エースコック「エスニックFUN トムヤム風焼そば」



サントリーの「クラフトセレクト ヴァイツェン」を飲みました。そ…そんなバナナッ!w と、思わず叫ぶほどではありませんでしたが、ヴァイツェンらしい甘味を感じるフルーティさはきちんと演出できていて、ベーコンを彷彿とさせるスモーキーなフレーバーが軽く交わることで複雑味のあるアクセントが生まれ、余韻に若干の粉っぽい癖を残してくれたことが好印象。濾過されているので、スタイルとしてクリスタルヴァイツェンに該当するのでしょうか。同じ白ビールというスタイルでも、コリアンダーやオレンジピールが添加されるベルギーの白ビール(「ヒューガルデン・ホワイト」など)とは違った方向性にありますし、さすが大手メーカーの作る白ビールというか、仕上がりとしては比較的クリアで飲みやすかったです。「クラフトセレクト」シリーズは、クラフトビールの個性を尊重しながらも敢えて気軽に楽しめるよう万人ウケするレベルに個性を抑えているというか、そのような印象があるので、それを踏まえれば納得の着地点かと。でも今回リリースされた3品の中では癖があると思うので、人を選ぶかもしれません。個人的にビールの癖はジャンルを問わず強いほうが嬉しいのですが、家で手軽にクラフトビール、こういうスタイルもアリですよね。特設ページのデザインも一新され、ブランドのブラッシュアップを感じた今回のリリース、今後の盛り上がりに胸が高まります。取り敢えず、7月5日発売の「ビターエール」は、ヘビロテすることになりそうですw

さて、本日の一杯は、エースコックの「エスニックFUN トムヤム風焼そば」です。カップ麺でも定番のフレーバーになったトムヤムクンですが、カップ麺に限らず、至る所でトムヤムクン味の食品を見かけるようになりました。最近だとポテトチップスのトムヤムクン味を食べたんですけど、長くなるので割愛w 新シリーズなのか今回だけの変わり種なのかは分かりませんが、エースコックはエスニック系に強いので、本格さやエスニック的な雰囲気を期待して食べたいと思います。





めんは、「適度な弾力と滑らかさを持つめん」で、「しっかりとした食感でタレと相性の良いめんに仕上げ」たとのこと。断面の丸い熱湯3分の油揚げ麺で、最近のエースコックが推していた「厚切太麺」とか、安定の「カドメン」とか、そういった自己主張の強いタイプではなく、あくまでも全体のバランスを考慮したオーソドックスな印象を受ける油揚げ麺です。ちょっと後半はモサモサしてたかな? 麺のサイズは太くも細くもなく、これといって特筆すべき個性を持った麺ではなかったものの、タレとのバランスは悪くなかったです。今回はタレの味付が強かったので、油揚げ麺特有の風味も気にならない感じでした。麺量は100gということで、ちょっと大盛です(…ちょっと大盛?w)

タレは、「ポークエキスに豆板醤や唐辛子を加えた濃厚ながらも辛味のある調味タレ」で、「の調味タレに蝦醤や魚醤を加えることでトムヤムクンらしい後引く旨みがクセになる味わいに仕上げてい」るとのこと。蝦醤(シャージャン)は、小海老を塩漬けにして発酵させたペースト状の調味料ですね。本場の製品ほど癖のある仕上がりではなく、日本人向けに調整されているようなトムヤムクン味なんですけど、そのイメージとしてはムヤムクンらしいと感じられるポイントは押さえているように思います。レモングラスやパクチーなどの香草を効かせ、カップ焼そばらしく動物系の厚みもあり、適度な酸味による引き締め効果で後口にはキレがあって、蝦醤や魚醤の下支えがエスニック感をサポート。豆板醤もコクを深めることに寄与していたし、海老の旨味も感じられ、なるほどトムヤムクンね、みたいな。ココナッツミルク系の風味は感じられず、どちらかというとエッジの効いた味付(塩気も含めw)でも唐辛子の辛さは大したことないので、よほど苦手でなければ問題ないでしょう。どちらかというと優等生な路線だったのですが、これなら大半の人が素直に楽しめるでしょうし、きちんとトムヤムクンの特徴は捉えていたので、それなりに満足出来る内容でした。個人的な好みとしては、ココナッツミルクのテイストも欲しかったんですけどね。あと、自分には塩気のカドが強かったです(苦笑)

