渡辺製麺「富山ブラック 麺家いろは」



「ポテトチップス濃い味 塩だれカルビ味」を食べました。その名の通り濃い味がコンセプトなので、ビールのアテに誂え向きのシリーズなんですよね。今回は塩だれカルビ味とのことですが、思っていた以上に肉の旨味やジューシーさが感じられ、調理感のあるスモーキーな香りが漂っていたのが好印象。黒胡椒のアクセントもイイ感じでした。で、ふと「日清焼そばUFO 塩カルビ焼そば」が脳裏を過ぎるw 一気に食べ切るにはクドいような気もしたんですけど、ちょいと気分転換に少しツマむにはピッタリで、ビールのアテに良かったです。前回の「アンチョビガーリック味」も美味しかったし、コンセプトもビール党に嬉しい濃い味だし、次の新商品も楽しみだなー、っていうか最近の冒頭文、需要があるのどうかも分からないような「食べました」「飲みました」ネタばっかりだな…w

さて、本日の一杯は、渡辺製麺の「富山ブラック 麺家いろは」です。ローソン限定発売のカップ麺で、富山ブラックで有名な「麺屋いろは」の再現カップ麺。ちなみに「秋田名店の味 中華そば 末廣ラーメン本舗 醤油味」に続く、「ローソン」と「ラーメンデータバンク」のコラボ商品第2弾だそうです。富山ブラックのカップ麺といえば、やはり寿がきや食品の通年商品「全国麺めぐり 富山ブラックラーメン」が真っ先に思い浮かぶので、タイプの差異に注目したいと思います。ちなみに富山ブラックの姉妹品とされている「全国麺めぐり 富山白えびラーメン」ですが、「麺屋いろは」の「シロエビ塩らーめん」がモデルになっているみたいですね。





は、「氷結乾燥ノンフライ麺を使用」して、「お湯で戻したときに生めんに近い食感が味わえ」るとのこと。これって汎用麺なんでしょうか? いや、もしかしたら微妙に違いがあるのかもしれないんですけど、体感的に根底から受けるイメージは毎度お馴染みな感じです。湯戻し時間は標準が4分、硬めが3分との指定なのですが、しっかり4分待ってもゴリゴリとした食感やゴムっぽさが気になったし、ほんとノンフライ麺らしいノンフライ麺というか、旧世代感は否めません。いつもは撮影時間を考慮して、少し早めにフタを開けるんですけど、氷結乾燥ノンフライ麺の特徴を考慮し、触らず4分間きっちり待ってからフタを開け、撮影して放置して、やっとこさ自分的食べ頃w 大袈裟じゃなく、お湯を注いでフタをしてから10分後くらいに食べ始めたのですが、そのくらい待った方がノンフライ麺特有のクセもマシだったし、麺の表面にスープが馴染んでくれるので、ゴリゴリした食感やノンフライ麺特有のクセが苦手なひとは、時間に余裕を持って調理した方がいいかもしれません。ただ、必然的にスープの温度は下がってしまうので、一長一短の手法ですけどね…。強い小麦感は素直に美味しかったし、放置して馴染んでからはスープとのバランスも悪くなかったです。なんだか自分で読み返して思うに…随分と個人的な感想文ですねコレw 熱湯注いでから10分後ってどうよw

