東洋水産「マルちゃん正麺 カップ スープの極み 濃厚味噌」



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今回の冒頭ネタは、カルビーの「ポテトチップス ほっこりじゃがチーズバター味」です。「海苔たらこ味」と同じく、「フレーバーオーディション‘16」という企画の商品で、「『ほっこりとしたおいしさ』をイメージして “しげ” さんが発案し」たとのこと。チーズ+バター+パセリということで、組み合わせ自体に新鮮味こそ感じられないものの、実際に食べてみると想像していたよりも甘さを意識していたテイストで、なるほど “ほっこり” の指標は砂糖の甘味による丸みを帯びた雰囲気なのか、と。パセリのアクセントは程々だったんですけど、しっかりバター、しっかりチーズ、そこに強めの甘味が重なって、同社の「しあわせバタ~」ハチミツ抜きのバター強めバージョン的な感じで、甘塩っぱい系のスナック菓子に分類しても差し支えのなさそうな仕上がりでした。甘塩っぱい系とは言え、あくまでも甘味はシンプルに砂糖なので、クセのある甘味ではありませんし、チーズとバターの塩気で味に輪郭がありますから、もしかすると「しあわせバタ~」よりも一般的に受け入れられ易いのはコチラかもしれません。甘味と塩気のバランスは、やや塩気に傾きながらも良い塩梅だったし、そのバランス感も含めて個人的には非常に印象が良かったです。いや、これ結構イケますよ。「海苔たらこ味」は少しハズしちゃった感があったんですけど、こちらからはネガティブな要素は特に感じられませんでした。ただ、決して諄い甘さではなかったものの、ポテトチップスから砂糖やステビアの甘味を感じるのは許せない、という人は手を出さない方が無難かもしれません。

さて、本日の一杯は、前回記事の「濃厚コク塩」に続きまして、東洋水産の「マルちゃん正麺 カップ スープの極み 濃厚味噌」です。「濃厚コク塩」では加水率が高めのノンフライ麺と鶏塩白湯スープのバランスが気になってしまったんですけど、こちらはイメージ的に概ね安心感がありますよね。メーカーのニュースリリースにも「高品質な麺はそのままに、とことんこだわり抜いたスープを合わせた」とあるように、おそらくノンフライ麺は既存の「香味まろ味噌」と同じ麺だと思うので、今回もコンセプトになっているスープの「極み」に注目したいと思います。





めんは、「生麺のようななめらかな口当たりと粘りのある食感が特長の、透明感のある麺」とのこと。メーカーの製品説明は同時リリース品の「濃厚コク塩」と一緒なんですけど、麺の色からして全くの別物ですね。先にも触れたように、おそらく「香味まろ味噌」の麺を汎用しているのでしょう。自分は初版を食べて以来、リニューアル後の製品には未だ手を付けていないのですが、どうやら最近のリニューアルによって麺の質が更に向上したらしく、確かに言われてみれば初版で少し気になっていた解れにくさは殆ど気にならなくなってました。で、私は初期の頃からベタ褒めしてるんですけど、相変わらず非常に素晴らしいノンフライ麺ですね。こんにゃくを原材料に使用しているのが大きな特徴で、兎にも角にも極めてナチュラルな印象が正麺カップ最大の売りだと私は思っています。この麺を評価する上での重要なポイントは、カップ麺らしからぬ自然な質感に集約されていると言っても過言ではないでしょう。調理方法は一般的なカップラーメンと同じように、カップの中へ熱湯を注ぎ、ただ指定通り5分間ぼーっと待つわけなんですけど、まるで鍋を使って茹でたかのような臨場感を醸し出してるんですよね。ノンフライ麺特有のクセなんかも皆無に等しく、自然な質感がリアリティを飛躍的に高め、その臨場感あふれる仕上がりから、他社の追従を許さない存在としてトップに君臨しています。他社も強力なノンフライ麺を数多く持っていますが、こと自然なナチュラルさに関して言えば、正麺カップの右に出るモノはないでしょう。たとえ既存のノンフライ麺を汎用していたとしても、これ以上の麺は現段階だと想像できないですし、汎用していただいて大いに結構。今回も絶賛してしまいましたけど、やはり文句の付け所が全くと言っていいほど見当たらす、相変わらず手放しに美味しいノンフライ麺でした。スープとの相性も申し分なく、イメージとのギャップも無かったです。

