日清食品「日清ラ王 Selection トリュフ香る芳醇醤油そば」



このようなブログを続けていて、様々なカップ麺を食べていると、ちょっとずつ評価の基準が曖昧になってきているような気がするんですよね。当ブログでの標準は「★3」としていますが、★3の時は微妙な製品だと思われてるのかなぁ…ってイメージになってきたり、そうなってくると普通以上には美味しかったから無難に “とりあえず★4” とか(苦笑)あくまで個人のブログですし、私の偏見に基づいた評価基準なので、オレの自由だー!w みたいな余裕があるとは言え(おいw)改めて自分の中の基準を考えてみようと思いました。多分、そんなに変わらなそうですけどw

さて、本日の一杯は、日清食品の「日清ラ王 Selection トリュフ香る芳醇醤油そば」です。以前、サンヨー食品からもトリュフを題材にしたカップ麺のリリースがありましたよね。新鮮味という意味ではインパクト不足感が否めないものの、ただでさえ高級志向な「ラ王 Selection」がトリュフという高級食材を採用しての新商品なので、必然的に期待値も上昇。サンヨー食品は「塩そば」でしたが、日清食品は「醤油そば」なんですね。何の様にトリュフを打ち出してくるのか、醤油ベースとの相性はどうか、非常に楽しみです。





は、「つるみ、コシ、もっちりとした食感が特徴の3層太ストレートノンフライ麺」とのこと。やや加水率が高く、厚みのある平打ちノンフライ麺なのですが、普段よりも密度は低めでしょうか。相変わらず小麦感の強さには好感が持てたものの、きちんと規定の時間を守っても戻りにバラツキがあり、部分的に硬い所がチラホラと。なんていうか、こう、価格改定の際に行われたリニューアルによる “改悪後” の麺に近いような…いや、決して不味いわけではなかったんですけど、「ラ王 Selectionの麺ってこんな感じだっけ?」という疑問符が浮かんでしまいました。本物を追求した “まるで生めん” のようなリアルさもなかったし、むしろノンフライ麺特有の不自然さが残っているというか、高価格帯として最低限の水準を守っただけで、追求は感じられなかったです。商品名にもあるような、「そば」って雰囲気でもなかったですね。スープとのバランスは可も無く不可も無しだったんですけど、どちらかというと丸刃で切った加水率の低い麺の方が合うような気がしました。

スープは、「チキンと魚介のうまみを利かせたすっきりとした醤油スープ」に、別添で「芳醇な香りが特徴のトリュフオイル」とのこと。別添のトリュフオイルを入れると芳醇なトリュフの香りが広がり、「トリュフ香る」の文字に偽りはなかったんですけど、インパクトで攻めるような主張ではなく、あくまで香る程度。確実にトリュフの香りは存在していたし、軽く味覚にも寄与していましたが、劇的な変化を与えるわけではなく、サポートに徹しているような印象を受けました。ベースの醤油スープも畜産系の旨味を主軸に魚介をほんのりと加えた王道の味で、正統派過ぎるくらい正統な路線。ベースの味だけで言えば、きっと誰もが美味しいと思える、そんな癖のない清湯スープです。トリュフオイルを浮かべることで香りには個性があったのですが、トリュフを主役に立たせるほど鮮烈な香りではなく、ベースもトリュフの為に練られたような感じではなかったので、少し物足りなさを感じてしまうスープでした。サンヨー食品は海産系の旨味が強い塩スープにトリュフを重ねるように組み込ませ、トリュフの持つ香りと海産物の共通点を結びつけるような相乗効果を意識していたので、トリュフという題材を活かすという点で見ても、私はそちらのほうが正しい手法のように思いました。一応、トリュフで個性をつけながらも幅広い層が受け入れられるようなスープということで、この無難な方向性は日清食品の作る製品が持つ特徴のひとつでもありますし、バランス型としては一定の水準を確保していたと思います。ただ、せっかく面白い素材を使ってるのに、このスープだと大人し過ぎるというか、ちょっと勿体無いですよ。

かやくは、「肉の旨みぎっしりの厚切チャーシュー、メンマ、ネギ」とのこと。スープのベースと同じく、具材もオーソドックな構成です。以前、日清食品の厚切焼豚は赤身重視と脂身オオメの2種類に分けられる(と、思うw)って書いたんですけど、今回は脂身が少ない赤身重視なタイプですね。自分は脂身の多いジューシーなやつが好きなんですけど、肉の旨味と肉らしい食感という面ではコッチに軍配。どっちのタイプにしろ、この厚切焼豚が入っているだけで満足感は跳ね上がることでしょう。もう新鮮味はありませんし、ブランドイメージと価格帯を考慮したら当然と言いたくなるような(慣れって怖いですよねぇ…w)肉具材ではあるものの、冷静に考えたらスゴい乾燥焼豚だと思います。毎回、同じようなことを書いているような気もしますが、ヘタなレトルト調理品よりも私は好きですね。メンマは少なかったんですけど、風味と食感は実に自然でリアルでした。ある意味、今回のカップ麺で最も印象に残ったのは、具材のメンマだったかもしれませんw

