明星食品「明星 蔦の葉(つたのは) 鴨だし醤油らーめん」



たまたまドラッグストアで「よなよなエール」を見かけたので、思わず購入。恥ずかしながら、初めてでした。苦味とかパンチに期待すると肩透かしですけど、カスケードホップによるアメリカン・ペールエールらしい柑橘系の爽やかなアロマが心地よく、口に含むと甘味と柔らかい炭酸が絶妙なバランス。私は対極にあるような鋭くてアクの強い苦〜いビールが好きなんですけど、そんな自分でも価値の見出せるビールでした。週1くらいで気分転換に飲むのもいいかなー。エールは冷やさずに常温で飲むビールも多いんですけど、 “よなよな” も飲み頃は13度なんですね。

さて、本日の一杯は、明星食品の「明星 蔦の葉(つたのは) 鴨だし醤油らーめん」です。「蔦の葉」とは、「ミシュランガイド 2015」のビブグルマン(星の評価からは外れるが、主に5000円以下で楽しめる店を紹介するというミシュランに於いてコスパを重視した新たな評価指標。)にも掲載された「Japanese Soba Noodles 蔦」の2号店だそうで、鴨から出汁をとったスープが特徴みたいですね。ここ最近、と言ってもこの製品は2ヶ月ほど前のラインナップですけどw 鴨を題材にした製品が目立ってきているような気がします。他社が同じ週に貝出汁の製品を新発売としてリリースしたり、台湾まぜそばのカップ麺化が相次いだり、やはりメーカー間で何らかの示し合わせがあったりするんですかねw 近い日に食べた鴨出汁のカップ麺と言えば、「日清麺職人 鴨だし」がありましたが、しっかりとした鴨の力強さと甘味が印象に残る秀逸な醤油スープでした。こちらも同じ鴨出汁という題材の中にあって個性を感じられるかどうか、そして “鴨出汁=蕎麦” というイメージに引っ張られるか否か、そんな方向性にも注目しながら食べてみたいと思います。





は、「お店の細麺をイメージした、歯切れが良くしなやかな食感のノンフライ麺」とのこと。加水率が低めのノンフライ麺で、サイズは細め。麺自体に味付は施されていませんでしたが、きちんと小麦っぽい風味の感じられる麺で、良い意味で存在感があります。細身で縮れている為、スープの絡みも問題なく、低加水系の質感によってスープの馴染みもいいですね。密度の高い麺ではありませんが、この麺の風味と歯触りは今回の鴨出汁スープと相性が良かったです。今回はスープが香りモノだったので、ノンフライ麺のスープの邪魔をしないという利点も大きかったですね。麺単体として見ても美味しいノンフライ麺で、本格的な生麺タイプではありませんでしたが、スープとのバランスには特筆すべきものがありました。ここで結構なポイントを稼いだような気がします。

スープは、「お店こだわりの『鴨』を素材にした奥深い味わいの醤油スープ」で、「鴨のマイルドな風味と芳醇な香りのたまり醤油を合わせ、さらに魚介のだしを合わせた、旨みの強いスープ」に、「アクセントに加えた胡椒の味で、後引く旨さに仕上げ」て、「香ばしい鴨の風味の香り付けとなる液体スープ付き」とのこと。鴨を題材にしたスープと言えば、かえしに甘味を帯びた丸いタレを使用した蕎麦つゆに通じる要素が強い傾向にありますが、こちらは甘さが控えめで、醤油を強めに効かせています。鴨出汁らしい甘味に期待すると物足りなさを感じますが、自ずとラーメンらしさに傾いてますね。ベースは合鴨と鶏肉の旨味が軸となり、そこにラードで適度な厚みを持たせ、ほんのりとした鰹の旨味が動物系の要素を下支え。ブラックペッパーのアクセントも適度に効いていて、ラーメンらしさを演出するに当たって効果的でした。たまり醤油を使用した輪郭のある醤油ダレが全体を指揮し、コクとキレを両立させつつ、後味に残る醤油の余韻が印象的。肝心の鴨の要素ですが、鼻腔から特有の芳ばしい香りはハッキリと感じられたものの、味覚で感じる味としての鴨はそこまで強くなかったです。まず醤油の力強さが前に来ているように私は感じたので、それが原因かもしれません。ちょっと自分には醤油が濃過ぎたので、鴨が喰われている感じが残念だったんですけど、甘味のたった麺職人の鴨出汁よりも、こういう醤油のたったスープのほうが好みだという人は多いと思います。スープ単体で飲む分には途中から少し厳しさがありましたが、それでも麺を食べてる時は終始ベストマッチだと思いました。ちなみにアクセントとして加えられたという胡麻の味ですが、特に目立った様子はなかったですね。

