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明星食品「明星 らぁ麺やまぐち監修 辣式まぜそば」



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今回の冒頭ネタは、ハウス食品の「オー・ザック 台湾まぜそば味」です。オー・ザックの変わり種は基本的にジャンクな味付けで美味しいんですけど、「○○味」って言われても「そうか?」って時が多いイメージも並行して強かったりするんですよねw で、今回も然り。目を瞑って食べさせられたら、ズバリ台湾まぜそば味と答えるのは難しいかもしれません。でも…美味しいw 魚粉の主張は強くありませんが、きちんと肉味噌を彷彿とさせる旨味があって、ニラの風味と強めにニンニクがガツンとパワフルに効いたパンチのある味わい。そして辛口とは言えないものの、カラムーチョくらいにはピリ辛です。いやいや…これかなり美味しいじゃないですかw 相変わらず人工的でジャンクな旨味が中心を陣取っているのですが、オー・ザックでの人工的でジャンクな旨味は単純に加点要素ですし、ちょっとクセになる仕上がりでした。ビールとの相性もバッチリだったので、ビール党は勿論、刺激的でパンチのあるジャンクなスナック菓子が好きな人は、ぴったりハマれると思いますよ。


さて、本日の一杯は、明星食品の「明星 らぁ麺やまぐち監修 辣式まぜそば」です。「らぁ麺やまぐち」と言えば、同社の「らぁ麺やまぐち監修 芳醇醤油鶏そば」や、東洋水産の「縦型ビッグ やまぐち 鶏そば」など、ラーメンの再現カップ麺は過去に2回(多分)あったんですけど、汁なしは今回が初めて(多分w)ですね。「辣式」いやいや、素晴らしい響きじゃないですか。パッケージの左下にも「小さなお子様や辛味が苦手な方は十分ご注意ください」との注意書きがありますし、刺激にも期待したいところ。ただ、大盛り(麺130g)なんですよねコレw 出来ればレギュラーサイズも同時に発売して欲しかったりするんですけど、やっぱり捌くのに効率が悪いのかなぁ…ちなみに「らぁ麺やまぐち 辣式」は、「2015年に東京・東陽町にオープンし」て、「ミシュランガイド東京2015~2017にて3年連続掲載の1号店に続き、開店1年にして "ミシュランガイド東京2017" に掲載された話題の店」だそうです。そんな有名店の看板メニュー「麻婆まぜそば」の味を再現したとのことなので、それなりに実食前の期待値は高いですよ。って…私の期待値に興味ないですかねスイマセンw(実食前のテンションって結構評価に響くので、あくまでも参考までに。)





ソースは、「チキンエキスをベースに唐辛子と豆板醤で辛味をつけた醤油ダレ」に、「店主のこだわりの隠し味でコクを加え、花椒オイル、辣油を合わせた、辛いのにあとをひく味わい」とのこと。辣(唐辛子)式という割に辣味は控えめで、一般的に見ても中辛程度だったと思うんですけど、特筆すべきは花椒の刺激(麻味)ですね。山椒の痺れを増幅させたような花椒のビリビリとした刺激に慣れてない人にはとっては、おそらく厳しいレベルです。ふりかけに結構な量の花椒が入っていて、それが前面で主張してくるのですが、決して麻味一辺倒な仕上がりではなく、きちんとコクの感じられる好印象な仕上がり。動物系の要素はチキンエキスがベースになっていて、さらに豚エキスやビーフエキスなどがフレームワークを支え、動物系の旨味には層が感じられます。店主こだわりの隠し味は、原材料の末尾に記載されている、麻辣醤,豆板醤,オイスターエキス,醸造酢あたりでしょうか。一見すると担担麺に通じる面持ちを感じるのですが、担担麺の核をなす一角とも言える芝麻醤は原材料に含まれておらず、胡麻の丸みを帯びたマイルドなコクと刺激の対比で魅せる担担麺とは異なり、糖類による甘味と刺激の対比はあるものの、こちらは只管にシャープな路線だったので、その表情には明白な違いがあります。麻辣醤とオイスターエキスが本格さを演出し、豆板醤が和味噌とは違う発酵感を付与すると同時にシャープさに磨きをかけ、繊細な醸造酢の酸味がアクセントに効果的。兎にも角にも今回は花椒が突き抜けた存在感を放っていたのですが、その麻味によるインパクトも然る事乍ら、花椒の “効かせ方” というのも実に秀逸で、ふりかけに含まれる粉末状の花椒による鮮烈な香りや麻味とは若干ながらベクトルの異なる、ソースに仕込まれた花椒オイルが醸し出す深みのある麻味が重なり、花椒ひとつ取っても複数の魅力が感じられる複雑味には唸ってしまいましたよ。麻味の刺激レベルから万人にオススメできるタイプではなかったものの、刺激のインパクトだけでは終わらない総合力の高さと緻密な仕上がりから、確実にコアな固定ファンを獲得するであろう中毒性を感じる完成度の高い味でした。