かやくは、「ぷりっとした食感の良いえび、程良く味付けした鶏肉そぼろ、色調の良いチンゲン菜、赤ピーマン」とのこと。海老は少し小振りで量も多くはなかったんですけど、ぷりっとした食感と海老らしい風味が強めに感じられます。その確実な存在感がトムヤムクンの “クン” (海老)を決定付けていて、きちんと雰囲気を醸し出せていました。青梗菜は甘味が強く、こちらは量が多めで好印象。シャキシャキとした食感がアクセントになっていたし、カップ焼そばだからといって、とりあえずキャベツで妥協しなかったことに好感が持てました。あまり私の中ではトムヤムクンに青梗菜のイメージは無いんですけど、けっこう相性は良いんですね。カップ麺だからかなw 鶏肉そぼろに存在感はありませんでしたが、赤ピーマンは特有の風味と甘味が感じられて、意外と目立ってました。コストの兼ね合いを考えると難しそうですけど、キノコ系の具材とかも入ってると嬉しかったです。今回はフリカケ系の小袋が無かったので、王道の乾燥パクチーは勿論のこと、個性を表現するために砕いたナッツとか付いてると面白かったかなー、と思いました。

(標準は★3です)

ちょっと自分には塩気のカドが強いと感じる味付だったのと、個人的にココナッツミルクの風味が欲しかったんですけど、味としてはトムヤムクンの押さえるべきポイントを押さえ、きちんと特徴を捉えていたし、カップ焼そばに合わせた調整も見られ、それなりにトムヤムクンらしい雰囲気に楽しめる一杯だと思います。本場の製品で感じるようなワケの分からない味というか、特有の怪しさというかw そういった癖は殆ど感じられなかったので、ディープ派にとっては物足りない仕上がりかもしれませんが、日本人向けに調整されたバランス型のトムヤムクン味としての出来は悪くなかったし、その雰囲気を感じられるだけの異国情緒は漂っていて、ひとつの変わり種カップ焼そばとして大いにアリだと思いました。でも最終的に最も印象として強く残ったのは、甘くてシャキシャキ食感が美味しかった青梗菜かもしれないw ラストひとくちに食べた青梗菜の塊が幸せだったw 今回は敢えて癖を抑え、バランス型に仕上げてきたような印象を受けたので、次回作ではパクチーマシマシとか、レモングラスの強烈な酸味でエッジを効かせるとか、何かしらのインパクトに特化した亜種が出てくるかもしれませんね。という期待を込めて、今後もエースコックの作るエスニック路線のカップ焼そばには期待を寄せたいと思います。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:エスニックFUN トムヤム風焼そば
製造者:エースコック
内容量:126g (めん100g)
発売日:2016年2月29日 (月)
発売地区:全国 (コンビニ・スーパー等)
希望小売価格:220円 (税別)
JANコード:4901071207267

麺種類:油揚げ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:630㎖
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋 (調味たれ・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (126g) あたり

エネルギー:533kcal
たん白質:10.3g
脂質:21.8g
炭水化物:74.0g
ナトリウム:2.2g
ビタミンB1:0.48mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:265mg

(食塩相当量:5.6g)

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、砂糖)、たれ(植物油脂、発酵調味料、豚エキス、糖類、トマトケチャップ、香辛料、醸造酢、ソース、食塩、みそ、魚介エキス)、かやく(チンゲン菜、えび、味付鶏肉そぼろ、赤ピーマン)、加工でん粉、炭酸カルシウム、酒精、香料、調味料(核酸等)、酸味料、カラメル色素、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、紅麹色素、(原材料の一部に卵、乳成分、ごまを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・えび・大豆・鶏肉・豚肉・ごま

引用元URL:https://www.acecook.co.jp/news/pdf/1602_ETY.pdf

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コメント

No title
これも自分は見つけられませんでした。
トムヤム味の焼そばって興味あったので食べたかったんですが・・・。
全体的には無難にまとまっている感じですね。
ほかのメーカーからもトムヤム味焼そば出てほしいです。
100gはちょっと大盛りの表現でいいでしょうww
一般的に焼そばはふつう盛り90g、大盛り130gが相場ですからね。
Re:たういパパ
ちょっと塩気の強さが自分的鬼門だったんですけど、
味としては無難にソツなく仕上がっていたと思います。

ただ、最も記憶に残っているのが青梗菜っていうw

昨年は台湾まぜそばラッシュでしたが
汁なしトムヤムクンラッシュもあり得ますよね!

