日清食品「日清麺職人 函館しお」



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今回の冒頭ネタは、アサヒビールの限定品「アサヒドライプレミアム豊醸 ワールドホップセレクション 華麗な薫り」です。もともとはギフト限定品として醸造されたようですが、6月13日から数量限定で全国発売された模様。世界生産量1%未満の希少ホップ、ニュージーランド産モチュエカを使用している、というのが今回のセールスポイント。実際に飲んでみると、マスカットを彷彿とさせるニュアンスの爽やかさが印象的で、対比を描くように感じる苦味のアクセントが心地よく、なんとも華麗な…と、ここまでは好印象だったんです。だったんですけど、ここで邪魔になってくるのが「豊醸」の持つ個性。アルコール度数は6%と高く、それに伴うアルコール臭が、せっかくの繊細さを阻害します。マスカット的な華やかさと、徐々に感じる苦味の余韻が描く対比を楽しんでいるのに、米・コーン・スターチなどによる副産物の雑味が干渉してくるというか、なんというか…いや、自分はオリジナルの豊醸にネガティブなので、そんなヤツの戯言だと聞き流してもらって結構なんですけど、もしこれがプレモルやヱビスだったら、もっとプレミアムだったと思うんですよね。反面、こんな書き方しといてアレなんですが…ホップの苦味とドライなキレは、これからの季節にピッタリだと感じた皮肉ですよw プレミアムなコクに期待すると肩透かしを喰らうものの、マスカットを彷彿とさせる香りとホップの苦味、スーパードライらしいキレは梅雨のジメジメや夏の暑さを緩和させてくれるのにピッタリな清涼感を演出していたので、そういった意味では非常に好印象なビールでした。「豊醸」という文字から受けるような豊かさや深さに期待するのではなく、初夏に嬉しいホップの爽やかさを意識した飲み易いビール、というニュアンスで手に取ると、素直に楽しめるのではないでしょうか。ドライプレミアムの豊醸にネガティブな私ですが、時期的に何度かリピートしてもいいかな…と、思えました。


さて、本日の一杯は、日清食品の「日清麺職人 函館しお」です。ご当地ラーメンに特化したブランドにシフトしたのかと思いきや、急に エースコックのパクr(ryわかめ醤油」が発売されて、かと思えば再び…ご当地ラーメン? みたいな。 なんかフラついてますよねw 今回は北海道の「函館しお」と、「沖縄そば」が同時にリリースされているのですが、過去に麺職人の沖縄そばは記事にしているので、今回は函館しおのみ紹介したいと思います。ホタテが効いてるといいなー(貝大好きw)





スープは、「ホタテエキスと鶏のうまみをきかせた、あっさりとしながらもコクのあるスープ」とのこと。スープの色は、まさに淡麗系の黄金。まず貝の旨味が印象的で、ホタテらしい丸みを帯びた味わいと共に、それとはベクトルの違うアサリやシジミを彷彿とさせる二枚貝の旨味が軽く(ほんのちょっと)重なって、鶏油の芳ばしい香りが魚介では演出できないエッセンスを加えます。塩気のキレも感じるのですが、塩気のカドは控えめで、あくまでも味を整えるに徹しているスタンスですね。貝のインパクトや鶏油でグイグイ攻めてくるようなタイプではなく、総じて繊細な面持ちで、まさに旨味で喰わせる上品な塩スープです。これが函館らしいかどうかは断定いたしかねますが、繊細な味わいに価値の見出だせる人は素直に楽しめるでしょう。反面、突出したインパクトや押しの強さ、スパイス感や塩気のキレを求めている人には物足りないスープになるかもしれません。私は完全に前者だったので、とても好印象な仕上がりでした。ただ、後述する麺の主張が強く、後半はスープが小麦色に染まっていきます。これを麺職人の醍醐味として良しとするか、はたまた頼りないと感じるか、そこが評価のターニングポイントになるでしょう。

は、「"まるで、生めん。" のような食感の3層ノンフライ中細ストレート麺」とのこと。今となっては新鮮味こそ感じられないものの、相変わらず希望小売価格180円とは思えない秀逸なノンフライ麺です。しっかりとしたコシ、やや粘り気のある密度の高さ、そして何より強烈な小麦感が取り分け特徴的なノンフライ麺と言えるでしょう。その小麦感が時に厄介で、今回のようにスープが繊細な方向性にあると、しばしば麺勝ちしてしまいます。現に実際に今回の場合、麺を食べている時には、あくまでもスープの役割は香り付け的な立ち位置で、完全に麺が主役と言っても過言ではありません。この強烈な麺の小麦感が打ち出している麺の存在感こそ、このシリーズに於ける最大の売りだと私は評価しているのですが、スープにウェイトを置いている人にとっては、小麦の風味が少し野暮な主張だと感じてしまうかもしれません。一応、麺が主役のシリーズですが、好みの問題になると思います。