めんは、「食べ応えのある、もちもち食感の太麺」とのこと。もちもち食感というよりも、ちょっとゴワゴワした無骨な質感だったんですけど、ふりかけとソースによる花椒のインパクトが大だったので、このくらい存在感の強い麺じゃないと埋没していたと思います。それにゴワゴワ系とは言え、やや加水率の低い歯触りと、少し硬めの食感が後半にかけての食べ易さに寄与していて、自分でも最後まで持て余すことなく食べられたのが個人的に嬉しかった利点。もしこれが粘り気のある加水率の高い太麺だったら、後半にかけてズッシリし過ぎるというか…いや、あくまでも自分の場合ですけどw でも歯応えがあって食べ応えは感じられたし、ソースとのバランスも良く、取り合わせに難は感じられませんでした。麻味の刺激が強かったからか、油揚げ麺特有の風味もネガティブに作用してなかったです。むしろ油揚げ麺特有の甘味とソースの刺激がイイ感じで、本格的だけどジャンク。カップ麺らしいジャンクさのメリットと、有名店監修という本格さのメリットが両立しているようなバランスというか、そういったマニア的な目線から切り込んで見ても緻密に計算して練り上げられているような背景が見えるというか…深読みし過ぎですかねw なんにせよ、今回のソースとは相性バッチリでしたよ。

かやくは、「角切りの味付け肉」に、別添で「ネギ、チリ、ペッパー、花椒を組み合わせた、香りにこだわったふりかけ」付とのこと。角切りの味付け肉は、カップヌードルに入っている謎肉(ダイスミンチ)系のカップ麺らしいジャンクな肉具材で、よく明星食品のカップ麺でも頻繁に目撃する汎用的な内容でしたが、コレが結構ジューシーなヤツでして、しっかりとワイルドな雰囲気を演出。さらに量も申し分なく、ゴロゴロと入ってます。謎肉系の肉具材が好きな人は、これだけで評価に★ひとつプラスしちゃうんじゃないですかねw 野菜っ気はありませんでしたが、全体のシャープでワイルドな方向性に拍車が掛かっていたし、同社の一平ちゃんシリーズを始め、キャベツオンリーなカップ麺も珍しくない昨今、ダイスミンチオンリーなんて、なかなかバブリーで(え…死語?w)魅力的じゃないですか。ふりかけのネギとチリは飾り的な要員に過ぎなかったんですけど、花椒の存在感はソースの項目でも触れたように絶大で、具材に対する不満は一片も無かったです。


(標準は★3です)

花椒のインパクトに価値の見出せるカップ麺だったんですけど、単なる刺激物では終わりません。食べ始めから3口目の時点で★6は確定していたのですが、そこから徐々に見えてくる花椒の秀逸な効かせ方や、麺とソースの緻密に計算されたような相性。ジャンクな肉具材を含めた全体の方向性と、有名店監修の恩恵が感じられた本格さの両立。実に見所が多く、確実に固定ファンを獲得するであろう中毒性のある味わいから、コアなユーザー層のハートをイーグルキャッチ(鷲掴みw)して離さないようなポテンシャルの高さを加味して、★ひとつプラスしました。斯く言う自分がそうだったんですけど、花椒の麻味に価値が見出せる人にとっては、リピート必須なカップ麺になるんじゃないですかね。★7の超絶高評価とは言え、決して万人にオススメできるカップ麺ではありません。ある程度の辣味耐性を備えていて、尚且つ大盛り仕様の麺量130gどーんと来い、という人でなければ、もう結構…な、カップ麺になると思いますw 反面、ハマる人は、とことんハマると思いますよ。最近、痺れ系のカップ麺がトレンディな風潮ですが、その中でも特に秀逸な完成度を誇っていると自分は感じました。これは是非とも年に1回…いや、冬と夏に分けて年に2回くらいのペースで定期的に発売してもらいたいですね。で、可能であればレギュラーサイズの同時発売も視野に入れていただけると非常に助かります明星食品さんw しっかり刺激的、でも刺激だけに終わらず、一言では語れない。これは商品のモデルになった実際のメニュー、「麻婆まぜそば」も食べてみたくなりました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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寿がきや食品「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」(3回目)



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今回の冒頭ネタは、カルビーの新商品「さつまいもん。 クリーミーさつま」です。この製品は販売地域にバラつきがあって、中部(富山県,石川県,福井県,岐阜県,愛知県,三重県)と、近畿(滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県)では、2月13日から。中国(鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県)と、四国(徳島県,香川県,愛媛県,高知県)と、九州(福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県)では、3月20日から。北海道と、東北(青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県)と、関東(茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県)と、中部(新潟県,長野県,山梨県,静岡県)では、4月3日からの販売となっています。そういえば、「黒糖さつま」も地域毎に販売期間が異なっていたんですよね。さて、気になる仕上がりですが、開封すると甘酸っぱいスイーツな香りが漂ってきて、味もイメージ通り。まず素材の風味を大切に、そっと砂糖が甘味を支え、クリームチーズのサッパリとした酸味がアクセントに効果的。サツマイモは厚めにカットされていて、なかなかの歯応えです。黒糖さつまは甘いと甘いの組み合わせでしたが、こちらは甘味と酸味の組み合わせなので、食べながら飽きないのも良いですね。サツマイモが分厚い為、もうちょっとクリームチーズが強めでも良かったような気もしたんですけど、ほんのりこのくらいのバランスが丁度いいのかも。しっかりサツマイモが楽しめる、でもクリームチーズで個性もある。そんな素材の味と、素材の味にマッチしたアクセントが好印象な野菜チップスでした。ちなみに「からだにおいしい」をテーマにした、「Better For You」という新カテゴリーの第1弾だそうです。つまり、私の好きな機能系スナック菓子というコンセプトなわけですな。既存の「さつまいもん。黒糖さつま」「ポテトチップス 油分ひかえめ うすしお味」「さやえんどう 油分ひかえめ さっぱりしお味」も、3月初旬から新カテゴリーに加わるみたいです。これから1年間で約10の商品を展開する予定らしいので、第2弾の登場も楽しみですね。


