2017年04月18日の記事 (1/1)

東洋水産「MARUCHAN QTTA(クッタ) SHO-YUラーメン」



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今回の冒頭ネタは、山芳製菓の新商品…いや、リニューアルですかね「明太マヨビーフ」です。実は初めて食べるんですけど、パッケージには「SINCE 2013」と書かれていました。サンヨー食品のカップ麺とも頻繁にコラボしている、「かねふく」の明太子パウダー使用とのこと。体感的な順としては、マヨを手前に感じたのですが、後味のピリ辛感が明太子らしく、マイルドなマヨネーズのコクと対比を描いています。で、土台を支えるパウダー的なビーフの旨味がマヨビーフらしいですね。ピリ辛感は明太子らしかったんですけど、もうちょい明太子らしい風味も感じられると嬉しかったかなー。とは言え、サブタイトルに「濃厚明太マヨ&ビーフ味」と書かれているように、結構な濃い味です。つまみに誂え向きなヤツですねw 大幅にマヨビーフ寄りだと私は感じたのですが、明太子のピリ辛感が後引く味わいで、ビールのアテに最高でした。濃い味のポテトチップスが好きな人には特にオススメ!


さて、本日の一杯は、東洋水産の「MARUCHAN QTTA(クッタ) SHO-YUラーメン」です。発売当初、どのコンビニ店舗でも必ず見掛けたと言っても過言ではないほど、3種揃い踏みで各店頭のカップ麺コーナーにて幅を利かせていて(おかげで他の新作カップ麺が見付からない見付からないw)気合の入れ様を感じました。まるで日清食品の「カップヌードル」や、サンヨー食品の「カップスター」に殴り込みをかけてきたような雰囲気なんですけど、まずパッケージのデザインがスタイリッシュで目立ってたんですよね。それに容器の材質も一般的なカップ麺に用いられているPS(ポリスチレン)ではなく、PP(ポリプロピレン)なので、結構がっしり硬いです。形状にも拘りが見られ、持ち易さを意識していることが伝わってくるし、実際に持ってみるとスマートにフィット。商品コンセプトは、「しっかりとした食べごたえがあり、食べた人に『はぁ~、食った』とホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい『たて型カップ麺』の新ブランド」とのこと。クッタ=食った、なんですね。既に王道のタテ型カップ麺として名高い「カップヌードル」と、「カップスター」の壁があるので、どのようにして東洋水産が差別化を図っているのかが見物ではあるものの、それだけに総評で悩みそうな予感がプンプンと…w





スープは、「ポークとチキンをベースに、ガーリック・白胡椒・黒胡椒を利かせた、濃厚感のある味わい深い醤油味のスープ」とのこと。レギュラーサイズのタテ型カップ麺らしい王道の醤油味と言えるジャンクな旨味を感じるスープなんですけど、カップヌードルともカップスターともベクトルが違います。端的に例えると、両者の合いの子的な位置付けでしょうか。カップスターに通じるスナック的な芳ばしさや、カップヌードルに通じる洋風な面持ちも感じるのですが、カップスターほどレトロでスナック的な味わいではなく、カップヌードルほど洋風路線でもありません。そんな中でハッキリと打ち出されていた違いは、両者と比べて圧倒的に深いと感じられた濃厚なコク。お店で提供されるラーメンのような本格的な濃厚さとは違うものの、カップ麺らしい王道のスナック的な路線でありながら、ただただ旨味が濃厚というか、真っ直ぐに “カップ麺として本格的” みたいな(ニュアンス伝わりますかね?w)なんかこう、じわぁ~…っとキますよ、じわぁ~…っとw 割とペッパーのキレも強めに効かされていたので、重心の低いコクを打ち出しながらも最後まで食べ飽きることなく、また食べたいと素直に思えるような、最後まで美味しい飲み応えのあるスープでした。ほんと、じわぁ~…っとキますよ、じわぁ~…っとw