具材は、「チャーシュー、ナルト、ネギ」とのこと。いつも具材に貧弱な麺職人シリーズなので、ここは期待しないほうがいいですね。とは言え、チャーシューは薄っぺらくても雰囲気の演出には効果的だったし、どこぞのペラチャーみたいにケミカルな風味を感じることもなく、値段を思えば…まぁこんなもんでしょう。多めに入っていたナルトは繊細な塩スープとの相性が結構よくて、単なる飾りではありませんでした。ネギも食感と風味がアクセントに寄与していたし、うん…まぁこんなもんでしょうw もし欲を言わせてもらえるのであれば、定番のホウレン草だったり、函館ラーメンのイメージ的に麩なんかが入っていたら嬉しかったです。


(標準は★3です)

今回、カップ麺を食べるとき “どこにウェイトを置いているのか” で、評価がザックリ割れると思います。まずカップ麺に具材のボリュームを求めている方、★3のニュアンスで見てください。麺とスープの完成度が高いとは言え、美味しいのはナルトくらい。これといった捻りも感じられなかったし、ボリューム的にも普通です。次にスープを美味しさの指標にしている方、★5のニュアンスで見てください。丸みを帯びたホタテの旨味に、それとはベクトルの違う貝の旨味が織り成す複雑味と、繊細な鶏油の芳ばしいアクセント。それを丁寧に纏めて仕上げていた絶妙な塩加減から、なかなかに滋味深いスープに仕上がっています。ただ、そんな繊細で味わい深い仕上がりだったからこそ、侵食してくる麺の小麦感を受け入れられるかどうか、そこがポイントになってくるでしょう。次に麺を重要視している方、★6のニュアンスで見てください。麺単体としての完成度は勿論、スープを飲んでいる時にも感じられる芳醇な小麦の香りと風味から、その存在感に酔い痴れること請け合いです。と、このように食べ手のスタンスで大きく評価が分かれそうな仕上がりだったんですが、ブランドのタイトルにもなっているように、あくまでも麺が主役のシリーズなので、麺を重要視するスタンスを意識して、このような総評にしてみました。ちなみにゴチャゴチャと難しく考えず、単純に私の独断と偏見に基づいた好みの満足度を★の数で表すと、個人的な満足度は★5です。麺職人の麺が好き、繊細な淡麗系の塩ラーメンが好き、そんな方々は素直に楽しめるでしょう。スーパーでの平均的な販売価格を踏まえると、非常にリーズナブルなので、コストパフォーマンスにも優れた一杯ですよ。そしてエネルギーは278kcal、脂質も4.8gとヘルシーなので、世の忙しい奥様方や、手軽に食事を済ませたいけど、無駄なカロリーと脂質は摂りたくない…という方々にもオススメです。反面、ガテン系の方々には物足りない一杯になると思うので、好みに合わせて判断してくださいね。もともと麺職人シリーズは、主婦層を意識したブランドですから、今回の仕上がりには納得できました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【企画品】日清麺職人 函館しお (1コ入)
価格:187円(税込 / 送料別) (バラ売り)
@爽快ドラッグ (税抜1,900円以上で送料無料)



あくまで個人的な感想であり、その日の体調・気分・嗜好・その他の理由から感じ方は変わります。
尚、当ブログ内の記事、及び画像の無断転載・二次使用は固くお断り致しますので、ご了承ください。

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サンヨー食品「サッポロ一番 麺の至宝 汁なし四川麻婆味刀削風麺」



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今回の冒頭ネタは、キリンの新商品「グランドキリン 梅雨のエキゾチック」です。お、これは美味しいですよ。まずブラボーホップによる華やかな香りが印象的で、口に含むと最初に大麦による膨よかな甘味と、大麦とは違う清涼感のある小麦の軽い癖から入ります。後追いで徐々に苦味を感じるのですが、軽く後味を引き締めてくれる程度の仄かな苦味。そして後味に再び感じる甘味の余韻と、そこに絡むスパイシーなコリアンダーシードの掛け合いが複雑味を生み、タイトルのエキゾチックを演出。と、複雑で面白い仕上がりです。「梅雨にゆっくりと味わえる」との記載があったんですけど、それでいて夏の暑い日、喉の渇きを癒す為に飲まれるセゾンのように、瓶から直接グビグビと飲むのにも向いていると思います。どっしりとした重厚感に期待すると真反対な仕上がりではあるものの、この軽さが今の時期的にも嬉しく、またライトの一言では終わらせない複雑味には見所を感じました。ステンドグラス基調の紫陽花デザインも可愛いですし、その内容も季節にピッタリだと思います。ちなみに副産物としてコリアンダーシードを使用している為、日本の酒税法上 “発泡酒” に分類されるのですが、麦芽使用率50%以上なので、ちゃっかりビールと同じだけ税金とられますよw あ、それからコリアンダー(パクチー)シード使用でも、あのパクチー臭とは別物なのでw パクチーが苦手な人でも大丈夫です。


