東洋水産「マルちゃん ジャンクストーリー 濃厚貝だし味噌」



3月15日、サッポロの「ヱビスビール」が33年ぶりにリニューアルしましたね。今回のリニューアルでハラタウ産のアロマホップを増やしたそうなんですけど、確かに今までと比べてフルーティになりました。オシャレに洗練されたような印象を受ける反面、ヱビス特有の重厚感が控えめになった気がして、随分と飲み易くなってしまったなぁ…と。うーん、風潮的に良しとする意見は多そうな気もしますけど、私はリニューアル前のヱビスが好きです。今のうちに前の買い溜めしとこー。

さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん ジャンクストーリー 濃厚貝だし味噌」です。「第7回 最強の次世代ラーメン決定戦!」にて、審査員特別賞に輝いたラーメン店の再現カップ麺なのですが、優勝準優勝は「本気盛」ブランドで製品化されていて、審査員特別賞はノンフライ麺どんぶり型での再現となっています。 “シェルラー” という単語が現れたように、去年からカップ麺界でも貝出汁系の製品が目立ってきてますよね。今回は貝出汁+味噌という組み合わせなので、漠然とシジミやアサリの味噌汁をイメージしてしまうのですがw 仕上がりが楽しみです。ちなみに審査員特別賞に選ばれた「JUNK STORY」というラーメン店は、大阪府大阪市にある有名店で、ブロ友さんの記事でも何度か拝見している関西の有名店なんですけど、自分は未経験…ということで、相変わらず比較は出来ませんです(泣)





めんは、「なめらかな口当たりとコシをあわせ持つノンフライ麺」とのこと。縮れの付けられた平打ち麺で、小麦っぽい風味が強く、歯触りには密度を感じるのですが、タイプとしては優しい雰囲気のノンフライ麺ですね。小麦感と粘り気のあるモチモチとした食感で存在感はあるんですけど、自己主張の激しい麺ではなく、まずスープとの馴染みを大切にしているような印象。その方向性から味噌の尖りがない優しいスープとバランスが良く、小麦感と貝出汁の旨味、優しい食感とマイルドな味噌感がピッタリとマッチしていました。取り立てて個性的なノンフライ麺ではないのですが、基礎クオリティは高く、ちゃんと全体の方向性やスープとの相性を計算した上での取り合わせだと感じられたのが良かったです。時間経過によって優しさが増していき、それと同時にスープとの一体感が更に高まっていて、その適度な主張から麺を食べている間にもスープの貝出汁が強く感じられたので、そういった部分も印象が良かったポイントでした。ちょっと柔らかい麺でしたが、スープのタイプや全体のバランスを考えると正解だったと思います。

スープは、「ポークとチキンをベースに、アサリ・ホタテの風味を強く利かせた、貝の旨味が濃厚な味噌味のスープ」とのこと。味噌感に鋭利なカドは感じられず、味噌の甘味を思わせるような柔らかい風味を立てた優しい味わいで、そこにしっかりとした貝の旨味が感じられます。舌が痺れるほど強烈ではないんですけど、若干ながら舌の脇で二枚貝特有の癖を感じられたことに好感が持てました。さらにホタテの膨よかで丸みを帯びた柔らかい旨味が貝の要素を底上げし、全体的に素朴な路線にあるのですが、動物系の確実な厚みよってボディの軽さは感じさせません。味噌の風味を活かした味噌感、明確な貝出汁の主張、動物系の厚み、それぞれの歯車が上手く噛み合いバランスが整っていて、幅広い層に受け入れられそうな優しさと、貝出汁好きも納得できるような貝の旨味を兼ね備えたスープに仕上がっていました。貝の味噌汁を思わせるような温もりがあって、でもちゃんとラーメンのスープで、貝さえ苦手でなければ、この味が嫌いな人は少ないと思います。

具材は、「チャーシュー、メンマ、ねぎ」とのこと。具材は特に高級感があるわけでも捻りがあるわけでもなく、何の変哲もない構成です。チャーシューは価格帯を考えると少しチープな印象で、サイズこそ気持ち大きめではあるものの、質は低価格帯のペラチャーと何ら変わりありません。メンマも汎用的な具材でしたが、コリコリとした歯応えが心地よく、意識的に食べると箸休めになって良かったです。もうちょっと特有の発酵感も強いと嬉しかったんですけどね。葱の量は少なかったんですけど、手前の白葱を筆頭に、大きめカットに好感が持てました。今回はスープの完成度が高かったので、オマケ程度の具材でも許容範囲内です。

(標準は★3です)

きちんと貝の旨味を打ち出していて、味噌の主張が貝出汁を殺すことなく豊かに香り、動物系の要素でラーメンらしさも感じられ、麺とスープの相性はバッチリ。具材に個性こそ無かったものの、それを踏まえても納得の仕上がりでした。実際のラーメンと比較して記事を書かれていたブロ友さんの意見では、カップ麺での再現度が高いとのことだったんですけど、なるほど雰囲気は感じられたような気がします。方向性としては味噌汁を思わせるような素朴さを感じる路線なのですが、素朴でありながらも貝と動物系の旨味はしっかりとあって、どこか落ち着くような優しさと明確な個性を兼ね備えたスープから、実際のラーメンも食べてみたくなるような一杯でした。商品名にも付けられた “濃厚” の指標は、あくまでも “貝” の要素にあって、そういった部分も今回の大きな加点要素となっています。これなら貝出汁好きも頷ける内容でしょうし、それでいて優しい方向性から貝出汁初心者でも楽しめるような味だと思うので、ハマれる人は多いと思いますよ。のっけからインパクトで喰わせるような貝出汁ではなく、じわじわ美味しい一杯でした。もはや完全に味噌汁のイメージですけど、ご飯入れて〆に “ねこまんま” したくなりましたw

