寿がきや食品の記事 (1/8)

寿がきや食品「味噌麺処花道監修 濃厚味噌ラーメン」



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今回の冒頭ネタは、キリンの「一番搾り 仙台づくり」です。宮城県産ササニシキと、東北産のホップが拘りのポイントとなっていて、米の甘味を意識しつつ、ホップの清涼感が同等に作用することで、甘味を帯びた芳醇なテイストでありながら、後味にはスッキリとした印象を与えます。「神戸づくり」や「岡山づくり」も米の甘味を意識していましたが、こちらは喉越しにもスポットを当てたことで、きちんと差別化が図られていますね。ファーストからミドルにかけて芳醇な旨味を、そしてラストの後味はスッキリと…そんな味の運び方には、鮮度の高い肉をサッ、と軽く炙ってレモン汁で頂く牛タンを彷彿とさせる…って、これは仙台ネームによる刷り込みですね完全にw いやでも実際、程好く酸味の効いたテイストだったので、マグロの中トロや、焼肉なんかの脂っこい料理と相性の良いビールだと思います。


さて、本日の一杯は、寿がきや食品の「味噌麺処花道監修 濃厚味噌ラーメン」です。「味噌麺処 花道」といえば、「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」の姉妹品みたいな立ち位置にあった、「番長花道 辛味噌ラーメン」のイメージが強かったんですけど、今年は激辛路線じゃありませんでした。スープは白味噌がメイン、「とろんと濃厚でまろやかな味わいながらも、しつこさが無く、後味の良い仕上がり」で、「他とは一線を画す味噌ラーメン」に仕上がっているそうです。白味噌ベースの味噌ラーメンといえば、最近ではエースコックの作る味噌系のスープが強いイメージで…って、書き始めたら余談が長くなっちゃうのでw さっさと実食に進みたいと思います。ちなみに今回も販売者は寿がきや食品ですが、製造所は加ト吉水産株式会社フーズ部群馬工場になってました。ちなみにエースコックが製造を担当した「麺処 花田」の店主は、今回の「味噌麺処 花道」で修行して独立されたそうですよ。





スープは、「白味噌の旨味を重厚な豚骨スープでひきだした濃厚味噌ラーメンスープ」とのこと。白味噌ベースということで、割と優しいタイプのスープを想像してたんですけど、なんのなんの。どっしり系です。かなりw まず液体スープの量が多くて、しかも中身が思いっきり味噌〜! な、感じだったんですよね。ちょっと投入の段階から引いてしまったw ただ、あくまでもベースが白味噌なので、赤味噌ほど尖っておらず、ハッキリとした味噌の濃度を演出しつつ、トゲトゲしさは最小限に抑えられているような印象。ちょっとスープ単体だと自分には厳しい濃度だったんですけど、麺を食べている時には程好いと思える塩梅だったし、これだけ味噌の濃度を明確に打ち出していれば、味噌ラーメンのスープには味噌の輪郭がないと…って人でも物足りなさを感じることなく満足できると思います。さらに動物系の濃度も高く、あくまで豚骨は味噌の土台に過ぎませんでしたが、横綱級の白味噌を支えられるだけの基盤は優に構築できていたし、多めのラードが動物系の濃度を確実な位置に押し上げ、その油脂成分が適度に味噌を包み込み、互いのメリットを高め合っているかのような力関係。砂糖による甘味の演出も目立って主張しているわけではなく、あくまでも味に奥行きを生むことに徹していて、それでいて砂糖の恩恵が確かに感じられる好印象な使い方。で、製品説明には書かれてないんですけど、かやく入スープの中に花椒が仕込んでありますね。和の山椒とは明らかに違う、花椒の風味と香りのアクセントを感じたので、おそらく間違いないでしょう。目立った麻味は感じられませんが、ほんのちょっと、後味には花椒特有の清涼感が残ります。これによって、どっしりとした味噌、どっしりとした豚骨という重心の低い濃い味のスープでありながら、最後まで飽きずに楽しめたんですよね。ちなみに必要なお湯の目安量は450mlだったんですけど、360mlで内側の線に達しました。味の濃さが気になりそうな方は、お湯を気持ち多めに注いでおくと吉かもしれません。

めんは、「もっちりとしたノンフライ太めん」とのこと。もちもち食感の縮れた太麺で、コシの強さを重点的に意識したタイプ。指定の時間を守って食べ始めても目立った戻りムラはなく、それでいて後半になっても弾力に衰えは感じられず、なかなか食感の持続力も優秀な性能です。スープの項目でも触れたように、寿がきや食品のノンフライ麺は濃い味のスープと相性が良いので、今回は絵に描いたようにバッチリな取り合わせでした。新鮮味やサプライズを感じるようなノンフライ麺ではありませんが、小麦っぽい甘味がスープの味噌感と絶妙にマッチしていたし、基礎クオリティの水準が高く、スープを選り好みするようなタイプではないので、良い意味で寿がきや食品らしい相変わらずのノンフライ麺だったのが良かったです。

かやくは、「チャーシュー、もやし、ニラ」とのこと。チャーシューは普段よりも味付けが濃い目に感じられたのですが、残念ながら例の如く寿がきや食品らしい後味の悪いケミカルな風味を踏襲していて、兎にも角にも希望小売価格250円オーバーの肉具材にしては貧弱。完全に力不足なペラチャーです。もやしもニラも量は少なく、安定の具材に貧弱な寿がきや食品クオリティでした。ただ、チャーシューの質と全体の量こそ貧弱な内容ではあるものの、もやしは太めのシャキシャキ食感、風味もハッキリとしていて、濃厚な味噌スープとの相性は抜群。ニラも風味にパンチがあったので、質の満足度は高かったです。ただ、如何せん少ないショボいw


