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サンヨー食品「サッポロ一番 和ラー 能登 海老汁風」



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今回の冒頭ネタは、花畑牧場の新商品「チーズを食べるポテトチップス ~ブルーチーズ~」です。ローソンと花畑牧場のタイアップ製品で、パッケージには北海道限定と書かれていたのですが、こちら関西のローソンでも普通に販売されてました。ちなみに私、本物のブルーチーズは少し苦手なんですよね…。でも何故かスナック菓子だと、ある程度は許容できるみたいなので、強気になって堂々とレジまで持って行きましたよ。もう心の中で此れ見よがしのドヤ顔ですよ。(無意味さの骨頂)で、自宅に帰って余裕かましながら開封したところ…ちょっ…お前っ…マジか?!w な、あの鼻にツンと来る独特の刺激臭が漂ってきて、スカしていた心のドヤ顔が一変に引き攣ります。しかし、相手は所詮スナック菓子、所詮プロセスチーズパウダー、必ずしも嗅覚と味覚が完全に一致するとは限りませんし、私は負けません。いざっ!(ぱくっ)な、なんじゃこのダイレクトなブルーチーズ感は…と、暫し閉口だったんですけど、負けじと(何から?w)続け様に食べてみたら、3口目あたりから香りに慣れたのか、ブルーチーズ特有のクセが程よい位置に落ち着いてきて、なにこのちょっとクセになる感じw ブルーチーズフリーク的には物足りないかもしれませんし、逆に苦手な人はヤメとけレベルの個性でしたが、明らかに一般的なチーズ味のスナック菓子とは逸脱したチーズ感には好感が持てました。「チーズを食べるポテトチップス」の名は伊達じゃなかったですね。もちろん、赤ワインとの相性は最高のポテトチップスだと思いますよ。おかげで私もブルーチーズの魅力に目覚めてきたような気がします。って、調子に乗って本物を食べて撃沈する様は目に見えてますけどw でもチーズ臭は嫌いじゃないので、赤ワインさえ手元にあれば、ちょっとならイケるんですよ。ちょっとならw 今回は明白なクセのあるポテトチップスでしたが、自分でも割と抵抗なく楽しめちゃったので、匂い嗅いだだけで無理! じゃなかったら、試してみる価値ありかと。もちろん、チーズが好きな人には無条件でオススメします。いやでもコレちょっと気に入っちゃったかも、美味しい。

さて、本日の一杯は、サンヨー食品の「サッポロ一番 和ラー 能登 海老汁風」です。いやいやホントに遅れ馳せながらで申し訳ないのですが…やっと記事にすることが出来ました。私は普段、テレビを視聴しない生活を送っているので、まだ実際に観たことはないんですけど、新CMまで立ち上げてアピールしていたみたいですね。今でもコンビニ,スーパーともに取り扱っている店舗が多く、かなり話題性の高かったことが窺えます。「和ラー」ということで、テーマは和風。ご存知の方も多いカップ麺かとは思いますが、3品同時リリースで、今回の「能登 海老汁風」は「石川県の能登地方で食べられている『甘海老の味噌汁』の味わいをラーメンスープにアレンジし」たとのこと。新CMの起用や話題性の高さなど、気合の入れ様が伝わってくるサンヨー食品の新シリーズ、お手並み拝見といきましょうか。





は、「コシがあり、なめらかで湯伸びの少ない麺」とのこと。ひとくち食べた瞬間、この油揚げ麺らしからぬクオリティの高さに度肝を抜かれました。油揚げ麺らしからぬ油揚げ麺と言えば、日清食品の「有名店シリーズ」に使用されている麺が我々の間では定評のある油揚げ麺として名高いのですが、それに匹敵する上品さです。歯切れの良い低加水系の「有名店シリーズ」とは質感が異なっていて、サイズの割りに密度が高く、しっとりとした口当たりの良い表面の質感と、奥歯で噛んだ時に跳ね返ってくる中心部のムニッ、クニッ、とした弾力が個性的で、明らかに新開発の油揚げ麺である事が分かります。弾力の個性に関して言えば、私の好きな明星食品の「はじめ屋」に通じるものがありました。油揚げ麺特有の風味は極めて弱く、スープに干渉するような嫌いを微塵も見せなくて、体感的な印象としてはノンフライ麺に近い雰囲気を感じるほどの上品さ。今回はスープの方向性が本格的なタイプだったんですけど、その繊細なニュアンスを全く阻害することなく、丁寧にエスコート。そして何と言っても驚きなのは、メーカーの希望小売価格が税別180円ということ。希望小売価格が180円のカップラーメンと言えば、やはり日清食品の「麺職人」あたりが安定して高評価なんですけど、ノンフライ麺を採用した「麺職人」にも全く気後れしないポテンシャルの高さを感じた油揚げ麺でした。スープとのバランスも完璧だったし、ほんと素晴らしかったです。アッパレ。

