日清食品「有名店シリーズ 蔭山樓 鶏白湯塩そば」


ヤマモト「えっ…武藤?」

チキンラーメンビッグカップ かに玉風」の “シイタケ” について、日清食品に問い合わせてみたところ、「ご指摘を受け確認致しましたところ、確かにプレスリリースの同商品の原材料につきまして、誤りがございましたことを確認致しました。同商品の原材料にはシイタケは使用しておりません。早速担当部署を通じ修正を致しました。 現在は正しい掲載内容になっております」とのことでした。ニュースリリースを確認してみましたが、具材の説明文から “シイタケ” の文字が消えてますね。やっぱり入ってなかったw ってことが分かってスッキリしました。で、思ったんですよね。シイタケが入ってたら、きっと相性よかっただろうなー、って。

さて、本日の一杯は、日清食品の「有名店シリーズ 蔭山樓 鶏白湯塩そば」です。有名店シリーズということで、今回もラーメン専門店とのコラボかと思いきや、「蔭山樓」はフカヒレ専門店なんですね。中華料理店のラーメンかー。パッケージには、「丁寧に煮込んだ “丸鷄” のコクと旨み」って書いてあるんですけど、実際のお店では鶏の手羽先でスープを取っているみたいですね。日清食品の有名店シリーズは、いつも麺の完成度が印象深く、常に全体の完成度も高いというイメージなので、自ずと期待も高まります。フカヒレ専門店が監修した鶏白湯で、製造は日清食品、ブランドは有名店シリーズ…あかん、ヨダレがw





は、「濃厚な鶏白湯スープと相性の良い、もっちりとした太ちぢれ麺」とのこと。いつもは低加水系の油揚げ麺で、歯切れの良さが光る平打ちストレート麺なんですけど、今回は太ちぢれ麺ということで随分と雰囲気が違います。有名店シリーズの油揚げ麺は、何と言っても油揚げ麺臭が控えめで、その油揚げ麺らしからぬ上品さが最大の武器だと思ってるんですけど、さすがに熱湯5分の太ちぢれ麺だと天下の日清食品も…と思いきや、なんのこれしき。このシリーズが持つ麺の特徴は、太麺になっても問題なく引き継がれていました。たしかにスープには太麺を合わせたくなるような厚みと力強さがありましたが、それでも太めの油揚げ麺だと少なからず干渉していまいます。しかし、それを最小限に抑えているのがこの麺の強みで、このサイズでスープの邪魔をしないというのはスゴいことだと思いました。意識的に追いかけるとそれなりに油揚げ麺特有の風味は感じるものの、野暮な主張ではなかったです。これまでは低加水系のストレート麺が活きる豚骨や魚介系の製品が多かったんですけど、さらに題材の幅が広がりましたね。麺単体としての存在感が濃厚なスープとの調和を魅せていて、それに比例しない上品さが印象に残る油揚げ麺でした。もう少し経時劣化耐性が高いとモアベター。

スープは、「丁寧に煮込んだ丸鶏のコクと旨みが凝縮された鶏白湯スープ」に、別添で「芳醇な香りの『特製えび油』」付きとのこと。高級感のある鶏白湯スープですね。いや、決してフカヒレ専門店という前情報に影響されたわけではないですよw 原材料では真っ先に動物油脂の記載があるのですが、粗末さを感じさせない丁寧な動物系の旨味が口いっぱいに広がって、ぽってりとした白湯らしい口当たり。ワイルドさよりも繊細さを売りにしているようで、それでいて鶏の旨味や動物系の持つ力強さがきちんと感じられ、尚且つ嫌な重みはありません。豚脂の風味も結構あって、少しザラつきのある舌触りが豚骨に似た表情を見せるんですけど、それもスープの旨味を重複させているようで、違和感は無かったです。原材料にハッキリとゼラチンの表記があるのも、フカヒレ専門店ならではのこだわりなのかもしれませんね。きちんと乳化したようなまろやかさがあったので、そのゼラチンによる粘度も不自然に思わせません。その巧妙なバランスの中に柚子のアクセントが細やかに香り、さらに高級感と本格さ、良い意味での小難しさを演出しています。そして別添の海老油がこれまた粋で、鶏白湯に海老油という面白い組み合わせですが、全てが喧嘩していないのが素晴らしいポイント。しっかり混ぜても海老油の芳ばしさは消えず、適度なパンチを与えつつも不思議と動物系の旨味とぶつかることはありません。純粋な鶏白湯ではありませんが、それぞれの複合的な要素が絶妙に噛み合っていて、繊細かつ濃厚な完成度の高い鶏白湯スープでした。さすが有名店シリーズですね。タテ型カップのスープとは思えないクオリティの高さだと思います。

