セブンプレミアム「地域の名店 とみ田」



この製品も関西では見かけないため、「一生涯カップ麺しか食いません。」に送っていただきました。セブンイレブンのPBカップ麺(どんぶり型)といえば、明星食品が製造を担当している「セブンプレミアム」の「地域の名店」シリーズと、日清食品が製造を担当している「セブンゴールド」の製品がありますが、セブンゴールドの方はもともと「日清名店仕込み」というブランドでしたよね。先駆けとなった日清食品の製品がワンランク上のブランドであるセブンゴールドとして全国展開され、明星食品のシリーズは地域性を高めるという方針で差別化を図ったのでしょう。しかし、「龍上海」「もちもちの木」「博多だるま」など、クオリティの高さは全く引けを取らないと思うので、ちょっと腑に落ちなかったりするんですよね。全国販売と地域限定販売という差はかなり大きいので、いつかこのシリーズもセブンゴールドに格上げされ、再び全国展開してくれないかと願っている次第です。

さて、本日の一杯は、セブンプレミアムの『地域の名店 とみ田』、製造者は明星食品です。2010年7月23日から発売されていて、最終リニューアル日は2014年9月29日とのこと。販売地域はメーカ曰く、北海道,東北,神奈川だそうですが、セブンプレミアムのHPでは全国(東北、近畿以西除く)となっています。セブンプレミアムの地域の名店シリーズは、希望小売価格が税別で258円なのですが、この「とみ田」だけ定価が275円なんですよね。税込だと297円になるので、カップ麺としてはほぼマックスの値段設定だと思います。実食は今回が初めて。ふむふむ…「超濃厚魚介豚骨醤油」とな。値段もイイ感じに張っちゃってますし、期待してますよ。





は、『とみ田専用粉「心の味」を使用して、食べごたえのあるもちもちとした食感の極太麺に仕上げ』たとのこと。とみ田専用粉「心の味」を使用とのことですが、コストが嵩んだ要因はここにもあるのかもしれませんね。ちなみに含有量は、小麦粉中4%だそうです。微妙…w とは言え、「六角屋」でもそうでしたし、特に「龍上海」では感動したノンフライ麺でしたが、このノンフライ太麺もカップ麺としてはかなり秀逸な出来ですよ。正直ヘタな生麺よりも美味しいです。むっちりとした噛み応えのある歯触りで、最初はかなりオラオラ系なんですけど、時間経過によってスープに馴染んでくると、多加水系の粘り気が印象的なもっちりとした自然な食感になります。麺の厚みもカップ麺では限界に近いですね。そしてカップ麺らしからぬ明確な小麦の風味が感じられたのも、「心の味」の恩恵なのかもしれません。低加水系の麺は小麦の風味を感じやすいのですが、今回のように多加水寄りの麺でこれだけ小麦の風味が強いというのはかなり印象に残りました。今回はスープが結構濃い味で濃厚なんですけど、それに負けない小麦の風味がしっかりと感じられます。そして食感,風味ともにスープに負けない存在感を放っているのですが、きちんと互いの均衡は保たれていました。このクオリティで麺量80gという心意気も素晴らしい。ちなみにこの麺はフライングせず、きっちり時間を守ったほうがいいです。私の場合、少し余裕を持って食べ始めるくらいでちょうどいい感じでしたし、ダラダラ食べて後半に差し掛かったくらいが個人的ベスト食感でした。(最近こういうコメントが多いですけど、別に柔麺が好きってわけではないですw)

スープは、『豚骨と鶏がらスープに、さば節、煮干しだし、玉ねぎを合わせた濃厚な魚介豚骨醤油味スープ』とのこと。いきなり魚がガツーンと真っ先に飛び込んできて、後にも先にも強烈に魚粉推し。既存のカップ麺の枠は優に超えてますね。攻め立ててくるような押しの強さがありました。まるで大海原の荒々しさを感じさせてくれるような魚介感なのですが、どこか上品でもあったんですよね。魚介の要素は豪華絢爛4種類の削り節粉末(イワシ,アジ,サバ,カツオ)を筆頭に、煮干がスッと香っていて、しっかりとそれを支える動物系の旨味があったのも好印象。ギトギトこってり系ではありませんが、かなり太くて重厚感のある濃厚なスープです。スープの粘度もそこそこありますが、全く不自然じゃないですね。豚骨のコクと鶏ガラの旨味もきちんとあって、畜産物と海産物の競り合いが楽しいスープでした。「超濃厚」の謳い文句に違わぬ濃厚さを感じるのですが、闇雲に塩っぱいわけではないのにも好感が持てます。しっかり濃厚。そんな濃い味スープですが、柚子皮のアクセントが加わることによって、味に奥床しさと複雑味が生まれ、滅多矢鱈に濃いと後半は飽きてしまいますが、柚子皮による柑橘系の爽やかさがかなり効果的に作用していて、下支えになっていた玉葱の甘味が時折顔を覗かせたりと、なんとも味わい深いものがありました。柚子皮のアクセントがあったとはいえ、かなりどっしり構えているスープなので、あっさり系が好きな人は回避してください。魚介系のラーメンが苦手な人もヤメといたほうが無難でしょう。逆にどっしりとした魚介系のスープが好みの人は、手放しに満足できる内容になっていると思います。とみ田はつけ麺が有名ですが、そういった路線を彷彿とさせる味わいですね。この手のテイストは人を選びますが、ハマれる人はバシッとハマれると思いますよ。