スープは、「甘えびエキスやエビパウダーをベースに米味噌や豆味噌を合わせた風味豊かなスープ」とのこと。フタを開けた瞬間の香りが既に物語っているのですが、実際の味わいも然り。兎にも角にも海老の旨味を全面に押し出しているスープで、仕上がりの方向性は繊細なタイプなのに、味のインパクトは強いです。えび粉末を使用することで打ち出された明白な甲殻類特有の芳ばしさも然る事乍ら、甘えびエキスが醸し出す粉末状の海老とはベクトルの違う海老の旨味が確かに存在していて、非常に味わい豊かで滋味深く、旨味の濃度が高い本格的な仕上がり。味噌汁を意識している為か、味噌の主張は香り付けに過ぎず、味噌感も柔らかくてカドの無い優しい風味。それでいて味噌のコクに希薄な印象は感じられず、何と言っても海老のインパクトが強いので、決して物足りなさを感じるようなスープではありません。希望小売価格が180円とは思えない本格さだったし、お椀にスープを移して別途具材を用意したら、そのまま海老汁として提供できそうな勢いでした。麺の項目でも触れましたが、今回は油揚げ麺を組み合わせていたのにも関わらず、油揚げ麺特有のネガティブさがスープに干渉してくるような嫌いは皆無に等しかったので、スープの本格さと繊細な旨味が最後まで麺の油脂感にフィルタリングされることなく堪能できたのが良かったです。いや、ちょっと冗談抜きで感動レベルですよ。

具材は、「海老風味団子とシャキシャキしたキャベツ、なめらかな豆腐に、ねぎ、花形かまぼこ」とのこと。麺やスープの完成度も然る事乍ら、具材も希望小売価格180円の製品とは思えないラインナップですね。正直、「カップヌードル」に匹敵…いや、それ以上のボリュームかもしれません。そして量だけでなく、構成が非常に個性的なんですよね。プリプリとした食感の海老風味団子は海老の主張が全面に感じられるスープと相性が良く、全体の海老感を向上させていて、確かな相乗効果を。海老風味の魚肉練り製品として単体で見ても不自然な要素は感じられず、賑やかさと食べ応えのアップにも寄与しています。そして海老風味団子同様に目立っていたのが豆腐の存在で、これは味噌汁を意識しての選抜だと思われますが、一般的なカップラーメンでは頻繁に見られる具材ではない、という珍しさが個性のひとつとして光っていたし、実際に食べてみると気になるような酸味も感じられず、豆腐らしい大豆の風味と滑らかな口当たりが自然で好印象な豆腐でした。キャベツは特別スープと相性が良いとは思えませんでしたが、たっぷりと入っていたので、食べ応えアップのボリューム面に大きく貢献してます。可愛い花形カマボコは賑やかな雰囲気を醸し出す上で効果的だったし、ネギの香りとスープの相性は言わずもがな。麺とスープの完成度が高いからといって、しわ寄せを感じさせるような印象は皆無に等しく、ここまで徹底されると悔しいくらいでした。

(標準は★3です)

各項目でも価格帯との兼ね合いについて触れましたが、製造コスト的な問題、ここまでやっちゃって大丈夫なんですかね。いや、余計な心配かもしれませんけどw 実売価格を考慮すると赤字覚悟なんじゃ…? と、心配になってしまうほど秀逸な一杯でした。基本的に希望小売価格が税別180円のカップ麺と言えば、メインの販路はスーパーやディスカウントショップに向けられ、安くて手軽で内容それなり、みたいなイメージもあると思うんですけど、今回は希望小売価格を遥かに上回る出来栄えですよ。麺・スープ・具材が打ち出していた質の高さは勿論、加えて異常なコストパフォーマンスの高さ。サンヨー食品の本気が見えた、まさに史上に残る名作だと思います。自分は偶然、スーパーでセール中の時に買ったので、取得価格は税込108円だったのですが、平均的な実売価格は118円前後でしょう。そこを取得価格の基準にすると、★の数は7くらいが妥当かと迷ったんですけど、麺やスープの秀逸さに具材のボリュームや個性を考慮して、ある意味ずば抜けた総合力の高さに見合ってないようなコストパフォーマンスだったので、思い切って★8解禁しました。話題性の高さから勝手にハードルを上げての実食だったんですけど、難なく飛び越えちゃってくれましたね。っていうか、軽く飛び越えちゃった上に、なかなか着地してこないぞコイツ…みたいな。とんでもない跳躍力の持ち主でしたw 値段が高くて美味しいは当たり前ですけど、希望小売価格180円という設定から限られたコストの足枷を全く感じさせない仕上がりで、手軽で早くて安くてウマいの4拍子が文句無しに揃った一杯だと思います。特に “エビラー” の皆様、絶対に食べといた方がいいですよ。「能登 海老汁風」シリーズ 1作目として紹介させていただきましたが、あまり普段はカップ麺の類を食べない、という人にも問答無用でオススメしたくなるほどに優れた逸品でした。あ、ちなみに焼き海苔が抜群に合うので、是非お試しください。


あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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日清食品「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」(2回目)