スープは、「鶏だしベースに魚介が香る黒醤油の濃厚なスープ」とのこと。うん、さすが高価格帯の製品だけあって、かなりスープは美味しいですね。寿がきや食品の富山ブラックと比べると、まず見た目に違いがあって、黒醤油らしい色合いではあるものの、こちらの方がスープの色が淡いです。そして体感的にも明白な違いがあって、醤油特有のクセまで意識した黒醤油押しのスープである寿がきや食品に対し、こちらは魚粉による魚系の要素が強く、黒醤油らしく醤油の風味と香りも感じられるのですが、あくまでも醤油の香りとコクなどの良い部分だけを抽出している感じ。体感的な塩分濃度も高くありませんし、寿がきや食品の富山ブラックのように鋭利なスープではありません。芳醇な醤油感を打ち出しつつ、カドは丁寧に削られていて、節系の芳ばしさと煮干による魚粉のパンチがバチッ、と効いているのですが、包容力を感じさせるような優しさを兼ね備えています。チキンエキスが動物系のベースを硬め、豚脂が動物系のコクを確かなものにして、きちんと深い後引く味わいのスープに仕上がっていました。富山ブラックの特徴となっている黒胡椒の主張も常識的な刺激で、たしかに存在感はハッキリと感じられるものの、刺激よりも香りを意識している感じですね。寿がきや食品の富山ブラックが抱いているようなインパクトを期待すると肩透かし喰らうと思いますが、魚粉の効かせ方と醤油感のバランス、それを壊さない適度な黒胡椒の存在感など、かなり総合力の高いスープだと感じました。「ギャップに惚れた。濃い顔して、優しく口説く。」と、パッケージにあるキャッチコピーの通り、見た目や富山ブラックの強烈なイメージとは裏腹な優しさを兼ね備えていて、それでいて富山ブラックらしい要点は感じられたので、お店のラーメンもこんな雰囲気なのかなー、って。見た目通りの(いやそれ以上のw)インパクトを打ち出している寿がきや食品に対し、見た目とのギャップに個性を感じました。黒胡椒が別添だったのも嬉しかったです。販売価格が税込298円の製品ですが、その価値はスープから感じられると思います。ただし、魚粉の主張が明白なので、魚系のWスープが苦手な人は避けた方が無難ですね。

具材は、「乾燥チャーシューと青ネギ、メンマと黒コショウ」とのこと。今回は珍しく(?)レトルト調理品は入ってなかったんですけど、コスト効率の悪い印象が強いので、個人的にはレトルト調理品なしでも全然オッケー。ただ、価格帯を考慮すると、具材の貧弱さは否めません。乾燥チャーシューは寿がきや食品よろしくペラペラで高級感のかけらもありませんし、298円も払ってメインの具材がコレかと思うと、ちょっと寂しいですよね。一応、それなりに肉の旨味なんかも感じられたのですが、特筆すべき肉具材ではないと思います。メンマは柔らかく、発酵感も控えめで、あんまり存在感ありませんでした。存在感の薄いメンマとは… 珍しいw

(標準は★3です)

さすがにスープは値段に見合う分だけの価値が見出せる本格さで、とても美味しかったのですが、売りにしている氷結乾燥ノンフライ麺は旧世代感が否めませんし、具材も汎用的で拘りが見られず、税込298円という価格設定を考慮すると、手放しには楽しめませんでした。コスパという点に於いては、寿がきや食品の富山ブラックが一枚上手な印象ですね。ただ、スープの本格さは特筆すべき位置にあったので、わざわざ定価で購入したのに全く価値が見出せなかった、みたいなことにはならないと思います。値段無視してスープの味だけを評価したら、★6は付けたい感じでした。限界に近い値段設定なので、カップ麺に何を求めるか、そのバイアスに大きく左右されると思います。麺と具材が汎用でもスープがしっかり本格的で美味しいなら良し、そのスタンスであれば価値が見出せると思いますし、カップ麺はコスパだろ、ってスタンスだと大きくマイナス寄りの評価となってしまうでしょう。個人的に、今回は前者だったので、取得価格を踏まえても楽しめました。今後、毎月ペースで同シリーズから新商品が発売されるそうなんですけど、既に第3弾の「八王子みんみんラーメン しょうゆ味」が4月26日からローソンで発売中ですね。兎にも角にも定価購入必須のコンビニ専売品ですから、税込298円という強気な希望小売価格に折り合いがつけられるかどうか、298円に見合った価値が見出せる核があるかどうか、もう値段との兼ね合いだけにかかってくると思うので、何とか価格帯に見合った高級感を演出してもらいたいです。で、行き着く先はレトルト調理品なのかもしれませんがw 麺に関しては暫くこのままだと思うので、ここは各自で割り切った方がいいかもしれません。一応、第3弾も遅れ馳せながらレビューするつもりです。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:富山ブラック 麺家いろは
製造者:渡辺製麺
内容量:123g (めん60g)
発売日:2016年3月22日 (火)
発売地区:全国 (LAWSON)
希望小売価格:298円 (税込)
JANコード:4979385804823