かやくは、「キャベツ、蒸し鶏、フライドオニオン、ネギ、レッドベル」とのこと。濃厚な鶏白湯スープとキャベツの相性は疑う余地もなく、安心感のある定番の組み合わせ。今回はキャベツで中和しなければいけないような重さはなかったものの、しっかりと濃厚だったので、キャベツのみずみずしさも映えていました。蒸し鶏はソフトで柔らかく、鶏肉らしい旨味の感じられる肉具材です。比較的よく登場する鶏肉ですが、汎用を素直に喜べる自然な再現度なんですよね。濃厚な白湯スープともよく馴染んでいました。そしてフライドオニオンが名脇役で、特有の芳ばしさと甘味が効果的なアクセントに。レッドベルは見た目にも鮮やかで、余分も不満も感じさせない構成だったと思います。ただ、どれも量は少なめだったので、そこにコスト調整を感じてしまったんですけどね。それでも目を瞑れるだけの力が麺とスープにあった為、量的な不満は許容できる範囲内でしょう。

(標準は★3です)

私の中で日清食品の有名店シリーズは、このくらいやってもらって当たり前、というハードルの高さが基礎にあるのですが、納得の仕上がりですね。よく練られた繊細かつ大胆なスープの秀逸な出来も然る事乍ら、その本格さとバランスを壊さない油揚げ麺というこのシリーズが持つ最大の強みが太麺になっても健在。具材の量にはマイナスを感じてしまいましたが、それを踏まえても納得の★5です。トータルで見てもバランスが緻密に計算されていて、タテ型カップとは思えない本格さと雰囲気を感じさせてくれた一杯でした。ラーメン専門店の作るラーメンとは少し違う、中華料理店の作るラーメンという独特なバランスを感じたのも印象に残ったポイントのひとつです。監修者の力の入れようと、それを体現しようとする日清食品の直向きな姿勢、そんな互いの本気が見えました。太ちぢれ麺でも “日清食品の有名店シリーズとして” 成立することが今回のカップ麺で実証できましたし、今後の展開を想像するとワクワクしますね。濃厚だけど重くない、繊細だけど力強い、そんな面持ちが個性となった完成度の高い一杯でした。さすがです。それから監修店がフカヒレ専門店だからなのか、アレルゲン情報だけでなく、スープの原材料にハッキリと「ゼラチン」が含まれていたことも個人的に印象に残ったポイントでした。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:有名店シリーズ 蔭山樓 鶏白湯塩そば
製造者:日清食品
内容量:108g (めん80g)
発売日:2015年8月24日 (月)
発売地区:全国
希望小売価格:205円 (税別)
JANコード:4902105235171

麺種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:410㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋 (特製えび油)

~標準栄養成分表~

1食 (108g) あたり

エネルギー:519kcal
たん白質:10.6g
脂質:24.9g
炭水化物:63.2g
ナトリウム:2.4g
(めん・かやく:1.0g)
(スープ:1.4g)
ビタミンB1:1.22mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:184mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:519kcal (めん・かやく:404kca / スープ:115kcal)
食塩相当量:6.1g (めん・かやく:2.5g / スープ:3.6g)

