ヤマダイ「手緒里庵 鴨汁そば」



本日の一杯は、ヤマダイの「手緒里庵 鴨汁そば」です。このシリーズにはノンフライ蕎麦が採用されているのですが、こと麺に関しては文字通り “最強” と言っても過言ではないでしょう。そんなシリーズから鴨汁ということで、否応なしに期待値は高まります。麺には不安的要素が一切ない為、つゆの仕上がりに注目ですね。ちなみに私が幼い頃から生まれ育った土地は、蕎麦の名所として有名だったりします。なんて書いたら自らの首を絞めることになりますかね…w





は、「弊社独自製法により、開発したストレートノンフライそばを使用し」て、「そば粉の割合を4割とし、そば粉の香りや食感を追求した本格的なそばに仕上げ」たとのこと。油で揚げないノンフライ製法の和蕎麦で、形状は縮れがなくストレート。まさに本物さながらとはこの事で、ノンフライ蕎麦として完成系にあると思います。っていうか、これ以上はちょっと想像できないですね。少なくともスーパーなんかで売られている小分けの茹で麺や、一般的な立ち食い蕎麦屋のクオリティは軽く凌駕してると思います。カップ麺の中で完成度の高い和蕎麦と言えば、日清食品の「どん兵衛」が他社と比べてアタマひとつリードしていますが、このノンフライ蕎麦は別格。そもそも油揚げ麺とノンフライ麺という時点で土俵は違いますけど、クオリティの高さはインスタント食品であるカップ麺という垣根を躊躇なく踏み倒しています。しなやかさ,コシ,喉越し,歯触り,舌触り,香り,風味、さらに艶,色,張りに至るまで本物さながらの質感で、カップ麺とは思えない完成度の高さ。他社製品と比べても圧倒的な差を生んでいますし、有名蕎麦ブランドの乾麺にも引けを取らず、下手な蕎麦屋の麺より美味しいと思ってしまう、そんな悔しさすら感じてしまうような蕎麦だと思います。やっぱコレ反則でしょ…(苦笑)

つゆは、「本醸造濃口醤油をベースに鴨エキスと鰹の旨みで風味豊かな鴨ダシを再現した本格的なそばつゆ」で、「畜肉部の風味の点では鴨オイルのみを使用」し、「若干の炭火焼風の香りを付け、香り立ち豊かな鴨南ばんそばに仕上げ」て、「別添の『やげん堀 七味唐辛子』を入れることで、スープにピリっとした風味豊かなアクセントを付け」たとのこと。醸造濃口醤油ベースということで、醤油の要素には特有の癖と同時に芳醇な旨味を感じ、かえしが強めでシャープな鰹の風味が効いた濃口でキレのある関東風の蕎麦つゆです。手緒里庵シリーズは基本、こういった路線の蕎麦つゆが基本にあるみたいですね。私は関東風の蕎麦つゆがあまり得意ではないのですが、今回の蕎麦つゆには鋭利で嫌味なカドがなく、鴨を題材にした蕎麦つゆらしい鴨の甘味を思わせる甘味があって、醤油のキレを程よく中和してくれていたので、関東風の蕎麦つゆが苦手な自分でも素直に楽しむことが出来ました。むしろ好みです。若干の炭火焼風の香りというのも実に奥床しいもので、これによって本格感が一気に高まっていますね。きちんと醤油、きちんと鰹、きちんと鴨。後口に残る鴨の風味と甘味の余韻が絶妙で、後半にかけて麺から滲み出て香る蕎麦の風味が何ともオツな演出に。奇を衒ったようなサプライズこそなかったものの、それぞれが各々に主張しながらも上手く調和がとれていて、完成度の高いノンフライ蕎麦にも引けを感じない本格さに好感が持てました。リアルなノンフライ蕎麦に相応しい、実によく出来た蕎麦つゆだと思います。風味豊かな七味唐辛子のアクセントも効果的かつ主張し過ぎないアクセントになっていて、全て投入して丁度な適量。濃口の蕎麦つゆに映え、全体を引き立ててくれていました。

