エースコック「タテロング 厚切太麺 濃いつゆ肉そば」



「ポップザック」というチョコレート菓子が新商品の棚にあったので、安かったし何気なく買って食べてみたんですけど、ザクザク食感とバタースカッチの風味が絶妙なバランスで異様な美味しさでしたw チョコレートとしては高級感のある味ではありませんが、ザクザク食感とバターの風味が相俟って、ふと気が付いたら手を伸ばしてる感じ。しかも希望小売価格は130円ですし、スーパーでは108円で買えたので、コスパもなかなか。なんていうか、こう、ポップなのに実は魔性の女だからヤバイぞ的なw こいつぁ危険だゼ…(ザクッ…ザクッ…)

さて、本日の一杯は、エースコックの「タテロング 厚切太麺 濃いつゆ肉そば」です。 “厚切太麺” と言えば、これまで「どろソース焼そば」や、「こってり油そば」などのリリースがありましたけど、まさかの和蕎麦で来るとは意表を突かれました。雰囲気からして更科蕎麦のような繊細さは皆無だと思うので、ワイルドな田舎蕎麦をイメージしながら食べたいと思います。





は、「しっかりとした噛み応えのある角刃の太めん」で、「そばの香り豊かで食べ応えのあるめんに仕上げ」たとのこと。さすが厚切太麺というだけあって、この太さの蕎麦がカップ麺で出てくると新鮮味を感じますね。和蕎麦のカップ麺なのに湯戻し時間は熱湯5分と長めで、鶏・豚エキスや砂糖、野菜エキスなどが原材料に練り込まれているのも個性的なポイント。そして想像通り、しなやかさや喉越しを楽しむ繊細な蕎麦とは対照的な仕上がりで、ゴワゴワとした食感から方向性は田舎蕎麦に通じるものがあって、ワイルドな食べ応えを楽しむような麺です。やや粉っぽいザラつきのある舌触りで、歯触りはボソボソとしてるんですけど、それが田舎蕎麦らしい良い意味で無骨な雰囲気に繋がっていて、強めに香る蕎麦の風味が好印象。同時に油揚げ麺特有の風味も強めに感じるのですが、蕎麦つゆに力強さがあったので、バランスとしての問題は感じさせず、むしろジャストフィットだと感じました。鶏・豚エキス、砂糖、野菜エキスは体感できる程の主張を感じなかったんですけど、確実に蕎麦つゆとの一体感に寄与していたと思います。ヤマイモパウダーは蕎麦粉の風味とマッチしているので、相変わらず効果的でした。

スープは、「チキンやポークの旨みを加えた醤油ベースに、カツオや昆布を利かせた和風スープ」で、「ラードのコクと旨みをふんだんに加えることで、濃厚で最後まで飽きのこない味に仕上げてい」るとのこと。ワイルドな蕎麦に負けないよう醤油は濃いめだと予想していましたが、何より印象に残ったのは予想以上に厚みを持った油脂の主張。含有量は植物油脂の方が多いようですが、 肉蕎麦と銘打つだけあって、蕎麦つゆにしては思い切った油脂の量です。そして醤油の主張も濃いめなんですけど、かえしの甘味が醤油のカドを適度に削り、想像していたよりも攻撃的な醤油感ではありませんでした。それでも醤油のキリリとした表情は明白だったので、どちらかと言えば私の苦手なタイプだったのですが、鋭利な印象を感じなかった事と、自己主張が強い麺との相性を考慮すれば素直に受け入れられる感じ。もちろん魚介エキスや昆布などによる和風出汁の要素も感じられるのですが、和風出汁よりも動物性の旨味を重点的に意識したような蕎麦つゆだったので、一般的な蕎麦つゆとは一線を画しています。魚介よりも油脂成分と醤油と砂糖に存在感があって、ワイルドな麺を支えられるだけの力を持った厚みのある蕎麦つゆに仕上がっていました。その力強さこそが個性となっていたし、製品の方向性が定まっていて良かったです。ワイルドな厚切太麺の蕎麦が伸び伸びと出来るような、懐の深さを感じさせる蕎麦つゆでした。油脂成分が多かったので、保温性能も高かったです。麺をすすった時のオイルコーティングが地味に猫舌アタッカーだったw