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:-
調理時間 (標準) :熱湯4分
調理時間 (硬め) :熱湯3分
小袋構成:4袋 (めん・乾燥具材・特製スープ・コショウ)

~標準栄養成分表~

1食 (123g) あたり

エネルギー:380kcal
たん白質:14.3g
脂質:11.9g
炭水化物:53.7g

(食塩相当量:6.7g)

原材料名:めん(小麦粉、食塩)、醤油(大豆を含む)、チキンエキス、豚脂、味付豚肉、植物油脂、食塩、いわし煮干粉末、砂糖、味付けメンマ(乳成分を含む)、小麦発酵調味液、ネギ、混合けずり節粉末(さばを含む)、香辛料、こしょう/着色料(カラメル、クチナシ)、調味液(アミノ酸等)、かんすい、酸化防止剤(V.E、V.C)、増粘剤(グァーガム、カラギーナン)、リン酸塩(Na)、乳化剤、香辛料抽出物

アレルゲン情報:小麦・大豆・鶏肉・豚肉・乳製品・さば

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コメント

No title
カップ麺の富山ブラックとしては最高ランクの製品と言えそうですね。
最高価格帯の製品ですが、それに見合った製品なんですね。
まぁ、価格考えたら最高なのは当然と言えるでしょうが。

スープは寿がきやのとはかなり方向性が違うようですね。
自分の嗜好的とは違う方向性に振った内容かな?と感じましたww

アンタにとっては塩カドが控えめでいい感じに魚介系に振った内容の
スープがポイント高かったみたいですね。
またコショー控えめもかなり意外な気がしました。

麺はこれは太麺なのですか?
なんか写真ではかなり太めに見えますが、4分戻しだからそうでもないのかな?
でも食べるのには10分戻し?・・・ (^_^;)
スープが大量の液体スープで冷めちゃうのにいっそう温度下がりますよ!ww

一度この渡辺製麺さんの製品、液体スープを湯煎せずフタの上で温めるだけで
スープがどれくらい冷めるか体験すべきかもしれませんね (^_^;)
Re:たういパパ
値段が値段なので、当然と言っちゃ当然、
ってことで、★3に落ち着いた感じですねw

麺は相変わらず旧世代感満載のゴリゴリ系ノンフライ麺だったし
価格帯を考えたら具材も貧相なラインナップになってしまうんですけど
スープの仕上がりに関して言えば値段だけのことはあるなって感じでした!

ご存じ塩分濃度の高いスープは自分の苦手ジャンルですけど、
寿がきや食品の鋭い富山ブラックのスープは大好きなんですよね(笑)

でもでも、それとは違った方向性のスープで、
(魚粉の主張的にパパの苦手ジャンルですがw)
きちんと差別化が図れていたことに好感が持てたし、
これがお店の特徴なんだろうなー、って思えたのが良かったです。

まさかの想像以上に黒胡椒が控えめだったのは意外だったんですけどねw
それも他の要素を活かす為と思えば、全く以て許容できる感じでした。

> 麺はこれは太麺なのですか?
うーん、そこまで太めではなかったんですけど…中太? くらいですかね。
いやでもほんと10分くらい待った方がいいんですってコイツは!ww

もちろん液体スープはバッチリ湯煎してから入れましたが、
この時期でも動物性油脂が冷えて凝り固まっていたので、
フタの上だけじゃ厳しいかもしれません。

> 一度この渡辺製麺さんの製品、液体スープを湯煎せずフタの上で温めるだけで
> スープがどれくらい冷めるか体験すべきかもしれませんね (^_^;)
でも298円ですよ・・・精神的にも金銭的にもリスクが・・・w

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