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今回の冒頭ネタは、ヤマザキビスケットの「アツギリ贅沢ポテト 3種の濃厚チーズ味」です。ベースのポテトは前回記事の「しお味」と同じく、堅めのザックリとした食感で、3種のチーズクリームは、チェダー,カマンベール,ゴーダを使用とのこと。チーズの風味はコクが深く、それでいて気になるような特有のクセは感じられません。かなり王道のチーズ味というか、幅広い層のユーザーが楽しめる味だと思います。反面、青カビ系のチーズなど、クセのあるチーズが好きな人や、チーズ系スナック菓子のコアなファンからすると、ちょっと平凡な味に映ってしまうかも。自分としては単純に美味しかったので、何の問題も無く気に入っちゃいましたけどw 食塩相当量は1袋60g当たり0.9gと平均値か、やや高めの数値ですが、塩気よりも先行してくる甘味が強く、チーズのクリーミーでマイルドなイメージをブースト。奇を衒ったような個性こそ感じられなかったものの、甘味でコクを演出した王道のチーズ味が醸し出す安定感と敷居の低さは加点要素だと思いますし、食べ応えのあるアツギリのポテトが満足度を高めることに貢献していました。っていうかベースのポテトって成型ポテトなんですか? だとしたら私、完全に騙されてますね…w(素材そのままカットにしては歯応えあるなー、とかって思いながら食べているw)

さて、本日の一杯は、前回記事の「無臭にんにく卵黄牛テールスープ味」に続きまして、日清食品の「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」です。今回は再販ということで、記事化はスルーしようかと思ったんですけど、大阪の父と地元で密会した時に貰ったので、改めて紹介することにしました。尚、今回の更新は簡易記事(いきなり総評)にて失礼します。いつも読んでくださってる人にとっても、こっちの方が普段の長ったらしい文章よりも簡潔で気が楽ですかねw





(標準は★3です)

初版にリリースされた製品と原材料の構成内容、及び栄養成分表の数値を比較すると全く同じだったので、実は今回のリニューアルポイントは、パッケージのデザインだけなんですよね。で、それも言うほど変わってない、っていうw 一応、ニュースリリースでは、「『贅沢とろみフカヒレスープ味』のパッケージを店頭で映えるようにリニューアルし」たと書かれていたのですが、どこが変わったんだろう…。本当に変わりました?w というわけで、今回も文句無しに★8継続です。詳しい感想が気になる人は、過去記事をご覧くださいw 既に初版で経験された人にとっては新鮮味の感じられないカップ麺かもしれませんが、何回か食べた後でも唸ってしまう「カップヌードル」らしからぬ高級感あふれる仕上がりと、リッチな満足感には素直に賞賛の拍手を送りたいと思います。リニューアルを題してのリリースだったので、しばらくの間は常時販売品として現存するシリーズになりそうですね。リニューアルとは言え、今回は外見も中身も特に大きな変化はありませんでしたが、もはや完成系にある仕上がりなので、コスト削減の為に改悪されないことを願うばかりです。いやでもほんと、慣れ親しんだ油揚げ麺のおかげで「カップヌードル」のアイデンティティを辛うじて維持してますけど、超リッチなスープと具材の拘り様は、これまでのコンセプトと完全に一線を画していて、まさに「カップヌードル」史上に残る至高の逸品だと思います。「無臭にんにく卵黄牛テールスープ味」も抜群に美味しかったし、このシリーズからの新作は今後も目が離せませんね。次のリッチは何かなー。「燕の巣」とか「熊の掌」とかテーマになりませんかねw 燕の巣は兎も角、熊の掌がカップ麺として成立するのかどうかは知りませんけど。←

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日清食品「カップヌードル リッチ 無臭にんにく卵黄牛テールスープ味」



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今回の冒頭ネタは、ヤマザキビスケットの「アツギリ贅沢ポテト しお味」です。ジャンルは「しお味」なんですけど、よくある「うすしお」系とは一線を画してますね。まず使用している食塩にはフランス産岩塩を88%使用するという拘りを見せつつ、砂糖や甘味料などの甘味を自然な範囲で塩気に重ねることで、通常の食塩よりも丸みを帯びた岩塩特有の甘味を演出。原材料を見ると、さらにマッシュルームエキスパウダー、チキンブイヨンパウダー、粉末オリーブ油、香辛料、ホタテエキスパウダー、昆布エキスパウダーなど、単純に「しお味」というタイトルからは想像できないような構築で、実際の味わいも然り。ブイヨンを彷彿とさせる旨味とマッシュルームの香りが味に奥行きを生み、カルビーや湖池屋などの波型カットのポテトよりも分厚くカットされた歯応えのある食感が相俟って、1枚1枚の満足度が非常に高いです。そんな分厚いカットのおかげでポテトの風味も強めに感じられたし、それを丁寧に引き立てていた岩塩と旨味成分のバランスなど、想像以上に手の込んだポテトチップスでした。最初は素材(じゃがいも)の旨味を活かしたシンプルな塩味かと思いきや、ちょっと斜め上から切り込んできたというか、良い意味で予想を裏切ってくれたのが良かったです。いや、パッケージの裏面を見たら、「隠し味にマッシュルームエキスの」とかって書いてあるので、買う前に見たら意表は突かれなかったのかもしれませんがw あ、新作だー、買っとこ。みたいな感じで買い物カゴの中に入れたので、自分としては嬉しいサプライズだったんですよね。あ、これ未食の人が先に読んだら、自分が好印象だと感じたサプライズを奪ってしまうことに…すいませんw やはりYBCのポテトチップスといえば、チップスター(薄い成型ポテト)のイメージが強かったので、こういう硬派でリッチな本格系ポテトチップスも手掛けちゃうんだなー、というのも収穫でした。