(標準は★3です)

白味噌を基調とした味噌ラーメンということで、攻撃性よりも優しさを重視した、ひたすらマイルドなスープを想像してたんですけど、いやいやなんのなんの。超どっしり系の味噌ラーメンでしたw これは確かに白味噌ベースの味噌ラーメンの中では、他と一線を画した仕上がりですね。あくまでも白味噌なので、赤味噌ほど尖ることはなく、それでいて白味噌のイメージとは相反するような力強い味噌感が個性的。さらに動物系の厚みにも層があり、かなり重心が低く、どっしり濃い味。それでいて飽きることなく楽しめたのは、適度な砂糖の甘味と、ほんのり花椒のアクセントが効果的だったから。今回は激辛バージョンではありませんでしたが、まさに雰囲気は番長w でも強面なのに面倒見が良いというか、闇雲にツッパってオラオラしてるわけじゃなくて、頼り甲斐のある包容力と優しさを兼ね備えた、男気溢れる「漢」みたいな。伝わりますかねコレw なんにせよ、白味噌ベースだから薄味なんでしょ? とか、味噌とラードが多いだけなんじゃないの? とか、そんな薄っぺらい内容のスープじゃないですよ。自分は輪郭のある味噌よりも優しいタイプを好んでいるのですが(そもそも実際は味噌ラーメンあんまり食べないんですけどw)そんな自分でも素直に楽しめた完成度の高さでした。但し、手放しに評価できなかったのは、メーカーの希望小売価格。取得価格を度外視して、味だけで言えば文句無しの★5即決だったんですけど、コンビニ定価購入で275円だったので、★ひとつ差し引きました。もし税込250円前後で製品化されていたら、なんの迷いもなく★5を付けていたと思います。とは言え、この味噌ラーメンは、なかなか画期的だと思いますよ。白味噌ベースの味噌ラーメンといえば優しい、そんな常識(なのかどうかは責任を負いかねますがw)を覆すような力強い方向性から、味噌ラーメンが好きな人であれば、コンビニで定価購入を強いられて、275円を支払わなければいけないという枷を踏まえても、販売期間中に一度は食べておくことをオススメします。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

味噌麺処花道監修 濃厚味噌ラーメン(1コ入)
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あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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寿がきや食品「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」(3回目)



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今回の冒頭ネタは、カルビーの新商品「さつまいもん。 クリーミーさつま」です。この製品は販売地域にバラつきがあって、中部(富山県,石川県,福井県,岐阜県,愛知県,三重県)と、近畿(滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県)では、2月13日から。中国(鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県)と、四国(徳島県,香川県,愛媛県,高知県)と、九州(福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県)では、3月20日から。北海道と、東北(青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県)と、関東(茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県)と、中部(新潟県,長野県,山梨県,静岡県)では、4月3日からの販売となっています。そういえば、「黒糖さつま」も地域毎に販売期間が異なっていたんですよね。さて、気になる仕上がりですが、開封すると甘酸っぱいスイーツな香りが漂ってきて、味もイメージ通り。まず素材の風味を大切に、そっと砂糖が甘味を支え、クリームチーズのサッパリとした酸味がアクセントに効果的。サツマイモは厚めにカットされていて、なかなかの歯応えです。黒糖さつまは甘いと甘いの組み合わせでしたが、こちらは甘味と酸味の組み合わせなので、食べながら飽きないのも良いですね。サツマイモが分厚い為、もうちょっとクリームチーズが強めでも良かったような気もしたんですけど、ほんのりこのくらいのバランスが丁度いいのかも。しっかりサツマイモが楽しめる、でもクリームチーズで個性もある。そんな素材の味と、素材の味にマッチしたアクセントが好印象な野菜チップスでした。ちなみに「からだにおいしい」をテーマにした、「Better For You」という新カテゴリーの第1弾だそうです。つまり、私の好きな機能系スナック菓子というコンセプトなわけですな。既存の「さつまいもん。黒糖さつま」「ポテトチップス 油分ひかえめ うすしお味」「さやえんどう 油分ひかえめ さっぱりしお味」も、3月初旬から新カテゴリーに加わるみたいです。これから1年間で約10の商品を展開する予定らしいので、第2弾の登場も楽しみですね。


さて、本日の一杯は、寿がきや食品の「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」です。既に毎年恒例の激辛カップ麺として有名な、カップ麺界の風物詩とも言える激辛カップ麺の金字塔「辛辛魚」普段はカップ麺を食べなくても、この商品を心待ちにしているファンの方は多いのではないでしょうか。ただ、個人的に最も秀逸な完成度を誇っていたと絶賛している2014年から、年々豚骨感が鳴りを潜め、さらには麺の小麦全粒粉もカットされ、いよいよ2017年はネギもカットされるのではなかろうか…と、危惧していたのですが、どうやら今年は全粒粉練り込みノンフライ麺が復活して、スープのバランスも見直されている模様。昨年の辛辛魚では、複雑な心境から「★7−」という中途半端な評価だったんですけど、果たして今年の辛辛魚は…





