日清食品「カップヌードル パスタスタイル ボロネーゼ」



本日2回目の更新で、「カップヌードル パスタスタイル ボンゴレ」に続きまして、日清食品の「カップヌードル パスタスタイル ボロネーゼ」です。相方の完成度が高かったので、思わず期待してしまいますね。「ボロネーゼ」要はミートソースの呼称で、ロングパスタの味付として日本でも馴染みの深いテイストですが、日本でのボロネーゼというと、ミートソースよりも挽肉の比率が高いソースを指しているような傾向にあると思います。本格的なボロネーゼを語りだすとかなり奥が深い題材ですが、手軽さが売りのカップ麺なので、シンプルにボロネーゼらしいかどうか、中でも肉の旨味の有無なんかに着目してみましょうか。





は、「弊社独自の太ストレート麺製法による新開発の太くて丸い麺」で、「表面のもっちりとした食感とプリッとした歯切れの良さが楽しめ」るとのこと。「ボンゴレ」と製品説明、及び原材料の構成なんかも全く同じですし、実際に体感的な差も感じられなかったので、おそらく麺は共通だと思います。見た目も食感もスパゲッティらしく、縮れのなさに至極控え目な油揚げ麺臭ということで、上品さすら感じる油揚げ麺です。さすが日清食品、やはり他社の油揚げ麺とは完全に一線を画してますね。こういった油揚げ麺らしからぬ油揚げ麺を作らせたら、日清食品の右に出る者はいないでしょう。油揚げ麺として見ると申し分の無いクオリティなのは言うまでもなく、それを忘れさせてくれるようなパスタ風の麺には脱帽です。ソースとのバランスも良く、全く以て違和感はありませんでした。

ソースは、「トマトをベースに香味野菜とハーブで特徴付けたコク深いソース」とのこと。「ボンゴレ」と同じく、こちらも原材料が非常にシンプルですね。中でも目を引くのは、「牛脂」の表記が真っ先にあること。多めの牛脂を軸にすることによって、挽肉から滲み出たような肉の旨味が明確になり、日本で一般的に想像されるボロネーゼらしさを実直に表現しているようでした。ややトマトの風味はスナック的なタイプでしたが、製品の方向性としては違和感がなかったし、牛脂による動物性の旨味とトマトの風味はスムーズに噛み合っていたと思います。そして湯気から漂う芳ばしい香りが鼻腔を擽り、まるでフライパンで火を通したかのような調理感が印象に残りました。このように、雰囲気の枠を超えた演出をしてくるあたりが実に日清食品らしいでね。香味野菜の主張とハーブの香りもきちんと感じられたし、シンプルな面持ちのソースを両者が華やかに引き立てます。シンプルながらも多層的な味わいを醸し出していて、一般的にイメージされるボロネーゼらしさも感じられ、何と言っても思い切った牛脂の主張に好感の持てるソースでした。やや甘味があったことでナポリタンっぽくもあったんですけど、嫌味に感じるほどではなかったです。でも、「日清焼すぱ 下町ナポリタン」のような、ちょっと甘めのソースが苦手な人は気になるかもしれません。ちなみにコチラも粉末ソースを入れてから調味オイルを入れるよう指示されているため、気をつけましょう。あと、「ボンゴレ」の時よりも粉末ソースが馴染みにくかったような気がしたのと、調味オイルは牛脂の含有量が多かったからか、油脂成分が凝固しているようだったので、事前に湯煎するなど対策しておくと混ぜる時に楽だと思います。小袋の封を開けずにマグカップやお椀などに入れて、熱湯を注いでおくだけでも随分と違いますよ。

かやくは、「肉ミンチ、ニンジン、タマネギ」とのこと。ボンゴレのアサリにも驚かされましたが、肉ミンチの完成度も実に秀逸ですね。やや乾燥挽肉らしいザラついた舌触りではあったものの、ダイスミンチのようなジャンクさとは一味違うというか、単体で食べると乾燥挽肉っぽさを感じますが、麺と一緒に食べると本当に違和感なくて、独特のリアリティがありました。よくある挽肉具材とは、一線を画しています。同社の挽肉具材と比較しても、その仕上がりには特筆すべきものがありますね。これによってボロネーゼらしさも一気に加速しますし、ソースの牛脂とも絶妙にマッチしていました。ニンジンはコリコリとして歯応えがアクセントになっていたし、フレッシュなタマネギの風味と食感も同じく。特にタマネギは香味感がボロネーゼらしさを引き立てていて、とても効果的でした。それにしても、この肉ミンチの完成度は中々ですね。ダイスミンチ系のジャンクな肉具材ではなく、本格さを感じる挽肉らしいリアルな肉具材でした。混ぜると底に行くものの、意識しなくても麺に絡んで口の中に入ってきますし、量は申し分なかったです。

