東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 香味まろ味噌」



本日2回目の更新で、「マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油」に続きまして、東洋水産の「マルちゃん正麺 カップ 香味まろ味噌」です。正麺カップ2品目ですが、この肌寒くなってきた季節に嬉しいテイストですね。おそらく麺は間違いないと思うので、スープの方向性が気になるところです。パッケージを見ると野菜たっぷりな感じですし、そこも楽しみですね。実は今回の「マルちゃん正麺 カップ」3品中、最も注目していたのが「香味まろ味噌」なので、ちょっとドキドキしてます。





は、「生麺のようななめらかな口当たりと粘りのある食感が特長の、透明感のある麺」とのこと。質感も風味もリアルさを追求しているという点に於いては、「芳醇こく醤油」と方向性は同じだったんですけど、こちらのほうが加水率が高いですね。「芳醇こく醤油」の加水率を少し上げて、もちもち感を増しているような印象。麺の説明や原材料は同じですが、きちんとスープに合わせて調整してあります。エースコックの “もちもっち多加水麺” は、もちもちとした粘り気の強い加水率の高さを全面に押し出しているのですが、この麺はそこまで加水率は上げておらず、適度な歯切れの良さも意識しています。そして特筆すべき項目は、奥歯で圧迫した時に帰ってくる弾力が非常にナチュラルだということ。しなやかさと強いコシを兼ね備え、歯から伝わって来る質感は、 “カップの中で熱湯に5分間つけて戻した” 麺ではなく、 “鍋で茹でたような” 臨場感を味わえる、というのが最大のポイント。この臨場感をカップ麺で再現しているのですから、その質の高さはかなりのものと言えます。衰退気味にあった袋麺界の革命児とまで称された「マルちゃん正麺」の名を冠するだけのことはあって、こと麺に関しては手放しに楽しめると思いますよ。他社の水面下での焦りが浮き彫りになるのではないか、と心配になってきますね。って褒め過ぎでしょうかw いやでもホント、このノンフライ麺のナチュラルさは素晴らしいです。唯一、このノンフライ麺の欠点を挙げるとするならば、しっかり湯戻し時間を守っても最初は若干ほぐれにくいことくらいでしょうか。

スープは、「味噌とポークをベースに、にんにく風味の香味油を合わせた濃厚なスープ」で、「自家製の豚骨だしを配合し、生姜・山椒の風味を利かせ」たとのこと。きちんと下地にポークの旨味があり、適度な豚脂によってスープに厚みを持たせているのですが、何と言っても印象的だったのは、香味油と香味野菜が生み出す多彩な表情と、それを引き立てる山椒のアクセント。味噌ダレに鋭利なカドはなく、それでいて味噌らしいコクと風味、後口にキレを生む輪郭が程よく顔を覗かせる絶妙な塩梅。ラードの油膜を駆使した攻撃的な味噌スープではありませんが、希薄さや物足りなさは微塵も感じさせず、むしろ香味感と山椒のアクセントが繊細な奥床しさを醸し出していて、非常に味わい深い味噌スープとなっていました。そっと舌を包み込むような甘味も自然で、その甘味がコクと奥行きを深めています。スープの路線は、同社の「彩未」と似てますね。あのスープを205円にしたらこんな感じになるのかなー、と思いました。いや、勝手な想像ですけどw でも培ってきたノウハウは活かされていたように思います。

かやくは、「FD 野菜ブロック(キャベツ、にんじん、ねぎ、きくらげ)」とのこと。一切の肉具材はカットされていましたが、かやくがフリーズドライというのは好印象。東洋水産のフリーズドライ加工技術には定評がありますし、今回も例に漏れず。キャベツは厚みがあって、フレシュな歯触りが印象的。甘味よりも風味が際立っていて、大きさも歯触りも一般的な乾燥キャベツとは一線を画しています。ニンジンとネギは意識しないと…いや、意識しても飾りに過ぎませんでしたがw キクラゲのコリコリとした歯触りはアクセントに。量は “野菜どっさり” ってほどではないんですけど、キャベツの存在感が絶大で、量以上の食べ応えが得られました。キャベツとスープの相性も抜群に良かったです。

(標準は★3です)