さて、本日の一杯は、日清食品の「カップヌードル リッチ 無臭にんにく卵黄牛テールスープ味」です。一世を風靡した「カップヌードル リッチ」シリーズから、早くも続編が登場。話題性も高く、取り扱っている店舗も多数あったので、普段はカップ麺を食べなくても見掛けたという人は多いでしょう。初版は「贅沢だしスッポンスープ味」と、「贅沢とろみフカヒレスープ味」だったんですけど、「スッポン」がラインナップから外れ、「フカヒレ」がリニューアル、「牛テール」がブランドのニューフェイスとして参戦しました。ちょっと「スッポン」は小難しいテーマでしたが、今回は実食前でも味のイメージが思い浮かび易いですね。あとは「リッチ」に伴った高級感が得られるか否か、そして「牛テール」の濃度と「無臭にんにく卵黄」の存在感に注目したいと思います。ってか、第1弾のテーマが「スッポン」で、第2弾が「無臭にんにく卵黄」って…何て言ったらいいんですかね、こう、 “男性の自信をサポートします” 的なニュアンスを感じているのは私だけですかねw





は、「カップヌードルならではの、しなやかでつるみがある麺」とのこと。いつもの「カップヌードル」らしい油揚げ麺で、原材料とサイズから察するに、おそらく「シーフードヌードル」からの汎用でしょう。シリーズの中で使い分けられている麺の中で最も主張が弱いことと、今回のスープは旨味の濃度が高かったので、ゆっくり食べてると後半は完全に麺の存在感はスープの中に埋没しています。ですが、そのスープに寄り添う姿勢が功を奏し、スープとの一体感は非常に高く、もはや麺はスープを運ぶ為に作られた存在に思えてくるほどw その印象によって、麺を食べている時にも牛テールの旨味をダイレクトに感じられたし、こちら側としても敢えてスープと同化させる、くらいの気持ちで食べるのがスープを最大限に楽しむコツなのかもしれません。いや、これは私が「カップヌードル」を食べる時の基本的な姿勢の心構えでもあるので、話半分に聞いてくださいねw 今回のスープはブランドの水準を完全に超越した仕上がりでしたが、この麺が存在することで「カップヌードル」としてのアイデンティティを辛うじて保っているようでしたw

スープは、「牛テールや牛骨などをじっくり煮込んだ、牛のうまみたっぷりの贅沢なスープ」に、別添で「無臭の熟成黒にんにくと卵黄を合わせたペースト」とのこと。いやいやいや…キましたね、コレは。クオリティが逸脱しているというか、もう文句無しに美味しいです。熱湯を注ぐ前の段階から牛の芳醇な香りが漂っていて、必然的に期待値を上げられたんですけど、実際の味わいも然り…いや、自分の期待値以上でした。まず牛テールと牛骨による牛の旨味、これがフロントから一気に攻め込んできて、怒涛の如く駆け巡ります。マタドールです。しかし、牛テールや牛骨と言われて思い浮かぶようなネガティブさは最小限に抑えられていて、じっくりと炊き出したような乳化感あふれる牛骨白湯らしい高濃度な牛の旨味を全面的に打ち出しつつ、マタドール的ワイルドな荒々しさの中にホルスタイン的クリーミーな優しさを兼ね備えているような…ちょっと自分でも何を口走っているのか分からなくなってきましたけどw 食塩相当量が2.8gとは思えない高濃度な旨味から、得れられた満足度は非常に高かったです。ちなみに「無臭にんにく卵黄」をテーマにしたペーストですが、無臭ニンニクらしく香味野菜のインパクトを強く打ち出したようなペーストではなく、あくまでもニンニクの持つコクを丁寧に抽出して熟成させ、さらに卵黄のマイルドな旨味と合わせることで、牛テールの邪魔をせず、ひとつ上の段階にスープを引き上げてくれている感じ。正直、体感的な味としてのインパクトは感じられなかったものの、既存の製品にはない高級感を演出する上で一役買っているようだったし、旨味の質を高める面で確実に寄与していたと思います。