> 100gはちょっと大盛りの表現でいいでしょうww
よかったーw 体感的な麺量は普通よりもちょっと多めで、
でも1.5倍製品より食べ易くて、自分には丁度よかったです。
No title
白ビールはなんとなく好きじゃぁなかったんですよ。苦味が嫌いな人でも飲めるお子ちゃま御用達みたいな感じがしてて。でも、最近は好んで飲むようになりました。白ビーもそうですし、フルーツ系のエステル臭のある奴も結構味わいがあるなぁ〜なんてね。
食わず嫌い、いや飲まず嫌いしてちゃぁダメですね(^o^)/
Re:愚昧親爺さん
> 白ビールはなんとなく好きじゃぁなかったんですよ。
自分も白ビールやフルーツビールはリキュールっぽくて、
あまり馴染めない時期もあったんですけど、やはり奥の深い世界で、
足を踏み入れると案外すんなり馴染めるタイプも多かったんですよね。

新しいジャンルの一発目で失敗したら構えちゃいますけど、
やはり一概にイメージを固定してしまうのはナンセンスですし。

まずは飲んでみる、これが大事だなー、って飲みたいだけ(笑)

もうちょっと全体的にクセのある仕上がりでもウケると思うのですが、
しばらくは引き続き万人ウケを基本の路線に展開していくでしょうね。

取り敢えず、次回のビターは箱買いすると思いますw
No title
へ〜〜っ...これは見たことないですわ...

エスニックに強い、エースコックならではと
いったところでしょうか...

現地の人は、インスタント麺をわざと
お湯を少なめにして、油そば的な感じで
食べる人も少なくないんですよ...

この商品は、それに近い部分もあるかも
しれませんね...
Re:ハシダ・メンさん
エースコックはエスニックに強いイメージが
最近は特に増してきているような印象ですね!

そう思えば少し無難な仕上がりだったんですけど、
きちんと特徴は捉えていたように思います。

> 現地の人は、インスタント麺をわざと
> お湯を少なめにして、油そば的な感じで
> 食べる人も少なくないんですよ...
そうなんですね! 自分もカップ麺や袋麺を食べる時、
スープの量を調節して勝手に汁なしとか作るんですけど、
現地の人も同じような食べ方を実践していたとは(笑)

トムヤムクン系のカップ麺も板に付いてきましたし、
今回そのイメージを上手く汁なし化していたと思います。

個人的にはココナッツミルクの丸みも欲しかったんですけどね。
No title
ヴァイツェンのレビューお待ちしておりましたw
舌に感じるバナナ、鼻に抜けるベーコン・・・って感じですよね~。
「スモークチーズ」や「いぶりがっこ」が合うんじゃなかと思いましたが
実際に食べてみると、スモークのクロスカウンター状態でしたw
飲む人も選ぶけど、アテも選びますわ~w
地味にピクルスなんかが合ったりすので、私はハマってます~(*´▽`*)
Re:ぴょんこさん
> ヴァイツェンのレビューお待ちしておりましたw
お待たせしましたw コメントありがとうございます♪

> 舌に感じるバナナ、鼻に抜けるベーコン・・・って感じですよね~。
思ってたよりもバナナ感は控えめだったんですけど、
ヴァイツェンの特徴は上手く捉えていたように思います。

たしかに鼻を抜けるベーコンっぽい燻製感があるので
スモークチーズには相乗効果が期待できそうですね!

まさにスモークのクロスカウンターが想像できますw

いぶりがっこは食べたことないんですよ…
名前が可愛いですよねw ピクルスは間違いないでしょう!

ハーブソーセージ&ザワークラウトなんかも合いそうですね。
まだ飲み比べセットのが1本あるので、クロスカウンター狙いますw
No title
takaさん、こんにちは!

これはどうしても食べたかったので探しましたね!
大阪城の梅林の帰りに見つけたのを今もおぼえてます!(●・ω・)

最近ではトムヤム系のラーメンは増えてきましたが、
汁なしはほとんど見なかっただけに画期的でしたね!

その内容もオーソドックスながらもトムヤムらしさがあり、
今後この手の商品が広がるきっかけになりそうな気もしました!

ただ、あまり出回らなかったのは悲しくもありましたが;

今回はあくまでオーソドックスに仕上げてきましたが、
最近のエースコックの傾向から考えると乾燥パクチーを添えて
パクチー攻めのトムヤム焼そばが出てくる可能性がありますね!

そうすることでより商品展開もしやすくなりそうですし!(=゚ω゚)

またいつかそういった商品が出ることに期待したいですね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんばんは!

> これはどうしても食べたかったので探しましたね!
尚更そういうカップ麺は記憶に残りますよね!

確かに、トムヤムの汁なし化には新鮮味がありました。

が、それでいて違和感なく仕上げていて、
さすがエスニックに強いエースコックでしたね。

> 最近のエースコックの傾向から考えると乾燥パクチーを添えて
> パクチー攻めのトムヤム焼そばが出てくる可能性がありますね!
これは自分も思いました! 最近はパクチー推しの製品が多いですし
「 EDGE」シリーズからエスニック系が出る日も近そうです!

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