めんは、「全粒粉を配合した、コシと弾力のあるノンフライ太めん」とのこと。正直、全粒粉が配合されているからと言って、体感的に全粒粉の恩恵は体感できるレベルにありません。小麦粉に占める割合の5%配合とのことですが、まぁ気持ち程度ですね。スープが強烈なので、気にならないだけなのかもしれませんがw とは言え、麺に全粒粉を練り込むという手間隙と原材料のコスト面を考慮すると、今回の全粒粉練り込みノンフライ麺の復活には素直に好感が持てました。しっとり感が印象的な普段の汎用ノンフライ麺よりも厚みがあり、縮れは結構強め。強烈なスープに負けないようコシを重点的に強化しているのですが、質感は粘り気のある弾力よりも歯切れの良さを意識しているタイプです。なので、スープに埋没しない存在感は確保しつつ、太麺でも意外と食べやすかったりするんですよね。個人的には普段の汎用しっとりノンフライ麺が好みなんですけど、あの汎用麺では辛辛魚のスープには太刀打ちできないでしょうし、強めに施された縮れによってスープのリフト性能も高く、麺を食べている時にも激辛が体験できるイイ感じのバランスでした。

スープは、「豚骨ベースの動物系スープに、ラー油を加えた濃厚辛口豚骨醤油スープ」で、「唐辛子と鰹荒節の特製辛魚粉付」とのこと。まず懸念していた豚骨感ですが、秀逸だった2014年版ほどの厚みは感じられなかったとは言え、前回よりも動物系の旨味が増していますね。そして昨年以前と比較して魚粉の削り方が粗くなり、より魚介感がワイルドに。魚介のテイストは煮干よりも節系の含有量が多いので、煮干のシャープな攻撃性は感じられませんが、節系特有の芳ばしさがスープの重厚感を高めてくれます。写真ではインパクトのある赤山ですが、唐辛子と魚粉のミックスなので、全部が唐辛子というわけでありません。で、辛さレベルなんですけど、これは例年よりも落ちてますね。動物系の厚みと共に魚粉の主張も強くなっていたので、おそらく唐辛子の含有量が若干ながら減ったのでしょう。ただ、少なくとも辛い食べ物が苦手な人は無論、辛口ちょい上くらいならヘーキかなー、くらいの耐性値だと厳しいレベルかと思います。市販品という枠組みの中では、堂々と激辛を名乗っても差し支えないレベルでした。そして、嬉しかったのがスープのトロミ。前回ちょっとサラサラしちゃってたんですけど、今回はスープの自然なトロミが復活してます。これによって麺とスープの一体感が高まり、麺を食べている時にもスープの凶暴性をダイレクトに楽しむことが出来るんですよね。そんな粘性を不自然に思わせない動物系の厚みと、荒々しさを増した粗削りな魚粉の存在感、決して激辛が誇張ではないレベルの刺激も然る事乍ら、唐辛子特有の芳ばしさも嬉しいポイントだったし、ロースト醤油によるアクセントや、ほんのり奥から感じる甘味と激辛が描く対比など、相変わらず唯一無二の世界観を表現していたスープだったので、まさに辛辛魚ならではと言える個性的な価値の見出せるスープでした。

かやくは、「ネギ」…のみですw あのペラチャーすら入ってませんw これはもう魚粉と唐辛子のレッドマウンテンも具材としてカウントしろということなのでしょうw 前はね、海苔なんかも入ってたんですよ。まぁスープのインパクトが絶大なので、あんまり気にならなかったりもするんですけどね。欲を言えばメンマや焼き海苔を入れてほしいところではあるものの、具材にコストを割いてスープや麺のクオリティが下がったら本末転倒ですから…もういいですw 具材とかどうでもw

(標準は★3です)

まだ2014年版のズバ抜けたバランスを完全に取り戻すことは出来ていませんでしたが、年々弱くなっていた動物系の厚みは持ち直してきたように感じたし、魚粉を粗削りにしたことでスープの荒々しさが増していて、さらに全粒粉練り込み麺の復活など、2016年版よりも印象が良かったので、★7−から堂々の★7に返り咲きです。やや体感的に唐辛子の刺激が落ちてしまっていたのは残念な点だったんですけど、それでも一般的に見て激辛を名乗っても差し支えないレベルには変わりなかったですし、動物系の旨味と魚粉の荒々しさを意識したブラッシュアップには素直に好感が持てました。あともうちょっと、豚骨感を引き出せたら文句無しです。葱オンリーの具材は…まぁ、寿がきや食品ですしw 潔く諦めましょう。あの “赤い山” が具材ですw 来年は退化するのか、それともバージョンアップして帰ってくるのか、2018年版での変化も楽しみですね(栄養成分表の数値が今年の辛辛魚と全く一緒だったら笑いますけどw)あ、それから今回、熱湯の量には気を付けてください。ストイックに必要なお湯の目安量をチェックしている人は少ないかもしれませんが、量ったら355mlで喫水線に達したので、450mlも入れたらシャバシャバになると思います。で、以下謝罪…辛辛魚って「販売者」は「寿がきや食品」なんですけど、「製造所」は「加ト吉」(群馬工場)なんですね。ちょっと盲点だったので、今まで追記に書いていた製品情報欄には誤りがあるかもしれません。以後、気を付けます…

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(4食入)麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん 1箱
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寿がきや食品


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寿がきや食品「冬季限定 コク塩ラーメン」(3回目)