スープは、「野菜の旨味とガーリック・生姜・山椒などを利かせた調理感のある濃厚な味噌スープ」に、「丸鷄のエキスを使用」とのこと。既存の「香味まろ味噌」と比較して油脂成分の量が増え、明らかに重厚感が増しています。ただ、札幌味噌ラーメンのようにラードを主体とした油脂成分ではなく、おそらく植物性油脂が主成分と思われる香味油脂が中心となっているので、しっかりと厚みを演出しながらも油脂成分の量から連想されるようなクドさは感じられません。それでいて、旨味は芳醇。まず液体スープを入れた瞬間から実に香りが膨よかで、間違いなく旨味の濃度が高いと思わせる匂いなんですけど、きちんと香りから受けた印象と実際の味わいにギャップを感じさせない層と深みのある深い味わい。味噌感はバランス型でカドを立たせず、でも風味には輪郭のある絶妙な立ち位置。そして丸鷄エキスやポークエキス、ラード由来の旨味が確かなコクを演出し、野菜エキスによる野菜の甘味が味を更に深めます。ガーリックやジンジャーなどの香味野菜も全体のバランスを崩さない効かせ方で、あくまでもフレームワークの一端なんですけど、主張し過ぎずも確かな存在感。そして擂り胡麻の芳ばしさが適度にパンチを付与し、山椒の香りと極めて繊細な麻味が複雑味をもたらして、滋味深い印象を加速させています。そして何と言っても面白かったのが原材料に含まれていた塩麹の存在感で、意識すると確かに塩麹と分かる風味が印象に残りました。甘酒に塩を入れたような甘塩っぱい発酵感が特徴と言える塩麹特有の風味と、塩麹の持つ旨味増幅効果がスープの質を確かに向上させていて、この隠し味こそが今回の「極み」を指すポイントだと思ったんですよね。さらに詳しく書くと原材料には「ゼラチン」「でん粉」が含まれていて、それについて思うところがあったんですけど、書き出したら想像以上の文字数になってしまったのでw 総評の下にでも書いておきます。

具材は、「味付挽肉、キャベツ、ねぎ」とのこと。オリジナルには無い肉具材が入ることで、きちんと価格差分、具材の差別化も図られていますね。味付挽肉は東洋水産らしく質の高い肉具材で、変な癖は感じられず、それでいて肉の旨味は明白。食感も自然で違和感はなく、味付も存在感を演出しつつ程よいラインを保っています。東洋水産の味付豚肉や味付挽肉など、リアル系の肉具材に関しては、毎度ほんと安心のクオリティですね。どこぞの肉そぼろにも見習っていただきたい…w キャベツは写真で見えるよりも多めに入っていて、キャベツの甘味とコク深い味噌スープは相性が良く、食べ応えアップにも貢献してくれています。ネギも存在感が希薄な飾りタイプではなかったし、シンプルながらも不満を感じない構成でした。

(標準は★3です)

既存の通年商品として既に味噌の正麺カップがありますけど、スープの丁寧な作り込みや肉具材の有無など、しっかり値段分の差別化が図れていたことに好感が持てました。麺は単純にオリジナルからの汎用だと思うのですが、完成度の高さに関して言えば、現段階では文句の付け所が全くと言っていいほど見当たらない秀逸なノンフライ麺なので、これだけで250円の価値が見出せると言っても過言ではないでしょう。って、そう考えたらオリジナルのコスパ半端じゃないですよねw また改めて食べてみよ。で、肝心のスープも奇抜なインパクトこそ感じられなかったものの、旨味の濃度を履き違えることなく、お店の味噌ラーメンにも劣らない拘りの感じられる深くて本格的な味わいから、しっかりハイエンドカップ麺らしい高級感を感じられたのが良かったです。塩麹の存在感も個性的だったし、重厚感と複雑味を演出しながらも態とらしい雑味はなく、非常に印象の良いい仕上がりでした。現段階では並ぶモノが居ないと言っても過言ではないノンフライ麺とスープの相性も完璧だったし、希望小売価格を加味しても★6で差し支えないと判断しました。決して派手な味ではありませんが、麺・スープ・具材が足並み揃えて本格志向だったので、その分お高い部類に入るんですけど、これで250円なら安いとすら思えますね。味噌ラーメンが好きな人には、無条件でオススメしたいカップラーメンです。

さて、原材料に含まれていた「ゼラチン」と「でん粉」についてですが、塩麹にはデンプン質を分解して甘味に変換するアミラーゼという酵素が含まれているので、そういった相乗効果を期待して意識的に組み込んでいるような気がしたんですよね。さらに主成分がタンパク質と言われているゼラチンですが、塩麹が持つタンパク質分解酵素のプロテアーゼに働きを呼び掛けているのかな、と。まぁ塩麹が注目された所以のひとつとして、漬け込むことで肉を柔らかくするという効果に寄与している主な成分がプロテアーゼなので、あんまりカップラーメンのスープには影響してないかもしれませんけどw ただ、タンパク質が分解されることによって生成されるアミノ酸には旨味を引き立てる効果があるわけですし、そういった旨味の相乗効果を図って計算した上で原材料の構成を練っているように感じられたことから、塩麹が今回の「極み」ポイントだったのではないのかな、って。ちょっと考え過ぎですかねw そもそもコレが私の悪い癖でして…必要以上に深読みしているだけなのかもしれませんけど…w でも今回は塩麹ありきで★ひとつプラスな感じでした。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

© Posted by taka :a


【製品情報】

商品名:マルちゃん正麺 カップ スープの極み 濃厚味噌
製造者:東洋水産
内容量:124g (めん65g)
発売日:2016年10月10日 (月)
発売地区:全国 (CVS・量販店・一般小売店 他)
希望小売価格:250円 (税別)
JANコード:4901990336598