具材は、「牛肉、キクラゲ、ネギ、レッドベルペパー」とのこと。「フカヒレ風加工品」や「クコの実」など、これまでに起用されなかった奇抜さを感じさせるようなインパクトの強い具材こそ入っていませんが、牛肉の質は極めて高く、量も豊富で好印象。テーマが牛なので、牛テールスープとの相乗効果は計り知れず、ストレートに牛肉をメインに持ってきてくれたことには好感が持てました。使用されている部位は赤身がメインですが、肉質もリアルな繊維質を感じることの出来る歯触りで、甘辛い味付けが心地よく、何より牛肉らしい旨味が濃かったんですよね。個人的には脂身の付いたバラ肉系の部分が好きなんですけど、高濃度な牛テールスープに合わせる部位としてはクドさが控えめな赤身で正解だと思ったし、リアルな歯触りと風味から、素直に満足度の高い肉具材でした。ネギは汎用的でしたが、そんなネギすら高級に感じたのは、おそらく雰囲気の為せる業でしょうw レッドベルペパーは飾りに過ぎなかったものの、存在感のあるキクラゲは食感がアクセントに効果的で、牛肉をメインにシンプルかつ満足度の高い構成は印象が良かったです。

(標準は★3です)

正直、「無臭にんにく卵黄」は、目立って味に寄与するような存在ではなく、インパクトのある個体ではなかったので、半ば雰囲気モノというか、あくまでもサポート要員だったんですけど、「牛テール」こっちの濃度はハンパじゃなかったです。この高濃度な牛の旨味とリッチな高級感、もはや「カップヌードル」としてのベクトルを逸脱していると言っても過言ではないでしょう。っていうか、もはやカップ麺としての味を超えていると思います。テーマのインパクトで言えば初版の「スッポン」に軍配を上げますが、味のインパクトと満足度、そしてカップ麺としての完成度は確実に「牛テール」が圧勝ですね。レギュラーの「カップヌードル」と比較して、お値段は約50円ほど高くなりますけど、なんのなんの。コンセプトの「リッチ」は明白だったし、凝縮された牛テールの高濃度な旨味から、余裕で値段差以上の価値が見出せると思います。そもそも牛は極端にダメで…という人にはオススメできませんが、牛骨や牛脂が持つネガティブなクセは最小限に抑えてありますし、牛テールスープが好きは人は勿論、普段はカップ麺を食べない人にも積極的に攻めてもらいたいと感じた一杯でした。あまりに美味しかったので、ちょっと悔しくて途中から粗探ししながら食べてたんですけどw 追い詰めようにも欠点らしい欠点は見当たらず、強いて不満な要素を挙げるとするならば、個人的な好みで牛のクセも強めに感じたかったことくらい。しかし、そんなことも忘れてしまうような牛の上質な旨味に感動させられちゃって、その結果…ほんと手放しに美味しかったw リッチな味わいに期待しても裏切られることのない高級感を体現し、濃度の指針もテーマの「牛テール」を真っ直ぐに指し示していたので、今回は文句無しに★8即決でした。まだまだ稀少なジャンルと言える牛骨白湯系を話題性の高いブランドから出してくれた、という部分も強く好感の持てたポイントだったし、「カップヌードル リッチ」このシリーズやべぇと思います、マジで。優秀、超優秀。今回は特に、無条件でオススメしたくなるような逸品でした。発売から既に約1ヶ月ほど経過してますけど、固定のヘビーリピーターも多いカップラーメンなんじゃないですかね。

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明星食品「明星 大砲ラーメン 昔ラーメン」



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今回の冒頭ネタは、ヤッホーブルーイングの「SORRY UMAMI IPA」です。ローソン・ポプラ限定発売で、ヤッホーブルーイング初の輸出専用ビールとのこと。えーっと、なになに。原材料は、「大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、かつお節、コリアンダーシード、オレンジピール」…ん? ちょっと待て明らかにイレギュラーなヤツいるんですけど?w というわけで、何と言っても今回のポイントは「かつお節」ですよ。ええ、これはビールです。コリアンダーシードやオレンジピールはベルギーの白ビールに使用されていることで有名ですが、かつお節は異例ですよね。ってか異例すぎますよねw ちなみに副原料が含まれている為、日本では酒税法の関係で発泡酒に分類して販売されていますが、ちゃっかりビールと同じ酒税かかってますw かつお節に期待しつつもビビリながら口に含むと、目立った主張は一切感じられず、魚臭さも皆無。むしろ先行するのは特有のエステルと、フローラルなホップの香り、続いて若干のスパイシーさが頭角を現し、余韻として残る上質な苦味に、例えようのない複雑味のあるウマミが舌を通じて脳内を支配します。いやいや、実に面白いビールですね。目を閉じて飲んだら軽くトリップしたような気分でしたw この形容し難い旨味がイノシン酸の効果なんですかね? かつお節を原材料に用いている主な理由として、あくまでも特有の旨味成分であるイノシン酸の効能を活用し、酵母の働きを活性化させることに重点が置かれているようなので、決してビールに「ほんだし」を混ぜたような味ではありませんから、ご安心くださいw ビアスタイルはI.P.A.に属していますが、IBU(苦味の度数)は50と低く、苦味にスポットを当てた「インドの青鬼」のようなタイプではありません。確かにI.P.A.らしさを感じますが、白ビール寄りの印象が強い為、アルコール度数7%とは思えない飲み易さ。それでいて明白な個性から物足りなさを感じさせることは一切なく、複合的な香りと形容し難い複雑な旨味には唯一無二の価値が見出せました。正直、かなり玄人好みで変態的な一杯だと思います。ただ、それだけに根っからのビール党であれば、絶対に飲んでみるべきですね。公式逆輸入された今回のチャンス、見逃す手はないですよ。「ジャパニーズI.P.A.」しっかり楽しませていただきました。