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今回の冒頭ネタは、カルビーの新商品「じゃがりこ 梅と韓国のり風味」です。ええ、もう過去のトラウマ(口腔内流血事件)は、すっかり克服してやりましたよ。…嘘ですw 超怖ぇw なのに何で買ったのかと言いますと、堅あげポテトの「梅とごま油味」を食べた時に、海苔とか韓国海苔も入れて欲しいなー、と思ってたんですよね。で、じゃがりこから梅と韓国のり風味とか出やがったのでw 本当はポテトチップスで食べたかったんですけど、意を決して(尚且つ極めて慎重に)実食に挑みますれば、しっかりとした梅の酸味に赤紫蘇の風味が重なって、梅サイドはバッチリ。そして軽く時間差で、韓国海苔を彷彿とさせる確かな芳ばしさが訪れます。嗚呼、ここに強めの胡麻油さえプラスされれば…という希望的不満が無きにしも非ずだったんですけど、ちゃんと梅、ちゃんと韓国海苔には好感が持てました。で、赤紫蘇ですよ。我が家でも家で梅干を漬ける際、赤紫蘇は必須項目なのですが、この赤紫蘇が梅に負けず劣らず美味しいんですよねー。梅と赤紫蘇って抜群の相性ですし、今回は想像以上に赤紫蘇の風味が強めにあって、そんなところに良い意味でギャップを感じました。尚、今のところ口の中は無傷です。

さて、本日の一杯は、寿がきや食品の「冬季限定 コク塩ラーメン」です。ブログで記事にするのは今回で3回目になるんですけど、もう仕上がりの方向性も分かってるし、毎年恒例の定番だし、ってことでスルーしちゃっても問題ないのに、何故か冬になると記事にしなければ…みたいな気になっちゃってですねw もはや使命感で購入ですよ。ちなみに前回の2015年版と今回の2016年版の原材料を比較してみたら、めん,スープ,かやく,添加物に至るまで全く同じ内容で、しかも栄養成分表のエネルギー,たん白質,脂質,炭水化物の数値も全く同じでした。ただ、ナトリウムの含有量は、「めん・かやく」と「スープ」の比率が変わっていて、何故かカルシウムが倍近く(とは言え95mgですが)に増えてるんですよねw パッケージデザインも酷似しているのですが、よく見たら「冬季限定」という文字と背景の色が違うのと、レンゲで掬ったスープに写っている唐辛子や揚げ葱の量が違うので、ちゃんとパッケージ写真も撮り直してるんだなー、って。やはり個人的にスープの数値的な塩気アップが気になるところではあるものの、おそらく改めて分析した際に生じた誤差の範囲内でしょうし、もともとスープの塩気が攻撃的なのは承知の上なので、こちとら臨戦態勢は整ってますよ。うむ…遠慮は要らぬぞ、かかってきなさい。あ、ちなみに過去記事(2015年ver.)は、コチラになりますので、よかったら。





めんは、「しっかりとしたコシと粘りのある、口当たり滑らかなノンフライ中細めん」とのこと。製品説明には「口当たり滑らかな」という表現が追記されていますが、基本いつもの寿がきや食品らしい汎用的なノンフライ麺です。しっとりとした優しい口当たりが印象的で、サイズは中細の縮れ麺。たまに全粒粉入りだったりサイズの違いがあったりするので、いくらかバリエーションはあるんですけど、今回が最もベーシックな標準型でしょうか。で、寿がきや食品のカップ麺を食べる度に書いてる気がするんですけど、私このノンフライ麺が大好きなんですよねw そして今回の中細麺が、寿がきや食品ならではの個性とメリットが最も光るサイズだと思ってます。毎度お馴染み食べ慣れている人にとっては新鮮味の欠片も感じられないノンフライ麺ですが、小麦の風味が強く、ほんのり自然な甘味があって、そこそこ経時劣化耐性にも優れているし、ひとつのノンフライ麺としてのクオリティが高いんですよね。前回同様お湯の量は今回も少し多めに入れて調理したんですけど、スープの塩気が小麦の甘味を引き立てていて、また寿がきや食品のノンフライ麺は塩気の強いスープとの相性が抜群なので、ほんと文句無しのベストマッチな組み合わせでした。まさにトムとジェリー、バートとアーニー、アン・ボニーとメアリー・リード、部屋とワイシャツと私(…?)にも引けを取らない相性の良s(ry

スープは、「豚骨、鶏ガラをベースに、香辛野菜をきかせ、さらに背脂を加えた塩ラーメンスープ」とのこと。製品説明には「背脂」の手前に「さらに」という言葉が付け加えられていますが、わざわざ取り立てて書くほどの変化ではないですね(なら書くな)想像通り体感的な印象は相変わらず、お湯を多めに(結構多めに)入れて作ったとは言え、それでもバリバリ攻撃的なツッパリ系のカミソリスープです。ただ、滅多矢鱈に尖っているわけではなく、お湯の量を増やしても動物系の旨味には明白なコクと厚みがあり、さらに背脂が重なることで、スープの塩気と背脂の甘味にコントラストが生まれ、キレを意識した攻めの姿勢にありながらも男らしい包容力を兼ね備えているような雰囲気。背脂もリアリティが高く、ぷにぷに感とか、甘味とか、コクとか、この背脂はギミックじゃないですよ。今回の液体スープは動物性油脂成分の含有量が多い為、この時期だと中身が凝固しちゃってるんですけど、事前に液体スープを温める派の方は、温め過ぎに注意してください。もちろん個人の好みもあるでしょうし、強烈な塩気のキレを求めている場合を除いての話ですが、お湯の量が規定値だと、かなり塩気が先行するスープに仕上がるので、お湯は気持ち多めに入れたほうがスープのポテンシャルを最大限に引き出せると思います。香辛料のスパイシーな主張も実に効果的で、動物系の旨味を引き立てると共に、こってり感を最後までクドいと感じさせない程よいラインに落ち着かせてくれていて、ベースが攻めの姿勢にあるスープの方向性を明確にしつつ、スパイス本来の役割と言える引き立て役としての任務を遂行してくれていました。お湯の量で大きく評価が分かれてしまうかもしれませんが、飲み応えのあるガツン系の塩スープとして、これほど分かり易いスープは他にないんじゃないですかね。

