サンヨー食品「サッポロ一番 たいめいけん三代目シェフ 茂出木浩司監修 たいめいけんの裏メニュー THEオム黒ラーメン」



「ポテトチップス濃い味 アンチョビガーリック味」を食べました。フライドガーリック系の芳ばしさが強めに効いていて、おつまみ系の味ですね。そんなにアンチョビっぽさは感じられなかったんですけど、オイル感とガーリックが中心となっていて、アヒージョっぽい雰囲気を醸し出しているポテトチップスでした。うん、おつまみ系w ビールのアテに合いますよー。

さて、本日の一杯は、サンヨー食品の「サッポロ一番 たいめいけん三代目シェフ 茂出木浩司監修 たいめいけんの裏メニュー THEオム黒ラーメン」です。いつにも増して商品名が…長い!w 「東京・日本橋の老舗洋食店『たいめいけん』三代目シェフの茂出木浩司氏監修のもとで開発した、オリジナルメニューをカップ麺で商品化し」たとのこと。実際の店舗で提供されているラーメンの再現カップ麺ではなく、カップ麺用に店主監修で開発されたオリジナルの味、ということでしょうか。「○○の裏メニュー」シリーズと、実際のお店がコラボしたような製品ですね。有名な老舗洋食店とのことですが、実際の店舗には「らーめんコーナー」というブースがあって、そこでラーメンも提供されているのだとか。既に第2弾の「オムめん」と「カレーめん」が出ちゃってますけど、在庫の関係で順番的にスイマセン…w





は、「なめらかさとつるみが特徴の食べ応えある中太麺」とのこと。取り立てて特徴のある麺というわけではなく、オーソドックスなタイプのスナック的な油揚げ麺です。食感も風味も自己主張の激しいタイプではなく、スープとの一体感を高める為に敢えて柔麺に仕上がるように調整されているような印象を受けました。油揚げ麺特有の風味もサンヨー食品らしく、奥から甘味を感じるような優しいタイプで、嫌味のないスナック感が良い意味で軽く、スープと上手くマッチしています。タテ型カップという形状のイメージも少なからず影響しているのだと思いますが、組み合わせとして全く違和感は無かったですね。柔めの食感やスナック感もチープな印象を与えず、むしろプラスに作用していたと思うし、自分はオーソドックスでスナック的な油揚げ麺が好きなので、素直に美味しいと思いました。

スープは、「チキンのうまみにオニオンのコクを合わせ、胡椒でスパイス感を出したバター風味の黒いしょうゆ味」とのこと。商品名にある「黒」の文字通り、ベースは黒醤油系のスープなんですけど、真っ先に飛び込んできたイメージは、オニオンの旨味でした。オニオンの旨味が黒醤油とバターの架け橋となっていて、黒醤油から見るとイレギュラーに思えるバターの香りが絶妙にマッチ。黒醤油スープにバターの風味という単純な足し算だとボヤけてチグハグになったか、無難で印象に残らないスープになっていたかもしれませんが、オニオンの旨味が両者を繋ぐ歯車になっていて、胡椒のスパイス感でメリハリがあり、正統派の顔を持つチキンベースの黒醤油味と、洋の顔を持つバターを上手く融合させています。ちょっと食べる前は不安もあったんですけど、なんのなんの。ひとつのスープとして違和感なく成立していたし、素直に美味しかったです。ラーメンが持つ正統派の顔と、オムの持つ洋風の顔が見事に溶け合っていて、それを自然に楽しませてくれたことに好感が持てました。やや糖類による甘さの演出は強かったんですけど、黒醤油とバターを繋ぐのに効果的な側面を見せてくれていて、嫌な甘さじゃなかったです。

具材は、「かき卵のふわふわとした食感とチャーシューのうまみが食欲をそそり、玉ねぎの甘みがスープとよく合い、おいしさを引き立て」るとのこと。「オム」と言うだけあって、多めのタマゴが嬉しいですね。ふわふわの柔らかいタマゴなんですけど、しっかり混ぜても意外にカタチは残ります。口に入った時に感じる特有の柔らかい食感と丸みを帯びた優しい風味が確実にオムっぽさに寄与していて、きちんとイメージを確かなものにしてくれていました。チャーシューはチップ状のハムっぽい肉具材なのですが、今回は珍しくハムっぽさがプラスになってますね。普段ならチープさが気になってしまう傾向にある情緒の無い肉具材なんですけど、今回はオムという洋風のテイストが核のひとつになっているので、ハムっぽさが洋風の雰囲気にマッチ。フライドオニオンも名脇役で、スープにあったオニオンの旨味と具材のフライドオニオンには相乗効果が生まれ、じつに効果的な繋ぎ役に。フライド系の芳ばしさは感じられませんが、単体として見ても存在感があり、具材としても美味しいフライドオニオンでした。赤ピーマンは見た目にも鮮やかで、意識的に食べると特有の風味と甘味が感じられて好印象。きちんとタマゴを意識しながら他の具材に蛇足感が無く、実に良い構成だったと思います。

