エースコック「ご当地くいだおれ 麺大盛り こってり和歌山中華そば」



正月三が日も最終日、皆様よい年越しが迎えられましたでしょうか。このままエブリデイ寝正月といきたいところですがw 明日からボチボチ頑張るかなー。あ、初詣に行くの忘れてる…(どんだけダラけてたw)

さて、本日の一杯は、エースコックの「ご当地くいだおれ 麺大盛り こってり和歌山中華そば」です。ご当地ラーメンと麺大盛りをコンセプトにした新ブランドで、第1弾は和歌山中華そば。おそらくノンフライ麺は、 “もちもっち多加水麺” でしょう。その大盛り仕様ということで、イメージ的に「驚愕の1.5玉」シリーズの特化型とも言えそうですね。最近のエースコックが作る豚骨の要素が入ったカップ麺は、「驚愕の1.5玉」シリーズ然り、どうもノンフライ麺だとスープの濃度が軽い印象があるので、そのあたりが今回の不安要素です。やはり麺大盛りにコストを持っていかれるのでしょうから、ある程度スープが手薄になってしまうのは理解できなくもないのですが、希望小売価格も考慮した上で判断していきましょう。





は、「プリッとした歯切れの良さともっちりとした食感を併せ持つ生めんのような品質のめんをボリューム満点に仕上げ」たとのこと。 “もちもっち多加水麺” の表記はありませんが、それを彷彿とさせるクオリティのノンフライ麺で、しっとりとした口当たりと多加水麺らしい粘り気、自然な小麦感が印象的なノンフライ麺です。質の高さは相変わらずですね。太鼓判。今回はスープに物足りなさを感じてしまったのですが、麺単体として美味しいノンフライ麺なので、この麺を大盛りで食べられることには確実な価値を見出だすことが出来るでしょう。ただ、和歌山中華そばには丸刃の中細ストレート麺というイメージがあるので、平打ち麺だったことに雰囲気のズレを感じてしまったんですけどね。まぁでも美味しいからいいやーw と、結果的に思えちゃうようなクオリティの高さでした。やっぱり好きだなー、エースコックの多加水麺。でも今回は麺が平らで薄めだったからか、湯伸びするのが早かったです。割と早い段階からヤワ麺。普段なら時間を長めにと書くのですが、麺量90gという多さも考慮し、規定通りに食べ始めたほうがいいと思います。

スープは、「複数種のポークエキスを使用した濃厚なスープに、醤油のコクや酸味が利いた和歌山中華そばらしい豚骨醤油ラーメンスープ」とのこと。醤油ダレの主張が強目の豚骨醤油味で、豚骨メインではなく、醤油メインの和歌山中華そばを意識しているようです。私は豚骨メインの和歌山中華そばが好きなんですけど、個人的な好みは置いといてw 醤油メインの豚骨醤油味として、それなりに和歌山中華そばっぽい雰囲気は醸し出せていると思います。ただ、豚骨の濃度が薄いですね。後味に残る風味には骨っぽさを多少なりとも感じられたんですけど、ちょっと化学的でした。あっ、「スーパーカップ」の豚骨に近い風味かも。「ガツンと重い豚骨ベースの豚骨醤油ラーメン」とパッケージにありますが、あくまで豚骨は醤油の下支えをしている感じで、油脂感も抑え気味。それを故意に演出したというよりも、麺を大盛りにしたことによるコスト上の関係で…といった印象を受けました。ポテトパウダーによる若干のザラついた舌触りと、軽めのトロミによって濃厚感を演出しようとしていましたが、それに豚骨感が伴っていなかったので、やや蛇足的。醤油のキレを効かせた豚骨醤油味としての完成度は、取り敢えず及第点はクリアしていると思うんですけど、こってり感とか、豚骨の濃度とか、そういった面が軽く、ちょっとパンチに欠ける仕上がりで、価格帯を考慮すると物足りなさが否めないスープでした。麺量の関係でベースの豚骨が手薄になるのは理解できるので、動物油脂を中心とした油脂成分で厚みを持たせるとか、ニンニクなどの香味野菜でパンチを効かせるなど、もう一捻り工夫が欲しかったです。ちなみに食塩相当量は8.9gという高い数値だったので、健康の為にも飲み干さないほうがいいでしょう。