「芳醇こく醤油」では、醤油感で少し人を選びそうな雰囲気が無きにしも非ずだったんですけど、こちらの「香味まろ味噌」は、凡そ万人が素直に美味しいと認めるのではないでしょうか。もちろん、人によっては肉具材の無さに不満を感じたり、こってり味噌派は重厚感に肩透かしかもしれませんが、この巧妙なバランスは評価したいと思います。定番商品という位置付けで末永く幅広い層のユーザーに楽しんでもらいたい、というメーカーの意思を汲み取ると、まさに筋の通った仕上がりだと感じました。「マルちゃん正麺」の名に恥じない完成度の高さを誇っているノンフライ麺に、繊細な複雑味を感じさせてくれる本格的な味噌スープ。そしてフリーズドライの野菜ブロックなど、ただ完成度が高いわけではなく、三拍子揃って想像以上に隙のない作りでした。日本の唐辛子特有の風味とも相性が良さそうですし、山椒を追加して個性を強めてみるのも良いでしょう。チューブの生おろしニンニク入れてジャンキーに仕上げてみても美味しそうでしたし、柚子皮や柚子胡椒なんかも合いそうでした。アレンジの伸び代も大きいと思います。これからの時期にもピッタリだと思いますし、完成度が高く手堅い味噌ラーメンだと感じました。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:マルちゃん正麺 カップ 香味まろ味噌
製造者:東洋水産
内容量:113g (めん65g)
発売日:2015年10月5日 (月)
発売地区:全国 (CVS・量販店・一般小売店 他)
希望小売価格:205円 (税別)
JANコード:4901990334136

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:410㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋 (液体スープ・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (113g) あたり

エネルギー:368kcal
たん白質:10.5g
脂質:10.5g
炭水化物:57.9g
ナトリウム:2.3g
(めん・かやく:0.6g)
(スープ:1.7g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:159mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:368kcal (めん・かやく:269kcal / スープ:99kcal)
食塩相当量:5.8g (めん・かやく:1.5g / スープ:4.3g)

原材料名:めん(小麦粉、でん粉、食塩、こんにゃく、植物性たん白、大豆食物繊維)、添付調味料(みそ、ポークエキス、豚脂、植物油、香味油脂、醤油、砂糖、香辛料、食塩、デーツ果汁、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(キャベツ、ねぎ、きくらげ、にんじん、ゼラチン、でん粉)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、レシチン、カラメル色素、かんすい、酒精、炭酸カルシウム、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、クチナシ色素、増粘多糖類、香辛料抽出物、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分を含む)

アレルゲン情報:乳・小麦・ゼラチン・大豆・豚肉

引用元URL:http://www.maruchan.co.jp/news_topics/documents/1510_seimenncup2.pdf

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コメント

No title
この味噌は食べてない!ww
麺は醤油の延長線上かな?
とんこつだけは麺は別物の気がしました。
Re:たういパパ
あれ? 味噌まだ食べてなかったんですか?w

麺は醤油の延長線上にありましたが、
きちんと味噌スープ用に調整されていて、
使いまわしているような印象はありませんでした。

スープも香味感が実に巧妙で、
全体の完成度も高い製品でしたね。

3品の中ではマイベストです!
No title
takaさん、こんばんは!

麺そのものに対しては醤油を先に食べたこともあって、
それを凌ぐほどの驚きは得られませんでしたが、
やはりこちらもそのナチュラルさはさすがのもので、
なおかつ味噌向けに少しアレンジしてたのも好印象でしたね!(●・ω・)

ニュースリリースでは同じ扱いになってましたが、
食べた感じだとこちらのほうがやや多加水寄りでしたしね!

そしてこちらの最大の良さはその総合力の高さですね!

東洋水産がこれまで培ってきた野菜使いの上手さが生きていて、
野菜と合わせておいしい味噌ラーメンに仕上がってましたね!

また、キャベツのフレッシュ感なども見事でしたし!(=゚ω゚)

革新性で考えると醤油に軍配が上がりますが、
総合力ならこの味噌も負けていませんでしたね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
この麺の自然な質感は一頭地を抜いていると思いますし
醤油と味噌で麺を使い回してなかったのが好印象でした!

麺の製品説明が共通だったので、てっきり実食前は
「なーんだ、使い回しかー。」って思ってたんですよね(笑)

> 東洋水産がこれまで培ってきた野菜使いの上手さが生きていて、
> 野菜と合わせておいしい味噌ラーメンに仕上がってましたね!
はい! その総合力の高さは流石でした!
キクラゲは通常乾燥の方が良いと自分は思いますけど、
キャベツの仕上がりは完全に別物なので、印象に残りますよね。

スープもアレンジの幅が広そうでしたし
3品の中で推すなら自分は味噌を選択します!

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