日清食品「贅の逸品 たっぷり野菜と厚切焼豚入り 芳醇鶏しおラーメン」



ふと思ったんですけど、昔話で「桃太郎」ってあるじゃないですか。桃太郎のお供といえば、言わずと知れた「イヌ」「サル」「キジ」ですが、なぜ「キジ」だけ固有名詞なんでしょう。イヌもサルもざっくりと「イヌ」「サル」なのに、なぜかキジだけ「トリ」ではなく「キジ」と限定されてるんですよね。そして「犬猿の仲」という言葉があるにも関わらず、最初の2匹はイヌとサルってどうなんだと…。そもそも鬼退治という命懸けの重大な任務なのに、キビダンゴ欲しさに軽い気持ちでホイホイついてくるような現金な奴らに鬼退治が務まるとは(ry

さて、本日の一杯は、日清食品の「贅の逸品 たっぷり野菜と厚切焼豚入り 芳醇鶏しおラーメン」、イオングループ限定発売の製品です。これまでにもハイエンドカップ麺の鏡とも言える完成度の高さから、当ブログでも高評価を叩きだしてきた「贅の逸品」シリーズ。「旨み醤油」「濃厚味噌」「黒マー油豚骨」とありまして、今回のテーマは「鶏しお」ということで、セオリー通りの流れですね。ただ、今回は今までとは大きな変更点があって、パッケージにあった「特別感謝商品 上場40周年」の文字が見当たりません。もしかしてイオングループの新しいPB商品的な定番ブランドになったとか?だとしたら万々歳ですよね。第1弾~第3弾までの完成度が高かったので、必然的に期待値も鰻登りです(ハードル上がる)





は、同社の「ラ王Selection」に匹敵するクオリティで、存在感のあるノンフライ麺です。今回のスープは鶏油によって明確なインパクトと押しの強さがあったので、風味も食感もこのくらいの力強い主張がないと埋没していたでしょう。よってバランスは良好。日清食品のハイエンドカップ麺として期待を裏切らない水準の高さで、素直に美味しいノンフライ麺でした。プリプリッ、とした歯触りも自然な感じだったし、湯戻し4分ですんなりと解れてくれたのも良かったです。

スープは、「濃厚な鶏の旨みと野菜の甘み溶け出す、芳醇なスープ」とのこと。まず驚いたのが調味オイルの量で、よくある「後入れ液体スープ」ではなく、完全に「油脂」そのものです。ノンフライ麺なのに脂質が24.1gと高く、その数値にも納得。調味オイルには香味油や魚介調味油も含まれているようですが、ほぼ鶏油と見て間違いないでしょう。これだけ油脂成分が多いにも関わらず、スープの項目に植物油脂の表記がないのは珍しいですね。ベースのスープ自体は優しくて、クセのない鶏出汁に魚介のアクセントを軽く加え、野菜の甘味が層をカバー。後口にはほんのりと生姜っぽい香味感が残ります。そこに大量の動物油脂が入ることによって、凄まじいまでのパンチと鶏油のクセを添加するといった手法。パッケージのやわらかそうな雰囲気とは裏腹に、力強くインパクトのあるスープに仕上がっていました。軽い気持ちで食べたら軽く面喰らうかもしれませんw 鶏油一辺倒とは言いませんが、鶏油が主役であることは疑う余地なし。この極端さを受け入れられるかどうかが評価のターニングポイントになってくると思うんですけど、日清食品にしては思い切りの良さが印象に残ったし、自分には好印象でした。

かやくは、「チャーシュー、キャベツ、人参、ニラ」とのこと。チャーシューに関しては、もはや多くを語る必要はないですよね。「ラ王」や「行列のできる店のラーメン」でお馴染み、日清食品の十八番「超(スーパー)厚切焼豚」です。これが2枚入ってるだけで、もう反則なんじゃないかとw 乾燥焼豚の中では他社を圧倒的に引き離していて、ヘタなレトルト焼豚よりも満足度はずっと高いです。今回はいつもより脂身の部分が少なく、赤身が多いような気がしました。いつもの脂身たっぷり焼豚も好きですけど、赤身の部分が多いと加工肉っぽさ(成型肉っぽさ?)が少し軽減されますね。気休め程度ですけどw 野菜はカップのサイズ的にそこまで大量というわけではないのですが、キャベツがボリューム感を稼いでいて、四角ではなく細長くカットされた人参は印象に残りました。鶏油の風味を纏ったキャベツは、食べ応えがあって美味しかったです。欲を言えば、この前の「カップヌードルベジータ」に入ってたソテー風のやつだと嬉しかったんですけどねー。ニラは意識的に食べると風味は感じられたものの、意識しないと存在感は薄かったです。

(標準は★3です)

鶏しおベースに野菜の旨味ということで、どこかタンメンを彷彿とさせるような仕上がりでした。中でも今回は鶏油の勢いに特筆すべきものがあって、かなり思い切っていたと思います。反面、若干ベースの弱さを感じてしまったのも事実ですね。トータルバランスとして見ると完成度は高かったし、★6にしようかと悩んだんですけど、ちょっと鶏油のインパクトに持ってかれてるような印象があったので、価格帯を考慮して厳しめに。今回で第4弾に当たる製品ですが、「上場40周年」の文字も無くなったことで、第5弾,第6弾のリリースにも期待が持てます。醤油,味噌,豚骨,塩と王道のテイストは一通り揃ったので、次回作は「豚骨醤油」「白湯」「ちゃんぽん」この辺りが候補でしょうか。引き続きハイエンドカップ麺の在るべき姿を見せつけてもらいたいです。この厚切焼豚2枚推しはちょっと卑怯ですけどねw この充足感だけで★3以上は約束されているようなものですからw