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、醤油)、スープ(動物油脂(豚、鶏)、チキンエキス、小麦粉、糖類、植物油脂、でん粉、加工油脂、醤油、香味油、食塩、卵粉、香辛料、えび調味油、ゼラチン、ゆず皮)、かやく(キャベツ、味付鶏肉、フライドオニオン、ねぎ、レッドベルペパー)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、かんすい、炭酸Ca、乳化剤、酸味料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、カラメル色素、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分、落花生を含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・落花生・えび・豚肉・鶏肉・大豆・ゼラチン

引用元URL:https://www.nissin.com/jp/news/4469

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コメント

No title
すげぇなぁ...メーカーに問い合わせた
んやね...

あくなき探究心ですな...イタチだったら

「まぁ〜いいだろう〜〜 」で
終わってしまうのに...(笑)
Re:ハシダ・メンさん
> すげぇなぁ...メーカーに問い合わせたんやね...
いやもうメーカー問い合わせは常連さんです(笑)
自分で調べてどうしても分からなかったら、素直に問い合わせます。

栄養成分表の数値がHPに記載されている数値と
実際のカップに記載されている数値に違いがあったり、
今回のような製品説明とのギャップなど、結構あるんですよ。

> 「まぁ〜いいだろう〜〜 」
で、彼なら済ませてしまうでしょうねw
No title
僕ならスルーしてますね(ぉぃ

直感でしかレビューしない
弟子からでしたw
Re:カブトムシさん
うむ、弟子よ・・・。
これ結構おいしかったですよー。

余裕があったら是非!
No title
ほんとにこだわるな~~(^_^;)
でも達成感はあるな・・・!

自分もそんなの気にしない派かな?
旨けりゃOK。
でも法定表記の部分のミスなら同じことするでしょう。
日清食品もそうじゃなくて肩なでおろしていいるんじゃww
Re:たういパパ
いやもうだって気になるじゃないですかww
とりあえずスッキリしました(笑)

最初は入れるつもりでリリース作ってたのかもしれませんね。
だとしたら勿体無かったなぁ・・・
ラーメンにも光を
takaさん、こんばんは!

みんな問い合わせに驚いてしまったせいか、
コメント欄にこのラーメンの話題がないですね(苦笑

たしかに自分も「なんと問い合わせまで!?」と思ってしまいましたが!(゚◇゚)

このラーメン、白湯系ながらほんと丁寧な作りでしたよね!

濃厚系鶏白湯というと力で押すタイプが多いですが、
十分な濃度を出しながらもきめが細かく繊細さがあって、
一味違った濃厚鶏白湯になっていたのが印象的でした!

でもって、縮れ太麺も上手くハマっていましたし、
このシリーズの安定感の高さをまざまざと見せてくれましたね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんにちは!

> みんな問い合わせに驚いてしまったせいか、
> コメント欄にこのラーメンの話題がないですね(苦笑
私は冒頭に触れてもらえるのが嬉しいので、
本題に触れないコメントでもウェルカムです(笑)

> たしかに自分も「なんと問い合わせまで!?」と思ってしまいましたが!(゚◇゚)
そうですか?w 気になったら解決しないと気が済まないタチでして…
自己完結できるときならいいのですが、シイタケは自己完結できずw

こうやってメーカーに問い合わせることも多いので、
「またコイツか・・・」なんて思われてるかもしれません(苦笑)

さて、せっかく触れていただいたカップ麺に入ります(笑)

> 濃厚系鶏白湯というと力で押すタイプが多いですが、
> 十分な濃度を出しながらもきめが細かく繊細さがあって、
> 一味違った濃厚鶏白湯になっていたのが印象的でした!
そうなんですよね! きちんと濃度を感じさせつつ
クドいとか重いとか、そういったネガティブさはなく、
尚且つそれを油揚げ麺を採用したタテ型カップで実現。

相変わらずこのシリーズの底力は侮れず、
同時に日清食品の強大さを感じさせられます。

麺もシリーズ初の太ちぢれ麺だったので
今後の展開についても広がりを期待できる一杯でした!

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