さて、本日の一杯は、寿がきや食品の「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」です。既に毎年恒例の激辛カップ麺として有名な、カップ麺界の風物詩とも言える激辛カップ麺の金字塔「辛辛魚」普段はカップ麺を食べなくても、この商品を心待ちにしているファンの方は多いのではないでしょうか。ただ、個人的に最も秀逸な完成度を誇っていたと絶賛している2014年から、年々豚骨感が鳴りを潜め、さらには麺の小麦全粒粉もカットされ、いよいよ2017年はネギもカットされるのではなかろうか…と、危惧していたのですが、どうやら今年は全粒粉練り込みノンフライ麺が復活して、スープのバランスも見直されている模様。昨年の辛辛魚では、複雑な心境から「★7−」という中途半端な評価だったんですけど、果たして今年の辛辛魚は…





めんは、「全粒粉を配合した、コシと弾力のあるノンフライ太めん」とのこと。正直、全粒粉が配合されているからと言って、体感的に全粒粉の恩恵は体感できるレベルにありません。小麦粉に占める割合の5%配合とのことですが、まぁ気持ち程度ですね。スープが強烈なので、気にならないだけなのかもしれませんがw とは言え、麺に全粒粉を練り込むという手間隙と原材料のコスト面を考慮すると、今回の全粒粉練り込みノンフライ麺の復活には素直に好感が持てました。しっとり感が印象的な普段の汎用ノンフライ麺よりも厚みがあり、縮れは結構強め。強烈なスープに負けないようコシを重点的に強化しているのですが、質感は粘り気のある弾力よりも歯切れの良さを意識しているタイプです。なので、スープに埋没しない存在感は確保しつつ、太麺でも意外と食べやすかったりするんですよね。個人的には普段の汎用しっとりノンフライ麺が好みなんですけど、あの汎用麺では辛辛魚のスープには太刀打ちできないでしょうし、強めに施された縮れによってスープのリフト性能も高く、麺を食べている時にも激辛が体験できるイイ感じのバランスでした。

スープは、「豚骨ベースの動物系スープに、ラー油を加えた濃厚辛口豚骨醤油スープ」で、「唐辛子と鰹荒節の特製辛魚粉付」とのこと。まず懸念していた豚骨感ですが、秀逸だった2014年版ほどの厚みは感じられなかったとは言え、前回よりも動物系の旨味が増していますね。そして昨年以前と比較して魚粉の削り方が粗くなり、より魚介感がワイルドに。魚介のテイストは煮干よりも節系の含有量が多いので、煮干のシャープな攻撃性は感じられませんが、節系特有の芳ばしさがスープの重厚感を高めてくれます。写真ではインパクトのある赤山ですが、唐辛子と魚粉のミックスなので、全部が唐辛子というわけでありません。で、辛さレベルなんですけど、これは例年よりも落ちてますね。動物系の厚みと共に魚粉の主張も強くなっていたので、おそらく唐辛子の含有量が若干ながら減ったのでしょう。ただ、少なくとも辛い食べ物が苦手な人は無論、辛口ちょい上くらいならヘーキかなー、くらいの耐性値だと厳しいレベルかと思います。市販品という枠組みの中では、堂々と激辛を名乗っても差し支えないレベルでした。そして、嬉しかったのがスープのトロミ。前回ちょっとサラサラしちゃってたんですけど、今回はスープの自然なトロミが復活してます。これによって麺とスープの一体感が高まり、麺を食べている時にもスープの凶暴性をダイレクトに楽しむことが出来るんですよね。そんな粘性を不自然に思わせない動物系の厚みと、荒々しさを増した粗削りな魚粉の存在感、決して激辛が誇張ではないレベルの刺激も然る事乍ら、唐辛子特有の芳ばしさも嬉しいポイントだったし、ロースト醤油によるアクセントや、ほんのり奥から感じる甘味と激辛が描く対比など、相変わらず唯一無二の世界観を表現していたスープだったので、まさに辛辛魚ならではと言える個性的な価値の見出せるスープでした。

かやくは、「ネギ」…のみですw あのペラチャーすら入ってませんw これはもう魚粉と唐辛子のレッドマウンテンも具材としてカウントしろということなのでしょうw 前はね、海苔なんかも入ってたんですよ。まぁスープのインパクトが絶大なので、あんまり気にならなかったりもするんですけどね。欲を言えばメンマや焼き海苔を入れてほしいところではあるものの、具材にコストを割いてスープや麺のクオリティが下がったら本末転倒ですから…もういいですw 具材とかどうでもw

