セブンプレミアム「地域の名店 龍上海」



関西では見かけないカップ麺ということで、「一生涯カップ麺しか食いません。」に送っていただきました。ありがたいですなー。でもセブンプレミアムの地域限定のカップ麺って、たまーに地域外で売ってたりするんですよね。大阪に「もちもちの木」があったり、滋賀に「とみ田」があったり。どういう仕組みになってるんでしょう。っていうか思い切って再び全国展開してほしいですよね。

というわけで、本日の一杯は、セブンプレミアムの『地域の名店 龍上海』、製造者は明星食品です。2006年12月18日から発売されていて、最終リニューアル日は2014年9月29日とのこと。販売地域は北海道,東北,神奈川となっています。実食は初めてです。山形にある名店で、辛味噌が特徴とのこと。屋号の雰囲気といい、何だかパッケージの雰囲気にも貫禄がありますな。どんな辛味噌ラーメンなのか、お手並み拝見といきましょうか。(※商品名や製品説明に「辛」の字が入ると無条件で基礎ハードルを上げてしまうのは私taka :aの特徴でもありますw)





は、『しっかりとした食べごたえともちもちした食感の太麺』とのこと。かなりもっちりとした食感のノンフライ太麺で、その存在感は絶大。つけ麺の麺にも使えそうなこの力強い噛み応えと粘り気のある食感は、他の製品では滅多に見られるものではありません。小麦感もしっかりとしていて、風味も食感もまるで生麺。そんな麺単体としてのクオリティの高さも然る事乍ら、辛味噌を溶かす前の柔らかいスープの中では、その小麦感を中心に麺の風味をじっくりと堪能することができ、味変後のパンチのあるスープの中では、スープに負けない存在感の大きな主張の強さが光っていて、辛味噌を絡めた時のマッチングの良さなど、麺だけでも2度,3度楽しめる感じが良かったです。手揉み風のランダムな縮れも個性のひとつとなっていて、表面につるみがありながらもスープの絡みは申し分なく、深く印象に残るノンフライ麺でした。明星食品が低加水系の麺に強いことは、このブログでも何度も触れてきましたが、こんなレベルの多加水系の麺も作れるのか…ってちょっと感激です。しかも、このクオリティの高さで麺量80gですからね。参りました。

スープは、『店同様の地元の味噌をふんだんに使用』した、『煮干しだしのコク深い味噌スープにからみそを溶かしながら食べる絶妙な味わい』とのこと。ベースは白味噌仕立てとなっていて、白味噌特有の優しくて膨よかな風味がしっかりと感じられます。既存の味噌ラーメンの雰囲気とは一味違いますね。そして印象に残ったのは煮干の主張。群れをなして攻め立ててくるような押しの強い煮干感があって、一般的にイメージされる味噌ラーメンのスープとは一線を画していました。それでいて味噌の風味は殺さないという絶妙な泳ぎ方をしているあたりが粋な煮干たちw そしてアオサによる細やかな磯の香り、この演出が何ともニクいじゃないですか…。辛味噌の主張も実によく練られたもので、かなりガーリック感が強く、でも一辺倒ではなくて、辛味噌らしい深みのあるコクもしっかりと兼ね備え、塩加減は塩っぱいと感じさせないギリギリのライン。溶かしながら食べると追ってジワジワくるような美味しさに、おっ、と思わされました。辛味噌は掻き混ぜなければ原形を留めてくれているので、私は最初に煮干の香りと優しい白味噌の風味を楽しみ、途中でレンゲの中に辛味噌を解いて部分的なアクセントにしたり、直接麺に絡めてガーリックのパンチをガツンと味わったり、そんな風に意識的に変化をつけるように食べ進め、後半は残った辛味噌をスープに溶かし混んでガラッと味変。すると優しくて繊細だったスープは、ガーリックのパンチがガツンと効いた押しの強い重厚感のある辛味噌スープに変化。最初とは全く違った表情を見せてくれたのですが、ベースにあった繊細さは損なわないという実に絶妙な調和の仕方。辛味噌系のスープって、それぞれの主張が強すぎて押しの強さばかりが目立ってしまったり、辛味噌が出しゃばって辛味噌一辺倒になったり、ってことも多いのですが、このスープのバランス感は本当に絶妙。個性的でありながら、トータルバランスにも優れていました。素晴らしいと思います。