かやくは、「チャーシュー、白菜、3種のネギ(白ネギ、青ネギ、焦がしネギ)、フライドガーリック、赤唐辛子」とのこと。前作の製品説明と比較して、「ハクサイ」が「白菜」になってるんですけど、わざわざ取り立てて(以下略)まずチャーシューですが、悪い意味で相変わらずの “とりあえずチャーシュー” (とりあず入れときました的なチャーシュー)です。簡単に破れそうなくらいペラッペラだし、肉の旨味や味付けよりもケミカルな風味が先行して、正直…美味しくない。当ブログでは酷評対象の十八番になってしまっているエースコックの “程良く味付けした肉そぼろ” に匹敵するマイナス因子ですね。いや、アレよりはマシか…。反面、白菜は美味しいですよ。きちんと厚みがあって、みずみずしくて、白菜らしい風味と優しい甘味がハッキリと感じられるんですよね。その優しさが強気なスープの中で映えていたし、具材が貧弱になりがちな寿がきや食品ですが、この白菜は素直に印象が良いです。で、個体差なのかマイナーチェンジなのかハッキリとは断言できないんですけど、前回よりも白菜の量が増えているように見えました。唐辛子はアクセントの枠を超えないレベルではあるものの、スープの香辛料を後押しする存在になっていたし、焦がし葱とフライドガーリックのアクセントが効果的で、フライド系特有の芳ばしさがスープの複雑味を演出していて、スープを一段上の段階へと引き上げてくれます。ほんとチャーシューだけがイマイチだったんですけど、こんなチャーシューでも(言い方w)入ってなかったら、それはそれで寂しいのかな。

(標準は★3です)

実食前に遠慮なくかかって来いと大口を叩いておきながら、お湯多めで調理するという赤裸々なヘタレ根性を晒してしまいましたがw 体感的な印象としては特に前回と大きな変更点もなく、自分で自分の過去記事を読みながらニュアンスに若干の変化は感じられたものの、体調や室温による誤差の範囲内だったので、総評は引き続き上出来の★5継続としました。変化の無さから新鮮味は皆無に等しかったものの、冬の定番商品に新鮮味を求めるのは門違いな話だと思いますし、これからも麺のクオリティとスープの方向性を維持しつつ、冬の定番リリースを続けて欲しいです。あ、でもチャーシューに関しては検討していただいて結構ですよw お馴染みのノンフライ麺とスープのクオリティ、具材は白菜と揚げ葱とフライドガーリックで顧客の満足度は充たせると思うので、チャーシューをカットして美味しかった白菜の量を増やすとか、揚げ葱とフライドガーリックを増やすとか、そういった変化はウェルカムです。ヘタにチャーシューのクオリティアップを図ったりしたら、スープにアラが出てしまうか、単純に希望小売価格が上がっちゃいそうなのでw そうそう、昨年から寿がきや食品のカップ麺にも参考値(調理直後に分別して分析した値)が表記されるようになったんですよね。いつ頃からだったかな…ま、いっかw ちなみに2015年版のコク塩ラーメンには、まだ参考値が明記されていなかったようです。パンチのある動物系の塩ラーメンが好きな方は、まず買って損のない一杯ですよ。

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寿がきや食品「冬季限定 コク味噌ラーメン」(2回目)



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はい、えーっと…実はですね、予約投稿の都合で本日が元旦でしてw 昨夜の大晦日は例年通り、幼稚園の頃から付き合いのある友人宅に招かれ、年越しの瞬間にカウントダウンジャンプするという恒例行事を済ませてまいりましたw 今回の大晦日はボタン(猪)鍋を振る舞ってもらい、大満足の年越しでしたよ。基本的に私は正月三が日に特別なイベントを計画していない為、いつも盛り上がりは大晦日がピークです。ちなみに昨年と一昨年の抱負は続けて “来年頑張る” だったのでw 今年は “逆ダイエット” を抱負に掲げ、健康的に太る1年にしたいと思います。←酷い痩せ型w

さて、本日の一杯は、寿がきや食品の「冬季限定 コク味噌ラーメン」です。冬になると姿を表す冬季限定のカップ麺で、当ブログでは2回目の紹介になるのですが、前回の総評は★5と高評価を叩き出してますね。ただ、「今年の『コク味噌ラーメン』は味噌感をアップ!」させたらしく、食塩相当量の数値が5.6gから6.6gに増えてるんですよ…私は塩気の強い味付けが苦手なのと、寿がきや食品のカップ麺は塩カドに遠慮のないパターンが多いので、ちょっと構えてます…。





