プライムワン「井手ちゃんぽん」



キリンの「一番搾り 小麦のうまみ」を飲みました。買ってから気が付いたんですけど、アルコール度数は4.5%なんですね。ふんわりとしたパッケージと度数の低さから、香りがメインの軽いビールを想像していたのですが、これが良い意味で予想を裏切ってくれる展開に。たしかに方向性は苦味も穏やかで、ハードなビールではないものの、きちんと厚みの感じられる飲み応えがあって、コクの合間を縫ってくるような酸味の兼ね合いが絶妙じゃないですか。通常の「一番搾り」は好んで飲まないんですけど、「小麦のうまみ」は自然ともう一本欲しくなる感じでした。同じくキリンの「クラシックラガー」は大好きで、こちらは頻繁に好んで飲んでいるのですが、ちょっと通じるものがあったんですよね。ザックリとした雰囲気的ですけど、ハーフ&ハーフ的な合いの子っぽい面持ちで、オリジナルの「一番搾り」よりも美味しかったです。「一番搾り 神戸作り」もそうでしたけど、オリジナルとはイマイチ反りが合わないのに、派生の亜種とは概ね相性が良いようです(笑)

さて、本日の一杯は、プライムワンの「井手ちゃんぽん」で、製造はエースコックです。プライムワンブランドということで、サークルKサンクスのオリジナルカップ麺ですね。「佐賀県に店を構える『井手ちゃんぽん』監修商品」だそうです。自分は初めて聞くラーメンだったので、軽く調べてみたんですけど、とにかく野菜がドカ盛り並みに入る、海鮮具材が蒲鉾のみ、スープは海鮮の旨味よりも豚骨を重視したタイプ、というのが特徴になるみたいです。ちゃんぽんと言えば、やはり長崎ちゃんぽんのイメージが強いので、海鮮の旨味が軸になっているのが一般的だと思うんですけど、こちらは動物系を重視しているような雰囲気が漂っていて、一般的な長崎ちゃんぽん系とは一線を画してそうですね。海鮮具材が蒲鉾のみ、というのもカップ麺での再現上ありがたいポイントかもしれないw 野菜たっぷりもエースコックなら頑張ってくれそうですし、動物系ちゃんぽんな雰囲気が楽しみです。





は、丸刃で切られた太めの油揚げ麺で、非常に表面が滑らか。ツルツルと口当たりが良く、ちゃんぽんらしく密度の高さが好印象。時間経過による劣化も緩やかで、後半にかけてプリプリとした歯切れの良さが目立ってきます。湯戻し時間は熱湯3分ですが、しっかりとした油揚げ麺だったので、余分に1分〜2分ほど待った方がいいかもしれません。スープとの一体感が高まるし、後半の方が馴染んで自然な感じでした。この価格帯で油揚げ麺というのが意外だったんですけど、それが功を奏していたというか、油揚げ麺特有の油脂感やジャンクな雰囲気がスープと見事にマッチしていて、敢えてノンフライ麺を選ばなかったような意図さえ感じたんですよね。油揚げ麺であることがプラスに作用している、というのがハッキリと体感できる位置にあったし、油揚げ麺特有の風味にも全く嫌味がなくて、ほんと素直に楽しむことが出来ました。エースコックが作るノンフライ多加水麺ほどの重量感や密度こそ感じられなかったものの、口当たりの良さや存在感のある食感から、ちゃんぽん系の雰囲気は充分に感じられたし、油揚げ麺であることを全く以てネガティブに感じさせない、というのが最大のポイントでした。

スープは、「鶏・豚エキスと魚介エキスを組み合わせた豚骨風味のスープ」とのこと。原材料でも鶏・豚エキスと豚脂が真っ先に記載されているように、動物系の重厚感を軸にしたスープなのですが、ちゃんぽんらしい野菜を炒めたような調理感を演出している油脂成分の香りと、野菜の旨味や魚介の下支えが重なりあって、なかなか正統派なスープに仕上がっています。適度なペッパーのアクセントもイイ感じ。公式ホームページを見る限り、もっと実際のラーメンは豚骨こってりな味にも思えましたが、動物系のコクと厚みは明白で、それに伴った飲み応えが得られました。海鮮の旨味は特筆すべきものではありませんでしたが、動物系だけでは出せない旨味が確実に下支えとなっていたし、明らかに動物系の要素が主軸となっていたので、一般的な長崎ちゃんぽん系のスープとは違った表情が見られたのが良かったです。油脂成分の調理感も印象に残るもだったし、それによって本格さが増していて、確かな動物系の要素で飲み応えがある。正統派を思わせる路線でありながら、きちんと個性が感じられました。今回は油揚げ麺でしたが、麺の項目でも触れているように、スープの方向性と絶妙にマッチしていたし、むしろ油揚げ麺特有の油脂感がスープに対してプラスな印象を与えてくれていたほどで、スープの味に油揚げ麺特有のメリットが寄与していたのが良かったです。

かやくは、「キャベツ・味付豚肉・かまぼこ・もやし・きくらげ・ねぎ・玉ねぎ」とのこと。具材のボリュームはキャベツを筆頭に品数も豊富で、具材たっぷりのイメージを裏切らない内容。ちゃんと蒲鉾も入ってたし、中でも玉ねぎが印象的で、キャベツやモヤシとは違う香味野菜特有の風味とフレッシュな歯触りが確かなアクセントになっていました。そして肉具材も “あの” 最低な肉そぼろではなく、リアル系の豚肉だったのが好印象。サイズは小さかったんですけど、入ってるだけで評価を下げたくなるような出来の悪い肉具材を入れられることを思うと、よっぽど好感が持てますよね。スープの表面に浮かぶ油脂成分に野菜を炒めたような調理感があったので、その調理感を具材が纏うことで雰囲気が高まり、たっぷりな量も相俟って、ちゃんぽんらしい満足感の得られる内容でした。