かやくは、「程良く味付けした焼豚と適度な食感を持つメンマ、色調の良い2種類のネギとなると」とのこと。メインの焼豚は廉価版か? と、思わざるを得ないチープな肉具材で、価格帯を考慮すると問題外の質ですね。ほんと取り敢えず、って感じでした。でも相変わらず乾燥メンマの質は高かったし、花型ナルトも和歌山中華そばらしい雰囲気を醸し出せていて良かったです。花型ナルトは全部で3個しか入ってなかったですけどw ネギは結構たくさん入っていて、食感と風味が効果的なアクセントになっていました。「○イ」というネギたっぷりがデフォのラーメン屋さんもあるようなので、そういったお店も参考にしているのかも。「EDGE」からネギ大量の和歌山中華そばとか出して欲しいなーw 取り敢えず基本を揃えた感が否めない具材構成だったものの、食べ応えを重視したカップ麺なので、自分的には許容範囲内でした。価格帯を考慮すると、もうちょい及第点とは言えませんけど。

(標準は★3です)

醤油メインの豚骨醤油味で、それなりに美味しいと思えるレベルにはあったものの、希望小売価格が税抜260円というハイエンドラインですからね。完成度の高い多加水麺を大盛りで食べられる、という部分には確実な手応えを感じることが出来たんですけど、スープのベースにある豚骨の軽さや、焼豚のチープさなど、その他にコストがかけられなかった弱さが浮き彫りになっていた為、価格帯を加味すると物足りなさは否めず、差し引いて★3が妥当かな…と、判断しました。それから食塩相当量が暴力的な数値だったので、スープ完飲派の方はご注意ください。とにかく麺は間違いない美味しさだったので、完成度の高いノンフライ麺を大盛りで味わう、といったスタンスに重点を置いて食べれば、それなりに楽しめるかと思います。量的な満足感も得られるでしょう。 “もちもっち多加水麺” を売りにした「茹でたて名人」がオープン価格化を成したことによって、多加水系のノンフライ麺にかかるコストが下がったような印象を持っていたので、必然的に今回のような製品のハードルが上がってしまったというか、もうちょっと麺や具材にもコストが回せたんじゃないのかな、と思いました。でもでも、ご当地ラーメンを大盛りで食べられるというブランドコンセプトには楽しみがありますし、今回ネックに感じたのは主に豚骨の濃度が大部分を占めているので、豚骨の絡まない醤油味や、豊かな小麦の風味を引き立てるようなキレのある塩味など、そういった路線のスープだと上手くハマりそうです。エースコックの所在地(大阪)と “食い倒れ” というテーマから、まだ全国的に認知度の低い「高井田系」にスポットを当ててみるのも面白いかもしれませんね。私自身、あまり馴染みの無いラーメンなので、再現してもらいたいです。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:ご当地くいだおれ 麺大盛り こってり和歌山中華そば
製造者:エースコック
内容量:124g (めん90g)
発売日:2015年11月9日 (月)
発売地区:全国 (コンビニ・スーパー等)
希望小売価格:260円 (税別)
JANコード:4901071211363

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:480㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋 (後入れ粉末スープ・液体スープ・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (124g) あたり

エネルギー:430kcal
たん白質:11.3g
脂質:9.2g
炭水化物:75.6g
ナトリウム:3.5g
(めん・かやく:1.1g)
(スープ:2.4g)
カルシウム:261mg

(食塩相当量:8.9g)

原材料名:めん(小麦粉、食塩、たん白加水分解物、植物性たん白、大豆食物繊維、卵白粉)、スープ(鶏・豚エキス、豚脂、しょうゆ、食塩、砂糖、発酵調味料、ポテトパウダー、香辛料、でん粉、たん白加水分解物、植物油脂、酵母エキス)、かやく(焼豚、ねぎ、メンマ、なると)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、乳化剤、炭酸カルシウム、酒精、カラメル色素、重曹、かんすい、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、微粒二酸化ケイ素、香辛料抽出物、紅麹色素、(原材料の一部に卵、乳成分、ゼラチン、ごまを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ゼラチン・ごま