かやくは、「鶏団子、ネギ、タマネギ、スイートレッドペッパー」とのこと。鶏団子は残念ながら鴨肉不使用だったんですけど、きちんと旨味のある肉具材で、サイズも大きめ。明確な存在感を放っていたし、量的にも不満を感じさせない肉具材でした。でも味付(塩気? 醤油?)が濃かったので、もう少し控えめでもよかったかも。鶏団子を食べた後にスープを飲むと、鴨の風味を感じにくかったです。ネギは大振りで特有の風味もあり、こちらも存在感のある具材ですね。ただ、鴨出汁+鶏団子+ネギという組み合わせから、 “鴨南蛮” 感を増長しているような雰囲気が無きにしも非ずw 自分は和蕎麦のつゆに中華麺という組み合わせに何の抵抗も無いので、全く以て違和感は無かったんですけど、気になる人は気になるのかなー、と思ったり。効果的だったのは刻み玉ねぎで、これが入ることによって一気に “ラーメン” として確立しているように思いました。このアイディアはいいですね。それも玉ねぎ特有の甘味を強調した具材ではなく、甘味よりも辛味に近いシャープさをイメージさせるもので、そのフレッシュな風味とシャキシャキとした食感がアクセントに。鴨出汁=蕎麦つゆのイメージが強い人でも玉ねぎのアクセントがキーマンになって、ラーメンとして素直に楽しめる工夫となっているような気がしました。スイートレッドペッパーは完全に見た目的な演出に過ぎなかったので、味に寄与しているとは思えませんでしたが、見た目には良かったです。

(標準は★3です)

鴨出汁+大振りのネギという組み合わせから、どうしても “鴨南蛮” のイメージを思い浮かべてしまうと思うので、やはり一定の和蕎麦っぽさは否めませんが、鴨出汁にしては甘味が控えめだったスープにキーマンとも言える具材の玉ねぎが相俟って、しっかり “ラーメン” として成立しているように思いました。それに麺とスープの相性がとても良くて、そこが最も印象に残った部分かもしれません。いろいろと差し引いて★4にしましたけど、麺だけ食べてると★5でも差し支えないと思えるような出来栄えでした。結果的な仕上がりとしては個人的に麺職人のほうが好みだったんですけど、同じ鴨を題材にした製品でありながら、ハッキリと差別化を図れていたのが良かったです。甘さ控えめで醤油感の強い香りモノの鴨出汁醤油ラーメンを求めるなら「蔦の葉」、甘味を帯びたコクのあるテイストと鴨の力強さを求めるなら「麺職人」、といったところでしょうか。せっかく鴨を題材にした製品だったのに鴨の風味が醤油に押されてしまっていた、というのが評価が伸び悩んだ点だったのですが、好みのニュアンスも大きく作用していると思うので、そのあたりは差し引いてもらえればと思います。コスパをとっても麺職人に一票入ですが、明確な方向性の違いに価値を見出せた一杯でした。今回は勝手に比較対象として麺職人を引っ張り出しましたけどw 食べ比べてみるのも面白いと思いますよ。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:明星 蔦の葉(つたのは) 鴨だし醤油らーめん
製造者:明星食品
内容量:83g (めん65g)
発売日:2015年8月17日 (月)
発売地区:全国
希望小売価格:205円 (税別)
JANコード:4902881427319

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:紙
必要湯量:400㎖
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋 (液体スープ)

~標準栄養成分表~

1食 (83g) あたり

エネルギー:321kcal
たん白質:8.1g
脂質:7.4g
炭水化物:55.5g
ナトリウム:2.6g
(めん・かやく:0.9g)
(スープ:1.7g)
ビタミンB1:0.71mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:167mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:321kcal (めん・かやく:267kca / スープ:54kcal)
食塩相当量:6.6g (めん・かやく:4.3g / スープ:2.3g)

原材料名:めん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵粉、乳たん白)、スープ(デキストリン、しょうゆ、食塩、ラード、たん白加水分解物、糖類、香味調味料、合鴨エキス、鶏肉エキス、かつおエキス、香辛料、発酵調味料)、かやく(味付鶏団子、ねぎ、玉ねぎ、香辛料)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、カラメル色素、香料、炭酸カルシウム、かんすい、乳化剤、増粘剤(キサンタンガム)、卵殻カルシウム、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酒精、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分、豚肉、ゼラチン、ごま、さばを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・さば・大豆・ごま・ゼラチン

引用元URL:http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M101177/201507162013/_prw_OR1fl_Yr6iZV0y.pdf

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コメント

No title
ちょうど比較対象の麺職人と発売時期が近かったので、
味の違いを実感出来ましたね。
思ったよりガッツリのスープでビックリしました。
まぁ、お店の味に近づけたということなんでしょう。
でも自分も麺職人のほうが好きな味・・・、
というか「予想したとおりの味で安心した」という感じです。
コスパも優れているしね!
No title
なかなかどうして・・・
自分は箸がすすむかな?
最近味覚の変化が激しく
どうも不安定です。

ブログにも不安が・・・?!
Re:たういパパ
> ちょうど比較対象の麺職人と発売時期が近かったので、
> 味の違いを実感出来ましたね。
日清食品と明星食品ですし、きっと示し合わせてますよねw

> 思ったよりガッツリのスープでビックリしました。
自分的にガッツリの要素が醤油に傾いていたように感じたので、
麺職人の方が美味しいと感じました。関東でウケるのはコッチかも!

麺職人のコスパは反則に近いですよねw
毎度のことながら★の数をつけるときに悩まされます(苦笑)
Re:カブトムシさん
味覚の変化が激しい、ですか。
おそらく生活環境が変わったからでしょう。

体調に限らず精神にも味覚は大きく左右されますし、
良くも悪くも変化が起こるのは必然だと思いますよ。

焼そば系カップ麺で原点回帰してみてはどうでしょう!
No title
この商品は見たことないなぁ...

これから寒くなってくると、鴨出汁の商品が
増えてきそうですね...

完成の写真を見る限りは、油少なめの
さっぱり仕上げに見えるんですけど...
そこそこしっかりめのスープみたいですね...
Re:ハシダ・メンさん
明星食品の製品は取り扱ってない店が多い気がします。
入手困難な時が多々あるんですよね…(苦笑)

個人的には麺職人に軍配ですけど、
醤油ダレに輪郭があったので、ハシダさん好きかも。

鴨の香りだけでなく、もっとコクと厚みがあるとモアベターでしたね。
No title
takaさん、こんにちは!

こういったスタイルの鴨だしは珍しいですよね!

鴨だしというとやはり甘みのあるかえしと合わせた、
ちょっとそばっぽい風味のものが多いですし!(●・ω・)

そんな中、鴨だしながらも正統派中華そば風に仕上げ、
奥のほうからじわりと鴨の深みを滲み出す感覚は
これまでにありそうでなかった良さがありましたね!

ここにさらに鴨脂の主張などがあったりすると、
また一際鴨の存在感が高まったとは思いますが!

鴨を使いつつも鴨をひたすら前に出すというよりは、
鴨の存在感も立てたバランス型中華そばという感じでしたね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんにちは!

“鴨と言えば甘い” というイメージが強いので
今回のような醤油のたったスープは珍しいですよね!

個人的な好みからは外れたんですけど、
明確な差別化は素直に評価できるところだったし、
ありそうでなかったスープには価値があると思いました。

ただ、もうちょっと味覚にも訴えかけてくるような
鴨の主張があったら尚良かったんですけどね。

でもこういったスタイルの方が好みだと言う人もいるでしょう!

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