(標準は★3です)

想像していたような野性味を感じさせてくれるほど荒々しいスープではありませんでしたが、全体的な総合力は高く、ちゃんぽん系のカップ麺として素直に楽しめる一杯でした。希望小売価格が258円の商品なので、税込価格278円というハイエンドプライスな価格設定に納得できるか、という部分がポイントになってくると思うんですけど、この価格帯では珍しい油揚げ麺でも全体の纏まりは良かったし、むしろ敢えて油揚げ麺をチョイスしてきたような雰囲気すら漂っていて、具材もキャベツを筆頭に納得の量で、あのエースコック史上最悪の肉そぼろも無しw 総評としては希望小売価格を加味して★ひとつ下げようかとも思ったのですが、油揚げ麺とスープの絶妙なマッチングや、イメージ通りの豊富な具材など、ちょっと点数を下げられない感じでした。ちゃんぽん系のカップ麺が好きなら、定価で買っても損のない一杯だと思います。全体の食塩相当量も4.8gとカップ麺にしては低い数値で、体感的にも塩分による尖りが弱く、そこも個人的に嬉しかったポイントでしたw ジャンキーな高級志向、そんなイメージと仕上がりがピッタリと当て嵌まるような出来映えで、満足度は高かったです。カップ麺が好きな人なら、値段を踏まえても素直に評価できる一杯だと思います。エースコックにはリンガーハットとの実績もありますし、ちゃんぽん系のカップ麺には安心感がありますね。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:井手ちゃんぽん
製造者:エースコック
内容量:93g (めん65g)
発売日:2016年2月23日 (火)
発売地区:全国 (沖縄を除くUGHD.系列店舗)
希望小売価格:258円 (税別)
JANコード:4901071282943

麺種類:油揚げ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:470㎖
調理時間:熱湯3分
小袋構成:4袋 (粉末スープ・液体スープ・かやく2袋)

~標準栄養成分表~

1食 (93g) あたり

エネルギー:388kcal
たん白質:9.6g
脂質:14.3g
炭水化物:55.3g
ナトリウム:1.9g
(めん・かやく:0.6g)
(スープ:1.3g)
ビタミンB1:0.29mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:196mg

(食塩相当量:4.8g)

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白)、スープ(鶏・豚エキス、豚脂、しょうゆ、食塩、でん粉、香辛料、香味油、酵母エキス、たん白加水分解物、魚介エキス、発酵調味料)、かやく(キャベツ、味付豚肉、かまぼこ、もやし、キクラゲ、ねぎ、玉ねぎ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、香料、酒精、増粘多糖類、かんすい、重曹、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、酸味料、微粒二酸化ケイ素、ビタミンB2、ビタミンB1、紅麹色素、(原材料の一部に卵、乳成分を含む)

アレルゲン情報:卵・乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉

引用元URL:http://www.circleksunkus.jp/product/detail/index.html?dataId=3917

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コメント

No title
この商品はよくまとまっていましたね。
さすがPrimeONEブランドだなって感じです。

スープは自分の好きな魚介風味の漂うちゃんぽんスープじゃなかったですが、
あっさりとんこつで野菜の旨みがしっかり利いてとくに後半美味しく
感じたスープでした。

麺は自分はちゃんぽんなら油揚げ麺のほうが好きです。
そういう麺でも麺のビハインド感はなかったですね。
Re:たういパパ
非常に綺麗に仕上がっていましたね!

スープも一般的な長崎ちゃんぽんとは一線を画し、
それでいて王道を思わせる複合的な旨味があって、
滑らかな油揚げ麺がジャストフィット。

リンガーハットのコラボカップ麺でも、
この油揚げ麺を使って欲しいくらいですよ。

自分もカップちゃんぽんは油揚げ麺が合うと思っているので
ちゃんぽんのイメージに合う相性が良い油揚げ麺は好感触でした!
No title
takaさん、こんにちは!

これはほんとによくまとまったちゃんぽんでしたね!
コストとの兼ね合いが多少気になる面はありましたが!(●・ω・)

もう少し豚骨としてのクセが強いとなお良かったですが、
正統派としての良さと豚骨らしさが合わさっていて、
想像以上にバランスの良さを感じさせてくれましたね!

また、油揚げ麺ってちゃんぽんによく合いますね!

油揚げ麺特有の香ばしさが上手くハマるというか、
特にこのちゃんぽんはある程度ワイルド指向なので、
そういった点でもこの選択は正解だったでしょうね!

それにしてもちゃんぽんにもいろんな種類がありますね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんばんは!

> コストとの兼ね合いが多少気になる面はありましたが!(●・ω・)
この値段で油揚げ麺という部分が普段ならネックになりそうですが、
今回は油揚げ麺で正解と思えたし、たっぷり野菜が嬉しい一杯でした。

> もう少し豚骨としてのクセが強いとなお良かったですが、
たしかに自分も豚骨の強さが欲しかったですね!

でも物足りないと思うような薄っぺらいスープでは無かったし、
長崎ちゃんぽんとは一線を画しながらも正統派な雰囲気が良かったです。

> また、油揚げ麺ってちゃんぽんによく合いますね!
逆にノンフライ麺のカップちゃんぽんって、
あまり記憶に無いかもしれません。

> それにしてもちゃんぽんにもいろんな種類がありますね!
「近江ちゃんぽん」然り、カップ麺で学びましたよ(笑)

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