(標準は★3です)

まだ2014年版のズバ抜けたバランスを完全に取り戻すことは出来ていませんでしたが、年々弱くなっていた動物系の厚みは持ち直してきたように感じたし、魚粉を粗削りにしたことでスープの荒々しさが増していて、さらに全粒粉練り込み麺の復活など、2016年版よりも印象が良かったので、★7−から堂々の★7に返り咲きです。やや体感的に唐辛子の刺激が落ちてしまっていたのは残念な点だったんですけど、それでも一般的に見て激辛を名乗っても差し支えないレベルには変わりなかったですし、動物系の旨味と魚粉の荒々しさを意識したブラッシュアップには素直に好感が持てました。あともうちょっと、豚骨感を引き出せたら文句無しです。葱オンリーの具材は…まぁ、寿がきや食品ですしw 潔く諦めましょう。あの “赤い山” が具材ですw 来年は退化するのか、それともバージョンアップして帰ってくるのか、2018年版での変化も楽しみですね(栄養成分表の数値が今年の辛辛魚と全く一緒だったら笑いますけどw)あ、それから今回、熱湯の量には気を付けてください。ストイックに必要なお湯の目安量をチェックしている人は少ないかもしれませんが、量ったら355mlで喫水線に達したので、450mlも入れたらシャバシャバになると思います。で、以下謝罪…辛辛魚って「販売者」は「寿がきや食品」なんですけど、「製造所」は「加ト吉」(群馬工場)なんですね。ちょっと盲点だったので、今まで追記に書いていた製品情報欄には誤りがあるかもしれません。以後、気を付けます…

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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寿がきや食品


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東洋水産「マルちゃん 甘ーいきつねうどん」



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以前、コチラコチラの記事で強制召喚した「ポイントサイトで美味しいワイン!~貯めたポイントでワインを満喫!~」のバカワイン氏ですが、期待通り…いや、それ以上の見事なアンサー記事を投稿してくださいました。「ヱビスの限定醸造『余韻の時間』『華やぎの時間』を飲み比べてみた感想」まるでワインを愛でるかのような繊細で上品な記事のタッチが彼らしくて印象的だったし、自分の感想との違いなど、私としても非常に得るものが大きかったです。そんなビールやワインのレビューも然る事乍ら、お得なポイントサイトの情報を常日頃から発信されているので、是非ご覧になってみてくださいね。いやーしかしアレですよ、急な強制召喚にも華麗に応えてくれる彼のポテンシャルですよ。この記事作りの為に時間を掛けてくれた労力と、それに伴った見事な記事の仕上がりに改めて脱帽です。

さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん 甘ーいきつねうどん」です。当日を過ぎてしまいしたが、こちらもバレンタイン市場に乗せたカップ麺ですね。一見するとパッケージはカップうどんらしからぬキワモノっぽさ満載で、おどろおどろしい妖気が漂っているのですがw 「明星 一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース」や、「ペヤング チョコレートやきそば ギリ」みたいな怪しさは感じていません。と言うのも、自分は典型的な婆ちゃんっ子でして、甘党の祖母が作る饂飩つゆは、いつも砂糖や味醂が多めで醤油は控えめ、昆布や煮干から取った出汁の旨味が中心の甘口薄味だったんですよね。料理の味付けは幼い頃から祖母の味付けに慣れていたこともあり、自分で饂飩つゆを作る時も甘口薄味が基本だったりするので、今回の「甘ーい」は普通に美味しいんじゃないかと。むしろ激しく自分好みの味なのではないかとw 期待に胸を膨らませております。いや、もしスイーツ路線意識して生クリームとかチョコレートとか入ってたら…ぶっ飛ばしますけどねw(誰を?w)





めんは、「コシと弾力のある、なめらかな太めのうどん」とのこと。麺量は66gなので、オリジナル(74g)よりも少ないのですが、質感は「赤いきつね」の麺と全く同じです。コシと厚みを重視している「日清のどん兵衛」と比較して、対極にあるようなノスタルジックで伝統的なタイプ。常に進化を続けている日清のどん兵衛にも素直に魅力を感じるものの、赤いきつねのほうが好き、という固定ファンは多いでしょう。つゆの詳細は後述しますが、相性の良さは言わずもがなでした。縮れてるし、そんなに耐久性があるわけでもない、でもカップ麺でしか味わえない油揚げ饂飩ならではのチープさ、これからも大切に守り続けて欲しいです。

