高さは今回も健在。しっとりとした口当たりが心地の良い麺で、確かなコシと弾力から麺単体としての存在感があり、小麦っぽい風味や甘味を感じられるのが好印象。しかも、今回のスープと麺は相性が抜群だったんですよね。予想通り寿がきや食品らしくスープの塩気は強めだったんですけど、キレのあるスープと麺の小麦感が絶妙にマッチしていて、麺の風味を活かす為と思えば強い塩気にも納得できました。このノンフライ麺はキレのある塩スープと相性が良いんだなー、って改めて再認識。サイズ的にも麺とスープのバランスは丁度いい位置にあって、もともと汎用麺らしく柔軟性の高いノンフライ麺ですが、いつも以上のコンビネーションを感じました。磯の香りが際立っていた具材と小麦感の兼ね合いもバッチリだったし、汎用麺としての柔軟性や基礎クオリティの高さを打ち出しつつ、いつも以上に麺の持つ利点が活かせていたように思います。

スープは、「三重県産うすくち醤油を塩ダレに使用し、あさりだしと動物系スープをあわせた塩ラーメンスープ」とのこと。うん…やっぱり塩っぱいw と、塩気については後から触れるとして。後入れかやく入スープの影響していない部分から地のスープを確認してみると、この段階でも磯の風味を感じました。表面に浮かぶ動植物性の油脂成分が動物系のコクを確かな位置に定めてくれていて、それにマスクされていないアサリ出汁の旨味が好印象。加えて昆布っぽい旨味を感じたのですが、具材の茎ワカメから染み出していたのか、単なるイメージのバイアスか、グルタミン酸ナトリウムのチカラかw 魚醤やイカエキスパウダーが隠し味っぽく入っていて、海産物の存在感を高めることに於いて相乗効果を生んでいるようでした。塩ダレに合わせられている醤油は伊勢うどんの特徴として挙げられる溜まり醤油ではなく、薄口醤油が使用されているようですが、アサリ出汁や具材が醸し出す磯の香りを活かす為でしょうね。個人的には塩で通して欲しかったんですけど、伊勢志摩サミット記念商品なので、三重県産の拘りを増やしたかったのかもしれません。それに原材料の並びを見ても含有量が最も多いのは醤油みたいなのですが、薄口醤油だったからか醤油自体の主張は香り付け程度だったので、ほぼ塩スープと見て問題ないと思います。全体的に混ぜると具材が及ぼす影響力がハンパじゃなかったんですけど、詳しくは次の項目で。やはりスープ単体で飲むと自分には塩気が強かったのですが、麺の項目でも触れたように、麺を食べている時にはバランスの良い塩梅に思えたので、ただ闇雲に尖っているだけのデメリットしか感じられないような塩気ではなかったです。ありがとう汎用のノンフライ麺w あ、それから麺を食べ終わった後、お湯を少し足して伸ばしてみたんですけど、極端に旨味が薄れることはなく、むしろ塩のカドが和らぐと同時に磯の香りが持つ繊細さが際立つようだったので、塩っぱいスープが苦手な人は湯量の調整で即時問題解決できるでしょう。

かやくは、「伊勢志摩産あおさ、チャーシュー、ネギ、茎わかめ、焼ばらのり、なると」とのこと。具材が貧弱になるイメージの強い寿がきや食品ですが、今回の印象は良好ですね。ただひとつ、ケミカルなチャーシューは除いての話ですけど…w ただ入ってるだけなら未だしも、場合によっては邪魔になるんですよね、コレ。まさに今回そのパターンで、絵に描いたような無用の長物でした。反面、伊勢志摩産アオサと焼ばら海苔の存在感は非常に好印象。商品名に「潮」とありますが、それを確実に感じさせてくれたのが後入れかやくのアオサと海苔でした。良い意味でスープに多大な影響を及ぼし、明瞭な磯の香りが潮のイメージを確立させていて、この製品の核として文句の無い存在感。意識しなくても麺に絡んで口に入ってくるし、麺の小麦感と磯の香りがベストマッチだったんですよね。茎ワカメの量はそんなに多くなかったんですけど、とても新鮮味の感じられる素材ですし、全く価値の見出せないチャーシューは要らないので、代わりにアオサや海苔、茎ワカメを増やして欲しかったです。ナルトは見た目にも良い感じだったし、もちろん食べたら練り製品特有の風味が感じられたので、よっぽど価値の見出せないケミカルなチャーシューよりも意義のある具材だと思いましたw とうとうナルトに負けたかw