めんは、「しっかりしたコシのある口当たり滑らかなノンフライ太めん」とのこと。いつもの寿がきや食品らしい毎度お馴染みの汎用的なノンフライ麺なので、新鮮味は皆無に等しいのですが、私このノンフライ麺が大好きなんですよねw もしかしたら密かにマイナーチェンジしているのかもしれませんが、体感的な印象に大きな差はありません。密度が高くてコシが強く、時間の経過による劣化スピードも緩やかで、適度な小麦の甘味がイイ感じ。こってり系の味噌ラーメンと相性の良い麺は、もっと他にもあるとは思うんですけど、クセのない仕上がりから基本的にスープを選ばないノンフライ麺ですし、味噌感がアップした今回のスープとの相性に問題は感じられず、取り合わせはバッチリでした。スープの変化については次の項目で触れますが、寿がきや食品のノンフライ麺は輪郭のある力強いスープと相性が良いので、そういった意味では前作よりも麺とスープの相性は向上したと言えるかもしれません。ちなみに湯戻しの時間は熱湯5分の指定なんですけど、この麺は熱湯を注いでから7~8分くらいが食べ頃だと思ってます。勝手にw

スープは、「三種類の味噌を配合したタレに、背脂と動物系スープを加え、山椒と唐辛子をきかせたスープ」とのこと。3種類の味噌は九州麦味噌(淡色甘口)と、信州米味噌(淡色辛口・赤色辛口)のブレンドで、前述したリニューアルのポイント通り、確かに前作と比較して味噌の輪郭が際立ってますね。スープ単体で飲み続けると私の舌には蓄積されていく塩気で後半ちょっと厳しい味だったんですけど、前作の個性として印象的だった舌を包み込むような甘味は踏襲されていたし、その甘味が麦味噌の柔らかい印象とリンクするイメージが好印象。そんな甘味と丁寧な動物系の旨味と表面に浮かぶ油脂成分、そして背脂のコクと甘味が適度に塩カドを包んでくれるので、ただ闇雲に尖ったようなスープではありません。こってり系の味噌スープですが、ギトギト脂っこい感じではなく、しっかりとタイトル通りコクが意識されているのも高評価に繋がっているポイント。明白にフロントで主張してくる山椒の香りは今回も印象的だったし、生姜やガーリックによる香味野菜のキレに適度な唐辛子のアクセントが味にメリハリを生んでくれるので、濃厚系でもピンボケすることなく、尚且つ味わい深い奥行きのある複雑味を演出。前作ではスープの味だけで言えば★6と書きましたが、今回のスープも印象は大変よろしいです。最初は味噌感(塩気)アップのリニューアルに懸念を感じていたんですけど、結果的にネガティブではなかったし、麺の項目でも触れたように、麺を食べてる時には丁度いい塩梅で、味噌感アップが麺の持つ小麦の甘味を引き出すことに寄与しているようでした。濃厚なテイストですが、ギトギトこってり系ではなく、コクと旨味に指標を据えた重厚感なので、幅広い方にオススメしたい味噌スープです。

かやくは、「肉そぼろ、もやし、ネギ、フライドオニオン、フライドガーリック」とのこと。前作との違いは特に感じられず、肉そぼろは本物と大豆たん白(ニセモノ)の2種類が入っていて、決して量が多いとは言えないモヤシとネギも相変わらず。ただ、同じ具材かもしれませんが、モヤシは割と太めだったので、気持ち前回よりも存在感があったように思いました。で、フライドオニオンとフライドガーリックの引き立て効果ですよ。フライド系特有のホロ苦さがスープの味に1枚層を重ね、全体の完成度をワンランク上の位置に引き上げます。こってり系なのに最後まで飽きないのは、山椒に香味野菜のキレや唐辛子のアクセントも然る事乍ら、それとは違ったベクトルからメスを入れてくれるフライド兄弟の力添えもあっての結果だと感じました。ただ、前よりも量が少なく感じたんですけど、個体差ですかね。そんな気になるほど激減したわけではありませんでしたが。

(標準は★3です)

個人的な好みで言えば前作から味噌感をアップさせず、単純に再販して欲しかったんですけど、結果的な印象は今回も非常に良かったです。特にスープの完成度、これは味噌ラーメンが好きならマストだと思いますよ。ノンフライ麺は相変わらず新鮮味のない汎用麺とは言え、基礎クオリティと汎用性の高さは素直に評価できますし、麺を楽しむという意味合いでは今回の味噌感アップも好印象に思えたのが嬉しかったポイント。スープも基本の路線は踏襲されていたし、解析するように食べると小難しさを感じるくらい複雑味のある構成でありながら、それでいて難しく考えなくても素直に美味しいと思える分かり易さを兼ね備えているので、窓口の広さは勿論、玄人も納得させるような説得力を感じさせるような立ち位置がニクいじゃないですか。具材は相変わらず寿がきやクオリティ(具材がショボいの総称w)とは言え、フライドオニオンとフライドガーリックの活躍を筆頭に、味噌ラーメンに合うモヤシが入ってたり、寿がきや食品にしては頑張ってますしw 麺とスープの相性も抜群、そしてハッキリと印象に残るハイクオリティなスープを高く評価して、今回も文句無しの★5即決でした。こってり感も冬に嬉しい要素ですし、味噌ラーメンって寒い時期のイメージにもピッタリなので、そんな冬季限定らしさを感じられたのも良かったです。私は味噌感(塩気)アップが良くも悪くも気になりましたが、味噌ラーメンには味噌の輪郭がないと、って人は多いと思うので、世間一般的には好印象なリニューアルなのではないでしょうか。それに塩っぱくて食べられない…というほど鋭利なカドではなかったし、いやいや美味しかったです。こってりなのに単調ではなく味わい深い、納得のコク味噌ラーメンでした。オススメです。