つゆは、「かつお節・雑節・昆布・煮干しのだしをベースに、甘い味付けに仕上げた淡口醤油仕立てのうどんつゆ」で、「七味唐辛子付き」とのこと。まず甘さですが、至って常識の範囲内です。昆布や節系の出汁を意識した「関西向け」の赤いきつねをベースにして、単純に砂糖を増やして甘口に仕上げたような感じですね。つゆに醤油のキレを求めている人には手放しにオススメできませんが(そもそもパッケージの雰囲気から手に取ることは無いと思いますけどw)関西人は特に、何の抵抗も無く楽しめると思います。むしろ、え…こんなもん? と、拍子抜けしてしまうかもしれません。そして個人的に嬉しかったのは、甘味の指標。こういった甘さを意識した製品では、スクラロースやアセスルファムカリウムなど、人工甘味料を駆使して「甘い」を演出している製品が多かったりするのですが、今回はシンプルに砂糖の甘さだったので、人工甘味料特有の舌に纏わり付いてくるような野暮ったい甘味ではなかったんですよね。バレンタイン仕様だからと言って、無理矢理カップ麺にスイーツの精神を捻じ込んだようなゲテモノ感は皆無に等しかったし、激しく人を選ぶことはないだろうと思える自然な甘さから、おそらく皆さんが想像している以上にハードルの低い味だと思います。っていうか、個人的にはオリジナルよりも断然好みでしたw 七味唐辛子によるピリ辛感と、唐辛子特有の芳ばしさが甘味を帯びたスープの中でアクセントとして映えていたのですが、最初は七味唐辛子を入れずに優しい雰囲気を楽しみ、味変感覚で途中から使うのがオススメです。

具材は、「味付油揚げ、かまぼこ、ねぎ」とのこと。いつもの赤いきつねと全く同じ構成ですね。ニュースリリースの説明文では抜けてますけど、いつものタマゴも入ってます。まず油揚げですが、オリジナルよりも甘めに感じますね。もともと甘めの味付けがデフォとは言え、つゆが甘口仕様だったので、それを吸い込んで必然的に。ただ、こちらも至って常識的な甘さだったし、関西では基本的に油揚げも甘めの味付けなので、むしろ自分としては普段の油揚げよりも好みの味でした。蒲鉾と葱に特筆すべき項目はありませんでしたが、和風カップ麺らしさの演出に貢献してます。タマゴは…コレちょっと苦手なんですよねw なんかこう、食感が…w

(標準は★3です)

うん、想像通り。文句無しに美味しかったですw うどんには生醤油! という硬派な方にとっては邪道な一杯になるかもしれませんし、自分と同じく甘口薄味が基本の人にとっては何の新鮮味も感じられない味だとは思うんですけど、個人的にオリジナルの「赤いきつね」よりも圧倒的に好きな感じでしたw オリジナルのテイストは地域に合わせて、「北海道向け」「東日本向け」「西日本向け」「関西向け」の4種類あるんですけど、醤油感が控えめで出汁の旨味がメインの関西向けをベースにして、単純に砂糖の含有量を増やして甘口に仕上げたような一杯です。実際に食べたら素直に美味しい系なのに、キワモノ感満載なパッケージのインパクトで損してるんじゃないの? という思いがある反面、逆にパッケージの奇抜さが無かったらインパクト不足で無難な印象に終わりそうというか、そのくらい何の抵抗も無く美味しかったので、インパクトで言えばカップ麺ブロガー的に★3な葛藤を感じたりもしたんですけど、今回は単純に味の評価を総評に反映させました。いや、おそらく個人的な好みのバイアスが干渉して★ひとつ余分に稼いでますスイマセンw 関西向けの赤いきつねを知っている人や、ほんのり甘くて出汁の旨味を重視した優しい味付けに親しみがある人にとっては、ほんと違和感なく楽しめる一杯だと思いますよ。ひとつの変わり種として見ると、おどろおどろしいパッケージの割に中身はフツー、っていう拍子抜けな部分があったりもしたんですけど、他地域の人にとっては関西風の味付けに触れることの出来る切っ掛けになると思いますし、甘~いとは言え、決してスイーツ的な危ない路線ではなく、 “いなり寿司の油揚げ” に通じる常識的な味付けなので、むしろ人を選ばないタイプの製品かと。この仕上がりであれば、醤油のキレを重視している人でもコレはコレとして納得できるんじゃないですかね。ふざけたパッケージのデザインは置いといてw とても優れた良品だと感じました。もうね、ほんと素直に定番のラインナップに加えて欲しい。パッケージに気後れして手に取れなかったアナタ、騙されたと思って食べてみてください。奇抜な見た目とは裏腹に、中身は常識的な美味しい一杯ですよ。いやほんと、期間限定なんて言わずに「赤いきつね(taka :a 向け)」として常時販売してもらえませんk(ry


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日清食品「日清ラ王PREMIUM フカヒレスープ味」



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今回の冒頭ネタは、おやつカンパニーの新商品「ベビースター ドデカイラーメン 丸亀製麺監修 釜玉うどん味」です。コンビニでは昨年の12月から先行発売されてたんですけど、スーパーでは今年の1月23日から取り扱い開始となっていました。さて、一体 “ラーメン” なのか、 “釜玉うどん” なのか、よく分からん立ち位置ではあるのですがw 味は出汁が濃いめな感じで、なかなか宜しいです。果たして何も言われずに出されて、釜玉うどん味だと即答できるかと言われたら、ちょっと自信ないんですけど、とにかく出汁が濃い。うどんっぽいかと言われたら、これまた即答に困る感じなんですけど、とにかく出汁が濃い。甘濃い。そこに尽きるようなドデカイラーメン(うどん?)でした。釜玉うどんのイメージ的に、もうちょい卵のマイルドさなんかも欲しかったりしたのですが、とにかく出汁が濃かったです。単体で食べ続けてたら喉が乾いてくるほど濃かったですw 食塩相当量も一般的なポテトチップスの平均値から倍近い数値(2.23g)だったし、いま書きながら7枚なんですけど、もう充分かも…w 甘濃い出汁醤油っぽい味だったので、イメージとしては卵かけ御飯専用の醤油味っぽい雰囲気。あ、濃縮還元の麺つゆ? みたいな感じですかねw