さて、本日の一杯は、サンヨー食品の「サッポロ一番 麺の至宝 汁なし四川麻婆味刀削風麺」です。以前、「麺の至宝 四川麻婆味刀削風麺」というカップ麺があったんですけど、それの汁無しバージョンみたいですね。これまでにもサンヨー食品は、「刀削風麺」をテーマにしたカップ麺を何度かリリースしてきましたが、ノンフライ麺を起用してきたのは今回が初めて。サンヨー食品の汁無しノンフライ麺はアタリが多いのと、テーマが私の好きな麻婆なので…絶賛もれなくワクワクなうw





たれは、「肉感や調理感のあるポークエキスとチキンエキスをベースに、みそ、しょうゆ、豆板醤のうまみを合わせ、唐辛子、花椒、ラー油で辛みを加え」て、「花椒の70%は四川省産を使用してい」るとのこと。まず印象的だったのは花椒の麻味(痺れ感)で、唐辛子の辣味こそ常識の範囲内ではあったものの、ビリビリと襲ってくる花椒の刺激は特筆に値します。激辛とまでは言いませんが、一般的な人には余裕で辛口以上なんじゃないですかね。少なくとも日清食品や東洋水産だったら、問答無用でパッケージに堂々と激辛の文字を掲げてくるようなレベルです。ってか…これだったら今回、お決まりの「辛いものが苦手な方はご注意ください」的な一言を親切心で掲載していてもよかったんじゃないですかねw あんまり刺激に耐性の無い人が知らずに食べたら、「ちょっと待って聞いてないww」ってなるかもしれません。味付けは和味噌がベースとなっていて、動物系のコクも明白。さらにガーリックやジンジャーの香味感や、和味噌とは違う豆板醤のアクセントと、ほんのり醸造酢の酸味が味に多層性を与えています。花椒の刺激も然る事乍ら、味付けの方向性もシャープな路線で、かなりの濃い味ですね。ちょっと自分には単体だと味が濃過ぎたんですけど、白ご飯やビールとの相性は最高だと思います。日本寄りの麻婆豆腐系の味付けではなく、ちょっと本場を意識しているような味付けでした。ちなみにパッケージの裏面に書かれていた調理方法では、特製調味だれを先に、それから特製スープの順に入れるように指示されていたので、気を付けてください。

は、「特殊切り刃を使用することで刀削麺風を再現し」て、「厚みの違いによりつるつるとした食感と、しっかりとした食べ応えを楽しめ」るとのこと。変に縮れたノンフライ麺で、よく見ると麺の左右に厚みの違いがあるんですけど(断面が四角ではなく三角のイメージ)刀削麺というよりも、同社の「とら食堂」に使われている「手打ち風めん」のほうが雰囲気は近いかもしれません。たしかにランダムな口当たりが印象的ではあるものの、あんまり意識せずに食べたら、不規則に縮れのつけられた縮れ麺だね、みたいな。とは言え、相変わらずノンフライ麺のクオリティは高く、もっちりとした粘り気のある弾力が印象的で、濃い味のタレに埋没しないように頑張っています。ただ、タレの味付けが随分と濃く、また花椒の刺激も強かったので、湯切りの時に感じた小麦っぽさは、あまり感じませんでした。タレとのバランスを思えば、もう少し厚みと幅があってもよかったかもしれませんね。

具材は、「肉そぼろのうまみ、豆腐のやわらかな食感と甘みがたれとよく合い、食欲をそそ」り、「ねぎのさわやかな風味がたれのおいしさを引き立て」て、「赤唐辛子を加えて彩りよく仕上げ」たとのこと。肉そぼろは濃いめに味付けが施されていて、ちゃんと肉の旨味も感じられ、食感も自然。決して量が多いとは言えませんが、存在感は明白で、どこぞのスポンジ野郎にも見習っていただきたいハイクオリティな挽肉具材です。そして豆腐は口当たりが良く、変な酸味も気にならなかったし、花椒バリバリのタレと対比を描くような豆腐の優しさと、しっかり大豆の風味が好印象。ネギは主張し過ぎずに程よく味のアクセントになっていたし、赤唐辛子は割と量が多く、タレの辣味が常識的だったので、具材の赤唐辛子が口に入ってきた時の辣味アップ効果が嬉しかったです。赤唐辛子、何気に重要な存在でした。


(標準は★3です)