さて、本日の一杯は、明星食品の「明星 大砲ラーメン 昔ラーメン」です。前回記事と同じ監修店のカップ麺ですが、期間・数量限定のタテ型とは違い、こちらは九州地区にて常時販売されているみたいですね。メーカーHPによると、発売日は2006年8月となっていて、最終リニューアルは2009年4月とのこと。自分が住んでいるのは関西地区なんですけど、なぜか今年の9月頃からイオンリテール系列店(ÆON・マックスバリュ・ミニストップ等)のカップ麺売り場で箱ごと山積みされるという事態が相次ぎ、謎のフィーバー状態にw さすがに現在は落ち着きましたが、ミニストップなんかだと今でも普通に売ってます。販売期間が長いカップ麺なので、知っている人も多いでしょうし、逆に地区限定品ですから、知らない人も多いでしょう。当ブログでは初紹介のカップ麺になるのと、これは個人的満を持しての記事化でもあるので、今回の実食は無駄に気合が入ってます(鼻息)





めんは、軽く縮れのつけられたノンフライ麺で、同社の「バリカタ」に使われているような低加水麺ではなく、九州の豚骨ラーメンと言われて思い浮かぶタイプの麺ではないですね。パッケージでは大砲ラーメンの「たまご麺」を意識しているとのことですが、お店の公式ホームページを見ると実際の「昔ラーメン」には加水率の低いストレート麺が採用されているようですし、スープとの相性を考慮した明星食品流のアレンジなのか、屋台時代は今とは違う麺が使われていたのか、その所以は分からないものの、結果的な感想としては全く以て問題無し。たまご麺らしいプリプリとした歯切れの良さと、滑らかな口当たりには素直に完成度の高さを感じたし、醤油の適度な麺の下味がスープとの一体感を高めていて、何と言っても小麦の旨味が非常に芳醇で濃厚。低加水麺の粉っぽい小麦の旨味とは一味違う、膨よかな小麦感と強い甘味は汎用的なノンフライ麺には決して見られないタイプで、とても印象に残る小麦感でした。スープとも絶妙にマッチしていたし、イメージとのギャップなんて何のその。ここはひとつ、明星食品が得意とする「バリカタ」系の極細ストレート低加水ノンフライ麺でも食べてみたかった、という気持ちは無きにしも非ずですが、結果的にスープとの相性はベストマッチだと感じたし、豚骨ラーメンの麺に拘りのバイアスがある自分でも素直に楽しめる取り合わせでした。

スープは、典型的な油脂推しのコッテリ系ですw いやいや…これ結構強烈ですよ。原材料を見るとポークオイルを筆頭に、香味油,粉末油脂,植物油脂など、油脂成分だけでも4種類使用w さらに鶏エキス,アサリエキスなども含まれる為、純粋な豚骨スープではありません。とろみ粉末なども使用されているので、ややギミック的な要素が無きにしも非ずなんですけど、その粘性も不自然に思わせない旨味の濃度たるや。乳化感たっぷりのクリーミーさに、芝麻醤やピーナッツバターを彷彿とさせる深いコクと旨味、さらに余韻として残る舌を包み込むような甘味が後引く味わいで、油脂成分の多さを物ともせず、つい次の一口を誘ってくる罪作りなマジックw それに純粋な豚骨臭とはベクトルが違うものの、かつての明星食品が得意としていた動物系の荒々しさを感じさせてくれるような獣臭が若干ながらに顔を覗かせていたことが好印象。体感的な塩気は強めに感じたのですが、強烈な油脂感を伴っていた為、これくらいのキレがないとピンボケしていたと思います。お店の特徴でもある「呼び戻し」を彷彿とさせる濃度の高さと、油脂のインパクトだけで押し切ることのない確かな旨味から、コッテリ系が好きなら絶対にハマれると太鼓判を押したくなるような仕上がりでした。つまり、一般的なユーザーには暴れ馬かもw 兎にも角にも強烈な油脂成分の重さが人を選ぶターニングポイントになってきますが、最近の明星食品がセーブしている部分が解放されたスープというか、とても伸び伸びと製品開発を楽しんでいるような雰囲気が感じられ、かつての明星食品が持っていた牙と容赦なく人を選ぶ攻めの姿勢を垣間見れたのが良かったです。