かやくは、「鶏肉団子、斜めねぎ、かまぼこ、やげん堀七味唐辛子(別添)」とのこと。鶏肉団子はプリッ、とした弾力が結構リアルで、味付も程よく出しゃばった主張じゃないのが好印象。それでいて明確な存在感があり、醤油感と鴨の風味が豊かな蕎麦つゆとの相性も抜群で、単体として見ても鶏肉の旨味や鶏肉団子らしい歯触りと風味を感じることのできる納得の肉具材でした。ヤマダイの鶏肉団子は、いつも安定して美味しいですよね。斜めネギは大きめカットでネギらしい風味と香りが本物っぽく、とても歯触りが自然。ネギの甘味よりも清涼感が目立っていて、意識的に食べると薬味らしく効果的な変化を与えてくれると同時に風味を引き立ててくれていました。蕎麦の香りとも相性が良かったです。そんなに量が多いわけではないんですけど、今回は鴨 “南蛮” を謳っているわけではないので、本物っぽいリアルさによる質の高さから量的な不満は感じませんでした。カマボコで見た目も良く、実際に食べると食感も風味もリアル。それぞれが本格さを感じさせてくれる内容で、シンプルでも不満のない具材構成でした。

(標準は★3です)

“素晴らしい” の一言に尽きますね。ノンフライ製法の蕎麦はもちろん、つゆも合わせて下手な蕎麦屋は裸足で逃げ出すレベルです。文字通り、本格的。とにかく欠点らしい欠点が見当たらず、リアルな鴨だし蕎麦として完成していました。希望小売価格が258円でも文句が言えないような仕上がりだったので、210円という価格帯も評価して★ひとつプラスです。やはりノンフライ蕎麦の存在が大きいのですが、つゆにも具材にも落ち度がなく、さすが本格志向のカップ蕎麦を作らせたら右に出る者がいないブランドだなと思いました。なんかもうノンフライ蕎麦で★5確定みたいなところがあるので、正直ちょっと卑怯な気もするんですけどw 今回はサプライズこそありませんでしたが、王道の鴨だし蕎麦を突き詰めたような仕上がりだったので、単なるオーソドックスに止まらない完成度の高さを感じられたのが良かったです。蕎麦にも鴨にも不満なし。蕎麦好きはもちろん、本物志向の人にこそ手に取ってもらいたいですし、関東風の蕎麦つゆが苦手な自分でも素直に楽しめる内容だったので、鴨さえ苦手でさえなければ間違いなくオススメの一杯です。唯一の欠点があるとするなら、取り扱っている店が少ない、という販売状況ですかね。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:手緒里庵 鴨汁そば
製造者:ヤマダイ
内容量:118g (めん60g)
発売日:2015年9月14日 (月)
発売地区:-
希望小売価格:210円 (税別)
JANコード:4903088011332

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:430㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋 (液体スープ・かやく・小袋七味唐辛子)

~標準栄養成分表~

1食 (118g) あたり

エネルギー:311kcal
たん白質:13.3g
脂質:3.2g
炭水化物:57.2g
ナトリウム:2.9g
(めん・かやく:0.2g)
(スープ:2.7g)

(食塩相当量:7.4g)
(めん・かやく:0.5g)
(スープ:6.9g)

原材料名:めん(小麦粉、そば粉、植物性たん白、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、糖類、たん白加水分解物、鴨オイル(鴨ガラ、チキンオイル)、食塩、鴨エキス、鰹節エキス、七味唐辛子、混合節粉(鰹、宗田鰹)、かやく(鶏肉団子、ねぎ、かまぼこ、糖類)、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC、ローズマリー抽出物)、増粘剤(キサンタン)、甘味料(ステビア)、乳化剤、紅麹色素、(原材料の一部に卵、ごま、豚肉、ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:卵・小麦・そば・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

引用元URL:http://newtouch.co.jp/detail/detail.html?itemid=227

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コメント

No title
期待を裏切らない内容で満足感ありました。
つゆもこういう関東風というか濃い目の味付好きですね。
こういう感じのつゆはどん兵衛の西版では食べれないので貴重です。
しかしなぜ他メーカーはノンフライの蕎麦麺の製品を
発売しないのでしょうかね??(^_^;)
製造ラインとか設備や技術は大手は揃ってると思うのですが・・・。
コスト的にあまり儲からない??
No title
もう、お師匠さま・・・w

期待感通りじゃないですかwww

たういさんも言ってる通りに
多分あんまり儲からないでしょうねー。

と、味だけで想像してみますw

岡崎まで泊りできていただけるんですか?(チラッ)
Re:たういパパ
自分は関東風の蕎麦つゆは苦手なんですけど
これに関しては何の問題もなくハマれました!