かやくは、『チャーシュー、ねぎ、味付メンマ、ナルト、ゆず皮』とのこと。スープと麺に気合が入っていた分、ここは手薄ですね。チャーシューはペラペラだったんですけど、日清食品の厚切焼豚を薄くスライスした感じで、きちんと旨味があってそこそこ美味しかったです。価格帯を考えるとアレですけどね。 メンマとナルトは「龍上海」に入っていた物と同じだと思います。メンマは乾燥状態でもふにゃんと柔らかくて、湯戻し後の再現度はなかなかのもの。そして特徴的,且つ効果的だったのは、やはり柚子皮。スープの項目でも触れていますが、どっしりとした重厚感のあるスープの中で、柚子皮の柑橘系の爽やかさは実に意味のあるものだったと思います。濃厚魚介路線のスープに柑橘系のアクセントというのは、やはり鉄板の安定感ですね。先入れのネギ(緑)はきちんと風味と甘味があって、後入れのネギ(白)は特有の風味とやや辛味があってリアルでした。そして白ネギのほうには柚子皮の香りが移っていたので、そちらでも柑橘系の爽やかなアクセントが感じられたのが良かったです。ナルトは何故か真ん中に穴が空いてましたw

(標準は★3です)

攻め立ててくるような押しの強い魚介の濃厚さから、まるで「つけ麺」を食べているような感覚でした。もしもこれが同シリーズのように258円だったら、★8をつけていたかもしれません。価格帯を考慮してこのような評価となりましたが、カップ麺としてのレベルはかなり高く、★7でも差し支えないと判断しました。むしろ初見の下手なラーメン屋で700円も800円も払って中途半端な魚介豚骨醤油ラーメンを食べるよりも、このカップ麺を2回食べたほうが裏切られない的なw そう言っても過言ではない水準にあるのではないでしょうか。高くて美味しいは当たり前ですけど、それをきちんとカタチにして体現するのって難しいですからね。力強い麺にどっしりスープで食べ応えは抜群だったし、濃厚な魚介の風味に柚子皮のアクセントが映えていて、具材にさえ過度な期待をしなければ手放しに楽しめると思います。ほんと強烈に魚介が効いているので、その手のラーメンが苦手な人はヤメときましょう。あ、残ったスープに白飯とか入れたら最高だと思います。(注意:食塩相当量10.4g)いやーしかしアレですな、やっぱりセブンイレブンのPBカップ麺は美味しいですw タテ型の「スープが決め手」シリーズなんて128円という価格帯とは思えないコスパの良さだし、どんぶり型の「地域の名店」シリーズは総じて本格的だし、カップ麺に限らず「金の○○シリーズ」も美味しいし、セブンイレブン恐るべし…w

勝手に激辛アレンジ

「龍上海」同様、食べ終わって残ったスープを激辛にして具合を見てみたのですが、最高でした。使用したのはジョロキア100%の一味唐辛子のみというシンプルなアレンジだったんですけど、魚介のパンチが効いた強烈なスープと激辛のタッグは半端じゃありません。次また食べる機会があったら、のっけから激辛とみ田にして食べたいと思います。個人的に確実リピートありな一杯でした。チリチリまた送ってーw あ、龍上海も一緒に(殴打)それからたういパパ、これ絶対にダメなやつですわ…w

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:地域の名店 とみ田
製造者:明星食品
内容量:160g (めん80g)
発売日:2014年9月29日 (月)
発売地区:全国 (東北・近畿以西除くセブン&アイHLDGS.系列店舗)
希望小売価格:275円 (税別)
JANコード:4902881479721

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:510㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋 (かやく・粉末スープ・液体スープ・あとのせかやく)

~標準栄養成分表~

1食 (160g) あたり

エネルギー:548kcal
たん白質:17.1g
脂質:12.7g
炭水化物:91.4g
ナトリウム:4.1g
(めん・かやく:1.2g)
(スープ:2.9g)

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:548kcal (めん・かやく:319kca / スープ:229kcal)
食塩相当量:10.4g (めん・かやく:3.0g / スープ:7.4g)