(標準は★3です)

相変わらず価値の見出せないチャーシューが足を引っ張るカタチになってしまったものの、塩気の強いスープは麺を活かすという意味ではプラスの方向に寄与していたし、しっかり効果的な海苔系の具材に新鮮味のあった茎ワカメなど、なかなかに見所の多い一杯でした。記念商品と言うだけあって、それだけの気合いの入れようは感じられると思います。スープ単体で飲んだ時に感じる塩気のカドが評価のターニングポイントになってきそうですが、お湯の量さえ増やせば解決可能なスープだったし、総体的に見た場合の総合力は高く、ひとつの塩(潮)ラーメンとして非常に良品だと感じました。具材のチャーシューをカットして、浮いたコスト分だけ後入れかやくを増やしてもらうか、適度なサイズの焼き海苔を2枚ほど入れてくれれば★6つけていたと思います。そもそも今回のラーメンに肉具材は蛇足的だったし、しかも入るのはケミカルな風味が鼻に付く例の取り敢えずチャーシューですから、ここは真剣に全体のバランスを考えてもらいたかったです。「全国麺めぐり 富山白えびラーメン」がリニューアルされた時には、そういった部分が改良されてたんですけどね。チャーシュー自体の質を向上させるような変革、または闇雲に使用して製品の足を引っ張らせないようにするなど、せめて使い方の工夫を望みます。ほんとに、チャーシューひとつで良くも悪くも印象は随分と変わると思いますよ。まぁ自分のような拘りのある人間か、こういったブログを専門に扱っている人間にしか気にならないようなポイントかもしれないんですけどね。どうなんでしょうw

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:伊勢志摩潮ラーメン
製造者:寿がきや食品
内容量:103g (めん65g)
発売日:2016年5月2日 (月)
発売地区:全国 (沖縄除く)
希望小売価格:227円 (税別)
JANコード:4901677081889

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:450㎖
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋 (かやく・液体スープ・後入れかやく入スープ)

~標準栄養成分表~

1食 (103g) あたり

エネルギー:323kcal
たん白質:8.9g
脂質:8.9g
炭水化物:52.1g
ナトリウム:3.0g
(めん・かやく:0.8g)
(スープ:2.2g)
カルシウム:103mg

(食塩相当量:7.6g)

原材料名:めん(小麦粉、でん粉、食塩、植物油脂、小麦たん白、大豆多糖類、たん白加水分解物)、スープ(しょうゆ(三重県産)、動植物油脂、食塩、アサリエキス、チキンエキス、しょうゆ調味料、乳糖、アサリエキスパウダー、ポークエキス、香味油、野菜エキス、ゼラチン、ポークプロテイン、香辛料、砂糖、たん白加水分解物、魚醤、イカエキスパウダー、酵母エキス)、かやく(チャーシュー、なると、ヒトエグサ(伊勢志摩産)、茎ワカメ、ねぎ、のり)、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、乳化剤、香料、増粘多糖類、着色料(クチナシ、カラメル、紅麹)、酸化防止剤(V.E、V.C)、リン酸塩(Na)、酸味料、カゼインNa、(原材料の一部に卵、牛肉、ごまを含む)

アレルゲン情報:卵・乳・小麦・いか・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

引用元URL:http://www.sugakiya.co.jp/products/sokuseki/soku_n_8188.html

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コメント

No title
しかし伊勢志摩サミット、大成功でしたが、
正直なところ、その後の広島のほうが盛り上がっちゃんで
すっかり陰に隠れてしまいましたね・・・。
伊勢志摩より広島のほうが経済効果高そう・・・ (^_^;)

で、この製品はなかなかよかったですよね!

