2017年03月16日の記事 (1/1)

東洋水産「マルちゃん 匠の一杯 燻製風味噌まぜそば」



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今回の冒頭ネタは、キリンの「一番搾り 福岡づくり」です。九州産麦芽100%使用というのが拘りで、通常の一番搾りよりも重心が低く、ホップよりも手前にある麦芽の旨味に拘りが感じられるニュアンス。あまり余韻は長く残さず、度な酸味が心地好いスッキリとした後味。もつ鍋や明太子、がめ煮や焼き鳥など、福岡の郷土料理と合わせたくなるような力強さと、それでいて来訪者を快く受け入れてくれるような、そんな懐の広い優しさと温かみを感じさせてくれるテイストでした。で、そんなことよりも(おいw)気になったのは…これ、スチール缶なんですよ(ほれ)八幡製鉄所の関係ですかね? 九州産麦芽100%よりも缶の材質が最も印象に残る一番搾りでしたw もちろん、中身の質も高かったですよ。私は普段、好んで一番搾りを飲みませんが、これは素直にリピートしたくなる美味しさでした。


さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん 匠の一杯 燻製風味噌まぜそば」です。まぜそばで味噌って珍しくないですか? しかも燻製風ですよ、燻製風。ちなみに「第8回 最強の次世代ラーメン決定戦!」にて、「次世代部門」の審査員特別賞に輝いた味を商品化した製品です。優勝は「麺処 若武者」で、準優勝は「中華蕎麦 サンジ」でしたね。それぞれ本気盛シリーズから商品化され、当ブログでも記事にしています。ところで、この企画は「食べて美味しかった店」に投票するのではなく、ラーメンの見た目と店主のコメントを読んで「食べてみたい」と思った店に投票する、という若干ながら怪しい投票システムなんですけど、今回さらに怪しいことに…と言うのも、審査員特別賞に輝いた「みつか坊主 醸」がエントリーしていたのは、「次世代厚切り燻製味噌ラーメン」という「ラーメン」で、「まぜそば」ではないんですよね。メーカーのニュースリリースには、「今回はスピンオフ企画として、『ラーメン特集』史上初となる『まぜそば』タイプで商品化」との記載があったのですが…いやもう何でもありかw まぁでも味噌まぜそばとか新鮮味がありますし、燻製風とか面白そうですし、いいですけどね(もうどーでもw)ちなみに「みつか坊主 醸」は、「大阪府豊中市の人気行列店『味噌ラーメン専門 みつか坊主』の2号店として、同大阪市に2013年8月にオープン」して、「味噌ラーメンを専門で取り扱っており、『お野菜の味噌らーめん』やここでしか味わえない味噌ラーメンを多数提供してい」るそうです。兎にも角にも、燻製風に期待が高まります。





スープは、「味噌をベースに、かつお節・昆布・鯖節・煮干し・しいたけの和風だしを利かせ、燻製風味を付けたスープ」で、「オイルには、ラードや鶏油を使用してい」るとのこと。お、これは面白いですよ。まず気になっていた燻製風味ですが、液体スープを投入した瞬間、まるでスモークチーズやソーセージを彷彿とさせる燻したような香りがハッキリと漂ってきて、調理の段階からして個性的。そして実際に食べてみると、はっきりと嗅覚に訴えかけてくるスモーキーな香りも然る事乍ら、若干の渋みというか、まるでタンニンを思わせる燻製特有の風味が味覚からも感じられ、非常に個性的な味わいとなっています。タイトル通りベースは味噌ですが、味噌の風味を重視したタイプで、トゲトゲしいカドは感じられません。そこへ粉末状のサバ,カツオ,煮干が魚介の旨味を演出し、昆布と椎茸が旨味の相乗効果を図ります。そして、あくまでも気にならない程度に、それでいて言われると気が付く隠し味的な林檎酢の繊細なアクセントにも見所が。まぜそばらしくオイリーな仕上がりではあるものの、動物油脂を中心としたアブラのウマミから、そのオイル感もネガティブには感じさせず、総体的に各々の主張はバランス型ではあったものの、平坦で物足りなさを感じるような抑揚のない無難なタイプではなく、丁寧に互いを尊重し合っているような兼ね合いから、まぜそばなのに繊細さだとすら思えるような仕上がり。そこに明白な燻製の香りが加わることで、他に類を見ない個性が演出できています。原材料を見ても、まるでラーメンのスープを彷彿とさせるような構成で、「たれ」というよりも「スープ」みたいな印象が強かったですね。ちなみにメーカーの製品説明ではスープと記載されているのですが、このニュアンスって結構曖昧だったりするので、あんまりアテにならなかったりしますw