まず何と言っても特筆すべきは、花椒の強烈なビリビリとした刺激。市販品としては、コーション(警告文)が必要なレベルだと感じました。それに刀削風かと言われたら、少し微妙なところではあるものの、クオリティの高さは間違いなかったノンフライ麺に、量こそ多いとは言えませんが、しっかり効果的で質の高かった具材の構成から、値段を踏まえても上出来の★5即決です。汁ありバージョンでは四川の文字に期待して、やや刺激の面で物足りなさを感じてしまったんですけど、今回は花椒の刺激が人を選ぶ域に達していた為、自分としては大満足でした(途中でコッソリと一味唐辛子を足したのはココだけの話w)なので、花椒(山椒がパーアップしたヤツだと思ってください)が苦手な人は勿論、花椒のビリビリとした刺激に馴染みのない人にもオススメできませんが、花椒の痺れ感バッチコーイ! という人にとっては例外なくマストなカップ麺になるでしょう。自分は曲がりなりにも味のニュアンスを伝えるといった立場上、欲望をグッ…と、抑えて堪えましたが、これはもうビールとの相性最高だと思いますよw ビール党の皆さん、夏の暑い日に備え、真昼間からビールと共演させるべく、今のうちに何個か買い溜めしておきましょう。のんびりとした夏の休日、自分で昼メシ作るのもメンドクセーし、外食したら金かかるし、っていうか暑いし、あ~も〜昼間っから飲みたいわ~…な、気分の時(ダメ人間の発想ですねスイマセンw)非常に頼もしい存在になること請け合いです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サッポロ一番 麺の至宝 汁なし四川麻婆味刀削風麺 (1コ入)
価格:237円(税込 / 送料別) (バラ売り)
@爽快ドラッグ (税抜1,900円以上で送料無料)



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明星食品「明星 焼豚だれ油そば」



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今回の冒頭ネタは、チロルチョコの「チロルチョコ〈揚げバナナ〉」です。いや、揚げバナナって…どんだけピンポイントですかw と、突っ込まざるを得なかったんですけど、実際に食べて納得。まずバナナを揚げるという 暴挙 調理法なんですけど、インドネシアでは「ピサン・ゴレン」と呼ばれ、一般的に食べられているそうです。そんなエスニック感を意識してか、シナモンの香りとココナッツの風味が異国情緒を演出していて、食感の違うドライバナナ&フライドバナナによるバナナ感が中々に強烈。最初は「そんなバナナ…!」と、キワモノ認定しかけたんですが、なんのなんの…めちゃんこ美味しいジャマイカw(なんか色々ややこしいなw)いやでも、うん…コレは箱で買いたいかもしれないw バナナ味のチョコレートが好きな人は勿論、ドライフルーツのバナナなんかが好きな人も絶対に探したほうがいいです。自分はローソンで購入したんですけど、ネットでも販売されていたので、特定のコンビニ限定というわけではないようですね。ドライバナナのネチョネチョした歯触りは ムカついt(ry ちょっと気になったけどw バナナが好きなら絶対ですよ。ちなみに(以下余談)私は原型を留めていないバナナ(クレープとかミックスジュースに入っているヤツ)や、加熱調理されたバナナは苦手なんですが、バナナチップやバナナ味(香料)系の製品は大好きですw(マジで何の役にも立たない余談…)


さて、本日の一杯は、明星食品の「明星 焼豚だれ油そば」です。「汁なしカップ麺市場の伸長をけん引する『油そば』を、手軽に味わえるレギュラーサイズで商品化」したとのことで、ありそうでなかったレギュラーサイズのカップ油そばが明星食品からリリースされました。と言うのも、油そばを題材にしたカップ麺は、もれなく大盛仕様(麺量130g)というのが常だったんですよね。油そばを好むユーザーは、量的な食べ応えも求めている場合が多いので、どうしても大盛がデフォになる傾向にあります。然し乍ら、油そばは気になるけど大盛だから…と、敬遠している人は多いと思いますし、斯く言う私もブログを始めていなかったら、間違いなく避けてますよw そんなユーザーには嬉しい反面、前述した油そば好むユーザーにとっては中途半端な立ち位置の商品かもしれません。一応、今回は手軽に味わえるがコンセプトなので、そのスタンスで臨みます。ところで、明星食品が手掛けるマヨネーズが決め手の油そばと言えば、真っ先に「ぶぶか」を思い浮かべた人も多いでしょう。なので、ぶぶかのイメージと勝手に比較しながら食べてみたいと思います。





ソースは、「焼豚の旨味が溶け込んだ、やや酸味のある醤油だれに、ごま油、ラー油、ローストしたネギの香味油などを絶妙なバランスで合わせた、濃厚なソース」で、「マヨネーズが油そばの濃厚感をさらにアップさせ」るとのこと。うん、やはりベースは「ぶぶか」を意識していると見て間違いないですね。過去記事に書き留めていた「ぶぶか」の原材料と比較してみると、概ね同じような構成でした。やや油脂成分の量は控えられていましたが、それが功を奏していたというか、「手軽に味わえる」というコンセプトを踏まえると、油そば初心者にも拒絶反応を感じさせないような配慮として、寄与していたと思います。焼豚のタレを彷彿とさせる甘味を帯びた醤油ダレに、肉のコク。そこに重なる胡麻油の芳ばしい香りと、ほんのり辣油のピリ辛感に、軽い酸味がアクセントに嬉しい、まさに「ぶぶか」らしさを想起させる仕上がりです。ただ、無駄にヘッヴィィな「ぶぶか」と比較して、やや大人しい仕上がりですね。これを物足りないと感じるか、嬉しいと感じるかは個人差ですが、自分は後者でした。これくらいが丁度いいw ちなみにマヨネーズはプレーンタイプで、ソースとの相性もバッチリでした。のっけから全投入するのではなく、途中で味に変化を加えるように使用すると、飽きずに食べられますよ。