めんは、「『つやもち製法』による、なめらかで弾力のあるスープとの絡みの良い麺」で、「ラードを使用した油で揚げ、香ばしい風味をつけ」たとのこと。縮れの付けられた断面の四角い細麺で、「ヌードル」というよりも、「中華麺」を意識しているような仕上がりです。まず形状からしてカップヌードルやカップスターに用いられているヌードル系の油揚げ麺とは全くの別物で、試しに2分前後で味見してみたんですけど、まだサクサクと戻っていない部分が所々に残っていました。それ故に麺の耐久性は高く、カップヌードルのように時間が経つとスープの量が見る見るうちに減っていく…というような現象も起きません。そんな「ヌードル」よりも「ラーメン」を意識しているような仕上がりも然る事乍ら、印象的だったのが麺の味付け。下地にハッキリとした濃いめの味付けが施されていて、麺とスープの一体感を高めます。東洋水産の油揚げ麺らしく、もっと精製ラード特有の芳ばしさがグイグイと手前に出てくるかと思いきや、意外にも油揚げ麺特有の風味は適切で程好いラインでした。いつも自分は感想を箇条書きにしながらリアルタイムでメモを取りつつ食べているのですが(お行儀が悪いですね…)今回は普段以上に熱が入ってしまって、ついカップ麺に放置プレイかましちゃったんですけど、それでも気が付いたら麺がスープを吸って明らかに減っていた…ということはなかったです。

具材は、「豚肉ダイス、たまご、えび、ねぎ」とのこと。まずですね…豚肉ダイスの威圧感ですよw お湯を入れる前の段階から無駄に厳つくて、実際に食べてみてもワイルドな超ゴツいガテン系w 味も濃いめで、ペッパーの効いたスパイシーな味付け。そして肉の旨味をギュッ、と凝縮したような食べ応えで、絶大な存在感を放っています。かなりカップ麺らしいジャンクな方向性にありながら、リアルな挽肉らしい食感と舌触りも演出してくるあたり、ここが何とも東洋水産らしいですね。正直、カップヌードルの謎肉と比較して、ジャンクさや食べ応えは勝るとも劣らない…いや、むしろ単純な肉具材としての満足度は、クッタが上かもしれない。ふわっふわで甘い玉子はスパイシーで濃厚なスープと相性が良く、ご覧の通りモリモリと入ってます。海老は小柄ながらも風味が良く、ここはカップヌードルに引けを取る具材になるかもしれませんが、きちんと機能は果たしていますね。ネギも歯触りがアクセントに効果的で、実に高い満足感の得られた充実のラインナップでした。


(標準は★3です)

いやいやいや…ちょっとコレ、すんごいの出しちゃったんじゃないですかね、東洋水産。漠然とした製品の立ち位置は、思いっきり日清食品のカップヌードルや、サンヨー食品のカップスターと被っているのですが、実際に食べてみると完全に別物で、カップ麺といえばカップヌードルやカップスターが定番だ、というユーザーの乗り換えもチラつくレベルでした。いやはや、ちょっと尋常ではない気合の入れ様を感じましたよ。まず強大な2大勢力とは方向性が一線を画していた油揚げ麺に、濃厚という言葉がピッタリな飲み応えのあるスープと、ワイルドで食べ応えのある豚肉ダイスを筆頭とした満足度の高い具材構成から、食べ終わった後は悔しいかな…「はぁ~、食った」と、言ってしまったw ★の数は5にするか6にするかで迷ったんですけど、おそらく今後も定番商品として存在し続けると思うので、新定番ブランドとしてのポテンシャルを加味し、日清食品のカップヌードルや、サンヨー食品のカップスターに勝るとも劣らない完成度の高さを評価して、★6のリミッターを開放しました。如何に定番の醤油味という立ち位置で先人との差別化を図るか、そこに実食の前は若干の懸念を感じていたものの、ひとくち食べた瞬間、その不安は一瞬で消し飛び、食べ終わる頃にはコンセプト通りの満足感が得られた、非常に秀逸な一杯でした。普段はカップヌードル派の人も、カップスター派の人も、たまの気分転換だと思って、ちょっと浮気しちゃってみてください。新商品なんだけど、何処かノスタルジックで懐かしくもあり、それでいて現代でも老若男女を問わず全く以て通用する、なんともニュージェネレーションなイカしたヤツでした。


あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a
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