(標準は★3です)

オム黒でバター醤油味なんて言われたら、一見すると完全にキワモノに見えますけど、予想以上に総合力の高さが光る一杯でした。黒醤油スープとバターを繋ぐオニオンの旨味が実に効果的で、ひとつのスープとして何の違和感も与えずに両者を纏め上げ、そこに合わさるスナック的な油揚げ麺も素直に楽しめるようなバランスにあって、具材の構成も蛇足感が無く効果的な内容。パッケージや長ったらしい商品名を見ると、実食前は思わず構えざるを得ない雰囲気を醸し出していたものの、ここまで上手く落とし込まれたら、お見事と言うほかないですね。話題性やキワモノっぽいインパクト任せの製品ではなく、きちんと味としても評価できるカップ麺でした。これまでのバター醤油とは一線を画す仕上がりで、老舗洋食店シェフの力量とサンヨー食品の遊び心が見事に融合したような仕上がりに拍手です。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:サッポロ一番 たいめいけん三代目シェフ 茂出木浩司監修 たいめいけんの裏メニュー THEオム黒ラーメン
製造者:サンヨー食品
内容量:95g (めん70g)
発売日:2016年2月29日 (月)
発売地区:全国
希望小売価格:215円 (税別)
JANコード:4901734027089

麺種類:油揚げ麺
容器材質:プラ (PS)
容器胴巻:紙
必要湯量:410㎖
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋 (仕上げの小袋)

~標準栄養成分表~

1食 (95g) あたり

エネルギー:425kcal
たん白質:7.5g
脂質:18.3g
炭水化物:57.5g
ナトリウム:2.6g
(めん・かやく:0.8g)
(スープ:1.8g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:220mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:425kcal (めん・かやく:355kcal / スープ:70kcal)
食塩相当量:6.6g (めん・かやく:2.0g / スープ:4.6g)

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、でん粉、食塩、野菜エキス、しょうゆ)、スープ(食塩、植物油脂、糖類、しょうゆ、香辛料、チキンエキス、調味油脂、豚脂、バターオイル、野菜エキス、発酵調味料)、かやく(味付卵、味付豚肉、フライドオニオン、ピーマン)、調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、カラメル色素、炭酸カルシウム、レシチン、香料、カロチン色素、かんすい、クチナシ色素、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(原材料の一部にごまを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉

引用元URL:http://www.sanyofoods.co.jp/products/more/more_product_0516.html

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コメント

No title
よく出来た一品でしたね!
とくにスープと具が素晴らしかったです。
スープは敢えて黒醤油というちょっとサプライズ的なジャンルでしたが
意外とバター風味との相性がよかったですよね。
また玉ねぎが随所で大活躍してくれていたのも印象的。

かきたまのしっかり感もすばらしい!
まだこの具材使った次の新製品が出ませんね・・・、
また食べたいので待ち遠しいです。
Re:たういパパ
黒醤油にバターの組み合わせに
食べる前は若干の不安があったんですけど
玉ねぎの役割が効果的で予想以上にハマってました!

仕上げの小袋でバターの風味も明白だったし、
それも上手くハマっていて、汎用的な麺も今回は好印象。

それからタマゴが意外としっかりしてて驚きました!

混ぜたらバラバラになるんだろうなぁ…って思ってたんですけど、
しっかり混ぜてもカタチが残るんですよね。それでいてフワフワ。

このタマゴを使った新商品は自分も待ち遠しいです!
No title
takaさん、こんにちは!

購入する前はちょっと構えたカップ麺だったのですが、
食べてみると想像以上に上手く組み立てられてましたね!

やはりこのラーメンの隠れた主役は玉ねぎですよね!(●・ω・)

黒醤油ラーメンと洋風ラーメンという2つのスタイルを
黒醤油=玉ねぎ=洋風要素 というふうに上手くつないでいて、
このあたりに名店ならではのテクニックを感じさせられました!

こうしたつなぎ役を入れることで異質なはずの2つを融合させる、
こういった発想は普段の料理などでも応用が利かせそうですね!

その後スーパー向けのノーマルカップで再びコラボ商品が出ましたが、
そちらのほうは結局見かけることなく終わってしまいました;

できれば今回みたいにコンビニ向けの本格路線でまたやってほしいですね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんばんは!

玉ねぎの橋渡しは非常に効果的でしたね!

自分も実食前は少し身構えてたんですけど、
その懸念は杞憂に終わりました。

> こうしたつなぎ役を入れることで異質なはずの2つを融合させる、
> こういった発想は普段の料理などでも応用が利かせそうですね!
よく異色のカップ麺を食べると思うのですが
実際の料理に応用できるヒントが隠れてることって多いですよね!

> その後スーパー向けのノーマルカップで再びコラボ商品が出ましたが、
> そちらのほうは結局見かけることなく終わってしまいました;
これはもうすぐレビューする予定なんですけど、
レギュラーサイズと販路に不安を感じています。

やはりコッチ系の変り種はコンビニ向けが合うイメージですからね!

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