めんは、「濃厚ソースに負けない、食べ応えのある太麺」とのこと。ソースが「ぶぶか」を意識した仕上がりでしたが、おそらく麺も「ぶぶか」の麺をレギュラーサイズに合わせて量だけ調整して、そのまま流用されているものと思われます。油そば系のカップ麺にしては珍しく、熱湯3分の油揚げ麺(大抵は5分がデフォなので)なんですけど、もっちりとした粘り気のある弾力が印象的で、サイズの割りに存在感が強く、食べ応えがあります。方向性としてはカップ麺らしいジャンクさが売りの油揚げ麺、って感じなんですが、ソースのタイプも繊細さとは無縁な仕上がりなので、相性はバッチリw 後述する具材のアクセントが皆無の為、もし大盛りだったら厳しかったと思うんですけど、レギュラーサイズの麺量が功を奏し、少食の自分でも飽きる前に美味しいと思える状態で完食することができました。

ふりかけは、「ネギ、きざみのり、七味唐辛子」とのこと。「かやく」ではなく「ふりかけ」ですw 肉系の具材に、メンマやナルトは疎か、汁なしカップ麺では定番のキャベツすら入っていません。ただ、ふりかけは効果的な存在で、風味の良いネギが引き立て役として活躍し、同じく刻み海苔の香りが味に変化をもたらし、七味唐辛子の辣味が味を単調に感じさせない工夫として効果的に作用。私は撮影の関係上、のっけから全量で撒いちゃってますけど、ふりかけもマヨネーズと同じく、味変のタイミングを見計らって、意図的に投入するのがポイントかもしれません。


(標準は★3です)

やはり実食前のイメージ通り、「ぶぶか」をレギュラーサイズに圧縮したような一杯だったんですが、取り分け顕著な差を感じたのは、固形具材が皆無という点。しかし、希望小売価格は税別180円なので、それを踏まえた上での総評です。まず味の方向性としては、「ぶぶか」が好きな人は素直に楽しめるでしょう。そしてカップ麺としては油そばらしく、比較的ヘッヴィィな分類に分けられるのですが、油そばの雰囲気が気になる…という初心者でも馴染み易く、それでいて油そばの雰囲気を掴めるだけの要所は押さえてあったので、まさに油そばの入門編として誂え向きな一杯だと感じました。まさに、メーカーの狙い目にドンピシャな仕上がりですね。人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、自分としては非常に好印象な一杯でした。具材の弱さは寂しかったけど、ふりかけやマヨネーズで味に単調なイメージは感じられなかったし、大盛ではなかったことが功を奏し、むしろ普段の「ぶぶか」よりも自分としては印象が良かったんですよねw もしオープン価格の廉価版としてリリースされていたら、もっと高く評価したかったのですが、私の取得価格は税込105円という安さだったのと、一般的な取得価格の平均も130円をオーバーするケースは稀だと思うので、このような評価としました。油そばは大盛じゃい! という人にはネガティブな一杯になるかもしれませんがw 本家「ぶぶか」の取得価格は基本的に200円オーバーがザラなので、ほぼ半額で捕獲可能なコイツのコスパは侮れないと思います。目下の懸念といえば、具材の無さを許容できるかどうか、そのくらいだったので、油そばの雰囲気を何と無く確かめてみたい人、また大盛は苦手…という人は、これを機に油そばデビューしてみてはいかがでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

明星 焼豚だれ油そば (1コ入)
価格:170円(税込 / 送料別) (バラ売り)
@爽快ドラッグ (税抜1,900円以上で送料無料)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

明星 焼豚だれ油そば 112g 1ケース(12食入)
価格:1,854円(税込 / 送料別) (ケース販売)
@プラスワンショップ


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日清食品「日清のどん兵衛 肉そば」



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今回の冒頭ネタは、キリンの新商品「一番搾り 京都に乾杯」です。以前、同ブランドから「京都づくり」が発売されていましたが、以前の「飲み比べセット」に入っていた「北海道」「仙台」「取手」「横浜」「名古屋」「滋賀」「神戸」「岡山」「福岡」の9工場以外は「○○に乾杯」というネーミングに変更されたようですね。「京都づくり」は前にも飲んだことがあるんですけど、体感的なニュアンスにも目立って大きな変化は…いや、前より少しアタックが弱くなったかな? とりあえず基本の路線は、「一番搾り」らしい方向性にあるのですが、本家よりも甘味が控えめで、少し酸味にスポットを当てているような印象でしょうか。すっきりとした飲み口が華やかさの演出に繋がっていて、取り立てて目立った癖も感じられない為、こってりとした料理から淡白な刺身にまで、また昼夜の時間帯や、食前食後などのシーンを問わず、幅広い状況に対応してくれる柔軟性が魅力だと思います。やや没個性な印象は否めないものの、それだけに人を選ばず、また日本のピルスナーとしての水準は、無難に終わらせない。京都らしく上品で、淑やかな一番搾りでした。