さて、本日の一杯は、日清食品の「日清ラ王PREMIUM フカヒレスープ味」です。「カップヌードル リッチ」や、「明星 中華三昧PREMIUM」など、既にフカヒレがテーマのカップ麺は数回リリースされているので、ちょっとテーマの二番煎じ感は否めませんよね。ただ、前回の「海老濃厚白味噌豚骨」は印象が良かったし、希望小売価格が税別290円のアッパーブランド「ラ王PREMIUM」からのリリースということもあって、少なからずタテ型以上の高級感には期待しても大丈夫そうな予感。高くて美味しいは当たり前なので、その殻を打ち破ってくれることを願って。





は、「18番の切刃で切り出した3層ストレートノンフライ麺」で、「濃厚なスープがよく絡」むとのこと。麺は第1弾からの使い回しかと思ったのですが、16番ではなく18番の切刃で切り出したとのことなので、麺のサイズが違いますね。ちなみに麺の番手とは、製麺機の切刃のサイズのことで、数字が小さいほど太麺になります。麺自体の方向性は似ているのですが、前回よりも気持ちサイズダウンしてますね。加水率は中くらいか、やや低めに設定されていて、プリプリとした歯切れの良い歯触りと、適度でありながらも豊かな小麦感、そしてコシの強さが印象的なノンフライ麺です。これといって新鮮味を感じるようなノンフライ麺ではないものの、ノンフライ麺としてのクオリティは高く、しかも今回の濃厚なスープとのバランスが非常に良かったんですよね。やや細めの形状からスープのリフト性能が高く、縮れのないストレート状の麺ですが、中~低加水寄りの加水率からスープの馴染みが良くて、それでいて適度かつ明白な小麦感から麺が濃厚なスープに埋没することなく、まさにベストマッチと言えるバランスでした。本物さながらの生麺を意識した中華麺らしいナチュラルさにスポットを当てると、やはり東洋水産のマルちゃん正麺カップに引けを取ってしまうものの、今回のスープには正麺カップのノンフライ麺よりもラ王PREMIUMの麺のほうが合うと素直に思えたし、ひとつのノンフライ麺としての完成度も然る事乍ら、そんなスープとのバランスに至るまで細心の注意を払って緻密に計算して合わせたようなバランス感が素晴らしかったです。

スープは、「濃厚な鶏だしとオイスターソースをベースに、フカヒレを土鍋で長時間煮込んだようなとろみのあるスープ」で、「上品かつ繊細な味わいが堪能でき」るとのこと。おっと…さすがタテ型のスープとは次元が違いますね。まず動物油脂による旨味の濃度が尋常じゃないレベルにあって、もはや味のレベルはカップ麺としての域を軽く逸脱しちゃってます。さすがに1品ウン万円もするような高級中華料理店で提供されるフカヒレの姿煮と比較してはいけませんが、フカヒレを土鍋で丁寧に長時間煮込んだ雰囲気は確かに演出できていたし、極めて濃度の高い動物系の旨味から、ラーメンのスープとして違和感なく成立。この味なら中華料理店で数千円程度のコース料理に含まれる一品として提供されても、割と違和感無く食べてしまうかもしれません。どんぶり型の中華三昧だけ食べ損なってしまってるんですけど、これまでリリースされたフカヒレ系のカップ麺の中でトップクラスなのは間違いないでしょう。上品かつ繊細な味わいと書かれていますが、それでいてダイナミックな臨場感も兼ね備えていて、旨味の濃度は濃くありながら、塩気の強さに体感的なネガティブさは感じられません。かなり重厚感のある動物系の旨味と、スープの濃度を飛躍的に高めていたゼラチン質のトロミも効果的で、きちんとベースのスープが濃厚さの指標を履き違えていない為、全く以てトロミも不自然ではないんですよね。ちなみにタレ的な要素に醤油や味噌は使用されておらず、味付けはオイスターソース1本に任せているほど潔い構成。そのシンプルさが功を奏し、オイスターソースの深い味わいがスープの本格さを高めてくれていたし、高級中華を彷彿とさせるような味わいから、ついにカップ麺の限界を超えてしまったような高級感が漂っていました。たしかにパッケージからして徒ならぬオーラを醸し出してはいましたが、自分の想像を遥かに超えていて、もはやカップ麺らしくなかったです。