かやくは、「程良く味付けした豚肉、風味の良い揚げ玉、色調の良いねぎ、かまぼこ」とのこと。豚肉の量は多くなかったんですけど、リアルな豚肉らしい繊維質の感じられる歯触りで、下味が控えめなことで肉の旨味が立ち、脂身の部分なんかも甘くて東洋水産の味付豚肉に匹敵すると言っても過言ではない質の高さを誇った肉具材でした。揚げ玉は特有のコクと風味がパンチとなって、製品のワイルドさに一役買っていて効果的だと思ったのですが、ちょっと人によってはクドいと感じてしまうかもしれません。葱は風味と食感が時折アクセントになってくれていたし、小さいカマボコも練り製品らしい風味を感じることが出来ました。とにかく今回の具材では、 “あの史上最悪な肉そぼろ” を肉具材として多用しているメーカーが作ったとは思えない豚肉の質の高さが印象的で良かったですw

(標準は★3です)

さすが主役の麺はバッチリと目立ってるんですけど、力強い蕎麦つゆがそれを野放しにはせず、肉具材のクオリティも高くて、尚且つ全体のバランスが整っていたことが好印象。麺も蕎麦つゆもワイルドで、かなり食べ応えのある蕎麦に仕上がっていました。いいですねー、いかにもワイルドなカップ蕎麦。大いにアリだと思います。しっかりコンセプトが打ち出せていたし、厚切太麺の技術を駆使した蕎麦にも新鮮味が感じられ、野性味あふれる力強さを前面に押し出した仕上がりに好感が持てました。これは個人的な好みかもしれませんが、最後らへんに唐辛子の含有量が多い辛口の辣油を入れてみたら美味しかったです。兎にも角にもワイルドさという点に於いては、これまでの和蕎麦カップ麺の中でも最大級のインパクトでした。一般的なカップ蕎麦とは毛色の違う一杯ですが、新たな方向性を指し示してくれているようで良かったです。蕎麦の風味が強めにあったので、今度は辛味の強い辣油を合わせてみたり、ガツンと鶏油を効かせてみたり、押しの強いテイストを題材に力強いカップ蕎麦というジャンルをテーマにして、定期的に開発して欲しいと思いました。思い切って「背脂蕎麦」とか食べてみたいですねー。一般的な蕎麦だと背脂のインパクトに蕎麦の風味が負けちゃいそうですが、この力強い蕎麦の主張があれば、おそらく背脂との共演も可能だと思いますし、エースコックの背脂は基本の質が高いので、是非とも製品化を検討してもらいたいです。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:タテロング 厚切太麺 濃いつゆ肉そば
製造者:エースコック
内容量:93g (めん70g)
発売日:2016年1月18日 (月)
発売地区:全国 (コンビニ・スーパー等)
希望小売価格:205円 (税別)
JANコード:4901071278571

麺種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:440㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋 (液体スープ)

~標準栄養成分表~

1食 (93g) あたり

エネルギー:394kcal
たん白質:10.8g
脂質:14.5g
炭水化物:55.1g
ナトリウム:2.6g
(めん・かやく:0.7g)
(スープ:1.9g)
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.25mg
カルシウム:171mg

(食塩相当量:6.6g)

原材料名:油揚げめん(小麦粉、そば粉、植物油脂、植物性たん白、食塩、鶏・豚エキス、砂糖、ヤマイモパウダー、野菜エキス)、スープ(食塩、植物油脂、しょうゆ、豚脂、でん粉、砂糖、発酵調味料、魚介エキス、鶏・豚エキス、たん白加水分解物、コンブエキス、唐辛子)、かやく(味付豚肉、揚げ玉、ねぎ、かまぼこ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、炭酸カルシウム、酒精、リン酸三ナトリウム、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(甘草)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、紅麹色素、(原材料の一部に卵、乳成分、さばを含む)