さて、本日の一杯は、日清食品の「日清のどん兵衛 肉そば」です。うどんからは頻繁に変わり種の新商品がリリースされているのですが、蕎麦の新商品は久しぶりですね。でも…テーマが超無難なイメージw どん兵衛には既存の通年商品に肉うどんがあるのと、自分は食べたことがないんですけど(っていうか実際に見たことすらないかもしれない…)「豚ねぎそば」という製品もあるんですよね。一応、メーカーのニュースリリースでは、「『日清のどん兵衛』の人気メニュー『肉うどん』のおいしさを “そば” でもお楽しみいただける『日清のどん兵衛 肉そば』を」との記載があったので、どん兵衛の肉うどんを意識しているようです。でも言われてみたら鴨じゃなくて牛肉がトッピングされている蕎麦って、あんまり食べた記憶がないかもしれない…あ、辣油蕎麦ならメジャーな具材か(こいつに任せて大丈夫なんですかねw)一応、メーカーのホームページにある製品情報を見ながら原材料を比較してみたところ、「肉うどん」とも「豚ねぎそば」ともスープの構成は違っていたので、うどんと蕎麦を単純に取っ替えただけではないようです。一見すると普通に美味しい(★3)オーラマックスなんですがw なにかサプライズがあるといいなー。




・・・!!

つゆは、「だしのうまみに牛肉の風味をきかせたつゆ」とのこと。まず牛肉の風味を効かせたとのことなんですけど…ポークですねw 一応、具材の牛肉から染み出てくる風味がある為、牛肉の旨味が皆無というわけではないんですが、動物系の原材料はポークエキスのみで、ビーフ系の素材は使用されていません。小袋も液体スープは付属しておらず、粉末スープ1本なので、こってりとした牛脂のコクや、それっぽい風味なども感じられませんでした。ベースはルーツに「どん兵衛」を感じる出汁の風味が核となっていて、鰹の旨味が中心の関東風。それなりに醤油のキレもあったんですが、どん兵衛の蕎麦は根っから関西派の自分でも素直に楽しめる出汁の力強さがあったので、これなら東西を問わず素直に楽しめる味なんじゃないかと思います。ただ、関西舌の自分としては、ちょっと醤油がキツかったので、単体では飲めないかなぁ…それに、牛肉の風味を推すのであれば、もう少し牛の個性を感じたかったです。とは言え、単純に味としては間違いのない美味しさでした。

は、「すすり心地のよい真っすぐなそば」とのこと。うん、どん兵衛の蕎麦は相変わらず秀逸ですね。エースコックの力強いワイルドな蕎麦や、東洋水産のインスタントらしい緑のたぬきとも違う、日清食品ならではのストレートで上品な蕎麦です。鰹の効いた蕎麦つゆとの相性は申し分なかったし、やまいも粉などが練り込まれていないので、蕎麦の香りがストレートなんですよね。個人的にはヤマイモパウダー入りのインスタントらしい蕎麦も大好きなんですけど、本格さで言えば、油揚げ蕎麦の中では現状だと日清食品の上を行くメーカーはいないでしょう。

具材は、「うまみたっぷりの牛肉、ワカメ、ネギ」とのこと。え、いや、ちょっ…え? わかめ?!w と、とりあえずメインの牛肉は後回しにしてですね…わかめですよ、わかめ。えーっと…メジャーなんですか? 牛肉をトッピングした蕎麦 with わかめって…だとしたら、今ちょっと恥ずかしい私なんですけどw 自分としては、そもそも牛肉+わかめという組み合わせ自体が親しみのないものだったので、少し驚いてしまいました。たしかにパッケージの写真にも映っているのですが、色の悪い 大きめのネギかなぁ…なんて思っていたので、地味にサプライズw で、結果的に相性が抜群によかったかと言われたら…うん。いや、うん…w まぁ普通…だったんですけどねw それなりに量は入っていたものの、エースコックわかめほど強烈な存在感ではなく、立ち位置としては脇役です。ただ、牛肉よりは目立っていたw と言うのも、今回の牛肉…なんか、ちょっと臭い。牛の臭さとかではなくて、風化しているような後味の悪さというか、加工品ならではの癖というか…うーん、どん兵衛の肉って、こんな感じでしたっけ。一応、最近のリニューアルで「カレーうどん」にも使われるようになった「大豆ミート」という大豆たん白を主原料とした加工品ではなく、本物の牛肉ではあったものの、サイズは細切れで量も少なく、後味の悪さがネガティヴで、肉そばを冠するには頼りない具材だと感じてしまいました。


(標準は★3です)