「うどん」じゃなくて「そば」だからかもしれませんが(笑)
でも鴨の風味も申し分なかったし、素直に美味しかったです。

> しかしなぜ他メーカーはノンフライの蕎麦麺の製品を
> 発売しないのでしょうかね??(^_^;)
ちょっと調べてみたんですけど、
特許取得しているか手が出せないとか
そういう理由ではなさそうだったんですよね。

「ノンフライ蕎麦はヤマダイね」
みたいな感じでメーカー間で相談しているのか、
それともヤマダイが赤字にならないラインを持ってるのか、
それこそ “企業秘密” なのかもしれません。気になるw
Re:カブトムシさん
> もう、お師匠さま・・・w
> 期待感通りじゃないですかwww
うむ、弟子よ・・・。
三拍子そろって本格的だったし
これはもう文句無しですわwww

しかもこのシリーズ、テイストによっては
常時販売してますからね…おそるべしヤマダイ。

> 岡崎まで泊りできていただけるんですか?(チラッ)
ぜんぜん行きますよー。ほんとこんな感じのノリでw
これは美味しそう!
買います!

って、売ってるの見た事ないぞ・・・このシリーズならコンビニならサークルKさんですかね?
Re:JoJo氏
これは手放しにオススメします!

コンビニよりも大型量販店の食品コーナーや
スーパーのカップ麺コーナーが狙い目ですね!

新発売から2ヶ月くらいはコンビニでも取り扱ってますが、
どのコンビニで見かけるかは店舗次第だと思います(苦笑)

手緒里庵シリーズ、自分の付近では
ミニストップとファミマが積極的でした。

ちなみに来週、同シリーズの「かき揚げ天ぷらそば」
リニューアルされるので、そっちもオススメですよー。

リニューアルで改悪されなければの話ですが…w
でも基本的に基礎クオリティが高いシリーズなので!
No title
おおおおおお!和蕎麦のノンフライですか!
それは期待大だなぁ…
かなり評価もいいみたいだし…

僕も見たことはないけと、探してみますわ…
Re:ハシダ・メンさん
このノンフライ蕎麦は秀逸ですよ!
まず油揚げ麺とは比べものにならんクオリティです。

取り扱っている店が少ないイメージですが、
「手緒里庵」シリーズは総じてクオリティが高いので、
見かけたら迷わずカゴに入れちゃって大丈夫だと思います。
No title
takaさん、こんばんは!(=゚ω゚)

あぁ、これは食べたいけど全く見かけないですね;

手緒里庵はこれほどのクオリティにもかかわらず、
そうめん以外はあまり見かけないのはほんと残念です;

間違いなくカップ和そばのジャンルでは最強だと思うのですが!

しかも手緒里庵で鴨だし・・・期待が高まってきますね!
入手できないまま終わってしまうとがっかりですが(;゚◇゚)

そういえば昨年は大晦日近くに近くのスーパーが入荷したので、
もしかするとそのあたりの時期が今年も狙い目なのかもですが!

しかしこうしていろんなブロガーさんの絶賛を受けることで、
徐々に評価が口コミで広がっていってくれるとうれしいですよね!

ほんとこのシリーズについては進んで宣伝したくなりますから!(`・ω・´)

今でも初めて手緒里庵に出会ったときのことを思い出しますね!
このシリーズについてはいつか大ブレイクしてほしいものです!

そうそう、書き忘れていましたが、中華三昧の「榮林」の酸辣湯麺は
たしか「銀座アスター」のコメントを書いたその日に入手しました!

ちょうど絶妙のタイミングでドンキで見つけたのですよね!

ちなみにhanautaの「イタリアンヌードル」も今日手に入れました!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんばんは! やはり見かけませんか…

自分の付近ではレギュラー品を常時販売しているスーパーがあったり、
コンビニでも新作が出た時は積極的に陳列してくれるんですけど、
やっぱり田舎だからですかねw

この「鴨汁」も完成度が高かったので
是非かーとさんの感想も聞きたいのですが!

> そういえば昨年は大晦日近くに近くのスーパーが入荷したので、
年越し蕎麦用に入荷するお店も多いみたいですね!
その時期ってたしかに和蕎麦カップ麺が増えますから!

> 中華三昧の「榮林」の酸辣湯麺
> hanautaの「イタリアンヌードル」
良かったです! 記事にされますか?
かーとさんの感想も楽しみにしてますね!

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