かやくは、揚げ豚背脂,チャーシュー,ねぎ,メンマですね。やはり特徴的だったのは、あとのせかやくの揚げ豚背脂(カリカリ背脂)で、これが実に個性的。カリカリとした食感は勿論、フライド系特有の芳ばしさと若干の苦味がアクセントに効果的。それに噛んだ瞬間、カリカリの後に口の中でジュワ~ッ、と広がる背脂のコクと深い旨味が堪りませんですな。これによって全体の油脂感に拍車が掛かるわけなんですけどw ナイス。メンマはセブンプレミアムの「龍上海」に使用されているメンマと同じタイプで、湯戻し前に触ると(あんまり触る人いないと思いますけどw)乾燥メンマなのに柔らかくてフニャフニャしてるんですよね。なので湯戻し後の食感は、ちょっと頼りないんですけど、発酵感や風味が非常にナチュラルで味付けの塩梅も絶妙。チャーシューは小振りで薄めですが、程よい味付けで、脂身のジューシーさなんかが好印象。日清食品が作る高級感あふれる焼豚には及びませんが、とりあえず形だけ入ってるような情緒のない肉具材ではありませんでした。

(標準は★3です)

スープの顕著な油脂の量は勿論、そこに加わる油脂感加速素材的なジューシーさ満点のカリカリ背脂という構成から、ノンフライ麺のカップ麺であることを忘れてしまうほどコッテリ感を徹底的に意識したような一杯でした。最近の明星食品が作るカップ麺では感じられなくなってきた過去の牙が確かに存在していて、強烈に油脂の重みを遠慮なく打ち出した荒々しさに価値が見出せると思います。兎にも角にも油脂成分の量を筆頭に、こってり感こそ全てとでも言わんばかりの仕上がりだったので、かなり好みによって人を選ぶカップ麺になりますが、汎用のノンフライ麺とは一線を画したスープとの相性もバッチリの高品質なノンフライ麺に、徹底的なコッテリ路線に傾倒している突き抜けたスープ、さらに個性的で効果的だったカリカリ背脂など、この突き抜けたインパクトと唯一無二の存在感を高く評価して(あと自分の好みもガッツリ影響してw)今回このような評価とさせていただきました。繰り返しますが、大きく好みが分かれるカップ麺だと思います。反面、裏を返せばハマる人はドップリだろうし、地域限定にも頷ける仕上がりというか、地域限定だからこそセーブせずに振り切れたんだろうな、って。関西圏に住んでいる自分としては、入手困難なのが悔やまれるポイントではあるものの、全国展開化を見据えて平凡路線へのリニューアル(改悪)などは一切検討せず、今後もクセを残したまま九州地区限定での販売を続けて欲しいと思います。とりあえず強烈な油脂感が激しく食べ手を選ぶカップ麺になりますが、この荒々しさにはコアなマニアをも唸らせるような需要と説得力を感じました。これは不屈の名作にランクインです。

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日清食品「有名店シリーズ 魚雷 稲庭中華そば」



ヤマザキの「ちょいパクラスク フレンチトースト味」というラスク系の菓子をスーパーで見付けて買ってみたのですが、これいいですねー。「ランチパック」を作る時にできるパンの耳をラスクにしたらしくて、コレがなかなか。基本、私はラスクが好きなんですけど、パン耳特有の芳ばしさが素直に美味しかったし、甘さも程よくて、ランチパックの切り落とされた耳ってどこに行くんだろう…と、疑問に思っていた自分としては、同時にスッキリw 副産物とはいえ、ラスク系の菓子として問題なく成立していたし、何よりリサイクル精神が素晴らしいと思いました。と、後から調べてみたら意外と前から売られてたんですねw 少なくとの自分には新鮮味があったし、メロンパンの皮だけ焼いちゃったヤツよりも印象が良かったですw

さて、本日の一杯は、日清食品の「有名店シリーズ 魚雷 稲庭中華そば」です。「有名店シリーズ」は、基本的に油揚げ麺を採用したタテ型カップで展開されているブランドなのですが、今回はシリーズ初の丼型で、しかもノンフライ麺を起用。あの油揚げ麺らしからぬ油揚げ麺こそが最大の武器になっている印象が強いので、そのブランドがノンフライ麺を開拓するとなれば、相当なハードルになってくるんじゃないですかね。それに再現カップ麺シリーズとは言え、今回の路線は丼型の完全本格思考。自ずと期待値は高まります。監修店の「本枯中華そば 魚雷」は、「サイフォンで本枯鰹節からスープを抽出する斬新な調理法で話題を呼ぶ東京・小石川の名店」で、「『稲庭中華そば』のみならず、定期的な限定ラーメンや好みの具材を選べるプリフィクス形式など、斬新な手法で話題を呼ぶ有名店」だそうです。ちなみに店主の塚田兼司氏は、「長野を拠点に『気むずかし家』などの店舗を展開し、『信州麺友会』の顧問や『日本ラーメン協会』の理事も務め」ているとのこと。「有名店シリーズ」の基礎クオリティも相俟って、私の期待値かなり高いんですけど、ちょっとこのパターン大丈夫ですかね…w 稲庭うどんのような麺と魚介&鶏だしのWスープが特徴の一杯らしいなので、双方の質と相性に注目しながら食べ進めていきたいと思います。(稲庭うどん食べたことないけど…w)