This is “WAKAME-SOBA” experience…(これは「わかめ蕎麦」ですw)安定の蕎麦つゆに完成度の高い蕎麦という組み合わせから、結果的に不味いわけではなかったので、暫定的に総評は及第点としたんですけど、肉そばという割に気合の感じられなかった肉具材に、牛肉の風味を効かせたと謳う割に個性の感じられなかった蕎麦つゆ。で、なぜかサプライズわかめw と、実食前に感じていた無難な印象とは裏腹にカオスな製品でしたw 前述で暫定的にと書きましたが、単純に味だけで言えば、普通に美味しかったんですよ。ただ、「肉そば」というコンセプトを踏まえると、安心感の得られた味のクオリティを差し引いても、厳しめに見ざるを得なかったかな…と。そんな思いから、少し評価を下げました。実際、わかめの存在感は「わかめ蕎麦」ってほど目立ってはいなかったんですけど、自分の中では意外な取り合わせというインパクトが強くてw 妙に印象が強烈だったんですよねw それから牛肉の質にも疑問を感じてしまった為、もうこれは「わかめ蕎麦 with ちょっと牛肉」で、いいんじゃないかと。単純に味としては満足できる内容かとは思いますが、タイトルの「肉」に期待してしまうと、なんかコレ違う…と、なってしまうかもしれません。

※(06/20)追記:わかめは「日清のどん兵衛 肉うどん」にも入っていました ←

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【企画品】日清のどん兵衛 肉そば (1コ入)
価格:187円(税込 / 送料別) (バラ売り)
@爽快ドラッグ (税抜1,900円以上で送料無料)


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日清のどん兵衛 肉そば 81g×12個【1個あたり135円】
価格:1,749円(税込 / 送料別) (ケース販売)
大楠屋ストア


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東洋水産「マルちゃん 縦型ビッグ うどんが主食 讃岐風うどん」



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今回の冒頭ネタは、キリンの新商品「一番搾り 大阪に乾杯」です。いやぁ、さすが大阪ですね。まずパッケージなんですけど、大阪では…もとい、関西では知らない人のほうが少ないと言っても過言ではない、吉本新喜劇の座長すち子さんが居らっしゃるw で、調べてみると、公式の動画(すち子、「大阪に乾杯」に笑い注入!)までありましたよ。すち子さんと松浦真也さんが、ビールに “笑いを注入” しておりますw ネタなのか、ガチなのか…いや、ガチですねコレは。さて、拙いレビューと参りましょう。まずアルコール度数は通常の一番搾りよりも高い6%に設定されているのですが(「お得感」にこだわる大阪の府民性に合わせての仕様らしいw)度数の割に口当たりは滑らかで、意外にもスムーズな飲み口。大阪のオバタリアン的な我が強い勢い任せの ワイルドなビールなのかと思いきや、インパクトの強い大阪のオバちゃん言うても実際に大阪で暮らしてみたら案外そうでもないねんで? みたいな。でも、しっかり個性派なんです。密度があって濃厚なのに、重た過ぎない。ファーストインプレッションでは苦味のジャブを仕掛けてくるんですが、すぐに後を引き、続けて甘く撫でてきて、そのまま芳醇に広がります。ブラボーホップの恩恵か、後味にはフルーティで爽やかな余韻が残り、アルコール度数6%にも関わらず、目立ったアルコール臭は感じられません。大胆かつ洗練されたイメージで、頼り甲斐のある力強さと穏やかな優しさを兼ね備え、ファールトインプレッションから余韻にかけて流れるように移ろいゆく表情の豊かさ…いやいや、ちょっと笑っちゃうくらい美味しいですww 単体でも楽しめるし、刺身から粉もんにまで合いそうなポテンシャルの高さ。大阪にお住いの方は勿論、ビール党は試す価値ありですよ。


さて、本日の一杯は、東洋水産の「マルちゃん 縦型ビッグ うどんが主食 讃岐風うどん」です。最初、「うどんが主役」という東洋水産の新シリーズかと思っていたんですが(そもそも漢字を読み間違えていた件w)食べログで超有名な「うどんが主食」というレビュアーさんが監修したカップ麺だったんですね。ただ、つい最近のことなんですけど、週刊文春に取り上げられ、そのことで読者の方々に誤解を与えたとして、今後友人のお店は一切レビューしないとの記載が食べログにありました。週刊文春に取り上げられた事件の真偽だったり、うどんが主食さんの今後についてなど、私としては正直あまり興味がないので(すいません)今回のカップ麺は単純に、ひとつの和風カップ麺としての完成度を評価したいと思います。あまり興味がないと言ったそばからアレなんですけど、うどんが主食と自ら名乗っているくらいなので、そんな大物が監修した製品となれば、かなり期待しちゃいますよね。