かやくは、『チャーシュー、味付メンマ、ナルト、ねぎ、アオサ』とのこと。チャーシューは「六角家 豚骨醤油」のチャーシューとそっくりでしたが、こちらのほうが脂身の部分が少なく、やや厚みがあるように感じました。味付はしっかり濃いめで、スープの雰囲気とも合っていて美味しかったです。四角いってだけで汎用っぽくないというか、ちょっと高級感ありますよねw メンマは湯戻し前の状態から個性的。と言うのも、通常の乾燥メンマってカリッカリに乾いてるんですけど、このメンマは乾燥状態でもへにゃんとしていました。何か特殊な加工が施されているのか、この質感は興味深かったです。そして湯戻し後の風味からはメンマ特有の発酵感がしっかりと感じられ、しんなりしながらもコリッとした歯応えのある自然な質感は、まるで本物さながらでした。サイズはそこまで大きくありませんが、量はたっぷり入ってます。それからスープの項目でも触れたアオサの風味!これは粋でしたねぇ…このシックなアクセントはちょっとズルかったですw ほんとに繊細なアクセントなんですけど、その繊細さが製品に複雑さと奥床しさを生み出し、辛味噌と共に製品の価値をより高みへと昇華させてくれていました。

(標準は★3です)

何とも華のある一杯でした。実際のお店の味は知らないのですが、カップ麺としての完成度は非常に高く、幾重にも層になった奥行きのある味わいに、カップ麺らしからぬ本格さを感じることが出来ると思います。地域限定なのが悔しいですね…。税込価格だと278円の製品ですが、それ以上の価値は十二分にあると私は感じました。麺は湯戻し前の姿からして特注だと確信が持てる力強いノンフライ太麺で、どっしりと構えた煮干の個性とアオサのアクセントが光る繊細な白味噌スープと、そこに辛味噌のアクセントが加わる事によって生まれる変化から、まさに繊細かつダイナミックだった辛味噌スープ。様々な要素が織り成す変化が交わり合う事によって生まれる複合的な表情は、まるでオーケストラを彷彿とさせるような多層的な味わいです。優しさも力強さもひとつのカップで同時に味わうことができるこの製品は、辛味噌などによって味に変化を与える味変系ラーメンの完成型にあるような一杯でした。そう…まさにカップを室内に見立て、その中で奏でられるチェンバー・オーケストラのような・・・(限がないんでやめましょうかw)

勝手に激辛アレンジ

絶対に合うと思います!と言うのも、今回は激辛にするのが勿体無いと思えるような完成度の高いスープだったので、スープだけになってから最後の最後にちょっとお試し感覚で、って感じだったんですよね。残り数口という段階だったので、辛味噌を溶かし込んだ後のスープだったのですが、ガーリックがガツンと効いた太くどっしりとした辛味噌スープに、クセのないブート・ジョロキア100%の一味唐辛子を加えてみたところ、ガーリックと味噌と激辛の兼ね合いはパーフェクト。特にガーリック感が際立ち、クセになるような味わいでした。さらに粗挽の鷹の爪で唐辛子特有の風味も付け加えてみたところ、これがまた味噌感と相性抜群でパーフェクトw もしまた食べる機会に巡り合えたら、今度は早い段階から勝手に激辛アレンジして楽しみたいと思います。ちなみに激辛アレンジする前の辛味ですが、辛味噌自体を舐めてみても少しピリッとくる程度だったので、誰もが素直に美味しいと思えるちょうどいいレベルの辛さなのではないでしょうか。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:地域の名店 龍上海
製造者:明星食品
内容量:167g (めん80g)
発売日:2014年9月29日 (月)
発売地区:北海道・東北・神奈川 (セブン&アイHLDGS.系列店舗)
希望小売価格:258円 (税別)
JANコード:4902881479714

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:510㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋 (かやく・液体スープ・ふりかけ・辛味噌)

~標準栄養成分表~

1食 (167g) あたり

エネルギー:556kcal
たん白質:15.1g
脂質:19.5g
炭水化物:80.0g
ナトリウム:4.2g
(めん・かやく:1.2g)
(スープ:3.0g)
カルシウム:162mg

※参考値:調理直後に分別して分析
エネルギー:556kcal (めん・かやく:324kca / スープ:232kcal)
食塩相当量:10.7g (めん・かやく:3.1g / スープ:7.6g)

原材料名:めん(小麦粉、植物油脂、食塩、香味調味料、デキストリン、大豆植物繊維、酵母エキス、ソース)、スープ(みそ、香味油、チキンエキス、発酵調味料、にんにく、にぼしエキス、糖類、赤唐辛子、食塩、デキストリン)、かやく(チャーシュー、味付メンマ、ナルト、ねぎ、アオサ)、加工でん粉、酒精、調味料(アミノ酸等)、ソルビット、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、クチナシ色素、グリセリン、カラメル色素、リン酸塩(Na)、酸味料、ベニコウジ色素、(原材料の一部に乳成分、豚肉、卵、ゼラチンを含む)

アレルギー物質:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ゼラチン

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コメント

No title
この製品は見たことないですね・・・
って売ってないからか??(^_^;)
7~11は新製品の品揃えが一番悪い(と思っている)コンビニなので、
ほとんど行かないので日頃のチェックも怠り気味です。

しかし★8ってほぼ最高レベルですね・・。
麺の存在感とスープの味噌の合わせが注目です。
無題
辛味噌がいい感じだなぁ!

