ヤマダイ「手緒里庵 手延そうめん」



本日2回目の更新で、引き続き「手緒里庵」シリーズです。

さて、本日二杯目のカップ麺は、ヤマダイの『手緒里庵 手延そうめん』です。この製品は数量限定ではなく常時販売のカップ麺なのですが、なかなか見つからず…と、思ってたらいつも買物で利用している近所の普通のスーパーで普通に売ってましたw 灯台下暗しエクスペリエンス!(JoJo氏インスパイア)カップそうめん自体、他のジャンルと比べてかなり出番が少ないんですけど、そんな中で常時販売のレギュラーラインナップにあるというコチラの製品。しかも我らが(「播州」は比較的近いのでw)「揖保の糸®」使用ですよ!実は今回で2回目の実食となるのですが、この「手緒里庵」シリーズはやっぱり反則ですね…。詳細は本文で。





は、『手延素麺「揖保乃糸」を使用』し、『手延べ素麺ならではの滑らかな舌触りとコシがあって歯切れの良い食感を当社独自のノンフライ製法で実現し』たとのこと。結果から言いますと、完璧です。桐の箱に入っているような揖保の糸(揖保の糸にも色々とランクがある)と比べると、当たり前ですが多少の差は感じます。しかし、一般的に市販されている揖保の糸との体感的な差は全くと言って良いほどありません。実際の素麺も乾麺に該当するわけですが、比較しても何ら遜色の無い仕上がりです。鍋で茹で上げた素麺と比べても違和感は微塵も感じられません。あの揖保の糸を使っているから当然と言えば当然なんですけど、それを湯戻し3分で忠実に表現することに成功したヤマダイの技術力の高さに驚かされました。手延ならではの口当たり,舌触り,歯切れの良さ,細さ,香り,風味,見た目のどれを取っても文句の言いようが無く、紛れもなく「そうめん」です。しかも一度水で締めたかのような歯切れの良さがあるので、温かいまま食べる煮麺の麺が柔らかくなってしまうという弱点も克服。逆にあの柔麺がいいんだ、って人は湯戻し時間を1,2分ほどプラスすれば良いわけですから、本当に完璧ですよ。ただ、塩気だけは実際の揖保の糸よりも控えめになっていました。私には加点対象ですけどね。

スープは、『枕崎産の鰹だしを贅沢に使用し利尻産の昆布エキスと合わせて旨みを効かせ、本醸造のしょうゆを加えて後口すっきりに仕上げ』たとのこと。鰹による魚介ダシの風味と昆布の旨味を軸に醤油で香り付けを施し、ほんのりと甘味を感じるような関西人好みの優しい味わいです。万人が楽しめるかどうかは個人的な好みが関わってきますが、煮麺(にゅうめん)の繊細な雰囲気にはこの味しかない、と私は感じました。原材料も非常にシンプルで、実際の味わいも実直。繊細で優しい味わいというのが功を奏し、本格的な素麺の香りと風味をしっかりと味わうことができました。それから具材の和布蕪(めかぶ)が味に大きく寄与している部分があって、ベースにある昆布の旨味を助長。時間の経過と共に素麺の香りや和布蕪の風味が滲み出してきて、それがかなりオツな感じでした。匙加減は申し分無かったです。これじゃちょっと物足りないなぁ…と感じた人は、途中でチューブのおろし生姜なんかを入れると良いでしょう。よく自分は家煮麺のときにするのですが、ちょっとだけ胡麻油を垂らすのも意外にイけますよ。でもこのカップ麺では素麺の香りを最大限に楽しむためにも、できればこのまま最後まで食べてもらいたいですね。別に私が開発したわけではありませんがw

かやくは、『三角揚げ、小ネギ、めかぶ、花麩』とのこと。メインに三角揚げを持ってきて、花麩が一輪華を添え、小葱で風味のアクセント。さらに和布蕪(めかぶ)によって一捻りある個性を打ち出す、というのがニクい演出。具材構成はシンプルなのですが、それぞれに意味と役割があって、それがきちんと感じられたため、全く不足感はありませんでした。むしろ題材が煮麺(にゅうめん)なので、このくらいシンプルな方が却っていいですね。三角揚げはほんのり甘めの味付で、ジュワッとジューシー。インスタントの油揚なのに油揚特有の芳ばしさがあり、なかなかどうして本格的。小葱は乾燥具材の枠を出ないものでしたが、きちんと風味がありました。そして和布蕪、これは素晴らしいですよ。糸を引くほど粘り気がきちんとあって、味もちゃんと和布蕪の味がします。再現度は本物さながら。スープの項目でも書きましたが、繊細なスープの味わいにも大きく寄与している部分があって、ワカメではない事にも新鮮味を感じたし、煮麺の雰囲気ともドンピシャでした。お麩も生麩でなけでば市販のものは乾燥されていますし、再現度に関しては言うまでもないでしょう。見た目にも華を添えてくれていたのが良かったです。麺,スープと同じく、文句を言わせ無いような内容でした。

(標準は★3です)