麺種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ (PS)
必要湯量:410㎖
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋 (粉末スープ・液体スープ・かやく)

~標準栄養成分表~

1食 (124g) あたり

エネルギー:446kcal
たん白質:13.6g
脂質:15.9g
炭水化物:62.2g
ナトリウム:2.6g
(めん・かやく:1.0g)
(スープ:1.6g)
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:186mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:446kcal (めん・かやく:309kcal / スープ:137kcal)
食塩相当量:6.6g (めん・かやく:2.5g / スープ:4.1g)

原材料名:めん(小麦粉、でん粉、食塩、こんにゃく、植物性たん白、植物油脂、大豆食物繊維)、添付調味料(みそ、香味油脂、ポークエキス、植物油、チキンエキス、香辛料、醤油、野菜エキス、ラード、ゼラチン、食塩、でん粉、すりごま、塩こうじ、発酵調味料、たん白加水分解物)、かやく(味付挽肉、キャベツ、ねぎ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、レシチン、カラメル色素、かんすい、炭酸カルシウム、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE、ローズマリー抽出物)、pH調整剤、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に卵、乳成分、りんごを含む)

アレルゲン情報:卵・乳・小麦・ゼラチン・大豆・豚肉・鶏肉・りんご・ごま

引用元URL:http://www.maruchan.co.jp/news_topics/entry/2016/09/post_1285.html

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コメント

No title
あれ、意外。

スープの個別の★は、いくつですか?

個人的には、ぜんぜん濃厚さのない残念なスープでした。




Re:いちごさん
あ、「ちゃん」から「さん」に変わりましたね(笑)

いちごさんの評価は確かに手厳しい内容でしたけど
自分としてはスープも込みで非常に好印象な一杯でした!

味噌の濃度よりも旨味の濃度を重視する傾向にあるので、
そこが意見の分かれ目になってしまったのかもしれませんね…。、

まぁこれも好みの違いということでどうかひとつ(笑)
ちなみにスープ個別で見ても★6で差し支えないと感じました。

やっぱり味の好みで評価も変わりますし、
当ブログの場合、あくまでも★は「オススメ度」ではないので、
そのニュアンスも含めて今回の感想には目を瞑ってやってください(笑)
No title
この味噌味のほうは食べていないのですが、
製品内容的にはこちらのほうがレギュラーの味噌味あるだけに
作り込みが難しかったものと思われます。

ましてや麺は汎用となればポイントはスープですよね!
それでもしっかりレギュラーとの差別化を図れているみたいなので
それは素晴らしいと思います。

で、この製品と日清の麺ニッポン札幌・・・・
taka :aさん的にはどちらがより高評価かな?
No title
takaさん、こんにちは!

今回の「正麺カップ スープの極み」は評価が難しかったですね!

こちらの「味噌」は確実にグレードアップしていましたし、
一つの味噌ラーメンとしてのまとまりは素晴らしかったものの、
基本的にはレギュラーの味噌の延長線上にある味になってましたし、
「価格以上の凄味がある」という点ではレギュラーが上だったり、
従来の「正麺カップ」とどう差別化をはかるかには課題がありそうですね!

レギュラーでは出せないタイプのスープを作るのが良さそうとはいえ、
そうすると「正麺カップ」に似つかわしくない実験的な方向に向きそうですし、
「正麺カップ」らしい王道の味の中でいかに面白くプレミアム感を出すか、
という点は今後このシリーズを展開するうえでポイントになりそうですね!

ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
Re:たういパパ
個人的に塩よりも味噌をオススメしたいです!

レギュラーのラインナップに味噌があるからこそ感じられた
作り込みの差とブラッシュアップ感が好印象だったんですよね!

麺は汎用でも値段に見合ったクオリティの高さですし、
スープの構成も塩麹の相乗効果を伺わせる手の込んだ内容で、
しっかり「極み」のポイントを体感できたのが大きかったです。

> で、この製品と日清の麺ニッポン札幌・・・・
> taka :aさん的にはどちらがより高評価かな?
これは札幌味噌ラーメンというわけではありませんが
攻撃性の無さという点では共通しているものがありますよね!
もちろん自分は今回の「正麺 カップ」に軍配を上げたいと思います_φ(. .*)
Re:かーとさん
こんにちは!

やはり無印の完成度が高いので、味噌に関しては特に
どうしてもオリジナルと比較することになってしまいますよね。

でも肉具材の有無やスープの油脂成分が演出する厚みなど
オリジナルで少し物足りないと感じていた部分が見事に補完され
自分としては「まさにコレを求めていたっ!」と感じたんですよね!

オリジナルは麺の完成度が秀逸な分、
ややスープと具材に物足りなさが否めなかったので、
思い切った45円アップで差別化を図っていたのは非常に印象が良かったです。

今後の課題も多いかもしれませんが、自分としては好印象なスタートでした。

何と言っても今回は「塩麹」これが決定打と言っても過言ではなかったです!

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