(標準は★3です)

あくまでニュアンスですけど、「ミートソーススパゲッティ」と言うよりも、「ボロネーゼ」と言った方がしっくりくるというか、題材から想像されるであろうイメージを実直に表現していたと思います。そんなソースに加わる具材には秀逸な挽肉に香味豊かなタマネギなど、具材にも手抜かりがありませんでしたし、麺の完成度は言わずもがな。欠点を挙げるとすれば、粉末ソースの混ぜにくさでしょうか。タテ型カップという形状と、粉末ソースから先に入れなければならないという作業手順のため、どうしても混ぜにくさが目立ってしまっています。各自で出来る解決策として、湯切りの前に軽く麺を箸で解し、最後に少しだけ汁気を残すように湯切りするのがオススメ。これだけで粉末ソースの馴染みが良くなり、多少は混ぜにくさも軽減されると思います。それにしても今回の2品、どちらも想像以上にパスタで驚きました。麺の汎用性もかなり高そうなので、ロングパスタを題材にしたテイストで幅広く展開していけるだけのポテンシャルを持ったブランドだと思うし、まさにそういったフレキシブルの高さこそ、「カップヌードル」らしいと言えるかもしれません。最初はネタの一端かと面白半分で手に取りましたが、思いの外に力の入った本格的な内容で、今後の展開が非常に楽しみなシリーズになりました。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:カップヌードル パスタスタイル ボロネーゼ
製造者:日清食品
内容量:93g (めん75g)
発売日:2015年6月29日 (月)
発売地区:全国
希望小売価格:198円 (税別)
JANコード:4902105232217

麺種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:390㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋 (粉末ソース・調味オイル)

~標準栄養成分表~

1食 (93g) あたり

エネルギー:447kcal
たん白質:8.6g
脂質:21.5g
炭水化物:55.0g
ナトリウム:1.6g
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.41mg
カルシウム:126mg

(食塩相当量:4.1g)

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、醤油、卵粉、大豆食物繊維)、ソース(牛脂、トマトパウダー、香味油、植物油脂、食塩、香辛料)、かやく(味付肉そぼろ、玉ねぎ、人参)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸Ca、酸味料、セルロース、トレハロース、カラメル色素、増粘剤(アルギン酸)、乳化剤、カロチノイド色素、甘味料(スクラロース)、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンB2、香料、ビタミンB1、香辛料抽出物、(原材料の一部に乳成分、鶏肉、豚肉、りんごを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・牛肉・大豆・りんご

引用元URL:https://www.nissin.com/jp/news/4372

にほんブログ村 グルメブログ カップ麺・カップラーメンへ
本日の一杯 -Cupmen Blog of taka-
Update notification:Facebook / Twitter / Instagram
関連記事

コメント

No title
これ、普通においしかったですね。

ただし、やはりどんぶり型でよかったような・・・
Re:カブトムシさん
いや、タテ型がいいですw
一応、「カップヌードル」ですし(笑)
No title
takaさん、こんばんは!

こちらの「ボロネーゼ」もまた良かったですね!

ボロネーゼってひき肉がどうしても鍵になりますし、
カップ麺のひき肉って貧弱なものが多いので、
そこが不安でしたが食べてみると非常に良かったですね!

ひき肉そのものもボロネーゼの肉らしさがちゃんとありましたし、
そこに牛脂が与える本格的な風味がとりわけ大きかったですね!

この牛脂が今回果たした役割はかなりのものでした!(●・ω・)

もしカップ麺にありきたりなタイプのひき肉で、
油脂もよくあるタイプのものが使われていたら、
たとえ麺が良くても印象は全然違ったでしょうしね!

麺を看板に据えながら、他の点も高いレベルに
持ってきたことが今回の大きなポイントでしたね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんにちは!

「ボロネーゼ」の完成度も高かったと思います!

具材の挽肉の完成度も予想以上に丁寧だったし、
やはり特筆すべきは強めに効かされた牛脂の主張でしたよね。

挽肉+牛脂で肉の旨味がバーストするというか、
想像していた以上に本格的な仕上がりに満足です。

麺,ソース,具材が三拍子揃っていて、
完成度の高さが印象に残る一杯でした。

フェットチーネやトレネッテなど
違う形状のロングパスタにも挑戦してもらいたいですね!

管理者のみに表示

トラックバック