この汎用麺が妙にスープに馴染んだのは事実です。
またうまく青さなど取り込んでいっしょに食べるのは美味しかった!

青さと茎わかめは製品名らしさをだしていて、
特に茎わかめのコリコリ感、斬新でインパクトありました。

それにしてもチャーシューのコストで
茎わかめあと5本くらい増やしてほしかったww
Re:たういパパ
> 正直なところ、その後の広島のほうが盛り上がっちゃんで
ですよねw これは自分も思いました(笑)

今回の寿がきや食品は当たりでしたね!

いつも以上に汎用麺のポテンシャルが活かされていたし、
海苔系のトッピングにアサリ出汁の効いた塩スープなど、
きちんと押さえるべきポイントを押さえていたと思います。

茎わかめは斬新でしたよね! ちょっと量は少なかったですけど、
確実に印象に残る具材だったので、とても好感が持てました。

仰る通りチャーシューのコストを回して欲しかったですね…w
ほんと、エースコックの粗悪な肉そぼろ並みに価値が見出せない(苦笑)
No title
堅あげポテトはやっぱり塩派のくま子です♪
はちみつバターは気になります!もう売ってないかしらー?

価値の見いだせないチャーシュー( *´艸`)

やっと明日はペヤングのキムチマヨを
食べる予定です♪
Re:くま子さん
> 堅あげポテトはやっぱり塩派のくま子です♪
間違いないセレクトですね!b

でも自分には “うすしお” 系が塩っぱくてw
堅あげポテトは定番のブラックペッパーもお気に入りです!

ちなみに堅あげポテトの「はちみつバター味」ですけど、
ずっと普通に売ってるので、おそらく通年商品化したものと思われます。

見付けたら是非お試しください!
自分的には甘塩っぱい系のベストスリーに入る逸品なので!

> 価値の見いだせないチャーシュー( *´艸`)
いやもうコレはホントにね〜…要らんですw マジでww
ケミカルな風味が鼻に付きますし、無用の長物化するパターンが多くて…。

> やっと明日はペヤングのキムチマヨを食べる予定です♪
これは美味しかったですよ! 奇抜な路線じゃなかったですけど、
味としては文句無しの安定感でした。個人的にリピしたいヤツです。
No title
takaさん、こんにちは!

寿がきやの新商品は比較的スルーしがちなのですが、
あおさとばら海苔の効果が大きく、さらにスープのほうも
ちゃんとあさりなどの旨味が効かされているなど、
「潮」を名乗るだけのものがちゃんとある良作でしたね!(=゚ω゚)

海苔に関してはあおさだけにせず2種類使ったのも大きい気がします!
あおさだけだとやや苦味のほうが立ちすぎたかもしれないですし!

寿がきやの塩ラーメンって、カドがやや強いものが多いですが、
それが不思議と合うのも寿がきやのラーメンの良さですよね!

とがりはあるんだけども、麺と食べている限りではきつくはなく、
その鋭さがちょうど良く感じられたりもしますからね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんにちは!

きちんと「潮」を演出できていたのが良かったですよね!

効果的だった2種類の海苔も然る事乍ら、
きちんとスープにも海を感じさせる要素があって、
さらに麺の取り合わせも抜群だったし、納得の仕上がりでした。

茎若布も新鮮味がありましたよね!

> 寿がきやの塩ラーメンって、カドがやや強いものが多いですが、
> それが不思議と合うのも寿がきやのラーメンの良さですよね!
これが自分的には鬼門だったりするんですけど、
今回、塩カドの強いスープと麺の相性が良いことを再確認できましたし、
お湯を足しても旨味が損なわれることはなかったので、素直に楽しめました。

具材のチャーシューだけが鼻に付いたんですけどw
それを除けば良い意味で寿がきや食品らしく、非常に良品だと感じました。

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