(標準は★3です)

やはり「サッポロ一番 名店の味 金色不如帰 トリュフ香る塩そば」が先にあるので、どうしても比較してしまいました。上品なトリュフの香りに★ひとつプラスしようかとも思ったんですけど、今回のノンフライ麺には劣化を感じてしまったし、ひとつのカップ麺として見ても落とし所が中途半端だと思ってしまったので、価格帯も含めて厳しめに。ほんのりトリュフが香るちょっと変わった醤油系のカップ麺が食べたい、って時にはいいかもしれませんが、あまり引きは強くない製品だと思います。一度は食べてみて損はないけど、値段が値段だし一回でいいかなぁ…みたいな。税込で279円も出すなら、わざわざもう一度このカップ麺を買おうって人は少ないんじゃないですかね。いや、私の勝手な想像ですけど。きちんとトリュフは感じられたし、上品さには好感が持てますが、やはり麺の劣化と思われる要素が気になったのと、もっとトリュフの癖を強めるとか、ベースのスープに気の利いた小細工を仕込むとか、もっと時間をかけて作り込んで欲しかったです。オーソドックな醤油スープに取り敢えずトリュフオイル、って感じだったので、安直な印象が否めませんでした。せっかくのフラッグシップモデルなので、それ相応の仕上がりはもちろん、このブランドにしか起こせないようなサプライズを期待しています。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:日清ラ王 Selection トリュフ香る芳醇醤油そば
製造者:日清食品
内容量:104g (めん75g)
発売日:2015年9月14日 (月)
発売地区:全国
希望小売価格:258円 (税別)
JANコード:4902105234099

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:400㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋 (液体スープ・トリュフオイル・焼豚・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (104g) あたり

エネルギー:371kcal
たん白質:9.9g
脂質:9.4g
炭水化物:61.7g
ナトリウム:2.2g
(めん・かやく:0.8g)
(スープ:1.4g)
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:149mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:371kcal (めん・かやく:331kca / スープ:40kcal)
食塩相当量:5.6g (めん・かやく:2.0g / スープ:3.6g)

原材料名:めん(小麦粉、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、卵粉、チキンエキス)、スープ(醤油、動物油脂(鶏、豚)、チキンエキス、植物油脂、たん白加水分解物、糖類、食塩、魚介エキス、トリュフ調味油、香辛料、香味油、メンマパウダー)、かやく(チャーシュー、ねぎ、味付メンマ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、増粘多糖類、炭酸Ca、カラメル色素、乳化剤、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(原材料の一部に乳成分を含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆

引用元URL:https://www.nissin.com/jp/news/4537

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コメント

No title
評価はたしかに難しいです。
そういう意味じゃ3段階くらいの簡単なものでいいのかもしれません。
まぁ、あくまでも記事作成本人の評価で第3者では参考程度の位置づけなのは
はっきりしたことなんですが。

評価は絶対評価か相対評価で違ってきますよね。
絶対評価だと基本高価格製品の評価が高くなります。
そりゃ高級原料使えば基本美味しくできるはずですから!

あと相対評価だと対価格のコスパを評価に入れるかどうかも大きいですね!
(麺量のコスパじゃないw)
そう考えると250円超えのハイエンドと価格1/3のPB商品・・・
評価をどうするのか・・・絶対(内容)と相対(コスパ)のバランスの取り方を
読者さんに伝えるのが極めて難しいと感じています。

今回は先発のサンヨーの製品を考慮し若干得点が下がってるかな?
これもある意味相対評価でしょう。
トリュフの風味のスープは上出来、なかなか新鮮で美味しかったです。
でも価格的に・・・ってなるんですよね(^_^;)
No title
相互リンクのご連絡 お世話になります。貴サイト拝見しまして非常に良いコンテンツを配信されており勝手ながらリンク集に追加させていただきました。(以下URLのヘッダはスパム対策で外していますが、こちらです) konkatsuhack.website/ 相互リンク、ぜひご検討いただければ幸いです。管理人
Re:たういパパ
★の数や点数として数値化すると、なおさらですよね。

自分は優柔不断なのと、細部へのこだわりがあるので、
三段階評価だとニュアンスを表すのに足りなくて…w

> 評価は絶対評価か相対評価で違ってきますよね。
ここも難しいポイントですよね。
どんぶり型ノンフライ麺で高くて美味しいは当たり前ですけど、
そのモノサシをそのまま基準にしてタテ型の製品は測れません。