は、「なめらかでつるみがあり、独特の食感を持つストレート麺」とのこと。おっと…これは独特な麺ですね。これまでに食べてきたノンフライ麺とは一線を画す仕上がりで、少なくとも私は今までに経験したことのない麺だったので、かなり新鮮味を感じました。基本は “らーめん” の麺なんですけど、後味に残る風味と鼻を抜けるような小麦の香りが “うどん” っぽいというか、コシの強さや密度の高い粘り気、確かな小麦感がありながらも嫌味ではなかったし、表面のスープ馴染みも問題なく、ひとつのノンフライ麺としての基礎クオリティも然る事乍ら、兎にも角にも風味に強い個性を感じましたね。「稲庭うどん」は食べたことありませんが、なんだかルーツを感じるような…いや、漠然とw そのリアルな風味から、カップ麺のノンフライ麺を食べているというよりも、なんだか乾麺を茹でて食べているような感覚に近くて、ある意味カップ麺らしからぬというか、この “らしからぬ” 感が「有名店シリーズ」らしいなぁ…って、漠然とw いやいや、ほんとコレはちょっと面白い麺ですよ。かなり風味が独特で、カップ麺を普段から常用していない人は勿論、カップ麺好きにこそ手に取ってもらいたいですね。スープの項目でも触れますが、すこぶるスープとの相性が良くて、ベストマッチとはこの事だと思いました。時間経過による麺の伸び方も極めて自然で、そういった部分にも好感が持てました。

スープは、「サバや煮干し、昆布や鰹節などからとった魚介系のだしと鶏のだしを使用した、風味豊かな淡麗系スープ」とのこと。おぉ…確かに淡麗系なんですけど、力強いスープですね。まず魚介のパンチが明白で、主体となっているのは鯖と鰹、そして後味には煮干の風味が香り、昆布が旨味を補強。節系が主体の魚介感ということで、セブンプレミアムの「もちもちの木」と似た系統の魚介感なのですが、比べるとスープの油脂成分は明らかに少ないので、受ける印象は異なるんですけどね。でも軽く油膜が張っていて、薄っぺらさは感じません。方向性は淡麗系らしくスッキリでありながら、決して物足りないわけではなく、明白な魚介のパンチと上品な鶏出汁の風味による繊細かつダイナミックな味わいには滋味深さが感じられ、適度な鶏油が厚みを演出。醤油ダレはキレのあるタイプだったんですけど、ただ闇雲に尖っているわけではなく、後味に効果的なキレを生みながらも鋭利な主張ではありません。そして麺との相性、これが極めて高かったんですよね。 “らーめん” と “うどん” という両側面のメリットを併せ持ったノンフライ麺と、和の面持ちを感じさせるスープが絶妙にマッチしていて、互いの存在感と長所を尊重しつつ、それらを高め合い、両者の強みを遺憾無く伸び伸びと発揮していました。

具材は、「チャーシュー、白ネギ」とのこと。チャーシューはサイズこそ小さめだったんですけど、その質は「行列」シリーズや、「ラ王」など、日清食品の高価格帯カップ麺に入る肉具材と何ら遜色は無く、そんじょそこらのチャーシューとは比べものになりません。あとは白ネギと非常にシンプルな構成なのですが、今回は麺とスープに価値の見出せる一杯だったし、もはや素ラーメンでも勝負出来そうな雰囲気だったので、シンプルさが功を奏していると思いました。

(標準は★3です)

かなり(勝手にw)期待値を高めて臨んだので、値段も値段ですし、そこそこ辛口評価になるかと思いきや、なんのなんのw 超強力な一杯でした。まず新開発のノンフライ麺が独特で、それだけでも確かな価値を見出すことが出来たんですけど、スープの完成度も非常に高く、独特な麺と完成度の高いスープがベストマッチとなれば、これはもう素直に評価せざるを得ない感じで。やや値段を踏まえると具材に寂しさを感じるものの、今回は麺とスープが命、みたいな雰囲気だったし、チャーシューと白ネギの質には高級感があったので、むしろ蛇足的な具材が入らないのが好印象とすら思えました。自分としては、具材に対する不満は特に感じなかったです。味の方向性としては王道で、極めてシンプルだったんですけど、ほんとシンプルに本格感を突き詰めたような完成度の高さと、独特な麺、本格的なスープ、麺とスープの相性など、なかなか見所の多い一杯だと思います。淡麗系の王道魚介醤油味が好きな人は、まず満足できると思いますし、何と言っても新ノンフライ麺、これは一見の価値アリですよ。以前、明星食品が製品化していたコンセプトなんですけど、このノンフライ麺を駆使して、うどん屋とラーメン店がタイアップした異色のコラボカップ麺、みたいなの作って欲しいです。まさかの丼型で登場した「有名店シリーズ」でしたが、今後の視野が大きく広がったような気がしました。

あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
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© Posted by taka :a
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