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寿がきや食品「麺処びぎ屋監修 ゆず香る白醤油らーめん」


手前でスタンバってたのに顔認証されなかった残念なヤマモトw

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今回の冒頭ネタは、山芳製菓の新商品「ポテトチップス アンチョビソース味」です。いいですねー、ヤマヨシ。アンチョビソース味なんて、相変わらず目の付け所にセンスを感じます。「いかの塩辛味」なんて作っちゃうヤマヨシなので、結構強烈なニオイや風味を覚悟してたんですけど、然程インパクトは感じられません。パッケージの表には「塩が効いてる」「大人向けの味わい」というキャッチコピーがあり、裏面にも「お酒に合う味に仕上げて」いるとの説明書きがあって、実際の味わいも宣言通り塩気が強めの濃い味です。数枚まとめて口に入れてしまうと舌にピリピリ刺さってくるので、1枚ずつ味わいたい感じですね。味としては旨味の柱をイカとアサリが構築し、ほんのりアンチョビで香り付け、みたいな。もっと強烈なアンチョビの風味を期待していたので、その点では少し物足りなかったんですけど、そなりにアンチョビらしい風味は感じられました。ガーリック感は明白で、なるほどアテに誂え向き。アンチョビのクセに期待すると物足りなさを感じてしまうかもなので、シンプルにアヒージョなんかを想像すれば素直に楽しめるかと思います。ゴリゴリにアンチョビの効いたバーニャカウダが無性に食べたくなってきたー!w

さて、本日の一杯は、寿がきや食品の「麺処びぎ屋監修 ゆず香る白醤油らーめん」です。「東京目黒区に本店を構える『麺処びぎ屋』は、素材にこだわった醤油ラーメンの名店」で、「お店で人気の『ゆず香る白醤油らーめん』をカップめんで商品化し」たとのこと。私は相も変わらず初めて名前を聞いたラーメン屋さんだったんですけど、店主の方は「せたが屋」出身だそうですね。これまた本店のラーメンは未経験なんですけど、「せたが屋 羽田国際空港店」には訪問したことがあります。お店の印象はメニューのチョイスに失敗したのかイマイチだったんですけど…w 過去に日清食品が「有名店シリーズ」からカップラーメンをリリースしていて、それは美味しかったんですよねー。と、話が脱線してしまいましたが、今回は私の好きな柚子が使用されていることと、七福醸造白醤油たれ使用とのことなので、柚子の香りと白醤油の個性が感じられるか否かに注目しながら食べ進めたいと思います。





めんは、「全粒粉を配合した、小麦の風味とコシが楽しめる中細めん」とのこと。全粒粉配合とのことで、いつもの汎用ノンフライ麺より明らかに色が濃く、小麦全粒粉使用と分かる粒状の表皮と胚芽が確認できます。さすがに東洋水産の「また食べたくなるラーメン」シリーズに使われている全粒粉14%使用のノンフライ麺ほど顕著な主張は感じられないものの、普段よりも小麦の風味が強めに感じられ、全粒粉特有の芳ばしさと強めにあった小麦由来の甘味から、きちんと全粒粉の個性が感じられる印象に残るノンフライ麺でした。強めに付けられた縮れと中細サイズが相俟って、スープのリフト性能も高いですね。また質感も通常の寿がきや食品らしいノンフライ麺とは異なり、やや硬めの食感とコシの強さ、適度な密度を確保しつつも加水率を下げてキメの荒さや歯切れの良さにウェイトが置かれているような印象。私は普段の汎用ノンフライ麺が大好きなんですけど、今回の全粒粉練り込み麺は非常に好印象でした。詳しくはスープの項目にて後述しますが、今回のスープは塩気にカドのある力強いタイプだったんですけど、強めの塩気が小麦の甘味を引き立てていて、麺を食べている時には塩気のカドすらも印象が良かったです。