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:マルちゃん ジャンクストーリー 濃厚貝だし味噌
製造者:東洋水産
内容量:121g (めん70g)
発売日:2016年2月22日 (月)
発売地区:全国 (CVS・量販店・一般小売店 他)
希望小売価格:230円 (税別)
JANコード:4901990335072

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:430㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋 (粉末スープ・液体スープ・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (121g) あたり

エネルギー:398kcal
たん白質:11.7g
脂質:9.0g
炭水化物:67.6g
ナトリウム:3.0g
(めん・かやく:0.9g)
(スープ:2.1g)
ビタミンB1:0.25mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:174mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:398kcal (めん・かやく:292kcal / スープ:106kcal)
食塩相当量:7.6g (めん・かやく:2.3g / スープ:5.3g)

原材料名:めん(小麦粉、食塩、食物繊維、卵粉)、添付調味料(みそ、魚介エキス、ポークエキス、醤油、植物油、ラード、鶏脂、デキストリン、砂糖、香辛料、発酵調味料、食塩)、かやく(焼豚、めんま、ねぎ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、レシチン、かんすい、酒精、カラメル色素、炭酸カルシウム、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分、えび、いか、ごま、ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:卵・乳・小麦・えび・ゼラチン・大豆・豚肉・鶏肉・いか・ごま

引用元URL:http://www.maruchan.co.jp/news_topics/documents/1602_janku_sutori.pdf

ブログランキングならblogram にほんブログ村 グルメブログ カップ麺・カップラーメンへ
本日の一杯 -Cupmen Blog of taka-
Update notification:Facebook / Twitter / Instagram
関連記事

コメント

No title
シェルラーは塩味スープのベースがいちばんいいと思ってましたが、
こういう味噌ベースもバッチリですね。
まぁ、貝の味噌汁は昔からの定番なので安定感ありますね。
でも単なる味噌汁じゃなく、しっかりラーメンスープになっているのが
とてもよかったです。
シェルラーも豚骨醤油ベースもあったり味が幅広くなりました。
もうすぐ貝出汁の汁なし麺が出そな勢い?ww
Re:たういパパ
自分も貝出汁は塩スープのイメージが強いですけど
貝の味噌汁を思えば味噌も間違いない組み合わせですよね!

そんなホッコリとした安定感を演出しつつ、
きちんとラーメンのスープとして成立していたし、
具材こそ貧弱でしたが、麺とスープの相性も良くて美味しかったです。

> もうすぐ貝出汁の汁なし麺が出そな勢い?ww
汁なしの貝出汁…確かに面白いかもしれませんね!
「俺の塩」とかが上手い具合に仕上げてくれるかも?

でも貝 “出汁” なのに “汁なし” というギャップが…ww

サンポー食品みたいに湯きり不要で仕上げて、
スープ少なめの汁そばとか斬新でイイかもしれません。
No title
takaさん、こんにちは!

次世代というのでもっと奇抜なスープかと思っていたら、
お店もカップ麺も貝の味噌汁の持つ旨味を増強したような
貝の旨味を効かせつつも素朴さがあったのが印象的でしたね!

こういった貝の効かせ方をしたラーメンもなかなかいいものですね!

また、麺についてもお店と同様になじみを意識した感じで、
全体としての統一感もかなり優れたものになってましたね!(=゚ω゚)

味噌汁っぽいことでご飯との相性は非常に良さそうですが、
茹でたそうめんなどを替え玉で入れても合いそうですね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんばんは!

次世代らしい奇抜さこそ感じられなかったものの、
旨味たっぷりの貝出汁味噌スープは素直に美味しかったですね。

かーとさんの比較記事を見て、再現度も高いとのことでしたし、
東洋水産にしては珍しく(?)再現性も意識していたのかな、と(笑)

> 味噌汁っぽいことでご飯との相性は非常に良さそうですが、
> 茹でたそうめんなどを替え玉で入れても合いそうですね!
ほんとだ! 言われてみれば合いそうですね!
小さい頃は残った味噌汁に素麺を入れて食べてましたから馴染み深い!
となると、オクラやナメコを入れて軽く火にかけて…(もはや別の料理w)

残すは「でかまる」の「ガツ盛り部門」ですけど、
記事になるのはギリギリ今月中か、来月になるか…(苦笑)
No title
はじめまして、いつもブログを拝見しております。
 
junkのカップメンなら確実に旨いと思い食べたら・・・やはり期待を裏切りませんでしね。

これからもブログ楽しみにしております。コメント失礼しました。
 
Re:nariagariさん
はじめまして! コメントありがとうございます(ぺこり)

自分は実際の味を知らないので、再現度は分からないんですけど、
ひとつのカップ麺として評判通りの出来栄えだと素直に感じました。

こういう再現カップ麺を食べると実際に店まで行ってみたくなりますね!

最近、貝出汁はカップ麺でも流行ってきてますし、
今後の再現カップ麺にも期待しているところです。

> これからもブログ楽しみにしております。コメント失礼しました。
あたたかいコメントありがとうざいます! 励みになります♪
もしよければ、これからも気軽にお越しくださいね(ぺこり)

管理者のみに表示

トラックバック