めんは、「太くてモチモチとした食感の、食べごたえのある角麺」とのこと。多分、同社の「珍々亭 油そば」に使用している麺と同じ油揚げ麺だと思います。うどんのような粘り気のあるムチムチ食感の太麺で、かなり存在感と自己主張の強い部類に入りますが、今回は適度な塩気と燻製のインパクトから、スープとのバランスも問題なく、まぜそばというジャンルなので、この力強い雰囲気がピッタリ。東洋水産の汁なしカップ麺は、いつも基本的に精製ラードの芳ばしさが強く作用してくるんですけど、今回は燻製風の香りが強かったので、油揚げ麺特有の風味は目立って気になりませんでした。もちろん意識して追いかけると油揚げ麺特有の風味を感じるのですが、それも東洋水産らしい芳ばしさというか、うん。これ割と自分は好きだったりするんですよねw ちなみに今回は4分30秒で湯切りしたんですけど、特に粉っぽい部分は残ってなかったし、ムラも生じてなかったので、もちもち食感を重視したい人は、少し早めに切り上げても問題ないですよ。

具材は、「味付豚肉、メンマ、ねぎ」とのこと。毎度お馴染み東洋水産の味付豚肉はレベルが高く、カップヌードルの謎肉系とは違うリアルさを意識したタイプの肉具材で、本物の豚肉らしい質感と風味を感じさせてくれます。適度な味付けが程よくスープとの一体感を高めてくれていたし、豚肉の風味を押し殺すことのない塩梅なのもいいですね。歯触りにも豚肉の赤身が持つ特有の繊維質が感じられ、全く以て目新しい具材ではないものの、質の高さから満足度は非常に高く、内容量も多めだったのが好印象でした。メンマは風味が控えめなタイプだったんですけど、コリコリとした食感が箸休めに良かったです。小さな葱も食感と風味が何気にアクセントとして効果的だったりして、取り立てて書くような不満はありませんでした。


(標準は★3です)

もともとエントリーしていたメニューがラーメンだったからか、そんな印象を感じる仕上がりで、まぜそばというより汁なしラーメンっぽい感じの…って、そのへんの線引きが自分の中では曖昧だったりもするんですけどw(やっぱり違う食べ物? 違うんですかね?「油そば」「まぜそば」「汁なしラーメン」こいつらの定義…w)まず注目していた燻製風味のインパクトが絶大で、かなり衝撃だったんですけど、決して燻製の香りに頼っただけのインパクト任せな味ではありません。ベースの味噌は風味を重視してカドを立たせ過ぎないように配慮しつつ、それでいて旨味には輪郭のあった味噌感。混合削り節の旨味と、そこに重なる椎茸と昆布の出汁が旨味の相乗効果を図り、林檎酢の隠し味が繊細さを演出。どっしりとした油脂感もネガティブに感じさせない動物油脂特有の旨味と、そんな複合的な要素を持ちながら、決して相殺し合うことなく、燻製風味のインパクトを踏まえた上での緻密に計算されたバランス。まぜそばらしい油揚げ麺の存在感も絶妙な立ち位置にあって、具材にも不足を感じさせない総合力の高さ。これといって非の打ち所がない、見事な一杯でした。軽く燻製風味のバランス型なら★4か、物珍しさで★4+くらいを想像してたんですけど、なんのなんの。強烈な燻製風味の存在感と、それを一辺倒に感じさせない他のフレームワークが打ち出していた骨格の太さ、そしてカップまぜそばとしての総合力の高さに、味噌まぜそばという少し珍しい路線も相俟って、★6の壁を難なく突破しやがりました。燻製のスモーク感が苦手な人や、もちろん油そば系のカップ麺が苦手な人は回避必須の一杯になりますが、そうでなければ是非とも体験してみて欲しい逸品です。今まで経験したことのないタイプだったので、かなり世界観が広がりました。食べる前に「何でもありかw」とか言ってゴメンナサイw


あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a
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