つゆは、「鰹と昆布の旨味に煮干しを強く利かせた、讃岐風のうどんつゆ」に、「別添特製つゆ」付とのこと。いやぁ…ちょっとコレは唸ってしまいましたよ。兎にも角にも印象的だったのは、本丸の出汁。まず攻めの姿勢にあるタテの魚介感を煮干が担い、サイドから脇を固めるかの如くヨコの魚介感を鰹が演出。それを包み込むように昆布の旨味が全体を纏め上げ、それぞれが三位一体となって構成された分厚い臨場感のある味わいは、まさに出汁のジェットストリームアタック。そして醤油の主張ですが、含有量は最も多いように記載されているものの、あくまでも香り付け。かなり出汁が秀逸だったので、醤油の主張が激しかったら、折角の出汁が勿体無い仕上がりになり兼ねない…と、感じてしまう関西舌の私には非常に好印象な効かせ方でした。それでいて、兎にも角にも出汁が濃いので、醤油よりも出汁に重きを置いている関西風の和風つゆが好みという人は勿論、つゆに力強さを求めている人でも素直に満足できそうな、力強くて濃厚な太い味わい。ここまで本格的な出汁の濃度を打ち出されてしまったら、私の中にあるカップ麺の標準値メーターが狂ってしまいそうですよ。和風カップ麺って化学調味料に頼りがちな印象も強かったんですが、今回は荒削りで力強いワイルドな出汁の旨味を先行して感じたので、取って付けたような薄っぺらい仕上がりではなかったことに好感が持てました。

めんは、「コシが強く歯ごたえのあるうどん」とのこと。風味は「赤いきつね」の流れを汲んでいるのですが、どんぶり型の油揚げうどんよりも自己主張が強く、ルーツに「本気盛」を思わせるような力強さを感じます。おそらく、「マルちゃん 縦型ビッグ 濃厚ごま担々うどん」に使われていた油揚げ麺と同じ麺でしょう。どん兵衛のようにモッチリとした粘り気のある弾力よりも、コシの強さと歯切れの良さを意識してるような印象で、なかなかに無骨な面持ち。油揚げ麺特有の風味も手前にあり、取り分け甘味を強く感じました。ただ、しっかりと力強い濃厚な和風つゆが、自己主張の強い麺を見事に飼い慣らしていて、じゃじゃ馬に独り歩きするような嫌いは全くと言っていいほど感じられません。油揚げ麺らしい油揚げ麺ではあるものの、これも赤いきつねに通じるノスタルジックな印象として評価できると思いますし、タテ型どん兵衛なんかでは気なっていた調理後のムラなども気にならず、現状の東洋水産が手掛ける油揚げうどんとして、上出来の仕上がりだと思います。

具材は、「小えび天、たまご、かまぼこ、ねぎ」とのこと。まずメインの小海老天なんですが、ご覧の通り数え切れないほど入っています。で、よくある “海老風味の揚げ玉” ではなく、 “本物の小海老” が天麩羅にされているんですよね。おめめ見えるでしょw 最初からカップの中に入っているので、お湯を注いで5分後には衣がフヤフヤになってしまうんですけど、小海老に衣を付けて丸ごと揚げている為、海老殻の歯触りと芳ばしさが絶大な存在感を保証。本物の海老を使用しているので、出汁の一端として旨味にも寄与している仕事ぶり。まさに、超弩級のメイン具材でした。そしてタマゴも赤いきつねに入っているような不自然で違和感のある謎タマゴではなくw(アレちょっと苦手なんですよ…)ふわふわとした口当たりの良い自然な食感の優しい掻き玉で、彩の良いネギも大きめカットが好印象。かまぼこは赤いきつねに入っているのと同じだと思うんですが、これ地味に美味しいんですよね。写真では重なったりして隠れちゃってますけど、数えたら7枚も入ってました。


(標準は★3です)

「うどんが主食」と豪語しているだけのことはあって、ひとつのカップ麺として単純に評価しても、その完成度は凄まじいものでした。油揚げ麺の雰囲気こそ好みのターニングポイントになるかもしれませんが、麺の無骨な印象を全くネガティブに感じさせない出汁の力強い旨味に、それも化調に頼ることなく、荒削りの魚粉をタップリと使って演出していたことと、ただ煮干や鰹節の粉末を大量に入れているだけの浅はかな作りではなく、昆布を重ねることで出汁の相乗効果を図り、太く分厚い力強さに加え、奥行きのある繊細さも兼ね備えていた味わいには、思わず唸ってしまいました。さらに、圧巻の具材構成ですよ。存在感の絶大な小海老天は、つゆの出汁としても寄与していて、丸ごとを小海老を揚げたリアルな質感から、もちろん単体の具材としても高く評価できます。タマゴとネギ、かまぼこで見た目の彩も良く、どこにケチをつけたらいいのか、目立った落ち度は皆無と言っていいほどの一品でした。柚子や餡掛けなど、そういった個性でインパクトを演出するのではなく、まさに出汁が命の硬派な和風カップ麺として、歴史に名を残すほどの完成度だったと思います。前述したネガティブな一件で、うどんが主食氏が今後、カップ麺の製造に着手してくれる可能性は低いかもしれませんが、ひちカップ麺ファンとして、是非とも続編の開発を検討してもらいたいです。小海老天が気になる、出汁の効いた和風カップ麺が好き、という人は、絶対に食べておいたほうがいいですよ。あ、でも自分は今回、讃岐風が何たるか…という部分に関しては、あまり拘らずに食べてしまったので、そこらへんのニュアンスについては…ノ、ノーコメントでw


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© Posted by taka :a
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