アレルゲン情報:小麦・そば・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉・やまいも

引用元URL:https://www.acecook.co.jp/news/pdf/1601_FTLB.pdf

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コメント

No title
男性的でワイルドなカップ蕎麦でしたね。
濃すぎでやや閉口しましたが、コンセプトですか、
もとから濃いめの設計ですからOK!
でも最近はこういう濃いめ系の製品ばかりですね・・・(^_^;)
たまに関西風の昆布だし利いたあっさり薄口醤油だしの
カップ蕎麦を出してほしい。
もちろんどんぶり型カップで!
Re:たういパパ
ここまで力強いカップ蕎麦も珍しかったですよね!

その押しの強さが個性になっていたし、
コンセプトを踏まえるとオッケーでしょう。

> たまに関西風の昆布だし利いたあっさり薄口醤油だしの
> カップ蕎麦を出してほしい。
少ないですよねぇ…基本的に関東風の蕎麦つゆが多いですし、
「どん兵衛」や「緑のたぬき」以外は関東風がデフォになってる気がします。

やっぱり全国的に、蕎麦は濃い醤油が基本なのでしょうか。
関西ですけど、出石蕎麦も出汁は醤油の濃い店が多いんですよ。
No title
お疲れ様です♪

これは美味しそうですね。
お蕎麦好きなので要チェック♪

一平ちゃんのチョコはやはり低評価でしたか。
安売りされてたので購入するか迷ったけど、買わなくて正解だったかしらー。
あと、ジャークチキンは辛いに同意です( *´艸`)

日清の焼きうどんの坦々には注意したほうが良いかもです。
中華料理に使う特殊な香辛料が、独特すぎて私は駄目でした。
舌がシビレて、渋柿を食べたような感じになりました。
くま子的☆はゼロです(´・ω・`)
Re:くま子さん
お疲れ様です!

なかなか野性味あふれる仕上がりで、
その力強さが個性となっていました。

厚切太麺の蕎麦にも新鮮味がありますし!
押しの強さを念頭に置いて食べてみてください。

一平ちゃんのチョコはカップ麺として見てしまったので、
うちのブログでは低評価が免れませんでしたね…;

ネタとしては一級品でしたがw

> 日清の焼きうどんの坦々には注意したほうが良いかもです。
> 中華料理に使う特殊な香辛料が、独特すぎて私は駄目でした。
> 舌がシビレて、渋柿を食べたような感じになりました。
> くま子的☆はゼロです(´・ω・`)
多分、花椒の麻味(痺れ感)ですね。

自分は得意分野なので、
花椒の主張は加点要素になると思います。

つまり、うちのブログでは評価が高いかもしれませんw
花椒が苦手な人は注意するように書いとかなきゃですね。

このような意見は参考になるので有り難いです_φ(. .*)
No title
takaさん、こんばんは!

これだけ攻め一辺倒のカップそばは珍しかったですね!

太麺のインパクトもさることながら、
醤油の主張も強く、味も濃いめ、また甘さも強い、
そして何より油脂の強さが目立っているなど、
とにかくあらゆる攻めの要素を取り込んでましたね!

自分としては本来あまり望まないタイプなのですが、
ここまで割り切ってくれると逆にすがすがしくもあり、
また醤油の強さを上手く甘さがカバーするなど、
何だかんだでバランスは良かったですよね!(●・ω・)

そばでがっつり行きたい人からすると
かなり満足度の高い内容だたっと思います!

自分としても意外にネガティブな印象はなかったですし!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんばんは!

攻めのコンセプトを貫いた様な一杯でしたね!

力強い蕎麦というジャンルには新鮮味を感じたし、
他者にはない明確な個性になっていたのが良かったです。

油脂の強さは自分も印象に残っています!
今回のテーマは「肉そば」ですし、厚切太麺とも合ってましたね。

> 自分としては本来あまり望まないタイプなのですが、
自分は野性味あふれる蕎麦が好きなので素直にハマりました!
それでいて、かーとさんも楽しめたようですし、続編にも期待しています。

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