原材料名:めん(小麦粉、植物油脂、食塩、卵粉、香味調味料、ソース、大豆食物繊維、酵母エキス)、スープ(デキストリン、しょうゆ、豚・鶏エキス、削りぶし粉末(いわし、あじ、さば、かつお)、糖類、香味油、食塩、煮干エキス、動物油脂、たん白加水分解物、オニオンエキス、植物油脂、こしょう、香味調味料)、かやく(チャーシュー、ねぎ、味付メンマ、ナルト、ゆず皮)、加工でん粉、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酒精、トレハロース、ソルビット、かんすい、クチナシ色素、香料、卵殻カルシウム、リン酸塩(Na)、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、グリセリン、カカオ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ベニコウジ色素、(原材料の一部に乳成分、ごまを含む)

アレルギー物質:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・さば・大豆・ごま

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コメント

No title
とみ田のラーメンって最高ですよね~~♪大勝軒も~~♪
実は両方行った事あるので。。。
実はカップラーメン食べると。。。
やっぱり本物と違う・・・
って思ってしまいます・・・泣
そんなの当たり前やんね(笑)
千葉県松戸市は美味しいラーメン屋沢山ありますよ~~ほほ♪

だから~~辛辛魚の本物行ってみたいですよね~~!!
カップラーメンであんなに美味しいんやもん♪
Re:yukiさん
私は実店舗では食べたことがないので、再現度は分かりませんが、
カップ麺としての出来は素直に素晴らしいと感じました。

あくまでインスタントとして、ですけどね・・^^;
でもヘタクソなラーメン屋のラーメンよりは満足できるかと!

辛辛魚の実店舗、行ってみたいですよねー。
メインは辛くないラーメンみたいですけど。
そろそろ辛辛魚の記事が上がりまっせ!
No title
こりゃまた本格的なカップですな...
麺も専用の小麦を使ってるみたいやし...

まぁ、カップでギリギリまで再現しようとした
ってことですな...

具材とかは仕方ないとして、これが300円以下で
食べれるとしたら、「安い」ともとれるのかな...

こういう店カップは、どうしても麺でゲッソリして
しまうんですよね...
無題
高評価☆

食すべき一杯だなぁ((๑✧ꈊ✧๑))

with ジョロキア 試してみてー☆w
Re:ハシダ・メンさん
> こういう店カップは、どうしても麺でゲッソリしてしまうんですよね...
そのイメージは覆されるかもしれませんよ!

あくまで「カップ麺として」ですが、
この麺のクオリティには目を見張るものがありました。

具材にさえ目を瞑れば、300円でコレなら納得でしょう。
Re:カリメロ
これたしか滋賀のセブイレに売ってたんだよね?
ジョロキアやるから買うとけw
No title
ふむ・・・セブン・・・か・・・
近くにあるのに遠いセブン。
No title
近く(徒歩2分)にある7~11・・
なので自分は近いセブンです、でもあまり行かないから遠いか・・(^_^;)

麺にすごくリキ入っている製品のようですね。
限界の太さというやらを体験したいものです。

でも、内容的には自分は「ハマれない」グループ属間違いなしっぽいww
Re:カブトムシさん
たしかにカブトムシさんの場合、
近くて遠いですよね・・・><
Re:たういパパ
徒歩2分は近いですね!
自分の場合、車で1時間近くかかりますw

この麺はかなり印象に残ったんですけど、
スープは絶対にパパの苦手系です…(涙)
No title
takaさん、こんにちは!

「なるとの中央に見える金色の物体は何だろう」
と思いながら読んでいたのですが、
なるとに穴が開いていただけだったのですね!

てっきりなるとの中央に何かが乗ってるのかと思ってました!(゚◇゚)

セブンの高級系シリーズは興味があるのですが、
今は家のカップ麺の在庫もだぶつき状態なので、
なかなかここまで手が出せない状態が続いてます;

新作が減ってきた時期にでもいろいろ探したいのですが!
でも地域限定ものが多いのがちょっと残念ですね;

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:かーとさん
> 「なるとの中央に見える金色の物体は何だろう」
ちょっと金粉にも見えますよね(笑) 穴が空いてるだけですw

在庫があるとPB系は手を出しにくいですよね…。
これはブロ友さんが送ってくれたカップ麺で、
賞味期限がリミットに近づいてて急遽アップしました(笑)

セブンイレブンの地域の名店シリーズは地域性がありますからね。
数年前は全国展開されていたのですが…残念です。関西圏は「だるま」ですね!
No title
こんにちわ、純野です。
とみ田本店ではないですが、系列の
「富田食堂」さんもおいしかった
ですよ。
http://blog.goo.ne.jp/masunojun1-02/e/e2bb13ce73040cc8d927e9eaf83b6612
Re:純野一益 さん
記事、拝見しました。

私は本店も系列店も未体験なのですが、
「本店とはかなり違う」と予め念を押すのが凄い(笑)

「中華そば」も気になりますね。

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