文字通り「完璧」です。小葱を生の小葱とすり替え、あとは黙って丼に移して提供すれば、おそらくカップ麺であることに気がつく人はまずいないでしょう。ネックは麺の量なのですが、それを補って余りあるほどのチカラがありました。カップ麺界に於ける「ベストオブそうめん」と言っても過言ではないでしょう。素晴らしかったです。基本的にカップ麺はいくら本物に近づけようとしても、あくまで「カップ麺として」というのが頭に付くものですが、コレは「本物」と言っても差し支え無い仕上がりでした。麺,スープ,具材のバランスが緻密に計算されていて、それぞれのクオリティもカップ麺の常識を覆すようなもの。全体的に文句のつけようが無かった、というのが悔しかったですw それからこのカップ麺はダイエット指数も高く、麺の量が少ないからという理由もありますが、カロリーは182kcalで、脂質はなんと0.6gという低さ。さらに原材料が非常にシンプルなこともあって、アレルギー物質の表示が義務付けられている27品目中、含まれているのは小麦と大豆の2種類のみ。但し、同社の製造ライン中に蕎麦があるので、蕎麦アレルギーの人は要注意です。この「手緒里庵」シリーズは麺のクオリティを筆頭に、蕎麦,素麺のどちらも反則レベルのクオリティなのですが、特にこの「手延そうめん」はカップ麺の範疇を軽々と超えていました。空腹感マックスでガッツリとイきたいときはオススメできませんが、優しい味が恋しくなったとき、ちょっと小腹が空いたとき、ダイエット中の人、呑みの後の〆なんかにも最適だと思います。そして本格的な煮麺が食べたい気分の時、決してその期待は裏切らないでしょう。最近発売されたカップ麺ではありませんが、これは一種の革命だと思います。参りました。この技術を応用して、「梅そうめん」の開発も是非お願いしたいところですね。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:手緒里庵 手延そうめん
製造者:ヤマダイ
内容量:76g (めん40g)
発売日:2013年10月7日 (月)
発売地区:-
希望小売価格:210円 (税別)
JANコード:4903088010472

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:420㎖
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋 (液体スープ・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (76g) あたり

エネルギー:182kcal
たん白質:6.9g
脂質:0.6g
炭水化物:37.2g
ナトリウム:2.1g
(めん・かやく:0.2g)
(スープ:1.9g)

(食塩相当量:5.3g)
(めん・かやく:0.5g)
(スープ:4.8g)

原材料名:めん(小麦粉、食塩、大豆食物繊維、植物油脂)、スープ(しょうゆ、食塩、糖類、鰹節、蛋白加水分解物、昆布エキス)、かやく(味付油揚げ、めかぶ、麩、ネギ、糖類)、調味料(アミノ酸等)、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、紅麹色素

アレルギー物質:小麦・大豆

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コメント

No title
し・・・師匠!

9ですとおおおおおおお。
まあ仕方ないですな。
なにしろ揖保乃糸ならば。
自分はそうめんは揖保乃糸か金とびと
決めているのですが
揖保乃糸をかなり幼少の頃より
食べています。
それをカップ麺で・・・
常時と言うことなのでもしかしたら
手に入るかもしれないので
今後いろいろ探してみます。
無論メル凸もw
Re:カブトムシさん
★9ですよおおおおおおお!

これで麺量60g確保してくれていたら★9+ですね。
★10にしないのはカップ麺業界の未来のためにw
ってくらいのレベルにある製品だと思います。

自分も揖保乃糸育ちですね。
夏になると定番の贈答品なので、必然的にw

いやちょっとコレはメル凸してください。
麺,スープ,具材の全てが完成系にあると思います。
No title
takaさん、こんばんは!

これはほんと完璧という表現が似合う商品ですよね!
自分がブログで紹介したときも同じような感想でしたし!

全体的にクオリティが高い手緒里庵の中でも、
このそうめんが頭1つ抜けていると言えます!(●・ω・)

具が乾燥具であることを除けばもはや本物と何ら遜色がなく、
お店で出しても何の違和感もないほどの完成度ですしね!

ちなみにうちの近所のスーパーでも
この商品だけは常時販売されていますね!

他の手緒里庵は頻繁に見かけないのですが、
おそらく固定的なファンをつかんでいるのでしょう!

これはカップ麺好きなら食べないといけないと言っても過言ではない商品だと思います!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
麺量の少なさにブレそうになったのですが
それを考慮しても★9で差し支えないと判断しました!

仰る通り、カップ麺が好きな人にはもちろん、
素麺が好きな人にも食べていただきたい製品ですね。
自信をもってオススメできるカップ麺でした。

本当に「完璧」に近いクオリティです。
厳しい目で見ても引っかかったのは具材の葱だけですし、
麺やスープに関してはカップ麺とは思えない仕上がりでした。

特に麺に関しては文句のつけようが無かったですし、
その出来栄えは、まさしく「本物」の「素麺」でしたよね。

ちょっとヤられた感が悔しいほどでした(笑) 秀作だと思います。
No title
これtaka :aさんのおすすめ商品でしたね!
意識してみていたら近所の万代スーパーに品揃えされていました!(^O^)/
定番品揃えされているのは人気の証しですよね。
新製品の食べが落ち着いている時(笑)にぜひ食べたいです。
Re:たういパパ
「万代」大阪に居た頃に随分お世話になりました(笑)

お近くのスーパーにありましたか!
余裕ができたときに是非レビューお願いします!

食べ応えという点では物足りなさがありますが、
総合力の高さと本格さに関しては太鼓判です。

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