具材は、「チンゲン菜、カニ風味かまぼこ、キクラゲ、フカヒレ風具材」とのこと。青梗菜は食感が良く、しっかりと特有の風味も感じられ、濃厚なフカヒレスープとの相性は抜群。カニ風味かまぼこは見た目的な作用がメインに思えたのですが、やはり赤の彩が入ると見た目のアクセントに嬉しいですし、時折ふと感じるカニ風味と魚介練り製品の旨味は味のアクセントに寄与していました。キクラゲも青梗菜と同じく中華系のスープと申し分の無い相性だったし、こちらもコリコリとした食感が濃厚なスープの中で箸休め要員として効果的な存在に。しかもキクラゲは量が多く、質量的な満足度も高かったです。お馴染みフカヒレ風具材はゼラチンを加工したもので、フカヒレ由来の原材料を使用した具材ではありませんが、「カップヌードル リッチ」よりもサイズが大きめでしょうか。可能であれば姿煮を意識した形で成型してもらいたいものの、もともと本物のフカヒレもゼラチン質なので、そういった意味では再現性に違和感のない具材だったりもするんですよね。解された状態なので、高級感的には減点なんですけど、きちんと雰囲気の演出に貢献してくれていました。肉具材は入っていませんが、ここに肉は野暮ってもんでしょう。

(標準は★3です)

カップ麺ブロガー的には二番煎じ感満載のテーマに不満を感じたりもしたんですけど、ちょっとねぇ…高級感がハンパじゃなくてw もはや異様な完成度の高さから、★の数は落とせませんでした。コンビニなどで定価購入してしまうと税込価格300円オーバーのカップ麺になるので、同じフカヒレだとコスパ的には「カップヌードル リッチ」に軍配ですが、流石ラ王PREMIUMの名は伊達じゃなかったです。値段が値段の製品になりますが、この味ならコンビニで定価購入しても文句を言う人は少ないのではないでしょうか。それにコンビニ専売品というわけではありませんから、スーパーやドラッグストア、ディスカウントショップなどで購入すれば、税込300円以下で捕獲可能だと思いますし(ちなみに近所のスーパーでは税込277円で売られてました)値段のハードルを踏まえてフカヒレスープ味という高級感に期待しても全く裏切りを感じさせないような仕上がりだったので、当ブログでは文句無しでオススメしたいと思います。第1弾の印象も良かったんですけど、このラ王PREMIUM、カップ麺を逸脱した高級感を本気で極めようとしてますよね。一時期はシリーズ全体を通して低迷を感じていたラ王でしたが、2017年は一気に巻き返してくれそうな予感。いやーそれにしても今回は某北斗の長兄並みにオーラのある一杯でしたw

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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東洋水産「マルちゃん 正麺カップ 至高の一杯 濃厚担担麺」



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すっかり恵方巻きの予約に切り替わり、節分モードの今日この頃ですが、今年の恵方は北北西やや北…って難しいわニュアンスw 元々は関西の海苔販売業者が企てた画策(言い方w)で、後にセブンイレブンが全国に広め、今では随分と定着してきたイメージの風物詩。新海苔が出回り始める時期に合わせ、古い海苔の在庫処分を行う為に開催したイベントが起源だとか。本当か嘘かは知りませんが、さすが関西商売上手w 何で急に恵方巻きの話題なんだ、って話なんですけど、この記事を書いているのは1月9日(月)で、コンビニの新商品は火曜日から並び始める為、まだ冒頭ネタにできるような新作のポテトチップスが入手できてなくてw

さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん 正麺カップ 至高の一杯 濃厚担担麺」です。ファミリーマート・サークルKサンクス限定商品なので、必然的に定価購入必須なんですけど、その価格なんと税込価格298円の超アッパー製品。正麺カップシリーズがコンビニ限定で発売されるのは今回が初めてで、同ブランド内でも正麺カップの技術を集結したというワンランク上の「至高の一杯」から、しかも担担麺ですよ、担担麺。輪を掛けるようにして期待値は上がる反面、担担麺に拘りがある私ですから、現場では徒ならぬ緊張感が漂っているとかいないとか(知らん)兎にも角にも税込300円スレスレのハイエンドカップ麺なので、それ相応の仕上がりじゃないと納得できまs…はい、さっさと食べますw





は、「生麺のようななめらかさと粘りのある食感が特長の“マルちゃん正麺カップ”の麺を使用」とのこと。平打ち状の白っぽいノンフライ麺で、やや加水率が高く、こんにゃくを原材料に使用しているのが大きな特徴ですね。雰囲気的に、「濃厚とろ豚骨」からの汎用でしょうか。正麺カップならではと言えるリアリティの高さが印象的で、相変わらず手放しに称賛できるノンフライ麺です。多加水麺と言えばエースコック、低加水麺と言えば明星食品のイメージが強いんですけど、オーソドックスな中華麺で、尚且つ本物のリアルな質感と再現度を意識したノンフライ麺の中では、正麺カップのノンフライ麺が断トツですね。担担麺を食べる度に書いてるような気もするのですが、私は基本、担担麺には丸刃でカットした柔らかめの低加水麺が合うと思っています。そのイメージで言えば、正麺カップのノンフライ麺は根底からしてタイプが全く異なるわけなんですけど、今回はスープの濃度が高い為、全く以て違和感を感じなかったんですよね。むしろ正麺カップの加水率と特有の質感だったからこそ相性が良かったというか、麺とスープのバランスはベストマッチだと素直に思えました。私は正麺カップのノンフライ麺を過剰評価する傾向にあるのかもしれませんが、豚骨系のスープに使用される場合を除いて、今のところ文句の付け所が全くと言っていいほど見当たらないノンフライ麺です。