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:贅の逸品 たっぷり野菜と厚切焼豚入り 芳醇鶏しおラーメン
製造者:日清食品
内容量:111g (めん70g)
発売日:2015年5月25日 (月)
発売地区:全国 (ÆON系列店舗)
希望小売価格:276円 (税別)
JANコード:4902105239018

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:450㎖
調理時間:熱湯4分
小袋構成:4袋 (粉末スープ・調味オイル・焼豚・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (111g) あたり

エネルギー:505kcal
たん白質:9.8g
脂質:24.1g
炭水化物:62.4g
ナトリウム:2.4g
(めん・かやく:0.9g)
(スープ:1.5g)
ビタミンB1:0.63mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:162mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:505kcal (めん・かやく:378kca / スープ:127kcal)
食塩相当量:6.1g (めん・かやく:2.3g / スープ:3.8g)

原材料名:めん(小麦粉、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、醤油、卵粉、チキンエキス)、スープ(鶏脂、食塩、魚介エキス、チキンエキス、香味調味料、香味油、チキン調味油、醤油、香辛料、魚介調味油、オニオンパウダー、昆布エキス)、かやく(チャーシュー、キャベツ、人参、ニラ)、加工でん粉、かんすい、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(アラビアガム、加工でん粉)、炭酸Ca、香料、乳化剤、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、カロチノイド色素、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、(原材料の一部に乳成分、豚肉、ごまを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま

にほんブログ村 グルメブログ カップ麺・カップラーメンへ
本日の一杯 -Cupmen Blog of taka-
Update notification:Facebook / Twitter / Instagram
関連記事

コメント

No title
贅の逸品 もう少し☆が上かと思っていましたが、意外にも伸びずでしたね。

イオン系統の店まで非常に遠いし、取扱いのネットスーパーで売ってないんですよねー。どうしたものかw

あ、もうそろそろ自由に食べるのは無理か・・・(´・ω・`)
Re:カブトムシさん
端的な印象は★6だったんですけど、
油脂頼みなイメージが拭えなかったので、
価格帯を考えて少し厳し目に評価しました。

それでも★5です!

> あ、もうそろそろ自由に食べるのは無理か・・・(´・ω・`)
もうすぐ満を持しての8月ですもんね…!
No title
これ買ってないんですよね・・・
AEONどころかミニストップでも売っているんですが・・(^_^;)

見た目がほんとにタンメンみたいですね。
スープの表面に油膜ができているように見えます。
麺職人の塩タンメンに近い味のスープでしょうか??

続編あるんでしょうかね~~??
なら期待大です。
このチャーシューはもういいのでっw,
こんどはエビ・イカ・貝類の海鮮具材山盛りのちゃんぽんにしてほしいっ!
No title
チャーシューめちゃめちゃうまそうですね!
イオンにもミニストップにもよく行くのに買ってない…なぜ…

メーカーは同じ日清ですが、このシリーズはセブンホールディングス対イオングループのPB戦争を代表してる気がしますw

イオンも名店シリーズ出ないかなー
Re:たういパパ
ミニストップもイオン系列ですからね!

写真は具材を並べてから調味油を入れて、掻き混ぜる前に撮影しています。

調味油を入れてからは、あまり混ぜない方が楽しめるかもしれません。
その分、油脂の働きも顕著なものになってくるので、そのあたりは好みで(笑)

> 麺職人の塩タンメンに近い味のスープでしょうか??
麺職人の塩タンメン・・・き、記憶にないです(苦笑)
もしかしたら食べたことないかもしれません(汗)

> こんどはエビ・イカ・貝類の海鮮具材山盛りのちゃんぽんにしてほしいっ!
それいいですね!大量の海鮮具材推し、素晴らしい提案です。
どうか日清食品の開発陣の方が、このコメント欄をご覧になりますように(笑)
Re:愛人(ハニー)
置いてある店舗と、そうでない店舗があるみたいですね…
このシリーズこちらではマックバリュによく並びます!

焼豚は安定のクオリティでしたよ!
どうやらこの厚切焼豚、脂身たっぷりの汎用版と、
赤身が多い高級版とあるように感じています。今回は、後者。

> メーカーは同じ日清ですが、このシリーズは
> セブンホールディングス対イオングループのPB戦争を代表してる気がしますw
たしかに!その考察は次回パクらせてもら(ry
No title
takaさん、こんにちは!

日清ってときどきベースのスープを弱めにして、
ほぼ油脂だけでガンガン攻める構成にしてきますが、
今回はモロにその系統に入っていた感じですね!

自分としては油脂押しもハマれば好きなのですが、
やはりベースのスープの完成度も求めたくなりますし、
その点ではちょっと期待とずれていた向きもありましたね!(=゚ω゚)

それでも安定感の高さに関しては見事なものですし、
何と言ってもあのチャーシューがあるだけで強いですね!

おそらくは次回作もあるとは思いますが、
鶏白湯か、ちゃんぽんか、あるいは汁なし系か、
などと興味は尽きないですね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
こんにちは!

> 日清ってときどきベースのスープを弱めにして、
> ほぼ油脂だけでガンガン攻める構成にしてきますが、
ほんと今回まさにそんな感じでしたね。
自分はこの手のテイストは好きな方ですが、
値段を考慮するとベースにも力を入れて欲しかったのが本音。

次回作で汁無しが出たら面白いですよね!
250円以上のカップ麺で汁無しって珍しいですし、
それこそプライムワンの台湾まぜそばに負けない
汁無し系カップ麺が出たら盛り上がるんじゃないのかな、と思います。

管理者のみに表示

トラックバック