引用元URL:https://www.acecook.co.jp/news/pdf/1510_PXOW.pdf

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コメント

No title
無難に美味しい製品だったと思いますよ!
麺の存在感もしっかりで十分楽しめました。
でもその麺が和歌山っぽいかと言われればビミョー・・。
たしかに太麺のお店もあるんで一概には言えませんが。

やっぱり製品内容と製品名がややアンマッチの気分ですね(^_^;)
和歌山ラーメンって名前じゃなければよかったという感じです。
価格も250円以上と以下では感覚的にかなりの差がある気分です。

大盛りじゃなく198円くらいでちょっと改良してもう1回出してほしいです。
味的にはまた食べたい製品でしたから!
No title
こってりって書いてて、スープが弱かったら
悲しい気分になりますね...

醤油の方が前に出てるってことは、
車庫前系に分類されるんでしょうか...

僕ら麺喰いにとっては、麺量90gは素直に
嬉しいですけどね...
Re:たういパパ
> 無難に美味しい製品だったと思いますよ!
はい、なので安定の★3に落ち着いた感じですね(笑)

ちょっと今回は麺の湯伸びが気になったんですけど、
相変わらずクオリティの高いノンフライ麺で美味しかったです。

> たしかに太麺のお店もあるんで一概には言えませんが。
あまり食べ歩いているわけではないので、
偉そうな事は言えませんが、ちょっとイメージ違いました。

あと、必然的に「行列」シリーズの和歌山が脳裏にあって、
どうせ250円以上出すなら…って思ってしまったのも
評価が伸び悩んでしまった原因のひとつです。

> 大盛りじゃなく198円くらいでちょっと改良してもう1回出してほしいです。
完全にコンセプトからハズれちゃいますけどw
浮いた分のコストをスープか具材にかけてみて欲しいですね。
もしくはオープン価格の「茹でたて名人」から和歌山を!
Re:ハシダ・メンさん
> こってりって書いてて、スープが弱かったら
> 悲しい気分になりますね...
そうなんですよ・・・こってり感は弱かったです。

> 醤油の方が前に出てるってことは、
> 車庫前系に分類されるんでしょうか...
そうですね。「車庫前系」を意識していたように思いました。
でも以前、地元では毛嫌いされている表現だという話を
どこかで聞いた事があるので、記事では敢えて伏せました(笑)

自分も美味しい麺が90gは素直に嬉しいです!

実際のラーメン屋さんで食べる事を思うと、
全然大盛りではないような気もしますけど(笑)
No title
takaさん、こんばんは!

何だかこのところエースコックの濃厚系の力が落ちた気がします;

以前の「驚愕の1.5玉」などは麺のおいしさもさることながら、
鶏白湯も豚骨もしっかりとそのダシ具材の個性が生きていて、
「大盛でかつ濃厚の本格派」の地位を確立していたのに、
最近はそのあたりの良さがめっきりなくなってしまいましたね;

最近のエースコックにそういう傾向があるのは感じていたので、
こちらの和歌山ラーメンも特に内容に驚きはなかったのですが、
それでも「あぁ、やっぱりなぁ」という印象は抱きましたね(;゚ω゚)

以前の「驚愕の1.5玉」のクオリティの高さを考えれば、
もっと濃厚な和歌山ラーメン路線を作る力は確実にあるだけに
どうしてももったいないなぁと感じさせられてしまいました!

エースコックには再び大盛+濃厚の強みを見せてほしいですね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんばんは!

たしかに最近のエースコックが作る
ノンフライ麺1.5玉系はスープが落ちましたね・・・

以前はクオリティの高い多加水麺に
濃厚の指標を見失わないスープが売りでしたが、
どうも採算が合わなくなってしまったのでしょうか。

おっしゃるように以前のエースコックであれば、
もっと濃度の高い和歌山中華そばが作れたと思います。

今後は少し構えが必要になってくるかもしれませんが
巻き返しを期待しましょう! まずはシリーズ第2弾に期待ですね。

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