スープは、「コクのある豚骨スープをベースに、芝麻醤・練りごまのコクと、花椒・ラー油の辛みを加え」とのこと。おっと…ダメですよコレは…コレは久々に超おいしいヤツですw まず担担麺の核とも言える芝麻醤,花椒,辣油ですが、何れかが突出して目立っているわけではありません。しかし、その全てが主役級の存在感を放っていて、タイプで言えば特化型ではなくバランス型なんですけど、バランス型が陥りやすい無難で平坦なイメージは一切与えず、そして明らかに既存の「うま辛担担麺」とは一線を画しています。芝麻醤は日清食品の担担麺ほど重心の低いタイプではなかったものの、ハッキリと特有のコクが感じられ、さらに擂り胡麻と具材の粒胡麻が重なることで、それぞれ違う角度から胡麻のコクと芳ばしさをアピール。そして花椒の存在感も明白で、あくまでも麻味は常識の範囲内ですが、確かな痺れ感と鼻を抜けるような清涼感が濃厚なスープを重過ぎると感じさせない効果的なアクセントに。辣油の存在感も飾りではなく、適度でありながら確かな辣味と特有の芳ばしさを付与。それらを支える動物系の旨味にも余念は感じられず、どっしりと基盤を作り上げ、芝麻醤,花椒,辣油が伸び伸びと安心して演技できるように舞台を整えます。口に含んだ瞬間のファーストインプレッションから200円前後の担担スープとは明らかに違う衝撃が走ったし、食べ進める毎に唸ってしまうような濃厚さから、250円~270円台のスープとも一線を画していて、税込298円という強気な価格設定にも頷ける…いや、それすらも安いと思える完成度の高さでした。

具材は、「食べ応え十分の味付け挽き肉・チンゲン菜・ごま」とのこと。かやくは2袋に分けられていて、片方には挽肉が、もう片方には青梗菜と胡麻が入ってたんですけど、一袋に入りきらなかった時点で気合の入れ様を感じますよね。挽肉は食べ応え十分と強気な製品説明ですが、価格帯を踏まえても素直に納得出来る食べ応えの感じられる量で、そのボリュームも然る事乍ら、さすが東洋水産の挽肉具材、食感に味付けの塩梅、挽肉らしい旨味もバッチリです。さらに青梗菜もアクセントに効果的なシャキシャキとした食感や、特有の甘味とホロ苦い風味の感じられる質の高い内容で、具材の構成はシンプル極まりないものですが、シンプルながらも物足りなさは一切感じません。そして胡麻はスープでも触れたように、芝麻醤&擂り胡麻と重なることで、芳ばしさの相乗効果を発揮していたのが素晴らしかったです。挽肉も青梗菜も量は申し分なかったし、麺とスープが秀逸な出来栄えだったのにも関わらず、この品質ですからね。東洋水産の本気が伝わってきましたよ。

(標準は★3です)

実食前の期待値を煽ってくるようなオーラに一種の懸念を感じていたのですが、なんのなんの。至高の一杯という名にも全く引けを取らない完成度の高さで、税込298円という値段設定でもネガティブな印象は皆無と言って差し支えない秀作でした。リアルな質感を追求しているノンフライ麺の仕上がりも然る事乍ら、それぞれ主役級の存在感を放ちつつもバランス型としての体を保ち、尚且つ不足感を与えない濃厚なスープには唸ってしまう魅力があったし、シンプルながらも満足度の高い具材構成ということで、今回の評価は迷うことなく★7即決です。日清食品のように特化型の担担麺も分かり易いインパクトが好印象だったりするのですが、それに対抗するかの如くバランス型で極めてくるとは、なかなか粋なことしてくれるじゃないですか。正麺カップの麺が苦手な人や、そもそも担担麺が得意じゃない人にはオススメできませんが、そうでなければ価格帯に尻込みせず、ぜひ手に取っていただきたい逸品です。カップ麺に理解がある人は勿論、普段からカップ麺とは縁がないよ、って人にも食べてみてもらいたいですね。ほんと、文字通り食べなきゃ損だと思います。一般的な価値観として、カップ麺に300円ちかく払うなんて…と、お思いの方も多いかとは思いますが、麺,スープ,具材が三拍子揃って高水準ですから、むしろコレが “たったの300円で” 食べられる、そんなハイエンドカップ麺の在るべき姿を体現しているような出来栄えだったので、見かけたら是非。ちなみに昨日の記事で書いた渡辺製麺の「錦城 四川担々麺」と発売日が同じだったんですけど、たった10円の価格差で、これほどまでに格の違いを見せ付けられると気の毒ですね…。少なくとも私は、東洋水産の担担麺をオススメします。まさに “至高の一杯” でした。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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