スープは、「鶏・豚・魚介だしに白醤油たれを合わせ、ゆずを加えた絶妙なバランスのスープ」とのこと。「白醤油らーめん」とのことですが、透明感のあるビジュアルが相俟って、醤油スープよりも塩スープに近い雰囲気ですね。まず注目していた白醤油の風味を探したんですけど、思いの外に柑橘系の酸味が強く、その清涼感がファーストインプレッションを染め上げます。製品説明では絶妙なバランスと書かれていますが、もはや酸っぱいw あくまでも常識の範囲内ではあったものの、中々のインパクトでした。そのまま最後まで柑橘系の酸味がフロントを陣取っていて、ふんわり香るどころではなかったです。原材料では柚子果汁に加えてレモン果汁も使用されていて、含有量としては柚子が優勢なんですけど、体感的には柚子よりレモンの酸味が強く目立ってました。てっきり乾燥の柚子皮をメインに「ゆず香る」を演出してくると思っていたので、液体スープの顕著な柑橘系の酸味に少しビックリ。原材料では動植物油脂の記載が筆頭にあるものの、オイル系の重厚感は然程に強くもなく、サポート的に軽く厚みをプラスしてくれている感じ。出汁の要素は鶏,豚,魚介の3本立てで、きちんと出汁のコクを感じるスープではあるものの、フロントに酸味がある為、コクや深みよりも清涼感が優勢。で、やはりスープ単体で飲むと塩気のカドが強いですね。これは寿がきや食品の作るカップラーメン全般に言えることなんですけど、基本的に塩カドを研いでくる傾向にあるので、ちょっとスープ単体だと自分には厳しい塩分濃度でした。ただ、麺の項目でも触れたように寿がきや食品のノンフライ麺は塩気の強いスープと相性が良いので、麺を食べる分には丁度いいと思える塩梅だったんですけどね。で、肝心の白醤油なのですが、確かに大豆の醤油とは違う独特の香りを感じるものの、バランスとしては完全に柑橘系の酸味に比率が傾いている為、ちょっとパスが受け取り難い印象でしょうか。まず白醤油の特徴として、原材料に小麦を使用している、というのがポイントになってくるんですけど、小麦由来の糖分を多く含んでいる為、甘味が強いのが白醤油の特性になるんですよね。そのイメージから優しいスープを想像していたこともあり、もはや酸っぱいレベルにあった柑橘系の酸味と塩分濃度の高さが相俟って、繊細さや優しさとは真逆を行くようなキレで喰わせるタイプだったのは意外でした。白醤油の存在感や丸みを帯びたイメージに期待するとハズしてしまうかもしれませんが、柑橘系の清涼感が効いたスープには個性が感じられると思います。

かやくは、「チャーシュー、メンマ、ネギ、ゆず」とのこと。いつものペラッペラでケミカルな臭いが鼻に付く「とりあえずチャーシュー」(とりあえず入れときましたよ的なチャーシュー)が入っているのかと思いきや、意外にも厚みのあるチャーシューが入ってて驚きました。でも体感的には、いつものペラチャーを少し厚めにカットした感じだったので、そんなに印象が良い肉具材というわけでもなかったんですけど…w それよりも効果的で印象に残ったのは、あとのせかやくに入っていた2種類の葱と柚子の存在感。葱は輪切りにされた薬味葱と、細長くカットされた白髪葱が入っていて、薬味葱は青葱特有の香りを、白髪葱は特有のシャープな香味感で両者別方向からのアクセントでスープにアプローチをかけてきます。後入れ指定なので、風味が際立つのもポイントですね。意識しなくても葱が麺に絡んで口の中に入って来てくれるので、スープ単体で飲むと塩気が厳しかった今回、そういった部分も嬉しいポイントでした。そして柚子ですが、スープ自体に柑橘系の酸味が強く効かされていたので、その相乗効果は大きく、全体の柚子感をブースト。白髪葱と同様に意識しなくても麺に絡んでくれるので、口に入った時に広がる柚子の香りと若干の苦味が心地よかったです。ちょっと存在感がアクセントの枠を超えているような気もしましたけどw それも個性と捉えれば加点要素かもしれませんね。メンマの量は多いとは言えませんが、時折つまむと箸休めに良かったです。

(標準は★3です)

全粒粉練り込み麺の印象は良かったんですけど、ちょっと酸味の主張が幅を利かせ過ぎているような気がしました。白醤油の甘味を帯びた風味と特有の香りを尊重して、ふんわりと柚子が香る素材の繊細さに拘った優しいスープを想像していた分、思っていたよりもストロングな仕上がりに良くも悪くも驚くことに。いやでも製造メーカーは寿がきや食品か…と、改めて思えば納得っちゃ納得だったんですけど。明白な柑橘系の酸味に強めの塩気が相俟った力強いスープ、そして全粒粉の恩恵が感じられるノンフライ麺という組み合わせから、なかなか食べ応えのある一杯でした。これは好みの問題なのかもしれませんし、お店の味を私は知らない為、あまり偉そうなことも言えないんですけど、もうちょっと白醤油の個性を尊重して、柚子の主張も乾燥ピールに任せる、くらいの繊細さを感じたかったかなぁ。実際、お店のラーメンは素材に拘りがある様なので、柑橘系の酸味と塩気のインパクトで喰わせるタイプのスープではないような気がするんですよね。お店の味を忠実に再現したというよりも、お店のラーメンをベースに随分と寿がきや色が幅を利かせているというか…いや、繰り返しますが、私は実際の味を知らないので、ほんと勝手な想像で書いてますがw でも他社メーカーが再現したら雰囲気は結構変わるんじゃないのかな? って。想像ですけど。とは言え、淡麗系でありながら力強さを兼ね備えたラーメンが好きな人は、それなりに満足できるカップラーメンだと思います。酸っぱいのが大丈夫ならw ただ、希望小売価格250円という価格帯を加味すると、★の数は及第点が妥当ですかね。全粒粉入りのノンフライ麺が美味しかったので、そこにコストを注いでいるような仕上がりの一杯でした。しっかり柚子(&レモン果汁)の酸味が効いたキレで喰わせる淡麗系という立ち位置には個性があったし、そういった路線が好みに当て嵌まりそうなら、定価購入で試すのもアリだと思います。

【お知らせ】今日は遠方でオフ会を開催する為、コメントの返信や各サイトへの訪問など、ブログ関連の作業に滞りが生じます。予め、ご了承ください。ってことで今月も馬肉その他もろもろ堪能してきます!w

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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