めっちゃ麺に辛味噌を絡ませて
食べたい!w
あ、そしたら辛味噌足らへんやんw
No title
お~~~(≧▽≦)評価takaっ♪

あっこんにちは♪酔っ払いのyukiです(笑)あの時間は酔ってますね~(笑)
べろんべろんではないけど(笑)

先生!!今日「俺の塩」見つけて買ってきたよ~~♪
今度食べてみるね~~♪
食べれポーターするね~~!!

今日のたういパパ動画♪
私の名前も出てきた~~♪
なまら嬉しいね~~(≧▽≦)やった
Re:たういパパ
残念ながら関西圏は販売エリア外で・・^^;

> 7~11は新製品の品揃えが一番悪い(と思っている)
やはりPB商品が常に数個棚に並んでいるので、
新商品を置くスペースが必然的に縮小されるのでしょうか。

以前たういさんの写真に写っていた「もちもちの木」
関西ではレアですよ!リニューアル前の自分の評価は高いです。

★8と言えば、当ブログでは3つめの製品ですね。
ハイエンドカップ麺ですが期待は裏切らないと思います!
Re:カリメロ
辛味噌のインパクトは結構でかくて、
ちょっと絡ませるだけで随分と印象が変わるから、
麺に絡ませながら食べても途中で足らなくなる事はないと思うよ。
Re:yukiさん
これは美味しかったですねぇ。
自信を持ってオススメできるカップ麺です!
ただ常時販売とはいえ、地域限定というのが悔しいところですね。

お、「俺の塩」見つけちゃいましたか。
食べれぽーた~♪ 楽しみにしてますよー。

「なまら」北海道弁で「めっちゃ」みたいな意味ですかね。
No title
ほ~~ほ~~~♪
それは食べてみたいですな~~♪

なまら=めっちゃ

です~~(≧▽≦)

でも私の感覚で「とても」の言葉の仲間??めっちゃとかなまらとかね、
テンションで使う意味違います(笑)

なまらは最上級(笑)
私は北海道弁は通常使わないので(笑)
北海道弁が出る時は最上級の評価です!!



No title
こんばんは!
食べていただけて何よりです!
やっぱりこれ美味しいですよね~。カップ麺としてのクオリティを超越していて、逆になんだか不信感というか・・・カップ麺というのを忘れて食べてしまったが故に求める物が気づいたらカップ麺レベルではなくなってしまったというか・・・(笑)
価格は高いですが、一見の価値ありですね。全国展開してほしいです。
Re:yukiさん
でも関西じゃ見かけないんですよねぇ…。

> なまらは最上級(笑)
なるほどっ!覚えておきます_φ(. .*)
Re:ねんごろさん
基本的に辛口の(w)ねんごろさん的にも評価が高かったですよね!
納得の仕上がりでしたわ。ある意味これは完成系にあると思います。

> カップ麺としてのクオリティを超越していて、逆になんだか不信感というか
> カップ麺というのを忘れて食べてしまったが故に求める物が気づいたら
> カップ麺レベルではなくなってしまったというか・・・(笑)
分かる分かるw カップ麺ブロガーならではの葛藤ですよね・・^^;

また送ってくだ…(殴打)
No title
あれ?!これ東京・埼玉では売ってないんですか?こんなに先人たちに好評価のカップ麺て珍しいのに残念!!
念のため明日探してみようと思います。


…カップ麺ブロガーさん、全国に散らばっていて面白ですねw
No title
全国展開はしないんだろうなぁ・・・

(´・ω・`)
Re:カップ麺レポーターさん
提供元の「一生涯カップ麺しか食いません。」
の御二方は東京在住なので、おそらく見つかると思います。

もし発見したら是非レビューしてくださいね!

> …カップ麺ブロガーさん、全国に散らばっていて面白ですねw
評価も十人十色ですし、自分の感想と見比べてみたりするのも醍醐味ですよね。
私は絶賛してるのに、ブロ友さんは酷評してたりw そんなギャップも楽しいです。
Re:カブトムシさん
「地域の名店シリーズ」以前は全国区の製品もあったんですよ。
それがいつの間にかエリア限定になってしまって…。

セブンネットで購入もできますが、箱買いになりますからね(苦笑)
でも在庫さえ溜まってなければ箱買いもOKなレベルでしたよ!

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