自分は麺量の場合、あくまで平均値より多いか少ないか、
その程度でしか見ていません。麺の少なさを補えるだけの
チカラがスープか具材にあれば納得できますからね。

> 今回は先発のサンヨーの製品を考慮し若干得点が下がってるかな?
うーん、そうでもないですよ。
サンヨー食品の製品があって評価が下がったのは事実ですが、
こちらが先駆けでも初見のインパクトを加点して★4でしょうか。

価格帯が価格帯ということもありますが、
もうちょっとトリュフを活かす工夫が欲しかったのと、
ノンフライ麺に感じた違和感が足を引っ張った感じですね。
Re:管理人さん
初めまして、相互リンクのお話ありがとうございます。

管理人さんのサイトを拝見させていただきましたが、
当ブログのリンク集は筆者の方と一定のやりとりがあり、
その内容を踏まえた上で検討させていただいてますので、
いきなりの相互リンクは勝手ながらお断りしています。

> 勝手ながらリンク集に追加させていただきました。
記載いただいたURLの先にリンク集が見当たらなかったので、
どちらのサイトに当ブログのリンクを貼っていただいているのか
お手数かとは思いますが、再度ご連絡いただけると幸いです。
No title
こんばんわ^^

これ、評価が分かれるところでしたよねー。自分も迷いましたが
結構評価は高めかな・・・?

価格はあんまり考えずに
評価しているので
直感だけの勝負なんですよねー。

お師匠様の評価はわかりやすいですよ。
チラッ
Re:カブトムシさん
こんばんは!

自分はちょっと厳しかったかもしれません。

でもラ王 “Selection” なんでね!
もっとこう、セレブな感じを全面にというかw

> お師匠様の評価はわかりやすいですよ。
うむ、弟子よ・・・(嬉涙)
No title
意外にきのこ類が苦手な私がお邪魔しま~す♪

これは購入を迷ってる一品です。醤油は好きですが、きのこの香りが強いのはう~ん。
トリュフオイルを抜くならマルチャン製麺を食べればって話ですよね( *´艸`)

コメディタッチとシリアスが混ざってますが『ひとつ屋根の下』というドラマはいかがでしょう?
『王様のレストラン』も面白かったです♪
2000年どころか90年代の作品で申し訳(´・ω・`)
Re:くま子さん
> 意外にきのこ類が苦手な私がお邪魔しま~す♪
それは意外…! いや、意外なのだろうかw

キノコ(トリュフ含む)が苦手で購入を迷っているなら、
マルちゃん正麺(カップ)を購入されたほうがいいと思います。

軒並み高評価レビューが多いですし、
私も実際に食べましたが(さっさと記事にしろw)
価格的なことも含めてコスパが高いのは正麺ですよ。

「ひとつ屋根の下」「王様のレストラン」
ありがとうございます! メモメモ…_φ(. .*)

いま「ハケンの品格」からの「黄金の豚」視聴中です(笑)
No title
takaさん、こんにちは!

トリュフというクセの強い素材を使いながら、
食べやすく仕上げたというふうに評価すべきか、
せっかくのトリュフの良さを生かしきれていないと見るか、
トリュフの主張の出し方をどう考えるか次第でしょうね!

サンヨー食品は強烈過ぎるほどに出してましたし、
逆にこちらはクセが苦手な人でもいけるラインと、
同じトリュフを使いながらも対極的でしたね!(●・ω・)

結局は自分も「オーソドックスな醤油ラーメンに
ちょっとトリュフがアクセントで効いてる」
というぐらいの感想にしかなりませんでしたが;

控えめなら控えめで、控えめであるからこそ
逆に生きるような路線にしてほしかったですね!

スープの路線次第ではそういうのもありえたと思いますし!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんにちは!

> トリュフというクセの強い素材を使いながら、
> 食べやすく仕上げたというふうに評価すべきか、
> せっかくのトリュフの良さを生かしきれていないと見るか、
そこで自分も迷ったんですけど、残念ながら最終的に後者でした。
これが通常のラ王シリーズから出たのであれば、それこそ高評価ですが、
「Selection」というブランドなので、それ相応に頑張ってもらいたかったです。

インパクト,バランスを取ってもカップ麺としての完成度は
サンヨー食品が秀逸で、少なからず引っ張られる部分はありましたが、
それを差し引いても一工夫を感じる捻りが欲しかったですよね。

ちょっとベースがオーソドックス過ぎたので、
そこが肩透かしの原因でしょう。オイルが少なくなる後半は尚更(苦笑)

あと、今回はノンフライ麺が気になりました。

「Selection」にはフラッグシップブランドらしく
徹底的に本格的な高級志向カップ麺を目指して欲しいです!

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